FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆さんこんにちは、ノンケ(アメリカの神様)です。最近コッソリ宝具時間が短縮された模様です。運営がバニヤンにかける熱意の方向性よ……
前回は、俺だって王宮巡りの一つや二つくらいできらぁっ!(大嘘) まぁ当然ながら一発でバレて、結局は、まぁ、アドリブだらけの放浪散歩となりました。で、その最初の目的地はダレイオス殿の所になります。
>>それで、医療班、及び魔術師としての見解は?
>>どうして彼は全く目覚めないのか、分かるかな?
さて、早速の選択肢ですが、まぁここは落ち着いて上を選択します。
『……原因は二つ考えられるね。一つ、霊核へのダメージが大きすぎて、消滅していないだけという可能性。しかしそうなった時期を考えると、此方の線は薄いと思う。幾らなんでも長持ちしすぎな気がする』
>そして、もう一つは……
『霊核へのダメージはあるが消滅する程ではない……しかし、その霊核の傷を修復する為の魔力が足りないんじゃないか、と思うんだ。かのダレイオス三世ともなれば普通のサーヴァントとしての格が違う。修復にも多大な出力が必要なんじゃないかと』
はえ~、なるほどですね。ダレイオス殿はトップサーヴァントだからね、そりゃあ当然ながら特別扱いされてもしかたありませんね。
「……となると、ここではダメだと?」
『場所が悪いというのは否めない気がする。ここはローマの首都として優秀な立地ではあるけれども、霊脈の通りは、正直微妙だからね』
>となれば、ダレイオスを治療するにはここではなく、もっと良質な霊脈のある場所に連れていく必要があるのだという。そうなると、貴方に思い浮かぶのは火山にあるという霊脈だが……
「……療養に向いている場所ではありませんね」
『火山の近くだからねぇ……万が一、治療中に活動しようものなら大打撃どころの話じゃないと思うよ。多分』
ダレイオスさんの蒸し焼きが出来上がっちゃう……! やめて! ここを耐え凌げば連合ローマに反撃の一手が放てるんだから! 次回、ダレイオス三世死す! 次回も何もそんな選択肢は始めからないんだよなぁ……
『となると他の、落ち着いて治療に専念出来るような、リゾートっぽい島、その辺りで霊脈があれば完璧なんだけれども……』
>そんな都合の良い場所がある訳ないだろう……と貴方はロマニに言った。のだが、メドゥーサはその言葉に凄まじい反応を見せていた。顔面が真っ青に染まっている。というか、この顔色の悪さは、貴方にも覚えがあった。
>>……えっと、お姉さんの事思い出したの?
>>確かにあの島はリゾートっぽい感じではあったけど……
えっ? ステンノ様? 治療とは全然関係ないサーヴァントだと思うんですけど、ステンノ様の魅力でダレイオス三世を死の淵から呼び覚ますとか? いやそんな王子様のキスで目覚めるお姫様じゃあるまいし……
「……い、いえ。そのですね」
『えっと、その、どうしたのかな』
「あの、その条件に綺麗に当て嵌まるのって、姉さまの居た、あの島じゃないかなと」
>思わずロマニと一緒にメドゥーサに視線を集中させる。どういう事かと。ロマニに視線を向け直すと、呆然、と言った様子で口を開いた。
『そ、そうなのかい?』
「えぇ。皆は上姉さまに目を向けて居ましたけど……神霊が顕現して、住まいとして選ぶ島ですので、それなりですよ」
『――そりゃあそうだ! もし、万が一、神霊を顕現させるならそれなりの霊地を選ぶのは魔術師としては当然! 逆もまた然り、という事か! 盲点だった!』
神様を呼ぶには霊脈全ての力を使って漸く、なんてありがちな展開ですよね。確かにそう考えると、あの形ある島、と言うのが霊脈の地というのは……あれっ? もしかして俺またなんか(失敗)しちゃいましたか?
『……し、失敗はコレから取り返すとして』
>ロマニの声が震えている。魔術師的に余程の大ダメージだったのだろう。つらさは全くと言って良いほど分からないのだが、それでも必死に立て直しているその姿は何時もより大分カッコ良かった……気がする。
『兎も角、療養するならその島に向かうべきだろうとは思うけど……問題はネロ皇帝がそれに許可を下ろすかだよね』
大分ダレイオスさんに信頼置いてますからね、ネロちゃま。「何処の馬の骨とも知れぬ女の元になど送れるか!」とか……いや療養に行くだけでそんな事になったらもうヤンデレとかいう領域を過ぎてませんか?
「流石に、拒否するという事も無いと思いますが……治療する可能性があるのだったら」
『いや、ネロ陛下にとっては、ダレイオスは精神的主柱な気がする気がするからね。話を聞く限り……如何に治療するにしても、そう容易く快く送り出すか、と言うと』
「医者としての意見ですか?」
『そう言う事になるかな。精神的な支えって言うのは、扱いを間違えると本当に悲惨な事になり得る。だから迂闊な事は出来ないんだよね』
>普段の頼りない姿と違い、自分の専門分野となれば冷静に、かつ堂々と。実に頼りがいがある。
『だから話を通すにしても、下手なやり方はマズい気がするんだよね。カルデアの総意くらいの勢いが良いんじゃないかなぁ……多分だけど』
成程、つまりカルデアの総意にならないといけないと……じゃあ、分かるよね?(下卑たオヤジの笑み) 皆のロマニにそんな視線を向けてはいけない(無言の腹パン)
「となると、その判断をするのは貴方になりますが。ロマニ」
『えっ? ……あっ』
>しかしそのカッコいいロマニは、この一瞬で完全に瓦解してしまう。そうなのである。カルデアの総意と言うのであれば、その判断をするのは間違いなくロマニなのだ。そうローマ皇帝に、傘下の者が口を開くのだ。
『そ、それは……えっと、そのですね……あの』
おいクッソ情けないロマニが戻って来てますねぇ……どうして権力者にそんなに弱いんですか(電話猫) 貴方もカルデア所長なんだから正面から堂々と舌戦して、どうぞ(指導者の嗜み)
『……言わないと駄目かなぁ、やっぱり』
>>ローマの主力だって言ってたし……ネロ陛下も復帰を望んでたし。
>>やれることをやりましょう、ロマニ所長代理。
ロマニ様逃げてはダメですよ(逃走経路封鎖) 戦わなきゃ、現実と……!(闘争回路隆起) というか、相手にイスカンダル王が居る以上はこっちもダレイオスさんを出す位じゃないと対抗できないんで……
『そっかぁ……そうだよねぇ、今は僅かな戦力だって欲してるし……かのダレイオス三世が戦力として動いてくれるなら本当に百人力どころの騒ぎじゃないし……』
>ロマニは顔を伏せ……そこから結構な回数うんうんと唸った。そして、最後に一つ大きく深呼吸をすると、顔を一度はたいて此方としっかりと目を合わせた。まだ若干目が泳いでいる気がするが、覚悟は決まった様だ。
『いよし! 任せたまえ! ボクがやる時はやる男だって事を、この機会に見せてやろうじゃないか!』
よう言うた。それでこそ漢や。大丈夫だって(骨は拾ってやるから)安心しろよー。ヘーキヘーキ、ヘーキだからさ。怒られる事前提って言うのは可笑しいだろお前よぉ!? まぁ怒られないと思うけど万が一って事もあるし……
「そこまで気負う様な事でしょうか」
『……一応、相手はネロ帝だからね。今は聡明で、圧倒的な連合ローマも相手取れるような凄い人だけど、晩年が晩年だから』
>確か、晩年は狂乱の内に没したのだったか。そんな人物の結構デリケートな部分に触れるのだ。今までとは訳が違う、という事だろうか。
『大丈夫だ! 今のネロ陛下はそんな晩年みたいな凶行はしない……筈!』
さて、後はロマニと共にネロちゃまを説得できるか、ですね。いやぁ観光をする回だったと思ったんですけど、どうしてネロちゃまのデリケートゾーンにカチコミかける回になってるんですかねぇ……前回のネロちゃまへの喝はコレへのフラグだった……?
と言った所で今回は此処までとなります。
次回は恐らくネロちゃまとの顔合わせとなります。無事説得するか、ロマニの首が『
連合首都の情報がないなったあの島を態々描写した理由その二