FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

175 / 271
次なる目覚め その一

 皆さんこんにちは、ノンケ(渚のバナナ鬼)です。

 前回は、まぁ……まさかのホモ君がピンチに。しかも、こう、サーヴァントを庇ってとかではなく、大分順当に追い詰められています。ヤベェよヤベェよ……キャットさん死んじゃうよ……

 

>――方天画戟が、地面を穿つ。飛び散る筈の鮮血はしかし、貴方が直前に発動した礼装が免れさせてくれた。

 

「いやぁ、油断一秒火事の元。ガスの元栓はしっかり締めねばな、ご主人」

 

 あ……っぶねぇ(語録無視) いやホント、ちょっとでも緊急回避の入力が遅れてたらキャットがキラキラと輝いて昇天してました。しかしクソ情けない。サーヴァントに庇われるマスターとは……え、なんで庇われないのが普通である必要があるんですか(正規聖杯戦争並感)

 

>>――ありがとう

 

>感謝の言葉以外、存在しなかった。あと一歩で、自分は間違いなくあの世行きの特急に押し込まれていただろう。

 

 真っ赤な花が咲いてたと思いますねぇ! ハンバーグの可能性も十分にあったと思いますが……いや、汚い花火かな?(野菜王子) ドンドン被害のランクが上がってんなお前な。まぁ、何方にせよ死ぬという結果なので大して変わらないと思いますけど。

 

『危なかったね。けど――どうする、緊急用の保険はもうネタ切れだ』

 

>自分に力を貸してくれるサーヴァントが、自分を庇ってくれたのだから、その為に切った事に問題は無い。寧ろよい使い方だろう……問題は、そこではない。自分がミスしなければ、彼女に庇わせる事も無かった、という事だ。

 

>>俺が、ミスらなきゃ……!

>>落ち着け、気合入れなおせ俺!

 

 なさけないでちゅねぇ?(自嘲) まさかのキャットに庇われるとかいうクッソ情けない事態(事態の再採掘) お前主人公らしさの欠片もねぇなお前な(容赦ゼロ) 聖杯戦争では正しくてもFGOではクソ情けないのは確定的に明らか。

 

「■■■■■■■■■■■■!」

 

>キャットが間に入った事で、迂闊な追撃はしてきていない。しかし、天下の飛将軍がただ見ているだけ、という事も無く、ジリジリと、互いの距離を詰め……今度は、キャット諸共に引き裂こうと言わんばかりに、戟を構えなおしている。

 

 凄い迫力だぁ……ホモ君なんてマジで紙切れか塵レベルですよ。何だったらプリンと同レベル位です。風吹いたらぐちゃぐちゃになりそう。

 

『――正直、悪夢だよね。一瞬の油断でここまで崩れるとか。飛将軍の名前は本当に伊達じゃないって所思い知らされた……どうする? 撤退する?』

 

>>アレを見た後だ、流石に撤退する。

>>――いいや、寧ろ下がれなくなったよ。

 

 もう周りの兵隊さんもちょっとずつ下がってるんですけど……だが下がりゃあしねぇ! 愚地流空手は後退のネジを外してあんのよ!

 

>貴方は、その問いに改めてノー、と返した。改めて理解させられた。迂闊な行動一つが目の前のサーヴァント相手には致命的なミスになりかねない。そして、ここで下がって勢いを付けさせるのは、間違いなく悪手。下手すると、そのまま本陣を荒らされかねない。

 

『っ、そうだけど……ああもう、状況的にそうせざるを得ないのか。分かったよ、あの呂布の進撃をここで食い止めてくれと、改めて私の責任でオーダーしようじゃないか! 根性入れてくれ若いの!』

 

 ウォール・ホモ建築しなきゃ……(使命感) 正直、あんな進撃するだけの木偶の棒が何匹も居るよりも呂布一人の方がよっぽど恐ろしいという話。普通にぶち壊して市街地蹂躙しそうで怖いです。

 

『その代わり……本当に危ないと思ったら、即座に撤退する事。分かったね? 呂布を相手にするんだ。一切油断しない様に! 私も全力でサポートする!』

 

>了解、とだけ返し……頬を思い切り張って、手元のバットを構えなおした。未だ此方に雪崩れ込む連合ローマ兵。少なくとも、ここは何とか抑えきらないといけない。キャットに声をかけて、改めて角の出力を上げる。

 

「まだまだチャンスはマシマシ、アタマ大盛! イクゾー!」

「■■■■■■■■■!」

「セメロー^q^」

 

 はい、という事で対呂布、連合ローマ、第二戦です。正直、一体何がどうなれば勝てるのかが、微妙に分かりかねているプレイヤーです。いや、何となく察してはいるんですけど、どうやったらそれが成功するのかと……全く想像できないというのが。

 

「実の所、眠くなってきたのである……がそれも嘘だッ!」

「■■■■■■■!」

 

 そして先行はキャットが奪取。遊戯王は先行有利! 最近はそうでも無い事が増えて来てると言っているサル!

 で、こちらは相変わらず連合ローマへのお相手な訳ですが、ちょっとキャットと呂将軍の戦いから目を離さないようにしないといけませんね。何時、呂将軍が野獣の眼光でこっち狙ってくるかも分かりませんので。

 

 さて、今更ながら戦況説明ですが、連合ローマ兵は、ワイバーンより弱いんですけど何せ数が多い。英雄の証だとかがドロップするから稼ぎ時、とか言ってる場合じゃありませんよ、幾ら回避補正乗ってるって言ったって数重ねられりゃあキツイ物も……あっ、やべっヒットした。

 

「センメツー^q^」

 

 うるせぇ! にほんへの癖によォオン!? SE変更してるけど、それはろーまへなんだよなぁ……それは関係ないにせよ、この様に、どれだけ回避に補正が乗っていても、数で攻められりゃヒットもします。

 

『本造院君、ここに留まってるのは呂布を抑える為に残った君達だけだ。周りは敵ローマ兵だらけ、タマモキャットの邪魔をされないように、目を引き付けるだけに留めて、無理に倒す必要はないよ。どれだけ倒しても、キリがない!』

 

 ダ・ヴィンチちゃんのサポート、という名のFGORPGからのアドバイスが。回避に専念しろやボケカス、との事です。いやそこまで言って無いと思うんですけど……?

 しかし、回避に専念しろと言われましても。寧ろ力を振るった方が、キャットの言う条件を満たせそうな気がしないでも無いですけど。犬の様に暴れまわるだけでは足りない事があるのでしょうか。だからキャットだと言ってるサル!

 

>――苛立ちが、確実に頭の中を占有していた。誰かへの物ではない、自分への。煮えたぎる様な感情。今までで、一番あの時の感情に近い気がする。

 

 というかホモ君の感情が悪化してる気がする。ヤバいですって、振り切る前に別の意味で変に振り切って正気失ってひでと化すまである。害獣になっちゃうヤバイヤバイ……鎮めなきゃ(風の谷並感)

 

>自分に出来るのは、キャットへ礼装で援護する事くらい。寧ろ、マスターという楔を狙われる分、もしかすれば足手まといになって居るかもしれない。ならばせめてその役割だけでも……そう、思ってキャットの方を、向いた。

 

「っ――」

「■■■■■■ッ!」

 

>一瞬の隙を突いた、呂布の一撃が、キャットの肩口を捉えていた。瞬間――目の前が真っ赤に染まる。怒りだ。純粋な。未だ何も出来ない、自分への。バチバチと、頭がスパーク音を奏で、ブチ、と何かが切れる音がした。

 

>>――好き勝手、させてたまるかよ……!

 

 あ、選択肢選ぶと同時に礼装が勝手に起動を。っと、おや? 天神の呪も起動!? ちょっと待ってアレってパッシブスキルじゃないんですか!? ……今確認したんですけどデバフ効果だけは常時発動の様です。クソかな?

 

>張り上げる声。猛る感情。それと共に、タガが外れたかのように、吹き出す力が、礼装から放たれた癒しの弾丸と共に、キャットへと流れていくのが分かった。

 

「――ふふ」

「■■■■■■」

「NICEであるご主人。それこそ奥義、初めちょろちょろならぬ、初めブッパ、脳筋チンパン横振り格闘! 赤子以上に叫ぶのだワン!」

 

>口元に、鋭い牙が伸びていた。そして、天高く電が(かたど)って伸びる角。今までと、体を流れる血潮から、変わったような感覚。その姿は正に、鬼と呼ぶに相応しかろう。

 

 ……とりあえず、一言だけ。おおよそ主人公のする面ではないと思います。これは。

 と言った所で、今回は此処まで。ご視聴、ありがとうございました。

 




コイツいっつも自分への怒りで覚醒してんな。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。