FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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猫と和解せよ その一

 皆様こんにちは、ノンケ(ぐんしん)です。お虎さんホント好き。ああいう人間なのに到底人間じゃない系キャラあまりにも最高過ぎない? すこすこすこすこのスコッティ。

 前回はいよいよステンノ様にお目見え……の直前! 混沌とするパーティに喧嘩を売るキャットが居んたんだワン!(ふふ、FOX!) 因みに何故か指名を受けたのは私でございました。藤丸君狙えや!

 

「では三回転半アクセルをかけて参ろう! モーターはショート寸前なのだな!」

 

>まるで球の様に丸まって、ダ・ヴィンチ命名『謎のケモ娘X』が此方に向けて吹っ飛んで来る。ギャグにしか見えない光景だが、しかしその迫力は、自走砲から放たれた弾丸がそのまま迫って来るが如く。

 

 さぁキャットが再び先行を奪っていく。デュエルに置いて先行は完全有利、最早ドゥエリストの間では常識……(古代思考) 今では後攻有利先行有利別に関係ないみたいですけど。如何にテトリスを上手くするかで決まります。遊戯王なのにテトリスという単語が出てきている……? おかしいな?(至極真っ当な疑問)

 

>>――散開!

>>メドゥーサさん迎撃! 香子さん援護!

 

そこで問題だよ、回答するんだよ(命令形) 先手を奪われガン不利の状況(諸説あり)でどうやってあの攻撃をかわすか?

 

3択 ひとつだけ選びなさい

答え①チンピラの本造院は突如反撃のアイデアがひらめく

答え②仲間が来て助けてくれる

答え③地道な回避。現実は過酷である。

 

 まぁ当然ながら①なんて選択肢に無い訳であって、当然、私みたいな脳筋プレイヤーには選択肢なんて一つしかない訳で……頼みますお二人さん! 何とかあの狐球を弾き飛ばしてください!

 

>>――散開!

>>メドゥーサさん迎撃! 香子さん援護!

 

「分かりました。シキブ」

「はいっ!」

 

>貴方の声に応え、先ずはメドゥーサが跳躍。そして無数の巫術の弾丸がその後ろから飛んでいき、茶色の弾丸に直撃。その勢いを削ぎ落していく。そして……

 

「はぁああああああっ!」

 

>そこへ、メドゥーサの弾丸の如き蹴りが突き刺さる。香子の援護も合わさって巨大な弾丸の如き毛玉を弾き飛ばし……そのまま吹っ飛んだケモ娘は、近場の岩場に見事着地して見せた。

 

 ナイスゥ! 取り敢えず初回の一発は凌ぎました。デュエルは先行有利という訳ではない……コレは既に常識……!(現代知識) デュエルが先行有利が常識じゃなくなったのはいつの話なんですかね?

 

「ぬふふ、まだまだ三擦り半、満足してくれるな若人よ」

 

>ジャキリ、といっそ冗談であって欲しい程の音が聞こえる。可愛らしいぬいぐるみの様な手足から生える、包丁も顔負けの鋭い爪。ギャグの様な見た目からは想像もつかぬ程の戦闘能力。それに合わせるようにメドゥーサも鎖を虚空より呼び出した。

 

「キャットの手管はお楽しみ福袋、男は黙ってパルプンテ!」

「全くもって意味が分かりませんが……っ! 良いでしょう、お相手いたします!」

 

 パルプンテは確率頼りなので問題外なんですよね(RTA視聴並感) それは兎も角さてこっからはキャットとの殴り合いスタートです。キャットはバーサーカーですが色々とトリッキーなキャラです。其処に足を掬われちゃうと、もういいよ、ヤバイヤバイ……

 

>貴方がバットを構える間には、既にメドゥーサとケモ娘は戦端を開いていた。振り下ろされる爪を楔で受け止めるメドゥーサ。両者ともに力は拮抗していて、全く譲らない。しかし、足を止めればそこが隙、香子がケモ娘を狙う。

 

「お覚悟を!」

「キャットはススメられる程女々しくは無い! 炙って七味マヨネーズが一番なのだな」

 

>しかし、見てから回避余裕と言わんばかりの機敏な動きで後方宙返り。見事に香子の光弾を全てスカし、一歩下がって見せて……しかしその動きに、見事メドゥーサも追従して見せる。

 

「逃がしません」

「んはははははっ!」

 

>両者の間で飛び交うケモ娘の爪、メドゥーサの楔と鎖。瞬く間に軽く三回以上の火花が散り、その最後に互いに獲物を大きくぶつけ、弾け飛ぶ。メドゥーサは貴方の目の前に。ケモ娘は軽やかに跳躍し、再び崖の上へ。

 

 ここまで見た所、両者の実力の差は(そこまで大きく)ないです。実際、互いのパラメーターもそこまで差がないっていう。単純に殴り合うのであれば、AKYS対虐待おじさんみたいなベストバウトが期待出来ますね。全盛期のBB先輩バトル劇場、久しぶりに見てぇなぁ……

 

「……埒が明きませんね。シキブ、仕掛けますよ!」

「わ、分かりました!」

 

>真っ向勝負では決着は付かぬと判断したのか、香子へ援護を要請し、メドゥーサが低く沈みこむ様に構える。それに反応したのか、それともたまたま同じタイミングだっただけなのか、Yの字を彷彿とさせるような奇妙な構えをケモ娘が取った。

 

「荒ぶれキャットの筋は煮込んでも真っ直ぐブレブレ。いざや尋常にフォーク准将!」

 

>>な、なんだかよく分からんが凄いやる気だ……!

>>これだけは確信できる! アレは刺客の類じゃない! あってほしくない!

 

 こんな常時メダパニが刺客とかちょと冗談がすぐるでしょう……(困惑) え? とある黒幕後輩系忍者はこのキャットを刺客として(ry おいやめろ馬鹿。このSSは早くも終了ですね。

 

『うーん同意見』

『そもそも、信じたくないんだけどあれサーヴァントなんですよ……』

「えぇ……?」

 

>思わず、と言った様子でオルタが声を漏らしていた。普段の彼女からはとても想像できないような、間の抜けた声だった。レオニダスが、兜越しでも分かる位にチベットスナギツネ顔をしていた。

 

 レオニダス王の貴重な困惑顔。それは兎も角。

 現状は何方にも、こう、決定打がありません。メドゥーサさんはブーストした魔力も底を尽きかけていた状況でここまでCome On Now! して来てもらったので、宝具は愚か石化の魔眼も使う余裕がございません。香子さんも宝具は先日使ったばかりですし。

 そもそもキャットは状態異常無効のスキルを持ってるから、魔眼が通じるかどうか。どういう仕組みかは、んにゃぴ……ちょっと良く分かんないですね……

 

>……現状、二人ではやはり押し切れない。しかし、味方に出来る……可能性の、ある。野良のサーヴァントである、事は間違いない。それを容赦なく、カルデアの総戦力で叩くというのは流石に違うのではないか。

 

>>なら……立香! 礼装で援護頼む!

>>仕方ない。ネロ様、お手数おかけしますがお力添えを頂きたい!

 

 っと、ここで二択ですか。どっちかを選べば状況が好転する……って感じか。であれば良く考えて選ばないとヒャア我慢できねぇ手堅い戦術だぁ!(選択肢上)

 

「――わりぃ康友! ちょっと降って湧いて出た巨大ヤシガニの対処でっ……!」

「先輩! 砂の中からどんどん出てきます! ハマグリとほぼ同義です!」

「これ食べるの……?」

「うーむ一部間違いなく毒がある者が居ますな!」

 

>そう声をかけた立香は、甲殻類と戯れていた。ここは自分一人で戦うしかないと貴方は腹をくくって、前を向いた。

 

 ヤシガニィイイイイイイいい!? お前っ! 第二特異点実装時じゃまだモデリング出来てなかっただろうが! RPGになって追加で来ちゃった♡ってか!? ふざけんな! やっぱりネロちゃまがナンバーワン!(届かぬ思い)

 とか言ってる場合じゃないです、キャットをどうにか大人しくさせないと。万が一宝具を打たれようもんなら、今の状況凌ぎようがございま――

 

「全く、本当に上手い事凌ぐ……っ!」

「互いにカッポン使用の許可求む、詰まっているのはゴールデン猫缶! 全力で獲得しに向かう覚悟は良いか! キャットはAll Light! 陰気後宮を満たし、みな正体を見失うのである!」

 

 アーッ♂!? ま、待って! 待ってください! お願いします! メドゥーサさんがキラキラしちゃう! 消えちゃう! メドゥーサさんに無敵状態付与のスキルは……あ

 あるやんけ! ちょ、間に合え! 

 

「――っこれは」

「うむ──というワケで皆殺しだワン!『燦々日光午睡宮酒池肉林』!!」

 

 香子さんは宝具レンジの外。つまり、メドゥーサさんさえ攻撃を躱せば……この後、致命的な隙が存在する。俺知ってるんですよぉ? 後藤さぁん?(ねっとり)

 

>転げまわる野生の獣。四方八方の砂が弾ければ、そこに刻まれる三本の斬撃。野生無双、暴虐解放の嵐が、メドゥーサを容赦なく狙うが……その激流の中を、軽やかにメドゥーサがすり抜けていく。機動力を上げる、礼装の援護能力が見事に嵌まった。

 

「め、メドゥーサ様!!」

「にゃにゃにゃにゃにゃああああああん!」

「……助かりました。マスター」

 

>当たらない。当たらない。そして……いよいよ、その勢いが落ちていく時が来た。唐突な宝具解放。全く読めない行動パターン。だがそれでも、覆しようのない戦場の法則という物がある。大技というのは、技の撃ち終わりにこそ。

 

 キャットすまない……君の宝具に必中バフは乗っていないんだ……カルデア礼装の回避で凌ぐことは難しくないんだ……本当に済まないと思って居る。だが私は謝らない(外道)

 

「これで、討ち取るのに問題はありません」

「――う〜ん、Good Morning」

 

>大きな隙を、晒すという物。其処をメドゥーサは見逃さない。再び崖の上に戻ったそこに飛び掛かる。最大のチャンス、ここを逃せば……!

 

「そ、こですっ……?」

 

>その、筈だったのだが。

 

 さてメドゥーサさんの動きが、突如として止まりました。まぁ……原因は分かっていますけど。信じられるか?

 

「……メドゥーサ様? どうなされたのですか?」

「――マスター。あの、信じられないと思うのですか」

 

>メドゥーサが困惑している。物凄い渋い顔になって居る。何があったのかと声をかけてみると……彼女は、崖の上に蹲る狐娘を指さして。

 

「彼女、()()()()()。この状況で」

 

>と、信じられないような一言を、言った。思わず、貴方もは、と声を漏らす事しか出来なかった。

 

 此奴、寝てるんだぜ……こんな時に……

 と言った所で今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 




相手が宝具を打つと戦闘が強制終了する罠。

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