FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆さんこんにちは、ノンケ(牛頭天王)です。次のシナリオ、楽しみですね。
前回はデオン君ちゃん視点になりまして、連合首都への潜入作戦が開始されました。手段が脳筋寄りになって居るのは、まぁ……ご愛嬌と言った感じで、一つ。可哀そうだけどコレ諜報活動なのよね。
「――と言った感じで、私以外はその……ローマの客将らしい存在を足止めする為に。急いでくれ! 早く首都にこの情報を!」
「了解だ! 今から門を開ける! 少し待っていろ!」
>――その言葉に頷いた守衛と思われる兵士は、まんまとその第一の門を開け……そして、第二の門に伝えるのであろう狼煙を上げていた。
「急げよ!」
「分かっている! 皆々様に必ずやこの一報をお届けする! 命を賭して!」
……いやぁデカいなぁ(白目) いや、本来の長城のデザインを踏襲してはいつつ、ちょっと装飾はローマ入ってて、そして何よりも本家よりも圧倒的に高いんだよなぁ、城壁が。門も壁もデケェなお前な。
「――……これで、取り敢えず、一番の関門は突破、かな」
>自らに言い聞かせるように、何者にも、それこそ風に紛れてしまうようなか細い声でその兵士……デオンは言葉を零す。走る速さは意図的に抑え、常人の中でも僅かに速いか、程度で進んでいく。
流石にデオン君ちゃん、意図的に能力を下げる辺りは徹底してます。しかし変質したデオン君ちゃんも……美味しそうやな。正にローマの屈強な兵士って格好にしか見えないねぇ、道理でねぇ!
と言った感じでその縛りプレイの影響でデオン君ちゃんの本来のステータスが発揮できないようになってしまっていますがまぁ潜入ですし、ベスト出せるようにね(体の調整)
>――そのまま、特に何の問題もないまま、まんまと偽兵士デオンはその身を連合首都へと潜り込ませたのだ。余りにもあっさりとした、何のドラマも無い成功だが、しかし真のプロの完璧な仕事とは、得てしてドラマも何も生まず、成功に突き進む。
「話は聞いている、孔明様は此方だ!」
「あぁ、直ぐに向かう……!」
完璧な仕事はドラマを生まないっていうの狂おしいほど好き。ドラマが生まれてる時点でどっかミスってるって事ですからね。え? 見所さんとしては? 使い物にならないじゃないか……(発覚)
「(しかし……コレは異常だな。一見普通に見えるのが余計に不気味、というか)」
>誰も疑わず、彼をローマの一兵士として連れていく。しかしデオンは見抜いていた。それが自分の実力のみで為されているという訳ではない事を。ここの兵士たちはまるでそう……何か、取り付かれている様で、自分で思考をしている気がしない。
「(取り付かれているというよりは……熱に浮かされている、という方が近い、か)」
まぁ、ここの市民とか兵士の人達はとある理由からほとんど全員傀儡みたいなもんやし……デオン君ちゃんが変装せずに潜入してもワンチャンバレない可能性がある位には皆案山子みたいなもんです。そういう質では敗戦国寸前の筈のネロちゃまのローマの方が圧倒的にマシっていう。
「――孔明様はこの先だ!」
「分かった、急がなければ……!」
>しかし、それはそれでありがたい。デオンにとって嬉しい誤算だった。そんな連中ばかりなら合わせるのも潜り込むのもさして難しくはない。連れてこられた建物の奥、そこに居る孔明……敵の軍師と目される人物に情報を伝えれば、自分はフリーになるだろう。
ホントかなぁ?(純粋な瞳) 今まで上手く行っていただけあって、揺り戻しが怖い頃なんですよね(RTA視聴済み並感)
「(……とはいえ、相手は征服王の懐刀、とまで評された軍師。サーヴァントとしては当然、知恵者としても十分な警戒を払わないと)」
>決して報告だけでも油断は出来ない。この作戦で最も怖い相手かもしれない。孔明の観察眼が優れているかは分からないがしかし、相手の言葉裏を探るだけの知啓は間違いなく有る。もし僅かにでも怪しまれればそれは……自分の消滅に直結しかねない。
デオン君ちゃんに一切の油断は決してない! と思っていただこうッ!(掌返し) 物凄い警戒しとるやんけ!
「失礼します! 孔明様、お伝えしたい事が――」
「……少し待ってくれ。兵站などの確認が終わってから」
>その時だった。今まで完璧だったデオンに初めて、ミスが起きた。ほんの僅か硬直してしまった。その目の前の男は……明らかに中国人とは思えない肩幅と、背の高さで、黒いスーツ、孔明と呼ばれるべき要素をまるで有していなかった。
あっ(察し) そ、そこか! まさかの孔明の特殊な事情がデオン君ちゃんにダイレクトアタックを!(戦慄) なんてこった、これが孔明の罠ちゃんですか。
「……どうしたのかね?」
「い、いえ……少しばかり、呆然と、してしまい、まして……」
>しかし、デオンもさるもの。その僅かなミスであっても、まるで走りづめて疲労がどっと出てきたかのように、態度を取り繕ってみせる。伝説のスパイの自己暗示を絡めた演技力は尋常ではないのだ。
「――ふむ、疲労しているのかね。であれば少し休憩を」
「い、いえ。それより、も……報告、を」
「そうか? ならば少し待っていてくれたまえ、出来るだけ終わらせて話を聞こう」
それで、孔明さんなんですが……その見た目、黒髪以外は
まぁ、というのもこれにはちゃんとした理由があって、えー此方の方、孔明御本人ではございません。フザケテイルノカァ!? すいません、止めてください……
「(……アジア系の英雄の骨格じゃない。何方かと言えば欧州寄りだ)」
「――良し、ここはこれで……全く、気乗りのしない戦だからと言って好き勝手しやがってアイツは……」
>そのまま、デオンはその男を観察する。黒い長髪、眉間に寄った皺、若干光を失いかけている瞳……疲れているのだろうか、サーヴァントが。
えぇまぁ、以前ちょっと怒りから漏れてしまったんですが、この人はとあるFate作品にて登場したマスター、なんですよね。え? 普通のマスターで軍師を!?(ステーキ並感) とか思った方、違います、サーヴァントなんです。
ここで大量のハテナを思い浮かべた方、まぁ落ち着いて欲しい。このサーヴァント孔明は、非常に珍しいケースなんですよ。孔明本人なんですが、肉体は別人というか。
「こんな物か……それで、報告とは?」
「は……その、首都付近を巡回していた我が部隊が壊滅したのです」
「ほう、敵の侵入という事かね」
「はい、唯……それだけでは無く、敵は我が部隊を、単騎にて壊滅せしめたのです」
>直後、目の前の男の眼の色が変わった。疲れに淀んでいた瞳が瞬く間に理知的な光を取り戻し、デオンを射抜く。何者をも見通す様なその視線に、気を引き締め直した。観察に現を抜かしている場合ではない。気を抜けば、あっと言う間に間者だと見抜かれる。
因みにこの孔明さんの肉体の方ですが、普通に推理物の主人公出来る位には頭が良いんですよね。迂闊な事するとホワイダニットまで丸裸や(戦慄)
「その情報が本当であれば……相手は我らの様な特殊な出自である可能性もある、か」
「(……何処迄兵士が情報を知らされているか、今は定かではない。なら)」
>>異常を発見した故ご報告しました!
>>連合の脅威になると判断し、ご報告しました!
自分の部隊が全滅して『異常』の一言で終わらせるのは流石に無能なんだよなぁ……一見上の方が当たり障りないように見えますが、しかしここでプレイヤーに電流走る(選択肢下)
「――ふむ、ご苦労だったな。その様な敵の情報を取りこぼさなかったのは大きいだろう。必ずやその者には対処する、ゆっくり休むと良い」
>その言葉を聞いて……孔明はその鋭い視線を中空に向けそう告げると、何かしらを思案し始めた。様子を見るに、何とかその視線を掻い潜ることは出来たらしい。しかし胸を撫で下ろす仕草すらせず、デオンは、『栄光に酔いしれる兵の様に』声を上げた。
「いえ! まだ巡回の任は終わっていませんので!」
「そうか。であれば任に励むと良い。無理をし過ぎないようにな」
や っ た ぜ 潜り抜けたな(確信) もうこれで孔明からはノーマークや。チョロすぎひん孔明君!? 伝説の大軍師様もデオン君の前じゃあ形無しなんやなって……(満面の笑み) ムニエル―! ムニエル見てるかー! マリーさんありがとう! フラーッシュ!
「……そういえば、どうやってそのような相手から逃れてきたのかね」
「はっ! 味方がその身を盾にして、私を送り出してくれました! 全ては『皇帝』の皆さまの御為です」
「――成程な。引き留めてすまなかったな。もう行っても構わない」
>孔明の部屋を後にするデオンは、既に次のステップについて考えていた。兵士から適当な……王宮に出入りしているであろう何者かに成り代わり、情報を回収する。その道筋を見つける為の、方策を。
サー最大の強敵、と目されていた孔明もちょろっと突破し、ここからいよいよデオン君ちゃんがローマへの潜入任務をこなしていく行くわけですが……ここで画面が暗転していってこれは……ホモ君の視点に戻ってきましたね。
今回は、ここまでで切った方が良さそうですね。ご視聴、ありがとうございました。
いやー、孔明は強敵でしたね……
と言った感じで、キリも良いので、再びお休みを取らせていただきます。十二月から年明け暫くはまたぞろ忙しくなるので……申し訳ナス!
二月一日までには必ず再開するので、お待ちしていただけると幸いです。
「……連合の脅威になる、か。そう考えたならば、君達は特攻すら厭わないと思っていたのだが……まあいい。上手く利用させてもらおう」