FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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第三特異点 英雄艦隊封海 オケアノス
孤独な船出 その一


 皆さんこんにちは、ノンケ(パラP)です。この人も結構な魔術師様なのに、ソ……げふんげふんには敵わないっていう話です。マジでグランド級はヤバいっていう示唆なんですけど。

 前回は、キャット、及び黒王様を召喚に成功しました。戦力、実に増強! 我らの人理修復、実に順調! とはいえ戦力が充足したのは確かなんですけど、藤丸君の側のサーヴァントオルタ多すぎませんかね……?

 

 で、開始早々なんですけども。いきなりホモ君視点じゃありませんねコレは。なんか船の上から視点がスタートしております。

 さてはコレ……特異点前のアレだな?(察し)

 

>――嵐が、舞っている。凄まじい勢いだ。彼女が経験する中では、最も凄まじい勢いだろう。その原因は一体なんだろう。数日前、自分が潰したポセイドンだとか名乗る大馬鹿野郎を潰したからだろうか。それとも……

 

「悪い事は言わん! 投降しろ! 流石に、いかにギリシャ一の益荒男とは言え、この数の勇士相手では、分が悪かろう! ましてや……この、イスカンダルの軍勢相手に!」

「はっ! お前らの様な有象無象の雑魚の寄せ集めに、俺が、アルゴー号が! アルゴナウタイが、なによりも、コイツが! ヘラクレスが! 負ける訳が無いだろうが! 無様に散るがいい!」

 

>目の前の、水平線も埋め尽くす勢いの大艦隊。その前に浮かぶたった一隻、されど煌びやかに輝く船。その激突に、神も本当に興奮しているのだろうかとも思ってしまう。

 

 ――んん? んんんん? ンンンンンンンン?? なんか、凄い大艦隊が……居るんですけど、でその中心で、あの、大塚明夫に啖呵切ってるのは……あー、小物時代のIASN君じゃないですか。

 というか、あの二つが洋上大決戦やるのか……ヒエッ、戦争ってレベルじゃねーぞ!

 

「有象無象とは言ってくれる! 余の元には、海を知り尽くした心強い提督が三人もついているのだ! 如何に英雄達の集う極地なれど、この海の戦に置いて、そう容易くは負けはせん!」

「提督? はっ、笑わせるなよ? 海賊風情を雇い入れた所で俺達に敵うとでも思って居るのか? もう一度言ってやるから、その聞こえない耳かっぽじってよく聞け、お前らの様な有象無象の雑魚の寄せ集めに、負ける訳ないんだよ! 俺達が!」

 

>海賊風情とは言ってくれる。別人の話だというのは分かっているが、自分もまぁ、海賊ではある故に、侮られるのは……いや、正直な事を言えば、それが気になってしまうのは違うのだろう。厳密には。

 

「姉御っ! ヤバいっすよアイツ等! ここに居たら巻き込まれる! 逃げねぇと……」

「ボンベ。アタシは、どうすれば良いと思うんだい?」

「……へっ? いやだから、逃げた方が」

「アタシは、どうするべきだと、思うんだい?」

 

>若干、八つ当たり気味にかけた声で部下が怯えたが、手に取るように分かった。言わなくても、自分は誰よりも分かっているのだ。今、自分がどうするべきなのか。

 

 で、カメラがこの視点の方の背後に……手が震えているぞ? そんな弱々しい姿を見せるな……好きになるぞ?(脅迫) まぁこの人はそんな姿見なくても野郎どもになっちゃう!(キモさの極み)になるので。

 

「姉御……」

「ここで退いたら、海賊としては愚か、アタシ自身が終わる気がするんだよ……そんなの、耐えられる訳ないだろう?」

 

>故に、自分はこう、号令を下すのだ。

 

総員! 腹ぁ決めな! 海を支配してると勘違いしてる馬鹿共に、海賊をコケにした小僧! 全員に一発かましてから! アタシたちは堂々と! 真っ直ぐに! この場からトンズラするんだよ!」

 

 いや逃げはするのか……?(困惑)

 

「――って結局トンズラはするんですかい!?」

「そりゃあそうだ! マトモに相手するのは馬鹿の所業だからね。ただ、惨めに逃げるんじゃない! 目に物見せてから、アイツ等を一つ馬鹿にして逃げるんだ! 『どうだ、お前らなんてこんなもんなんだよ』ってね!」

 

>そう言って、一発の弾丸が号砲の様に打ち放たれ、それに突き動かされる様に、船員たちが船の各所へと散っていく。そうだ。彼女の……船長の、フランシス・ドレイクの号令だ。ならば従わずして何がこの船の一員か。

 

「ぺ、ペリカン号が持ちますかね!?」

「此奴はゴールデン・ハインドだって言ってんだろうこのトンチキ!」

「あでぇっ!?」

 

>序でにボンベは殴られる。これはもう船の風物詩だ。

 

 つけものが許されないみたいなものだね。分かる分かる。ところでつけものって実はボーボボの最初から最後まで出てたキャラなんですよね。あの独特のキャラクター……嫌いじゃないわ!

 

「よぉし! 行くよ野郎どもぉ! 目標はあのウスラトンカチ共の戦いの真っただ中! どてっぱらを食い破って、堂々と逃げ切ってやろうじゃないか!」

 

>目の前の神話を見紛うばかりの大海戦に、真っすぐと立ち向かう選択肢を選べるのは。唯の蛮勇か、それとも……そこにしかない、活路を見出した故なのか。いずれにせよ、彼女の操る船は、混沌渦巻く大海原へと、一直線に突っ込んでいく――

 

 ……と、言った所で画面は暗転。どうやら特異点はあの後から続く話の様です。いやでも、もう終わっとるやん(至言) あの三勢力の大海戦にカルデアがドレイクさんと挑む的な事だったじゃんか! じ ゃ ん か ! ! !

 それが、それが次回予告的な部分で全部終わってるとか許されませんよクォレハ、ちょ、これは心火を燃やしてぶっ潰すしかあらへんし……第六特異点とは訳が違うんやぞ!

 

>――貴方がカルデアスの前に立ったのは、そばを味わう暇も無くすべてかき込んだ挙句盛大に喉を詰まらせ、キャットとメドゥーサの介護を受けた後の事だった。特異点に向かう前にまさかここまで消耗するとは、等と考えていると……皆の前にロマニが立った。

 

「――さて、次の特異点に向かう準備が整った訳だけど、今一度この特異点の状況をおさらいしようかと思う……詳しく調査した所、面白い結果も出たしね。レオナルド」

「はいはーい。先ず此方を確認してくれたまへ」

 

>そして、その傍らのダ・ヴィンチが、空中に何らかのデータを投影する。地図と、そこから伸びたグラフだ。

 

 そのデータが何なのか分からないんじゃない!(脳筋極振り)

 

「我々が観測している特異点上の情報だ。で……事が起こったのは、つい先日だ。今度表示するグラフが、その時の情報を纏めたものになる。驚く事なかれ、だぜ? 諸君。正直私も目を疑ったんだから」

 

>そして次に表示されたグラフに……貴方達は目を剥いた。明らかに、グラフが変化している。グラフが、此方の方が段違いに高い。凄まじい反応だ。

 

「ドクター、これは?」

「済まない藤丸君、詳細は分からない……しかし、こうして特異点を外部から観測している僕らからでも分かる程の、とても、とても大きな異変が起きた、と言うのは多分間違いないと思う」

「大きな異変ですか……考えられるのは、やはり聖杯関連の何かでしょうか」

 

 どう考えてもさっきの次回予告の所だと思うんですけど(事実) まぁ、FGOの予告的な流れは、決して決着を見せないのが伝統予告ですから……万が一、ドレイク船長が合流する前に死んでたらどうすれば良いんでしょうか(震え声)

 

「そう考えるのが妥当だろうね。ただ、もう一つ、可能性があるとすればとんでもないイレギュラーが次の特異点に居るのを、僕らは知ってる」

「――前回の特異点から、殴り込んだ二人のサーヴァント」

 

>そう、イスカンダルと孔明。彼らが次の特異点で何をしでかしたのか。それによっては特異点内部の惨状がどのレベルまで行っても可笑しくは無いという話である。

 

「前回と変わらず、一切の油断を捨ててかかって欲しい。で、その上で二人共、今回同行してもらうサーヴァントは決まったかな?」

「まぁ、大丈夫です。俺はマシュ、ジャンヌとセイバーを」

 

>藤丸は、第一特異点からずっと戦ってくれているレオニダスを休ませ、マシュは同行させないという選択肢がないので、自然の残りのメンバー、という事になった。そして、貴方もそれに合わせ……と言う訳でもないがメドゥーサが休みとなって居る。

 

『――悪寒が……するんです……』

 

 セプテムから何らかのセンサーが綺麗に反応したかのような危険回避。まぁオケアノスの下姉さまと彼を見たら、下手するとメドゥーサさんネガティブモンスターになっちゃうのでね。メドゥーサ三姉妹ホンマめんどくさいな(歓喜の表情)

 

「了解。じゃあ同行サーヴァントは、新たに来てくれたサーヴァント二人と、レオニダス、メドゥーサを入れ替えた残りのメンバー! 今回の目標は、第三特異点の解決と、第二特異点より聖杯を略奪して逃走したイスカンダル一味の撃破! 二つの目標の解決は難しい任務となるだろうが……必ず成し遂げて欲しい!」

 

>了解! という声と共に、コフィンに入る貴方達。その先に待つ、第三の特異点の姿とは……果たして。

 

<アンサモンプログラムスタート 霊子変換を 開始します>

 

<レイシフトまで>

 

<3>

 

<2>

 

<1>

 

<全行程 クリア グランドオーダー 実証を 開始します>

 

 

 

 

 

 

「……っし、問題なくレイシフトか。康友、無事か?」

 

>無事だ、と返し、周りを見回し……先ず貴方が凍り付く。その姿を見て、何事かと首を傾げ、同じように周りを見た立香が、同じように凍り付いた。

 

 ――えっと、皆さま。カメラワークからお判りでしょうが、とんでもない事になりました。え? どういう事かって?

 

「おうてめーら……密航者か?」

 

>一つは、レイシフトしたその先が、まさかの……船の上。しかも、その旗には髑髏。海賊船。要するに敵の真っただ中。まぁ、それはいい。それはまだいいのだが問題は……

 

「ま、マシュ達が……いない!!!!!

 

>頼もしい仲間たちが、自分達を除いて誰も居ない、という事だった。

 




どっちにとっても。
追記:章の名前をちょっと変更しました。流石に元のオケアノスの名前名乗るのは内容違いだと思うので

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