FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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大海賊のシマへ その三

 皆さんこんにちは、ノンケ(ポールダンサーぐっさま)です。あの宝具見た時、それにしか見えなかったのは俺だけではない筈だと思います。あと項羽様から貰った槍を投げたり色々使ってますけどそれは大事にしてるんですかね……?

 前回は、ホモ君と藤丸君、宿命の殴り合いが始まると思って居たら、ドラゴン君が『そんなんどーでも良いからさっさと人理修復せい』と言わんばかりに戦いの邪魔に飛んで来てくれました。お疲れ様でーす!

 

「――嘘だろ?」

 

>思わず貴方も体が止まる。船の上に着陸してもおかしくない距離で、ホバリングしているその巨体に……しかし、直後、貴方達は誰よりも早く思考を取り戻し、一瞬で構えを取った。

 

>>立香! 跳べ!

>>俺が飛ぶ! 立香! 合わせてくれ!

 

 跳びそうなイメージがあるのは……まぁ、多分藤丸君の方でしょう。ホモ君は大抵踏み台になるのがお似合いなので。ホモ君の扱いは緑甲羅と同等です。もしかしたらヨッシーかもしれない。

 

「クソッたれ、やるしかねぇか! 良いか康友、絶対に容赦するな、弾丸みたいに弾いてぶつける位じゃねぇとビクリともしねぇぞ!」

「……あっ、えっ、頭っ!? 兄貴!? なにする気ですか!?」

「アイツを追い払う! 良いか、俺が吹っ飛んだら急いで帆を張って出せ! 良いな!」

 

>そう言って、貴方が構えたのは拳。足では不安定、正確に狙うには拳の方が丁度いいだろう。渾身の力を込めて深く貯め、其処に立香が走って向かって来た。跳躍するタイミングは見えている。タイミングを合わせるその動きにすら気を払わず……拳を突き出した。

 

>>跳べ……いや飛べっ立香! 流星に成れ!

>>必殺フジマルミサイル着火! 射出! 当たれぇええええ!

 

 威力はミサイルの方がありそうですが、爆ぜた後帰ってこれなさそうなので選択肢は上です(特攻宝具並感)

 

「おおおおらぁああああっ!」

「す、すげぇ! まるで人間大砲じゃねぇか、頭! 一直線じゃあ!」

 

>渾身の拳と、跳躍の勢いで、正に弾丸の如く飛びだした立香は、そのままの勢いでドロップキックをその顔面にブチかます。カルデア製の靴の強度を信じての事だろうか。そしてそのままにドラゴンの顔面を蹴飛ばして、そのまま船に向かって再跳躍をかけ……

 

「おし着地も完璧! 十点十点十点! とくらぁ! っしゃああ!」

「言ってる場合じゃないですよ!? 今全力で船出してますけど、あんなん振り切れるわけがないでしょうよ! この船、別にそこまで速いって訳でもありませんし!」

「何を弱気な事言ってるんだ野郎共! ドラゴン如き、俺達カルデア海賊団に振り切れない道理はねぇよ! 時間稼ぎは出来たから行けるはずだ! やってみせろ!」

 

 いや藤丸君、それこそブラックパール号でも無けりゃあんな全力で飛んで来るような高速ドラゴン屋振り切れないよ、全く困ったもんじゃ……(困惑)

 ところでジャックが英霊化って誰でも考えると思います、んですが実は格を考えるとくろひー、姉御、歯茎マンは当然、アンメアとバーソロにも圧倒的に劣るんですよねアイツ……なんだお前情けねぇな船長系のくせによぉ(侮辱)

 

「し、しかし……!」

「逃げるって言ったら逃げる! 逃げらんなきゃ俺達の物語は此処で終わりだってんだよそれが嫌なら死ぬ気で逃げろ!」

 

>この元船長、中々ノリが良いな……とか考えつつ、さて打ち落とすにせよ、どうするかを貴方は考える。どうせここで負けを選べる立場では無いのだ。勝たねばこの世界は終わる。船を守り、自分達は無事に退却をするしかないのだ。

 

「――ああ糞、最悪だ! 頭ぁ!」

「どうした!?」

「前方に、群れです! 奴らの! どうやらここ最近、子分を潰されまくって、親玉がお怒りのようで、大物も一緒ですけども!!」

「奴らって、海魔かよ!? クッソ、なんでこのタイミングで……!?」

 

 不幸は畳みかけてくるもの。そういう時は、いったん逆らうのをやめて落ち着くことが大切です。ま、ホモ君と藤丸君にそんな暇はありませんけどwwwwww(嘲笑)

 

「――いや、ここしかねぇか! オイ! 一番形保ってる海魔持ってこい!」

「へぇっ!? ど、どうするんですかい頭!? そんなもん使って!?」

「時間稼ぎだ! あのドラゴン君が低能である事を祈るよ……!」

 

>そう言って、手渡された特大の死体……どうやら、槍で始末した模様で、ぴくぴくとしていても、内臓はずったぼろである。終わっている。多分死んでいる。しかし、見た目は綺麗なものだ。

 

「ナイス! っしゃ! これを……」

「どうするんですか!?」

「思い切り投げつけてみる! あぁぁぁぁれぇぇぇええええにぃいいいいいいいいっ!

「なんでアンタはそんな事をするんですかぁあああ!?」

 

>これには何をする積りなのか貴方自身にも分からないレベルである。何故こんな暴虐に打って出たのか……そんな事を考えていたら、見事海魔が顔面に張り付いて。そして、天に向かって、怨念を込めたドラゴンのブチ切れの咆哮が上がった。

 

 そりゃあそう。海魔の死体を顔面に投げつけられて怒らないとかもうそれは聖人クラスだと思います。あっ、ちょっと待って、顔から海魔君が剥がれない、海魔君! やめて! ドラゴン君をこれ以上怒らせないで!

 

「っしゃぁ! ナイスラック!」

 

>いや何が幸運なのか。本当に知りたい。明らかにドラゴンが怒っている。完全に宣戦布告をした形である。一回この馬鹿野郎を頭から引きずり下ろした方が良いのだろうかと考えても許される気がした。その時。

 

「――あれ!? ドラゴンが……それる!?」

「上手く行った! 海魔にヘイト向いてくれたか! お前ら! 今の内に距離稼げ!」

 

>立香の狙いは、どうやら群れの海魔に狙いを向ける事だったらしい。明らかに怒り心頭のドラゴンは、そのまま海から此方へと向かおうとしていた海魔の群れに、真っ赤な輝きを浴びせかけた。

 

 あ^~海の蒸発する音ぉ~。もう熱量の差で大爆発してるんだよなぁ……そして吹っ飛ぶ海魔君達の死骸、肉片。物騒!

 

「うっわ……」

「急げ急げ! 風を捕まえろ! そうじゃないと振り切れないぞ!」

「ってそうだった! 野郎共! 急いで風に乗るぞ! 島まで行けば、取り敢えず海の藻屑になるのだけは避けられる!」

 

 ここで沈んじゃえば間違いなく死んじゃうからね。成程、生き残りをかけるのは生物として当然の(無言のビンタ) ――目標が低い(天狗面) せめて勝つ事を考えるんだよ180度(発想の反転)

 

「――み、見えて来た! 島だ島! いけますぜ頭!」

「お前ら! やれるぞ! 逃げ切れる! 陸地に付いたら、そのドレイクってのにも手伝って貰って……それで!」

「な、なんか希望が見えて来た……!」

 

>船は風を受けて進む。ドラゴンは海魔に釘付けになっている……これなら間に合う。そんな希望を、船の上の船員皆が、抱き始めていた。そんな、そんな時だった。貴方がふと振り向いた後ろで……ドラゴンが、天に向けて一声鳴いた。

 

「……なっ、なんだぁ!?」

「で、デカイ遠吠えしやがって、犬の何とやらか!?」

 

 犬の何とやらはもう脳死発言の極みなのよ。せめて負けだとか、遠吠えだとか。勝利のハイテンションで頭はムーミン野郎になってるんですかさては? ふ、しかしコレはね。間違いなく『やったな』(完全勝利UC)

 

>しかし、貴方のその瞳が捉えたのは、負け犬の遠吠え、とは完全にかけ離れた光景だった。ドラゴンの奥、其処から向かってくる、黒い、群れ。

 

>>野郎……どうやら配下に召集かけたみたいだな。

>>おいおい、ヘッドがダチ公にカチコミの要請かけてんぞ兄弟!

 

 だから『やったか』とか言っちゃいけないんですね。皆は、言わないようにしようね! そしてお父さんお母さんと一緒に、生きようね!(ホモ君との約束)

 

「――ああくそ、マジだよっ! さっきので呼びやがったか!?」

「えっ!? 何の話!?」

「ワイバーンだよ! どうやら本気で怒って、群れでリンチの構えになった模様だ! クッソ野郎が、近づいて来るぞ!」

「うわぁホントだ!? っていうかもう、そ、傍まで……包囲されてますけど頭!?」

 

>悪夢だ。完全にやられた。どうやらあのドラゴンには、自分の手が空いていないのなら、仲間に任せるという知恵があったらしい。間違いなく十頭以上は居る。これを二人だけで追い払うのは無理だと、貴方もあっさりと悟れてしまった。

 

「だが……それでも突破するしか……!」

 

>そんな状況でもなお、立香は奮起し、拳を構えたが……しかし、その直後、後方から巨大な羽ばたきが聞こえる。時間稼ぎのそれも、どうやらさして意味は無かったと見える。後方から、此方の甲板目掛けて、飛んで来る一匹の竜が。

 

 ク ソ デ カ D O R A G O N 画面いっぱいの大迫力ドラゴンに、思わず投稿者もげっそり。あぁ……申し訳ありません皆様。どうやら私、このゲーム初めてのリトライを、ここで使用する事に……

 

>それに向けて、歯を食いしばり……拳を、構える。立香も、貴方も。それでも、諦める事だけはしたくない。まだ、大切な仲間たちと、合流すら出来ていないというのに。

 

――先輩っ!

させはしません!

狙いは前方の大物! ぶっぱなしなぁ!

 

>その時だった。藍色の流星が、飛んで来たドラゴンの横っ面を思い切り張り飛ばし、そして船に集っていたワイバーンに、黒の光弾が着弾、追い払っていく。そして……無数の砲弾が、一撃に怯んでいた竜の体を正面から押し返す。

 

 つ よ い。

 

「ドクター! 先輩たち! 発見しました!」

「もう大丈夫です! マスター!」

 

>甲板に響く、重厚な金属音と、ふわりと広がる藤色のスカート。絶望の淵の貴方達の前に降り立ったのは、貴方達二人がこの旅で手に入れた、大切な相棒で、仲間。マシュと香子だった。

 

 ――と言った所で、今回は此処までとなります。ご視聴、ありがとうございました。

 




祝・合流

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