FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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女王と筋肉 その一

 皆さんこんにちは、ノンケ(同人の魔女)です。

 前回は……メドゥーサさん「覚悟は出来てるか?」 ホモ君「俺は出来てる」 大体こんな感じ。型月主人公なんて覚悟決まっててなんぼって所ありますし、それが悪い事とは言いませんが、だからと言ってあんまりキマリ過ぎても唯の某オサレ漫画の薙刀ハゲみたいになるだけなのでもうちょっと一般人らしくして?

 

>――メドゥーサ、デオン出発の後に貴方達はネロと共に出陣。ネロの大号令により歩みを進めたローマの軍勢は、劣勢など感じさせない程に気勢を上げ、目的地であるガリア遠征軍、本陣に辿り着いていた。

 

「……凄い規模ですね」

「余の軍勢の半分以上をここに割いている。ここで勝利するのは、ガリアという要地を手に入れると同時に、連合首都侵攻での敗北から続く悪い流れを断ち切る意味もある。絶対に手を抜くわけにはいかぬ。お主らカルデアの戦力も当てにさせて貰おう」

 

 ガリアと名の付く場所は大抵要所って、某異世界召喚の走り、ピンク髪ツンデレ使い魔になったら伝説になった件、でも言われてますし。え? タイトルが全然違う? なんのこったよ(すっとぼけ)

 

「――ったく、漸く来たか皇帝陛下。遅いよ」

「おお済まぬ! その分、強力な味方を連れてきた故、許すが良い」

「強力な味方って……そこに立っている子達の事だよね。確か連絡にあった」

 

>本陣に到着し、最初に出迎えたのは……緋色の髪の女性だった。翠の瞳は力強い輝きを宿し、皇帝であるネロに対しても、全く退かない。それだけで、一兵卒ではないことが伺える。

 

 第一再臨じゃないやん?! 第一再臨のブーディカさんを見たかったからこのゲームやってたの! 親方に……あ、すいません冗談です。別にそこまで拘りないです。なんならこの第二再臨が一番好きです(大胆な告白)

 

「うむ! ここに居るのはどれもこれも一流の戦士ばかり! 万の軍勢に匹敵する援軍だぞ! 褒めるが良い!」

「ふーん。まぁ期待させて……一人だけ凄い顔の子がいるけど」

 

 ブーディカさんにまで弄られるのか……(困惑)

 

「えっ? 大丈夫、この子。闇とか背負ってるみたいな顔してるけど」

「ん? いやそこまで恐ろしい顔しておるか?」

「かー、コレだからネロ公は……あのね。普通に過ごしてたらね、ここまで迫力の有る形相になる訳ないじゃないの。絶対なんか、酷い目にあってああいう覚悟の出来た顔をね」

 

>そんな言われるような経験も何も無いのだが。心配されているのは分かるのだが、しかしながら顔について言われるのは色々と……悲しくなってくる。宿命と考えてもう割り切るしかない気がした。

 

「ったく、確かに頼りになるかもしれないけど、それはね、危うい橋を渡ったりして出来たもんで、頼りにしちゃあいけないんだよ、本人の為にも」

「うぬー、そうなのか実際?」

 

>全く身に覚えがない。悲しさと申し訳なさが同居し、もう限界になって崩れ落ちた。何をどういえば良いのだろうかと。視界の端で、ジャンヌ・オルタが心底愉快そうに笑っているのが見えた。殴りたくなった。

 

 闇背負ってるまで言われてホモ君がガチ泣きしております。滂沱の涙を流しております。再確認しますが、本造院君はあくまで普通の家庭で生まれ、御母堂から叱られてボッコボコにされている普通の男の子なんです本当に。信じてあげて……

 

「……ホラ! やっぱり泣いてるじゃないの!」

「やっぱり闇を背負っておるのか!? よ、余の配慮が足りなかったか!?」

「えっと……大丈夫です。特に闇とかは背負ってません。悲惨な事とか無いですから大丈夫です、幼馴染の俺が保証しますよ」

 

 藤丸君ナイスゥ……!(本音) ナイスゥ……!(二重の本音) 頼むからホモ君の悲しい過去説を保証して上げて……! あっ、間違えた(仮面のはがれる音) 払拭して上げて……!

 

「えぇっと、その顔は……えっと、生まれつきで」

 

>えっと言う顔をされた。両親と全く似てないのは自覚していたが、それが赤子の頃からだったというのも笑い話でされて、自分もゲラゲラと笑っていたのを思い出した。過去の自分、今はその顔で余りにも悲しい思いをしてる、覚悟しておけと思ってしまった。

 

「まぁ、その顔の所為で色々弄られたり、誤解される事も多いですけど……悪い目には有って来てませんから。友人も、多いですし。はい。此奴は大丈夫ですよ」

「あー、そう、なんだ……ごめん、その、変に誤解してたみたいで……」

「うむ。正直何となく余は気が付いてた。その上で楽しんでしまった」

 

>>気にしないでください……

>>男は涙を見せぬもの

 

 ホモ君も泣いてるんですよ!(矛盾精神) そういう事は止めてあげて! この顔のネタは多分第七特異点まで擦られるだろうなと思ってしまいますねぇこんな調子だと。そろそろ顔整形した方が良いまである。医神殿に頼む?

 

>大丈夫だ、問題ない。と全力で自分に言い聞かせて立ち上がると、代わって目の前の女性が自分に向けて頭を下げた。

 

「――本当にゴメン。変な心配しちゃって」

「うむ。その詫びに、この大戦が終わり次第にでもお主を我がローマ帝国に正式に仕官させようではないか。余の太鼓判を添えてな?」

『あのー……我が家の人材の引き抜きはおやめください陛下。大切な仲間なので』

 

 隙あらば自軍強化しようとする皇帝の鑑、ちなみに皇帝陛下に仕官して戦うルートもあるぜ! BADEND確定だけどな!(一敗)

 

「ぬ、ならば姿見えぬ魔術師。お主が我が王宮に務めるか? お主ら、丸ごとカルデアを手中に収めるのもやぶさかではないぞ? そこな小動物は……余自らが可愛がってやっても良いぞ?」

「フォッ!?」

『いやぁ、光栄な事ではあるんですが……王宮勤めなんて、今更どの面を下げて、という話で、あははははは……』

 

>ロマニは現代に生きる人間なのに、まるで王宮に務めたかのような言い方。この咄嗟の会話への合わせ方、なんという詐欺師。余りにも自然体過ぎて、事実を知らなければ疑う事すらしないだろう。貴方は戦慄した。ロマニの口の上手さに。

 

 嘘ではないんだよなぁ……(号泣) でも今はこんな最序盤ですから言えませんねぇ!

 

「ぬ? どこぞの国で失態でもしたか? これほどの人材を失態一つで手放すとは何とも愚かな国主な事だ……安心するが良い! 余は寛大だ、何を抱えて居ようと、見事働きで示せば気にも留めぬ」

『ええと謹んで辞退申し上げます皇帝陛下……それより、彼女は?』

 

>なぜか貴方の顔弄りの流れになって居たが、そもそも目の前の女性の事すらマトモに紹介されていないという可笑しな状況に、漸くロマニが待ったをかけた。それを受けて一瞬きょとんとした表情を浮かべた女性は、はっ、とその事に気が付いたようだった。

 

「ごめんごめん! そう言えば自己紹介もまだだったね! 私はブーディカ。このローマ軍で、まぁ……将軍をやってるんだ。宜しく」

 

>そう言って差し出して来た手を、貴方は握り返した。続いて立香、マシュと、カルデアのメンバーと順に気さくに挨拶を交わしていく。因みにジャンヌ・オルタは挨拶を返さなかった。

 

 という事でこのセプテムのキーパーソンの一人。ブーディカさんです。ネロちゃまとは因縁というか、『お前ふざけんなよ……じゃあ死ね!(直球)』的な憎悪を抱いても仕方のない関係ですが、そんな血なまぐさい人では無く皆のママです(食い気味) ママです(強調) カルデアに来るとママが増えるからね、皆もカルデアに来ようね(喧伝)

 

「それで……えっと。あと一人将軍が居るんだけど」

「――おぉ、戦場に進み出た闘志の者達よ。喜びたまえ、ここは無数の圧制者に満ちた地獄の一丁目! 嵐の如き、比類なき圧制が集う悪逆の災害に今、立ち向かうなら。反逆者達よ、手を取って立ち上がろうではないか!」

 

>そんな風に挨拶を交わす自分達の前に……もう一人。

 

 こ、この力に満ちた頼もしすぎるお声は……! 間違いありません。えー、反逆者の皆様、及び全国筋肉マスター、及びアッセイ! されたい圧制者の皆様方、お待たせいたしました。トップクラスの筋肉のエントリーです!

 

「その一人が、そこの逞しいのなんだけど。珍しいねぇ、スパルタクスが誰かを見て喜ぶなんて……いや、正確に言えば、喜んで、それでも襲い掛からないなんて」

「お、襲い掛かる!? ですか!?」

「大丈夫だよ。この距離でも襲い掛からなきゃ、コイツはね」

 

>逞しい。そんな言葉では生ぬるい。その男は正に……筋肉(マッスル)であった。力強さを具現化したしたような、太く、ナチュラルな肉の鎧に覆われた手足。にこやかな顔。余りにも印象に残るポイントしか存在しなかった。

 

「……ど、ドクター、この人は……」

『あぁ、間違いなく筋肉(マッスル)だ。間違えた。サーヴァントだ。反応からそう出てる。そうであって欲しい……』

 

 ドクターが早口で大分やられているようですが気にせず行きましょう。という事で此方のお方が全世界の待ち望んだ反逆者、煮えたぎる闘魂、ミスター圧制者ぶっ殺すマン、スパルタクス、バーサーカーのエントリーだァアアアアア!

 

 と言った所で今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 




私はエミヤママが一番好きです(初代大好き並感) でもエレナママも好きです(聖杯レベル100並感)

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