FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

119 / 271
女王と筋肉 その二

 皆さんこんにちは、ノンケ(くろまく~)です。メカエリちゃんとかお前ホントそういう所やぞ。覚悟せいや。

 前回は男性の皆様大好きサーヴァントのブーディカママ、男性の皆さま大歓喜のスパルタクス先生がご登場しました。特にスパルタクス先生はSINでファンが激増したと聞きます。お前らも、好きだろう? 俺は大好きSA☆

 

「親愛なる精悍なる反逆の勇士たちよ、その喉を剛と震わせ、この圧制無き自由なる青空にその名前を叫ぶ時だ」

 

>――余りの迫力に、全員が度肝を抜かれていた。見た目もそうだが、言う言葉も何か重みというか、狂気というか、何かが全員を圧倒していた。しかしながら……貴方は確信していた。この人は心地よい好漢だろうと。

 

「え……何を言ってるのコイツ?」

「え?『仲良くなるためにも、先ずは自己紹介からお願いできるでしょうか』って言ってるじゃん。藤丸立香です、宜しく、スパルタクスさん!」

「レオニダスです! 貴方の様な屈強な戦士と肩を並べて戦えるなら、心強い!」

 

>>本造院康友です。宜しく!

>>本造院康友だ。共に戦おう、友垣よ。

 

 どうして理解できてるんですか(戦慄) 本来スパルタクスさんの言葉って、一見理性的カッケェ! とか思ったら『圧制者みっけ、いっただっきまーす(殺意)』に全部結びつくので会話が成立しぬぇ!

 

「若き反逆者、圧制者なれど反逆者、圧制者の血を引けど身心では反逆者、うむ! 頼もしき援軍である! 共に、圧制者を退けようではないか!」

「アンタ等何を聞いてんの!? おかしいんじゃないの!?」

「最も反逆の濃い香りを漂わせる君よ、その名を我が前に語ってくれたまえ」

「分かんないって言ってるでしょうが! ていうか何? 匂いって臭いって事? 焼くわよ? ガリガリに焼くわよ?」

 

 最も反逆に近いっていう事でしょうか。まぁ生きながらにしてルーラーに反逆してるようなもんだし、そりゃあ反応もしますか……(諦観)

 

「……す、凄い方ですね」

「フォーウ……」

『でも彼のクラスは、この万能の目を……以てしなくても分かるか。うん。間違いなく彼はバーサーカーだよ。予測しよう、狂化ランクはEXだ』

 

>マシュは完全に圧倒されていた。フォウ君も呆然とした。とはいえ悪い人ではないのだし、きっと分かってくれるだろうと思っている。狂化ランクも、そこまで高いものではないだろう、万能の目も、意外に曇っている時もあるのではと思ってしまう。

 

 ここに関してはさすダ・ヴィンチなんだよなぁ(正解) この人は基本、言葉と同じように理性的に見えてずっと『(息の根を)止めたくなりますよなん、圧制者』っていう一種マシーン的な思考に基づいているのでマジで普通に突拍子もなくマスターに反逆とかするっていう。

 

『まぁ、どんなサーヴァントであるとはいえ、この時代の……人理側に着いてくれるサーヴァントが居るっていうのは、とてもありがたいね』

「ん? 圧制者かな?」

『イエー、イマセンヨー、圧制者イマセンヨ―』

 

 こんな感じです。何か圧制者の匂いを僅かにでも嗅ぎ付けると速攻で反応してくれるような特技を見せてくださいます。一遍、圧制者っぽくない為政者サーヴァントを集めて圧制者ポイント測定をして頂きたいと思う位です。

 

「まぁ、こんなんだけど頼りになる男だからさ。心配しなくても大丈夫大丈夫」

「えぇっと、見かけからしてとても頼りになると思う方だとは思いますけど……」

「それはそっちもね。姿の見えない魔術師率いる組織は、ネロ公から物凄いお気に入りだっていう……ねぇ?」

 

>そう言って、ブーディカが先程から黙り込んでいるネロに声をかけた……のだが、全く反応がない。何故か顔を顰めて、近くの木箱に手を付いていた。

 

「……」

「ネロ陛下?」

「うむ。済まぬ、少々と、頭痛がな……案内は任せる。兵士たちへの声かけは、後でやる故、収まったら……」

「あーはいはい。やっとくから、休んでおきな。無理しないでよ皇帝陛下」

 

 おぉっと、ここでネロちゃまがフェードアウト……あと、コレは気のせいかと思うのですがブーディカさんが、若干ですが態度が優しいというか。結構複雑な感情がいっぱい気持ちして(複雑な乙女心)二度とこの世界に居られないようにしてやる(一転攻勢)的な態度だっていうのに……

 

「……ネロ陛下は、どうなされたのですか?」

「んー、ちょっとね。もう少し前まではあんまり酷くなかったんだけど……その辺りも含めて、ちょっと話をしようかな……そっちの魔術師さんも、気になる事があるんでしょ」

 

>そう言ってブーディカはスパルタクスに一言二言言葉をかけてから、野営地の端にある天幕に向けて歩き出した。此方へ来いという事だろう。貴方と立香は互いに顔を見合わせ……その後に続いて歩き出す。

 

 やはり色々とカルデアがここに来るまでの流れが違う故なのか、人間関係にも変化がありますね。ブーディカさんとネロちゃまとかもその例なのかな? そういう変化ええぞ! ええぞ!(欲しがり見所さん)

 

>天幕に入り、ブーディカは中に置かれていた適当な物の一つに腰を下ろし、貴方達にも適当な所に腰を下ろす様に促した。

 

「――さぁて、そっちの魔術師さん。さっきこそこそなんか言ってたよね」

『……聞こえていらっしゃいましたか。ブリテンの勝利の女王、ブーディカさん』

「勝利の女王って……ちょっと大げさだよ。私、後の人達からそんな風に呼ばれてるんだ。なんか気恥ずかしいな」

 

>そう言って顔を若干赤らめるブーディカ。貴方はその名前に特に聞き覚えは無かったのだが、そう言うという事は、この人も……

 

『貴方のクラスは?』

「一応ライダー、って事になってるよ。死後にこんな()()なんて呼ばれて、持ち上げられて、滅ぼすと誓ったローマに付くことになるなんて……思わなかったかな」

 

 このちょっと照れとヤレヤレが混ざった感じの顔本当に好き。本当になんでも『しょうがないなぁ……』って言って許してくれそうな顔してる。ん? 今何でもするって……本人が言ってないだろいい加減にしろ!

 

「ブーディカ、さん……なんだろう、どっかで聞いた事がある様な……」

「ネロ公には詳しい? そこの……えっと」

「藤丸立香、です。一応歴史の授業でネロ・クラウディウスについては、必要だったので結構勉強は、しました」

「立香ね。おっけー。で、多分その時に聞いたんだと思うよ、私については」

 

>ブーディカの視線が、立香の……正確には、立香の方から聞こえたロマニの声の方向に向いた。それに促されるように、今度はロマニが口を開いた。

 

『彼女はネロ・クラウディウスがローマを治めていた時代の、ブリタニアの女王なんだよね。そして……とある事情から、ローマに対し大々的な侵略を……その』

「気を使って貰ってゴメンね。うん、まぁそんな感じで。ネロ公の事を教わった時に私の事を教わったんだと思うよ」

 

 因みにここでは結局最後まで出なかったので捕捉すると、ブーディカさんはネロちゃま率いるローマに、ガチでゴブリンスレイヤー味溢れる仕打ちを受けた事があります。そりゃあ恨んでも仕方ないんだよなぁ……

 

「ふーん? それなら、随分とここの派手な奴らには……抱えてるモノがあるのね」

「オルタさん……!」

「いいよ。実際そうではあったから……でも。でも今だけは、そういう恨みとかは、忘れる事にしてるんだよ。それこそ、神々に誓う感じでね」

 

>ブーディカの視線が、天幕の天井に向かう。何かを、思い出すかの様に、遠い何処かを見つめていた。

 

「――さっきのネロ公、見たでしょ?」

「は、はい……アレはもしかして、偏頭痛ですか? ネロの逸話の一つの」

「逸話かは微妙だけど、その偏頭痛だよ。アレはねぇ。ちょっと前に、連合首都に勝負仕掛けた時から、酷くなったんだよね」

 

 因みにBADスキルみたいな扱いされてますけどFGOでは普通に超強力なスキルになってるんだよなぁ……この偏頭痛。

 

「本当に、凄い敗戦振りで……いっぱい、ローマの兵隊が死んで。皆を逃がそうと、アイツは人一倍頑張って、それでも……」

「……」

 

>小説作家の想像力が悪い方向に働いたのか、誰よりも香子の顔色が悪い。貴方も、明らかにぼかした言い方をされているというのに、その声の重さである程度は想像できてしまう……その敗戦の凄惨さを。

 

「余の所為だ、って。敗戦直後は()()()()言って無かったかなぁ……」

『だから、生前の怨敵に協力を?』

「アレを見てさぁ、生前の因縁どうこうを言い出せる程、恥知らずじゃないよ。裏切るつもりもない。最後まで、アイツに付き合おうってね」

 

 ……こう言った部分では、ほんへでのあの事件は起こらないと思えるので、いい方向に働いている……と思っていいのでしょうか。

 今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 

 




ネロちゃまがガチ凹みすれば、女王が義理堅くなる。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。