FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

133 / 271
ローマの進撃 その二

 皆様こんにちは、ノンケ(下父上)です。この呼び方自体大分不敬だと思うんですけどジッサイぐだ男ぐだ子は呼んでいるのか。疑問は尽きぬ。

 前回は結構ピンチな所に藤丸君達が乱入、生きてるぅ^~って感じがしました。後スパさんが綺麗に空を舞いましたね。因みにSINの時と違って完全にギャグでした。凄い痛そう(小並感)

 

「――香子が回復してくれた奴らは、何とか持ち直したけど……他は全員立てるような状態じゃないね」

「そうか……ブーディカ、お主のチャリオッツでどれくらい運べる?」

「荷台を引っ張って、それでも二十人も行かない。全然足りないよ」

 

>ネロの表情が曇る。バーサーカーの与えた被害は甚大と言わざるを得なかった。実際貴方も、頭の底から響いて来る痛みと吐き気で、立ってるのも厳しい。

 

「全員で纏めて運んで……それでも結構時間かかると思うよ」

「本国から援軍を寄こして回収するしかあるまい。ガリア戦勝の宴を開いて、その間に」

「兵士たちの慰安もしなくちゃいけないし」

 

 まぁそのね……回復したとはいえ一度は心を昏睡レイプでぐっちゃぐちゃにされたのでそりゃあ。精神的に疲労しきった量産型TKGW様が大量に発生しております。もう十分だ、もう十分だよ……

 

『こっちは先ず、本造院君の回復を優先したい。影響が相当大きいらしいから』

「マスター、大丈夫ですか。無理せず、さ、吐いてください」

 

>香子に背をさすられているが、ここまで二度は間違いなく吐いている。もう胃の中身すら残っていない。それでも、存在しない中身をぶちまけようとして胃が脈動しているのだからタチが悪い。

 

 ゲロハゲとかお前マジで情けなくないの?(容赦ゼロ) でもまぁ、伯父上の宝具をガッツリ受けたし、そもそも人間が受けてあんな大暴れするくらいおかしくなったんだからまま、しょうがないね(掌大回転)

 

「となれば急いで陣地に戻るべきであろうが……どうだ? ヤスの調子は」

「マスター? 大丈夫ですか? 立てますか?」

 

>そう言われ、足に力を入れてみたが……駄目だった。全く力が入らなかった。

 

 藤丸君はピンピンしてますが、ホモ君は精神デバフに加え体力消耗で満足に動けない二重苦です。やっぱ、世界はぽっと出のオリジナル主人公には厳しいんやな、って……強くなれハゲ。其方は美しい。

 

「……駄目です、立てそうにありません」

「であれば、私が背負いましょうか」

 

>そう言って目の前にしゃがみ込んだのはレオニダス。貴方は、戦いの後で疲れてはいないか、と聞いたが、その心配をレオニダスは豪快に笑い飛ばした。

 

「スパルタを舐めてはいけません! 戦の一つや二つ熟した後でも、地平線の向こうまで病人を送り届ける程度、屁でも無い!」

 

 頼もしすぎませんかね? ベスト出せるようにね、とかもうそう言う次元の話じゃないやん。これで本来の出力より実力は落ちてるって言うんだから本気のレオニダス王ってどんなんなんでしょう。夢が広がりんぐ。

 

「でしたら、申し訳ありません。マスターをよろしくお願いいたします」

「承りました!」

 

>ぐいっと力がかかったかと思うと……いつの間にか、レオニダスの広い背中に貴方は背負われていた。暖かい温度、鉄の様に固く、しかし弾力のある背筋。なんだか地面に居る時よりも、安心する気すらした。

 

 ん?(ホモはせっかち) そんなレオニダス王の魅力にまた一人やられたようだな……だがチンピラハゲはカルデア四天王の中でも最弱……他三人を先ず探してこないといけませんね。K(キアラ)、B(BB)、S(スカサハ)、って感じでどうでしょう。ホモ君が格落ち過ぎるんだよなぁ。

 

「ううむ、この体の預け方……見た目以上に消耗は激しいと見ました。急ぐ必要がありそうです!」

「ではお主だけでも先に野営地の方に戻った方が良いのではないか?」

「しかしマスターを放って私だけ、というのは些か……」

 

>そうしていると、誰かに持ち上げられる気配がして……気が付けば、レオニダス以上に広い背中に背負われていた。その背中は、ちょっと灰色がかっていて。それが誰か想像するのは容易かった。

 

「スパルタクス殿」

「叛逆にも休みは必要だ。私は当然ながら朝から次の朝までずっと叛逆しているが、彼はそうではない。常人には十分な疲れへの叛逆が必要なのだ。故にこそ……彼は私に任せてもらう」

 

 やだ、スパさんの背中大きいナリ……というかハゲのチンピラがムッキムキグラディエーターに背負われてるという中々に暑苦しい状況だというのに、全然そう見えない。それはきっと、スパさんがとてもやさしい笑顔をしているから。

 

「じゃあスパルタクス。式部と一緒に先に戻っててくれる?」

「ハハハハハハ! では行くぞォ!」

「ってもう出発してるし! 式部を置いて行くんじゃないよ!」

 

>ドドドド、とスパルタクスが走る音が聞こえて来た。疲労の限界が既に来ていた彼としては、その振動すら心地よいレベルで……貴方の意識は、速攻でブラックアウトしてしまった。

 

 あ、画面が暗転した。

 ホモ君も限界だったみたいですね。逞しい男性の背に揺られて眠るとかまるで女の子みたいだァ……レズはホモ、つまりホモ君も女の子だからしかたないね。

 

 

 

>――意識が戻った時には、布製の天井が真っ先に目に入った。

 

 はい。という訳で暗転から戻って、どうやら野営地の様です。主人公がこういう所に寝かされるって五章の辺りからだと思ってたんですけど、ホモ君の場合はどうやら早めにそれがお届けされたようです。誰が早めにお届けしろと願った、誰が過酷な運命を望んだ……!(ミュウツー並感)

 

>先ほどより、少しはマシになっただろうか。体を起こす事くらいは何とか自分でもできる。そうして目に入ったのは……自分の布団の脇で、こっくりこっくりと船を漕ぐ香子の姿。何となくデジャヴ味を感じた。

 

 あ、お前さホモ君さ、それってYO! 特異点Fの後の時の話ではないですかな?(指摘) 学習ってもんをしないのかお前は……(呆れ) そうならないように努力しろって言ってんだYO!

 

「……ん、あ……」

 

>自分が起きた事で目を覚ましたのか。香子と目が合って……彼女の目が潤み始めた。これもまたデジャヴだ。違うのは場所と、未だ特異点の解消が終わっていない、道半ばである事くらいか。

 

「――マスター?」

 

>>おう。貴方のハゲチンピラマスターだよ

>>やっほう美しいお姉さん。寝床に来てくれるとは随分と情熱的だね。

 

 頭痛がする……は……吐き気もだっ……! こんなに気持ちの悪い選択肢、生まれてこの方見た事がねぇ! 当然選択肢は上、構いませんねッ! 猿渡さん!

 

「マスターっ……気が付かれたんですね……!」

 

>飛びついてくる香子を、まだ少し怠い体で受け止める。泣いてこそいないが、今にも泣きだしそうな表情をしている。何時も彼女には迷惑をかけてばかりだと、つくづく実感してしまう。

 

「はぁ、良かった……ロマニ様の話では、精神的疲労だからちゃんと休めば回復するとの事でしたが、あんな状態でしたので、不安で……」

 

 まぁ獣みたいな咆哮を上げてたし、しょうがないね。実際狩人さんに狩られそうな感じであったのは否めない。皆さんは相棒に、どの武器を選びましたか? 私はやっぱりノコギリ一択! 獣にはノコギリってそれ一番言われてるから。

 

「兎も角、皆さまに……って、皆さまはもうお休みでしたね」

 

>そう言って香子の振り向いた方の入り口の隙間からは、夜闇がちらと見えている。もう寝ているという辺りから、深夜も深夜に目を覚ましてしまったらしい。余程消耗していたのだろうか。

 

 如何に肉体派マスターとはいえ体力が持たなかった模様。うーん後で煎餅でも食べておこうかな……まぁ焼け石に水レベルではありますが。

 

「ガリアを取り戻した事で、更なる進撃をするだけの道が拓けた、との事で。皇帝陛下は我々の活躍をより期待するとおっしゃっておられました……その為にも、先ずはゆっくりと寝て、傷を癒してください」

 

>そう言われ、香子にベッドに寝かしつけられる。抵抗も出来ずまるで子供のようだ。

 

 香子さんに寝かしつけて貰えるとか……これは許されざる者(ペインパッカー) 今なら苦しむ暇も与えず焼き尽くせそうです。私も疲労し切れば看病してもらえる可能性が微レ存……? じゃあ私も伯父上の宝具受けてくるから(自殺行為)

 

>ベッドに寝転がり、天井を見上げる。香子が同じテント内の別の寝台に向かうのを見てから……貴方は、自らの手を見つめた。

 

 何だこの手、この手は(定型文)

 

>感触が残っていた。相手を破壊した時の感触が。それは、まだいい。一応殴り合いをするのは慣れていたが……人殺しをしたのは、これが初めてだ。しかも、あんな、機械的に処理するように。

 

 あっ(察し)

 そう言えばホモ君も一応藤丸君と同じ一般人でしたね。サーヴァント(全力弱体)と殴り合いとかしてたから忘れてたゾ~

 

>あんな事を、自分がした。その事実が、酷く恐ろしかった。そして、ああやって暴れていた時はなんとも思わなかった。それが余計に。

 

>>……宝具の影響、だとしても。

>>本当に、宝具の影響だけなのか。

 

 おや? 選択肢ですか……ちょっと下が気になるので下で。

 

>――眠りに落ちる時に、ふと思考が明後日に走る。あのむき出しの狂気は、果たしてあの宝具の影響なのだろうか。

 

『……藤原』

 

>自分が、香子に向けたあの言葉は、一体何処から出てきたのだろうか。彼女の名前は藤原などではない。一体、どういう事なのだろうか……貴方は、ふと自分の額を撫でた。あの力が、無関係なのか。それとも……

 

 ――どうやら、この章。連合ローマを攻略するだけの章では終わらない臭いですね。うーん、見所さんが増えてオラァ満足じゃぁ……(投稿主並感)

 と、言った所で今回はここまで、ですかね。えっと次回は……ん? 新スキル解放? おや、経験値がたまってスキルが進化でも……あいや待たれよ(気づき) それだったらスキル解放、って出ますよね。新?

 えーステータス欄を確認……

 

【天神の呪】:先祖代々受け継がれてきた異能の力。例え我らが■■■■ようとも■■消えず。忘れてはいけない。■■から生まれた存在こそ■■■■なのであるから。

 

 ……えぇ(困惑)

 何これ(直球)

 




処理できるか分からん厄ネタを増やしていくスタイル

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。