FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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ガリア戦役 その五

 皆さんこんにちは、ノンケ(クソデカ晴明感情法師)です。お前そう言うキャラだからって許されると思うなよ……

 前回は、えっと。まさかの不意打ちを喰らい……伯父上を投入したのってそう言う事かよぉおおおおおお!? お陰で戦線が大混乱に陥りそうです。というか、それだけじゃなくてホモ君の様子がおかしいんですけど、あの、コレ、やらかしましたかね。再走案件?

 

「あぁっ……ぅぇっ」

「月がっ、月がアアアアアアアッ!」

「ろー、ま。しんそ。ばんざ、ざ、ざざ、ざざざざざざ」

 

>ローマ軍、連合ローマ軍、誰彼構わず跪かせる月光の輝き。あらゆる狂気を掻き立て暴き、引きずり出す。それこそが、このサーヴァントの真骨頂。それを今、この場に居る誰もが、否応なしに体験させられている。

 

「っ! イスカンダル、お前!」

「……言い訳はせん。そして、悪いがこのまま押し切らせてもらうとしよう」

 

>そして、そこを狙ったかの如く……イスカンダルの後ろから聞こえる足音。この機を狙って残していたのだろう、此方へと粛々と歩みを進める連合ローマの兵隊たちが。

 

オォオオオオオオアアアアアアアアアア!

 

 しかし酷い。まさか味方諸共巻き込んでの宝具発動とは……どうりでイスカンダルが『気乗りしない』とかいう訳です。でも分かりました。これの提案者はさては怨敵のあん畜生だな? レ/フ死すべし、慈悲は無い。

 とはいえ今は未来のレ/フより目の前の連合ローマです。嫌と言う程理にかなった作戦ですからね。こっちが混乱した隙に付け込むとかクソが(全力投球)

 

『こ、この反応は……前回発動されたアレか! ロマニ、ヤバいぞ!』

『え、何!? あのちょっと待ってね藤丸君……それで、前回発動されたって、あの精神攻撃の!? ちょ、大丈夫なのかい!?』

『大丈夫な訳が無い! 式部、本造院君は!』

「マスター!? マスター!」

 

>咄嗟に、自らを壁として、貴方は香子を輝きから庇う事が出来たが……その代償は当然ながら貴方が支払う事となる。

 

 そして……前回驚きの超反応をして香子さんを奇跡的に庇う事に成功したホモ君ですが、自分自身はダメみたいですね(諦観)あーもう物凄い呻いてますよ。あ、いえちょっと違いますね。え? ちょっとマシになってるのかって?

 

>もはや、貴方の頭の中に、理性的な考えは浮かばない。頭の中に直接電気ショックを流されたが如き衝撃。上げられるのは、ただ獣の如き絶叫のみ。バーサーカーと共に、狂奔の二重奏を奏でていた。

 

 逆に上げている声が余りにもグロすぎるだけなんだよなぁ……寧ろ周りより酷いまでありますあります。クトゥルフチックな叙述が似合うかもしれません。名状し難そう(短借者並感) ジッサイ言語化は不可能めいている!

 

「酷い……マスター、しっかり!」

 

>――意識が、揺らぐ。頭の奥が、軋む。貴方には、目の前の人が一体誰だったかも分からなくなっていく。あらゆるものをべた付く熱量が塗り潰していく。額の角が唸りを上げている気がしていた。

 

『本造院君のパラメーターが……っ! 式部、彼をそこから引き離すんだ! 急いで!』

『待てロマニ! いま彼女が無事なのは!』

『……彼が盾になって居るからか!? ダメだ、下手に動けないじゃないか!』

 

 頭の中までしっかりツキジめいた惨状で草も枯れますねクォレハ……し、しかし慌ててはいけません。こういう時こそ偉大なる兄貴姉貴達の軌跡を見て、心得を学ぶ時。取り敢えずメガトンコインの回を見直してだな……(発狂済み)

 しかし、真面目にどうしようもない状態なんですけど、何か、何か切欠があれば、まだ何とかしようも……!

 

>周辺の敵味方が阿鼻叫喚と叫ぶ。自爆テロにも等しい、破壊無き圧倒的な暴力。もはやこの場の主導権を握ったのは、月光を背負うバーサーカー……

 

「――ヌゥウウウウウウン! 圧制者よ! 汝の圧制を、受け止めよう!」

「っ!?」

「そして汝にも、我が愛を受け止めて貰おう……っ!」

 

>しかし、しかし! その場の支配を、圧制を、跳ねのけてこそと、吼える男が居る。灰色の巨人が、狂気の渦すらはねのけて、堂々と立ち上がって見せる! 故にこそ、彼はスパルタクス、反逆者の英霊である!

 

 粋 ス ギ ィ ! や り ま す ね ぇ ! 

 なんなの? 感動しか生めない英霊なの? 月の光の狂気を跳ね除けるとかオリオンなの? 大英霊なの? 大英雄なの? 大英傑だったわ(誤った三段活用)

 

「っ! 光が!」

『宝具の中で宝具を殴って止めるとか……ったく、滅茶苦茶だなこのマッスルマン。式部、今の内に』

「わかってます……っ! マスター、肩をお貸しします、気を確かに!」

 

 香子さんサンクス……ホモ君もそろそろ回復して欲しいんですけど、光も収まりましたしさぁどうだと思ったけどああこれダメだ。獣みたいな唸り声上げてる。ぐふしゅるるるるとか言ってる。ダメだ。危ない。

 

「マスターは!?」

『ダメだ、パラメータの乱高下が収まってない! あの洗脳宝具、ここまでの威力になるだなんて』

 

>地面から空を見上げながら……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、呪詛を聞いている。考えて理解するのではなく、直接感じ取れる。異様な感覚を、貴方は味わっている。

 

 めっちゃ洗脳宝具喰らっている(恐怖) なんか(狂気に)侵されてるよぉ……! なんか角の輝きまで段々厳つくなってきてますし。こんなに精神攻撃に弱かったのかホモ君は……っ! 耐性つけなきゃ(使命感)

 

『式部、頼む、敵を迎撃してくれ』

「っ……!」

『現状動けるのは君だけだ。本造院君を叩かせる訳には行かない。君に気張ってもらうしかないんだ、頼む』

「マスターを……私が」

 

>自分は何をしようとしていたのだろうか。ごちゃごちゃと考える事が出来なくなった……が、その代わりに嫌にすっきりした頭の中で、一つの答えが固まっていく。

 

>>――敵を討ち果たす。

>>――感覚に身を任せる。

 

 こ、ここで選択肢だとぉ!?

コレ選択ミスったら間違いなく人理焼却、又は単独ゲームオーバーのどっちかですよね!? どうして……どぼちてこんなことするのぉおおおおお……こ、こんな選択肢一つで死にとうない! 助けてたもれ!

 うぅ、ここで……どうするべきでしょうか。

 

 常識的に考えて敵をブチ倒す、っていう選択肢が良い気がしないでも無いです。だってこういう暴走状態って、目的もなく暴れまわって周りに被害出すのがパターンですし……目的を与えてやればいけるんじゃないでしょうか……

 

――ンンンンン? 本当にそれでよろしいのですかな?――

 

 はっ、お前は! 俺の心の中の悪魔!(イメージはリンボ)

 

――どうせ見所さんが欲しいのでしょう? であれば、より荒れそうな選択肢を取るのは必然かと存じますが……? 如何でしょう――

 

 た、確かに、それは……

 正直こうなってしまった時点で大抵、こっちにマイナスなイベントが起きるのは確定かもしれない。となれば。攻めて此方が欲しがる見所さんを手に入れてしまうのは実は間違っていない……?(ひらめき)

 

――躊躇う事はございません! さぁ、口に出すのです! 常識的な選択肢を選ぼうとおもいましたが……やめましたと――

 

 あ、あ……そ、そうだ。どうせ暴走するのであれば、見所さんを、見所さんを探さないといけません。良いだろお前実況動画だぞ(正論) という事で私が感覚に任せて暴れるのも、致し方ない事なんだよぉ!(終わりの足音)

 

>>――敵を討ち果たす。

>>――感覚に身を任せる。

 

>――こういう時は、どうするか。あまり考えるのは苦手だ。感情に任せて暴れるのが昔からのセオリーだった。

 

「ま、マスター?」

 

>立ち上がって、前を見る。今、自分が感じるままに。力を振るえば良い。結果はおのずとついて来るはずだ。自分が感じているのはなんだ。怒りか。愉悦か。それとも。貴方は一瞬、迷って……

 

 あー目が据わってますね。コレは暴走フラグですよ……第二特異点にして暴走フラグとはやりますねぇホモ君も。見所さんを切望する視聴者も、これには大満足や。あ、因みにコントローラーからはもう手を放してます。操作効かなくなったからね選択肢選んだところから。困ったもんじゃい!(期待感)

 

――ならば、私の言葉を思い出したまえ。若き反逆者よ

 

>ふと、そんな言葉が聞こえた。

 

狂乱の支配に、君は自らの手で叛逆せねばならない。君のそれが内から湧く物ならば手段は如何様にもあるだろう……いっそ、何処までも高く飛んで見たまえ。真っ向からぶつかるのではなく。自由に、支配から解き放たれる為に

 

 っとここでスパさんですか。ンンンンンンンンあいやしかし、最早ホモ君にその様な尋常の言葉、届かぬと思われますぞ?(悪性受容) さぁ、このハゲのチンピラが拭いきれぬトラウマを背負う所を見ながら盛り合おうぜ(愉悦部)

 

>敵と取っ組み合いをしているとは思えない程、穏やかな声だった。今の貴方にはその意味を考える事は出来なかったけど……叛逆という一つの狂気を以て語り掛ける彼の言葉は同じく狂気に染まった頭に、通じるものがあったのだろう。一つの答えが纏まった。

 

 ってアレ? 普通になんか効果与えちゃったかな?(想定外) あの、態々暗黒面に落ちてまで選んだ選択肢だったんですけど、見所さんが……

 

>先ずは此方へと、自分を殺そうと向かってくる奴らを叩こう。他は今は考えない。敵と明確に認識できる相手を、即座に粉砕しよう。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。その思考の元……貴方は、立ち上がって。押し寄せる敵の方向へと視線を向けた。

 

 ……えっと……そのですね(一転不利)

 良し! 予定通りだな!(強引) コレでホモ君が敵を叩いてくれれば万々歳や!

 と言った所で、今回は此処までとなります。次回はホモ君が何かしらしでかしてくれると期待できるので、其方に注目していきたいと思います(話題逸らし)

ご視聴、ありがとうございました。

 




敵を粉砕する、を選んでいたら周り全てを敵と認識してBADENDまでありえました。






あ、そういえば伯父上の宝具って、狂気を掻き立てる力を持ってる宝具らしいっすよ(突然の情報)

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