FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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蘇れ嵐 その三

 皆さんこんにちは、ノンケ(宇宙の女神)です。設定的にも実際の性能もチートサーヴァントの一角。可愛さもぶっちぎりで草も生えない。三種盛りとはこういう事を言うのでしょうか。

 前回は、ダレイオス様のお怪我を治そう! という事でロマニに相談だ。リゾートみたいな島に行って療養するべきちゃうかな!? えっ、それ姉さまのシマですけど……どうやって連れてく? ロマニが相談するんですよ。

 

「……ふむ、それで余に相談しに来た訳か」

『はい……あの、あくまで、あの、カルデアの、医療班としての、判断な訳、なんですけれども……えっと……』

 

>クッソ情けない医療班のトップが其処に居た。マジで滝の様な汗を流し、そしてその全てが脂汗である。正直、もう限界を軽く迎えている人間の姿にしか見えない。実際失神しそうではある。

 

 顔が、某ホルホル君のリベンジマッチ時の柱の男そっくりなんですよね。多分変顔のライン越えてると思うんですけど(指摘) 

 

「案外冷静ですね皇帝陛下。もっと食らいつく物かと」

「うむ。どこぞの美男子と禿げ頭に皇帝らしくあれと、言われたからでは無いが……断じてそんなことは無いが、まぁ余は皇帝故な。余り取り乱すのも、良くは無いなと思った訳だ。とはいえ、気にならないと言えばウソになる」

 

>怒っている様子にも見えないのだが、それでもロマニの表情は余りにも優れない。冷静に話を聞いてくれているのだから問題は無いと思うのだが……

 

『え、えぇと、それで……如何でしょうか』

「うむ。お主らはこれまでずっと余とローマの為に戦ってくれた戦友故な。その言葉を聞いてやりたいというのはある、あるがしかしそう容易く承知してやるわけにもいかん理由があってな」

 

 あっ、ロマニの顔が死んだ! 表情が全て抜けたっ!

 

「やはり、一番安全な場所で静養させたいですか」

「個人的にそう思うのもある。しかしそれ以上に、迂闊な一手を打つ訳には行かぬ、と言う皇帝としての判断もある」

「というと?」

 

>ネロは額を抑えながら、一つ溜息を吐いた。

 

「ダレイオス殿は既に国の英雄なのだ。万が一にも失う、という事があれば国全体の士気の暴落は避けられん……」

「――成程、万が一、首都を出た所で討ち取られでもすれば」

「その恐れはどうにも、な。余としても別の場所での治療を考えなかった訳ではない」

 

 しかしやらない、やらない、やらない! だが、それが良い!(国の維持) リスクとメリットを考えて現状維持を選ぶ事が出来る上役の鑑。やっぱりネロ帝がNO.1! ネロ帝しか勝たんのよなぁ……

 

「――しかし、それを踏まえて尚、お主達の働きを考えると任せたい気持ちがあるのも事実ではある。此方の最大の主力たるダレイオス殿が復帰してきてくれれば、いよいよこちらも全力を取り戻す事も出来る」

 

 ネロちゃまどっちか選んで(半ギレ) 皇帝としてどっちつかずは一番ダメダメのダメなんですよ。国の英雄の扱いを決めるのは皇帝としての義務なんだよなぁ(ガンギレ) 生かすも殺すも貴方次第だけど活かさず殺さずは一番英雄を殺すってそれ一番言われてるから(紳士)

 

「欲しいのは……確実にダレイオス殿を守り抜けるという確証なのだ」

『では、我々カルデアのサーヴァントが三騎向かうだけでは足りない、という事なのでしょうか、皇帝陛下……』

「いや、お主達の戦力は信じてはいるが、問題は運送手段。道中で見つかって襲撃されるのが一番恐ろしい」

 

>――要するに、バレないように運ぶ手段か、順路があれば、と言った所か。

 

『隠ぺいの魔術を使って……その上で、相手に見つからないような順路さえあれば』

「順路……」

 

 さては偵察パートかな? まぁ良いんじゃないですかね。探索序に私もレベル上げしたいですし……よーし、ここはホモ君も張り切って出かけましょう。そこらの雑兵なら鬼種の魔を発動せんでも戦えるレベルだと思うので、経験値稼ぎ時ですねぇ!

 

「それでしたら、心当たりがありまます」

 

 えっ、何それは……(想定外)

 

『本当かい!?』

「デオンを送った時に、暇だったので空からある程度景色を見ていたのですよ。その中で確か……」

 

>そう言ってメドゥーサが指示したルートは、確かにローマからかの島へ行くのであれば理想的なルートと言えた。これなら誰にもバレず、運搬する事は難しくないだろう。その言葉にネロの表情が色めき立つ。

 

「となれば! もう後はお主達に任せて問題は無いな。直ぐにでも支度をし、形ある島へと進路を取れ!」

『あ、えっと……は、はいっ!』

「その間に藤丸達と共に偵察を済ませ、決戦の準備を整えよう!」

 

 あのー、すいません木下なんですけど、(経験値獲得のチャンス)まーだ時間かかりそうですかね……(無いです) もう仕方ないね。経験値稼ぎは別の機会にてという事で今回は諦めましょう。

 

『いやぁー、なんか上手く行って良かった! 無礼打ちとかも覚悟してたから! 怖かったー! 良し良し、ボクもやればできるじゃないか!』

「……まぁ、私の情報ありきではありますけど」

『あ、すいません自分だけが、その、手柄を、独り占めしたみたいな』

「いや別にそれに関して文句を言いたいわけではないんですけど」

 

天然かな?(困惑) ロマニもメドゥーサさんも天然な部分があるので自然とコントな感じになってしまうというか。楽しそう……混ざりたい(が、ガイアッッッッ!) ぶっちゃけ聞くだけでも凄い楽しいと思いますけど。

 

『……と、兎も角。せっかくの休日を有意義に使えたし、良かった良かった』

「……というか、よく考えてみれば私あの島に……うぅ」

 

>休日の元の目的からは外れてはいるが、とは思ったが、こうなったのは自分が原因なので完全に自業自得だな、と少し笑ってしまいそうになって……しかし、隣でこの世の全てに絶望して居そうな自分のサーヴァントを見て、流石に自重した。

 

 普段がクール美人なだけにこういう感情の乱高下した時は結構カワイイ感じになるんですけども、流石にこんな『もう世界とか、終わればいいのに』とか言ってそうな極まってる表情してるのはやはりヤバイ(情緒) 美味しい物食べてねんねして……(届けこの切なる思い)

 

「……い、いや。藤丸のチームが向かうのであればまだ」

『で、サーヴァントを治療するなら当然サーヴァントクラスの力を運用するべきだとは思うからね、当然その治療に向かうなら本造院君とそのサーヴァントの式部さん、で護衛はまぁ当然』

「知ってました!」

 

 非常に申し訳ないが草オブ草なんだ。掌ドリルしてるけど仕方ないんや……メドゥーサさんの迫真の叫び声があまりにも物悲しいし血反吐吐いてるしピッタリ過ぎてもう限界なんだ……

 

「……私、今日はもう部屋に帰ります……マスターももう観光はしないでしょうし」

 

>まるで鉄人レース完走直後の選手の如く、燃え尽きた様子でメドゥーサが去っていく。流石に引き留める事も出来ず、無言でその背中に手を振る事しか出来なかった。折角持ち直したというのに、とロマニが物悲しそうに続けた。

 

 もう一回ステンノ様に遭遇しないと良いですね本当に、としか言いようがないと言いますか。メドゥーサさん特攻を持つステンノ様。狭い特攻対象だなァ……倍率はその分馬鹿みたいに高そう(コナミ)

 

>取り合えず、メドゥーサに同情するのもそこそこに……貴方はマスターとしての思考に頭を切り替えて画面のロマニに向き直った。此方は、事前に無かった予定に急遽繰り出す事になったのだ。どんな馬鹿でも打合せしておきたいと思うのは当然だろう。

 

『――良し、今回は僕が本造院君チームのサポートをするとしようか』

 

>と言うより、あの表情で帰っていったお嬢さんの事を思うと余りにも悲しかったので話す雰囲気にならなくなってしまう、と言うべきか。若干現実逃避も込めて貴方達はその口を開いた――

 

 闘争の雰囲気ではないな……ラスボス系主人公(別側面ヴラドさん)はお帰り下さい。そして主人公系ラスボス(子安じゃないアンデルセン)もお帰り下さい。お互い仲良く喧嘩しつつ英面しててください。心臓に釘立てて『やめろアンデルセン!』とか言ってもろて。

 と言った所で、今回は此処までとなります。ご視聴、ありがとうございました。次回はダレイオス殿無事復活となるでしょうか。

 




メドゥーサさんを酷使するスタイル。

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