FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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ローマ(特異点)の休日 その二

 皆さんこんにちは、ノンケ(魔剣)です。三人いる内の、コロッケそば好きそうな方ですね。最近夢女史の皆さまの栄養源になって居るお方でもあります。

 前回は、お前っ! なんでこんな時間まで起きてるんだよバーカ! で、その所為で専用礼装のフラグが立ちました。こんな情けない事あるかよお前……でその後はローマ観光となりまして、メドゥーサさんのメンタルケアを追加で行う事になりました。

 

「――観光、といってもこういう時は何をすればいいのか分からないのですが」

 

>貴方も別に観光が得意という訳ではない。そもそも観光に得意も不得意も無いと思うがまぁ、慣れているかどうか位の差はあるだろう。因みに木刀を買った事くらいはある。因みに、その木刀は一年以内に使い潰した。

 

 一体何をどれだけふんだんに殴ったんですかね……? 両の手が真っ赤に染まってそうですねクォレハ……完全に危ない奴や。地元で悪鬼と恐れられてそう(小並感) 

 

「どうしましょうか」

 

>>慣れてないなら、俺がエスコートさせてもらおうかな、なんて。

>>ノウハウがないからなぁ……ここはメドゥーサさんに任せるよ。

 

 しかし傍から見るとこの、なんとも不似合いなコンビ。強面ヤクザと長身長髪美女の組み合わせっていうのは。美女と野獣というにもあまりにもインパクトが強すぎる、大事ではありますけどあり過ぎだとイマイチっすね……(丁度いい塩梅を求めるホモ)

 で、選択肢は……まぁ、ここはハゲだけに丸く収める感じで(激ウマギャグ)メドゥーサさんに任せる感じで行きましょうか。ホモ君が先導すると行き先が血なまぐさくなりそうですし(偏見)

 

「そう、ですか……」

 

>メドゥーサが顎に手を当てて考える。流石に無茶振りしてしまっただろうか、自分も相手も出来ない、という事を相手に任せるのはどうなのか。そう思ってやはり自分が何とかしないといけないか。そう思って貴方が動こうとした……その直後だった。

 

「……それなら、観光とは少し違いますが、用はありますので」

 

>――貴方の目を、じっと見つめてから。そう言って、メドゥーサが歩き出したのは。彼女が向かったのは……ローマ市街ではなく、先程出て来た王宮の方だった。

 

 おや? 市街で無くて王宮へ向かうとな。となると本か何かを探すお積りなんでしょうかメドゥーサさん。この辺にぃ、(収集が)上手い本屋……ないです、あ、無い……この時代に本が普通に売ってる贅沢な店なんてある訳ないだろいい加減にしろ!

 

「あぁ、ここですここ」

 

>そう言ってメドゥーサがやってきたのは、王宮……の近く、兵舎の脇に隣接された厩舎だった。いかにも軍馬です、というようなガタイの良い馬がずらりと並んでいる。その内の一匹に近づくと、近くの世話係に声をかけた。

 

「すみません」

「はい。なんすか」

「此方の馬、お借りしても構いませんか?」

「あ、いっすよ。三ホーラで……五万! うそうそ、タダでヘーキヘーキ、ヘーキだから。うん、ヨロシクゥ!」

 

 すっごい汚い世話係君が居ますね……

 

「そうですか。であれば、お借りしていきます……マスター、後ろに」

 

>どうやら、メドゥーサは馬に乗りたい様だった。そういえば、オルレアンでもペガサスを飛ばしていた時は生き生きとしていたし、そのペガサスを思い切り飛ばしたいと前に言っていた気もする。

 

「……まぁ、馬や乗り物を運転するのは、嫌いではない、です。寧ろ好きな位で。今は少し、風になりたい気分と申しますか」

 

 風になりたいね♂……蟹になるよりはよっぽどマシだと思うんですけど。甲羅マシマシ甲殻類への変態だ(生物的な意味で)

 

>成程、そう言う事なら是非も無い。貴方はメドゥーサの跨ったその後ろにそっと腰掛けて……ふと、ある事に気が付く。前回、ペガサスに跨っていた時は緊急事態故、腰に思いきり抱き着いたのだが……今は、良いのだろうか。

 

>>良い訳ないだろう。肩掴んでいよう。

>>そんなこと言っても安全第一。断ってから腰に抱き着かせてもらおう。

 

 は? ここで抱き着かないとかお前ホモかよぉ!? ホ(んぞういんやすと)モなんだよなぁ……しかしプレイしてる私はノンケなんでね、ノータイムで下の選択肢、当たり前だよなぁ? まぁホモ君は私みたく色気に集中してこの選択肢だした訳ではないのでしょうが、一切そう言う発想がないという訳ではないと思われます(偏見)

 

「腰に、ですか。構いませんよ。ちょっと速めに駆けるつもりなので、寧ろ振り落とされないようにしっかり掴まっていて欲しいので……」

 

 結果オーライ! 寧ろこっちが正解だった! やっぱりスケベがナンバーワン! スケベは世界共通の究極言語って世界一言われてる、ハッキリ分かんだね。いやぁ性欲しか勝たんのよなぁ!

 ……っすぅぅぅぅぅぅうううううううう……大変申し訳ございません。物凄い見苦しい姿をお見せいたしました。謝罪いたします。申し訳ございませんでした。

 

「……しっかり掴まり、ましたね。では、取り敢えず町の入り口までは、ゆっくりと参りましょう。その後は振り落とされない様に気をつけてください」

 

 うぃいいいいいいいいいいい↑っす! 任せて下さい、全力持って食らいついて参ります。振り落とされたら速攻にてズタボロになって死ぬんで(貧弱マスター) 藤丸君だったら奇跡的になんか無事だった位で普通に生還しそうですけども、このハゲには主人公補正は無いので。

 

>――暫くして、ローマの都市のその入り口に、メドゥーサと貴方を乗せた馬が悠々と到着した。その先に広がるのは、何処までも走れそうな広い荒野である。これは……そっとメドゥーサの顔を覗き込んでみれば、まぁ分かりやすく輝いているのが見える。

 

「では……マスター、お覚悟をしてください。全力で参りますので。最近は私、ちょっと色々と溜まって居ますので……飛ばしますよ。はい。フルパワーです」

 

>コレはもう全力だろう。覚悟を決めて、しっかりとしなやかな体に頭を押し付ける。一発で振り落とされないよう――そう、覚悟を決めた直後に、自分の体に恐ろしい負荷がかかったのが自覚できた。

 

 あっ、スタートした。はっやーい! マジで馬のスピードじゃないんですよ、流石騎乗A+の乗馬モンスター、ホモ君しっかりしがみ付いておかないとあっと言う間に振り落とされます。

 

「――ふっ、良い勢いですね。こうやって全力で走るのは気分が実に良い……風を切って走るこの心地、こうしてライダークラスとして召喚されるされないに関わらず、思い切り味わいたくなります」

 

>メドゥーサは楽しそうだが、貴方には余裕などない。必死に食らいつき、落されない様にするのが精々だ。女性の体に触れて役得、凄いしなやかで魅力的な肉体、そんな発想など毛頭なかったが、そんな現実逃避をしていないと精神的に限界を迎えそうだった。

 

 まさかの男子のラッキースケベ思考を、現実逃避として使うとは。この私の眼を以てしても見抜けなんだ……そのセリフを言った軍師の目は曇り切って居るだろ定期。

 

「もう少し飛ばしますよ。まだまだ、走りたりませんし……出来るだけ二人きりで話したい事もあるので」

 

>……そう言われ、振り落とされぬように堪えながらも、メドゥーサの顔を覗き見る。走りを楽しんでいるという風には見えない。酷く真剣な顔をしていた。

 

>>話って?

>>……乗馬が目的じゃなかったの?

 

 乗馬でカーニバルなファンタズムするのが目的だと思って居ました……(選択肢下) だってだって、メドゥーサさんってば本当に乗馬というか、乗り物に乗るのお好きですしそりゃあ……ね?

 

「まぁ、それもありますよ。溜まってましたし、色々……けど、それだけなら後で私一人で走りますし、そもそもマスターに観光の行き先だって任せて居ますよ。マスターを態々連れて来たのですから、それ相応の理由位はあります」

 

>そう言って、メドゥーサは、暫く荒野を駆け抜けていった。そして、ローマ首都がもう少しで豆粒ほどになる位の距離まで走った頃……漸く馬の速度を緩め、木陰に貴方を降ろした。

 

「この辺りなら、大丈夫でしょうか」

 

 しかし、メドゥーサさんがホモ君とサシで話ですか……はっ(気が付き) さてはホモ君の血が癖になりましたねメドゥーサさん。オォンつまりホモ君は人間バッテリーだ! 人間バッテリーは野球で見れば普通の言葉なのでそこは勘違いしちゃいけないゾ。つまり人間ビュッフェ? もう電気と何も関係ないじゃねぇかお前ん表現ぃ。

 

>取り合えず、木陰に腰を下ろす……と、その隣に、メドゥーサもそっと腰を下ろした。貴方の目を、彼女は覗き込んで、一瞬の間の後に口を開いた。

 

「――今から話す事は、他言無用にお願いします。上姉さまが、そうするように私に命じて来たので……単刀直入に聞きますが、マスター。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 ――と言った所で今回はここまでとなります。

 ご視聴、ありがとうございました。

 




はじめてのふくせんかいしゅう。

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