FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆さんこんにちは、ノンケ(無窮の果て)です。前回とはオルタ違いじゃ!
それは置いておいて、前回はオルタちゃんとスパさんがずっとド付き合いしてました。殴り殴られ、それが人生ってもんでしょう。違う? そう……(無関心) それは兎も角として、スパさん的にはオルタちゃんに思う所もあったような感じもしましたね。
「――見事だ。その心からの一撃、正に叛逆の一撃である。芯に響いたぞ」
「っこの……! まだやろうっての!? 良いわよ、幾らでもやって……!」
>強烈な一撃を貰ってなお、進撃をやめないスパルタクスにいよいよその手に焔を灯すオルタ。いよいよもって焔で直接焼き尽くす手段に打って出ようとした……その時、マシュ達を抑えていたブーディカが動き、オルタとスパルタクスの間に入り込んだ。
「……お見事! 私たちの負けだ!」
「あぁん!? 退きなさいよ、そっちのクソ頑丈な野郎を焼いてやらないと……」
「いいや、ここまで。スパルタクスはもうグロッキー寸前だからね」
えぇ……?(懐疑的) 物凄い足取りしっかりしてますけど、弱ってるとかウッソだろお前www(カテジナさん並感) 追撃しなきゃ(薩摩並感)
「しっかり立ってるようにしか見えないけど!?」
「いいや、コイツは大分無理する奴だからね。引き際を見極めないと厳しい。今立ってるのは、精神と根性の賜物。もう肉体的には限界だよ」
>そう言ってブーディカが見つめるスパルタクスは……全く小動もしていないのだが。本当に弱っているのだろうか。全員が本当か、とスパルタクスを黙って見つめている中、口を開いたのはレオニダスだった。
「……確かに、彼の微笑みから迫力が若干抜け落ちている様に感じますな」
「分かるの?」
「えぇ、長年戦い抜いて来た故に手に入れた勘……の様なものではありますが」
カルデアメンバーの中で一番戦闘経験詰んでるレオニダス王の勘なら信じられる気がする。直感? アレは勘じゃなくて唯の未来予知みたいなもんやし……ええいノーカンじゃノーカン!
「そっか……オルタ! そろそろ終わりにしよう!」
「はぁ!? 冗談じゃない、まだ私は……!」
「これ模擬戦だから! 最期まで行っちゃったら色々ヤバいよ!」
誓って殺しはしてはいけません(KRYUちゃん) 実際模擬戦だからね、ここでキラキラさせちゃったら戦力減っちゃうんだよぉ! え? ほんへじゃこの後消滅させられる可能性があるって? そのフラグ、この俺がへし折る(黄金騎士GARO)
「……っち!」
「まぁでも結果は私達の負けだよ。まさかスパルタクスをここまで削れるなんて、想像もしてなかった……ネロ公の言ってた実力ってのは本物みたいだね」
>ブーディカはそういって、剣と盾を地面に置いた。その直後、周りの兵士たちが一斉に声を上げる。大歓声だった。
「――うむ! 余の目に狂いはなかったであろう! 皆の衆! 見事な戦いを演じた彼らに喝采を!」
皆さんありがとナス! いやぁ皆さんの慰安に貢献できてうれしいなぁ! お前ら最初に香子さん怯えさせたの忘れてへんからな(掌返し) 後香子さん難破したのも忘れてへんからな(根に持つタイプ)
「良く言うよ。急に調子戻したと思ったら、こんな場所設定して、ただの腕試しの積りで外出たら、コレだもんなぁ。断るのも無理じゃない」
「まぁ、そういうな。お主に実力を示し、兵士達の慰安にも最適! 一粒で二度おいしいという奴だな!」
それって不意打ちじゃん(指摘) とはいえ、ネロちゃまの言う通り合理的に皆に娯楽を提供するチャンスと考えれば最適なのでは……?(人情破棄)
「……まぁそういう事にしておいてやるか」
「それに、この現状を打破するだけの実力は、備えていたであろう?」
「まぁ、唯の後方支援とかに回せるような戦力じゃあないのは理解したよ。全力で前線で暴れまわって貰わないとね」
ブーディカさんのお褒めのお言葉ウレシィ……ウレシィ……
まぁ、喜んでばかりも居られませんけれども。さっきの慰安だとか、それを考えると、ここまでしないと現状相当に危ないっていう事でもあります。セプテムってこんな難易度って高かったでしたっけか。
「しかし、スパルタクスは大丈夫なのか?」
「あぁ、傷の直りは早い方だからね。この後の攻勢にも間に合うと思うよ」
「それならば良いのだが……皆の者! 此度の余興は、楽しんでもらえたか?」
>ネロが声をかければ、兵士たちが太く空気を震わせるように声を返す。その様子に、満面の笑顔で、彼女は言葉を続けた。
「うむ! お主達への余からの贈り物、楽しんでもらえたなら、余も嬉しい!」
イエーイ! スキヤキー! ハラキリー! 歓声の仕方が日本を勘違いした外国人なんよ……でもモノホンの外国人のローマの皆さんはよっぽどマトモに歓声を上げてるというね。ネロちゃまの盛り上げが上手いというのもあるかもしれない。
「さて、見て貰えた通り……マシュ、此方へ来るがいい」
「え? は、はい……」
「フォ―ゥ!?」
>そんな歓声が少し収まってくる頃を見計らって、ネロがマシュのその手を取って、自分の眼の前に連れてきて……その勢いで零れ落ちたフォウをそっと貴方が回収した。
「彼ら彼女らは、何れ劣らぬ一騎当千の将ばかりである! この盾の娘など、強さに加え美貌すら重ね備えた、正に伝説に名高い戦乙女の如くである!」
マシュは一回だけ戦乙女に自分の振りされてるからね、実質戦乙女みたいなもんよ。うんうん……そんな戦乙女の後ろにそっと付いてるシグルド気取りの藤丸君は何なんですかねホント。あー……(額が)ヒクヒクしてる。
「連合など彼らの前には案山子の如くなぎ倒されるばかりだろう……将、兵は揃い、機は熟した! 我々は数日中には我々はガリアを取り戻すために、攻勢に打って出る!」
>――一瞬、しんと静まり返った野営地に、直後爆発したかの様な雄叫びが満ちた。天をも貫くかのように勢いに、一瞬マシュがビクッとしたのを察したのか、いつの間にか背後に近寄っていた立香がその背をそっと支えた。
おーぐだマシュやってんねぇ! ちょっと今まで要素薄かったのがいきなりやって来てんねぇ! なんか……暖かい……(確信)
「ローマの要地たるガリアをこの戦にて取り戻した時こそ、我らは嘗ての苦い敗北の記憶を拭い去ることが出来ると言うもの! 我らローマの栄光を取り戻す、絶好の機会、己こそが勇士足らんとその才気を振るえ!」
>ネロの言葉に合わせ、ローマ兵の士気は天井知らずに跳ね上がっていく。彼らの歓声を浴びる紅い皇帝のその背中は、間違いなく皇帝としての威厳に満ちていた。
皇帝特権持ちは実際スゴイ指導者ばっかりだからね。オジさん、ふやちゃん、後……は……なぁ。まぁこれ以上はセプテムの根幹にかかわるのでお゜も゜し゜ろ゜い゜こ゜と゜に゜な゜っ゜て゜来たら改めてという事で、IKEA!
『流石、若き頃は才気に満ち溢れたというネロ帝だ。物凄いカリスマ。けど……その分晩年を知ってるこっちとしては……いや、止めておこうかな』
「ま、アレに負けた身だからね。その有能さは否定しないよ……それにしても」
>ネロの演説には一切反応せず、ジーっと、ジーっと。マシュをブーディカが見つめている。頭のてっぺんからつま先まで。まじまじ、と言うのがピッタリと言ったような感じである。
「どうかなされたのですか?」
「あー、いや。ちょっとねぇ……うんうん、ほうほう、成程そうかぁ……戦ってる時には動きにしか目が行かなかったけど……ふーん、そういう事だったんだ」
ねっとりしている(直球) 嘘だよ(気さく) まぁブーディカさんがマシュに注目するのは、彼女の成り立ちだとか、その辺りに原因があるのですが……まぁ分かりやすく言えば中の人と、彼の認めた子に注目しているというか。
「うんうん。そしたら、私も見てるだけって訳には行かないかなぁ……ネロ公!」
「ん?」
「マシュって子、そろそろ戻してあげな! もう十分士気は上がったろうし、勢いに呑まれて完全に呆然としちゃってるし!」
「……確かにな。これ以上衆目の視線に晒すのも酷か。ブーディカ、後は任せるぞ!」
さて、アイドルとして男共のやる気を煽った(語弊は非ず)マシュちゃん(彼氏付き)がご帰還しまして……直後、ブーディカさんに掴まりました。やっぱりね。
「えっ、えっ?」
「大丈夫、ビックリしたでしょ。ったく、ネロ公は本当に……よし、よし」
更にブーディカさんの胸に完全にホールドされてます。優しく、しかしマシュちゃんが抵抗しても逃げられないように……こうして見ると、結構テクニカルな事してるなブーディカさん。藤丸君も思わず呆然。大先輩みたいな顔してんなお前な。
「あのー……ブーディカさん、一体何を」
「んー? 何て言うかこの子は……この子たちは、かな。妹みたいなもんというか」
「妹……妹ォ!?」
「そ。可愛がりたくなっちゃうんだよねー。そうだ、模擬戦の後だし、お腹減ってるでしょう。折角だし私がご飯作るよ。それなりには美味いからさ、期待しててね」
>ブーディカに絡まれているマシュ、立香。これは放っておいた方が良いな―、とか考えて、貴方はそっと預かっているフォウをマシュの頭の上に返し、香子とどっか適当な天幕を確保しようと踵を返して……何故か貴方も捕まった。
「そっちのアンタも。さっきはちょっと失礼しちゃったけど、なんかほっとけないっていうか、懐かない野良犬見てる雰囲気というか……一緒にご飯食べよ! 折角だし、カルデアのご飯は私が面倒見るよ、うん!」
懐かない野良犬で一面大草原や。完全に哀れに思われててコレは除草剤必須です。とはいえ……まぁ、サーヴァントの皆さんと交流できるならいっか!(脳死)
と言った所で、今回はここまで、ご視聴、ありがとうございました。
ブーディカさんに面倒見て貰いたいです(直球)
「……」
「ん? どしたのスパルタクス……あのつるっとした子がどうかした?」
「彼の者の反逆の意思、未だ確かめられては居ない」
「あの子マスター……ってやつでしょ。別にそんな試す必要は」
「力ではない」
「?」
「意思である。その内に宿る、圧制に抗う……強き意思を、確かめねばならぬ」