FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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魔の海 その一

皆さんこんにちは、ノンケ(障害エレファント)です。カルナと幸せになって♡ なれ(恐喝) 絶対に幸せにさせるからな(決定事項) カルナの召喚が出来なかったって言う無念はあります。でもアルジュナは居ます。オルタも居ます。なんで???(困惑)

 前回は、ドレイク船長の武勇伝を聞きながら、聖杯やなんかを奪った事をお聞きしましてございます。で、その聖杯に関してなんですけど……なんと船長、もう一個お持ちでした聖杯。まるで聖杯のバーゲンセールだな。

 

『……聖杯の持ち主が、敵から聖杯を奪い、聖杯を手に入れた……聖杯聖杯……あーもう色々限界寸前まである気がする! 無理無理カタツムリー!』

「ど、ドクター、大丈夫ですか?」

「まぁ、そうなっても不思議じゃない気がするよ。僕もちょっと、驚いてるし。まぁ何人か驚くどころの騒ぎじゃない人たちがいるけど……」

 

>そう言って、デオンが視線を向けたその先に、二人は居た。天を仰いで、そのまま立ち尽くすセイバーオルタと、岩に背を預け、燃え尽きた様子のジャンヌオルタである。

 

「……聖杯とは……国とは……私の……願いとは……」

「はっ、聖杯一つで調子に乗って、イスカンダルから聖杯盗んで、挙句の果てにポセイドンと来たもんよ。私って、スケールの小さい悪党だったのかしらね。所詮は贋作は、真作に勝てないって事なのかなぁ……ねぇ、マスター?」

「じゃ、ジャンヌ。気を確かに」

 

 あっ、ラスボス二天一流のお二人……そっかぁ、サーヴァントでもない普通の人間の姉御でまぁスケールでド派手に負けて、しかも聖杯二つとかいう圧倒的戦果まで見せつけられて。うん、まぁ。ドンマイ!

 

「……どうしたんだい? そこの二人」

「うむ、今はそっとしておくのだなビッグパイレーツ。お主は大切な物を奪って行ったのだ。其処の二人を♡キャッチ。そしてそのまま♡ブレイクン。スマッシュウケればそのままお外なのだな」

 

>キャットですら哀愁漂う目を向ける有様だが……しかし、取り敢えずあの二人のケアは立香に任せ、取り敢えず、貴方はロマニに問いかける。コレは、聖杯を回収してお仕舞いなのか、と。

 

『……いや、話を聞く限り、それは無いと思う』

「何故だい? 彼女は、聖杯を二つ持っている。一つはイスカンダルが持ち込んだものとはいえ、もう一つは確実にこの世界を乱した聖杯じゃないのかい?」

『いや、もう一つ可能性がある。彼女の持っているアレは、この世界に元々あった、そうだね……()()()()()、と言う可能性があるかな』

「正当な聖杯、でございますか?」

『そう。特異点を創り上げた悪しき聖杯とは別モノだ』

 

>曰く、その悪しき聖杯と、この特異点にもともと存在した正統な聖杯が互いに影響し合って、この特異点はここまで乱れているのかもしれないというのがロマニの見解だった。

 

『レフ・ライノールが各特異点に配置した聖杯は、こうした乱れが起きるのを狙った可能性もあるね。まぁ、その辺りは置いておくとして』

「つまり、ドレイク船長がもっている聖杯を回収しても、この特異点の異常は」

『解決できないと思う。当然ながらもう一個を回収しても』

 

 それは外部から持込された違法聖杯だからね。聖杯に違法も無いも無いやろ(正論) そもそも冬木から始まったFateの中で違法じゃない聖杯なんて無かっただろいい加減にしろ!!(極論)

 因みに確かマトモな聖杯ってアポクリの聖杯、位だったと思います。多分ですけど。原典からZERO、聖杯奇譚に至っては聖杯、爆弾に改造されてますし。

 

「――おーい、結局、アタシのコレはどうすればいいんだい? アンタ等にはまぁ、色々世話になったから、別にこれ位ならくれてやっても良いけど」

「あぁ、すまないキャプテン・ドレイク。其方の、外に出しっぱなしの聖杯は回収させてもらうだけで。貴女が持っている聖杯に関しては貴女の物だ。私達がどうこうはしないから大丈夫」

「気にしないでおくれ。どうせそんなもん幾つも持ってたらやっかみも多い。だったら誰かにくれてやった方が良いだろう?」

 

>取り合えず、問題のセプテムの聖杯は回収できた。コレに関してはドレイクに感謝したいほどであるが……まだ、この特異点でやる事は残っている。

 

『それと、此方との共同戦線の話は考えてくれたかな。キャプテン』

「あー……まー、ごちゃごちゃした事は分からないけど、要するにこの可笑しな海をどうにかするのに手を貸せって事だろう? それはこっちも願ったりだよ」

 

 因みに、ここでドレイクに力を借りず、自力で海を行くルートもあるにはありますが……メッチャ効率が悪いうえ、それでなんか手に入るか、と言えば実績位なものなので、エンジョイするのであれば普通にドレイク船長に頼りましょう。

因みに、特異点の行き方に寄っては、例の歯茎オジサンにお味方して頂ける事もあります。ヘラクレスと歯茎が揃ってるのでアガルタ前日譚みたいな感じになりますけど。

 

「それにあの猫……だか人間だか分かんない奴。アイツの料理の腕は、正直期間限定とはいえありがたいんだよ。上手い飯ほどやる気の出る事は無い!」

「にゃはは、食べ盛りの悪ガキに、フードで積極的に殴り掛かる推奨プレイ!」

 

>戦力では無くキャットの料理の腕の方が評価される、というのはちょっとばかり複雑ではあるが、しかし。自分の自慢のサーヴァントが褒められて悪い気はしない。

 

 キャットはフォックスだから、料理を褒められるのがサーヴァントとしての誉れであるからして(矛盾螺旋) 因みにキャットは今さっきから料理を片手に右往左往しております。パッションかわいい(思考停止)

 

「っはぁ~! 本当に美味い飯に美味い酒! 最高だね! 良し良し! 今日から、仲間って言えばいいのかね……まぁ良いかその辺りはどうでも! 仲間になった此奴らに乾杯だよ! オラ飲め飲めぇ!」

 

>そして酒樽に沈められるボンベ。隣に居たのが速攻で頭を掴まれドボンである。マシュが悲鳴を上げて助けに入ったが、物凄い幸せそうに酒に溺れ、崩れ落ちていた。

 

『――さて、僕らは冷静に状況のチェックをするよ。くれぐれも酒に飲まれないよう』

「次だ。次の酒を注げ。途切れさせるな」

「ぽせいどんがなんだってーのよばかやろー!」

……っすぅぅぅぅぅぅううううううううう

『うーん、もうボロカスに酒に吞まれてる上、何人か彼女たちの手によって天に飛ばされてるねぇ。コレは正に惨状』

 

 ロマニの額に、怒りのマークが見える見える(千里眼) ロマニだって、偶にはカッコつけて進めたいと思った所でこの酒飲みたちである。

 

「えーと……マスターと藤丸様、マシュ様と私、デオン様はお手すきですけど」

も う い い よ ! ! お 酒 飲 ん で 寝 て れ ば ! ?

 

>そう言い捨てて、とうとうロマニは泣きだしてしまった。まぁ、コレに関しては余りにもタイミングが悪かったという事で、貴方も何か言う事も無く、キャットの方にそっと歩き出した。どうせ宴、飲む積りは無いが、喰わねば損である。

 

 どうやらこの特異点での拠点フェイズの模様です。セプテムでは特に拠点フェイズで特筆すべき事……一応香子さんのナンパイベントがありましたね。まぁでもナンパろーまへがクッソ情けない所為で大したことは無かったですけど。

 

「にゃは、おやご主人! お主も食べねぇ食べねぇ! 食わねば戦は高楊枝! 小さな先っぽに一点力を入れれば中折れ必須、本懐を果たす為にはスタミナをエクシードチャージである! という事で、先ずはこれである!」

 

>そう言って出てきた一品目はまさかのたこ焼きである。えっ、どうやって作ったの? だとか、凄いソースピッカピカやね、とか、色々と言いたい事あるのだが……最大の疑問、何処からそのたこ焼きを入れる、木の皮的な器を持ってきたというのか。

 

「キャットの料理は七不思議、百鬼夜行に魑魅魍魎、どんなとこでも最高のサービスでござる。ニンニン」

 

 恐らくは、具材のタコはさっきボンベさんが取って来たタコだと思われます。結構大きかったですし。あ、美味しい。そして体力回復が大きい。流石キャット。あ、そうだ。ウチのサーヴァントの定期行事、おせんべ渡ししてなかったね。加えてホラ。

 

「む、コレはキャットへの御褒美カ。醤油の香るカチカチせんべい、ご主人の渡す絆の架け橋、とはいえキャットは余り濃いものは宜しくないのだが食べる!」

 

>ガリガリっと豪快に食べきって、何を思い出したか、キャットが此方に視線を向けた。

 

「そう言えばご主人よ、煎餅のお礼のキャットの気まぐれアドバイス。海に生きるは魚とその餌とその提供者。料理人がおらねば素材を活かす事叶わぬ。海を知るは海に生きた者のみ。敵は小物大物だけではない。あーはん?」

 

 ……まるで意味が分からんぞ!(正直) いえ、それであっさり切り捨てるのは良くありません。ここはしっかり解読してみましょう。皆もチャレンジしてみてね! ……因みに投稿者は結局途中で断念致しました。キャットの言語は複雑怪奇……

 

「おーい猫のねーちゃん! こっちにも料理頼む!」

「おうさ! あ、ご主人には特別めにゅ~も用意している故、楽しみにするがヨイ。キャットは飼い猫故、ご主人を依怙贔屓して甘やかすのも是非も無しである」

 

>そう言って、にっこにこの笑顔でキャットは給仕に戻っていった。取り敢えずたこ焼きを齧ってみた。上手い。そうしてもう一個に手を伸ばしたのだが……なんか、普通のたこ焼きに交じって、なんか青い触手が飛び出ているモノが混ざっているのだが。

 

 ファッ!?

 

>>……折角だし、食べてみるか。

>>いや、流石にこれは……ちょっと……

 

 非常に新鮮で、非情に美味しい(大嘘)何かの模様です……っはぁぁああああ(クソデカ溜息) 食えば良いんだろう!? 良いよ、来いよっ! 胃にダメージかけて胃に!(ゴーカイジャー) 太いっ!(ダメージ)

 

>意を決してかぶりついてみる。口の中で咀嚼し、味を確かめ、そして余韻を残しながら飲み込んで、貴方は呟いた。見た目より、圧倒的に美味さが勝つのが理不尽だな、と。青空の先を見つめながら。

>称号『虚数適正』を獲得しました。

 

 ……えぇ?(困惑)

 今回は、ここまでになります……?

 




海魔と聞いて、ゲソ焼きよりもこっちの方が未だ食えるんじゃないか、と思った人は私と握手。

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