FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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魔の海 その二

 皆様こんにちは、ノンケ(夏の魔法少女)です。今年はジャックかクロエか。何方にせよ荒れるぜ、実装されれば……特にクロエは多分、マジで大事件レベルで血(金)がガチャに流れると予想されますよ。

 前回は、ドレイク船長にお仲間にして貰って、で一番重用されるのがキャットと言う。そんな後ろで、元ボス二人の何かが粉々に打ち砕かれた挙句、二人はヤケ酒に走って居ました。後セプテムの聖杯漸く回収です。

 

 さて、暗転から画面がオォン!と出てまいりました。スッゴイ煩そうですね……いや、画面がもう大分うるさいとは思うんですけど。いや、相当静かですよ? どっちだよ(右往左往)

 

「……二人共、大丈夫?」

「サーヴァントに二日酔いは存在しない。心配は不要だマスター」

「はっ、大丈夫って心配されてるのはアンタの精神状態じゃないの? 昨日は大分無様を晒してたからねぇ!」

「その言葉、そっくりそのまま返すぞ、戦車女」

 

>宴の夜、開けて翌日の船の上だが……早速空気が最悪レベルである。昨日確実に精神的なダメージを貰っていた二人が、復帰そのままの勢いで火花を散らしている。元から相性が宜しく無いのもあるが、状況も合わさって、色々とクライマックス状態だ。

 

「……舐めた事言ってくれるじゃない。特異点を潰す前に、アンタを潰して、しっかり上下関係叩き込んだ方が良さそうね。冷血女」

「面白い事を言うな。試してみるか?」

「あーもうストップストップ! 二人とも落ち着いて!」

 

 やべぇよ……やべぇよ……空気が干上がってるのに二人の迫力で心が赤ン坊になっちゃう!(精神異常) オルタさん達許して! 藤丸君のマインド壊れる! 守って! マシュちゃん! 彼の癒しを ま か せ る わ 貴 女 に。

 

「ドクター! 助けて!」

『良し本造院君! 今日から特異点探索の開始だ! 張り切って行こうか!』

「ドクターっ!!?!?!???」

 

>悲鳴が聞こえる、が。しかしながらロマニは黙って貴方に首を振った。どうやらドクターは立香をあの二人への生贄に捧げる事に決めたらしい。

 

>>い、いや、流石にそれは……ちょっと……放っておくわけには。

>>……スマヌ立香。コレも特異点攻略の為である。

 

 全然生贄じゃんお前! 信じらんねぇ! 藤丸君がもう生きて帰れないですよ……とはいえ俺も、あの怪物二人の間に割って入って止めるっていうのは……どうするんだよ……(葛藤)……良し!(選択) マスター・藤丸! お許しください!(切り捨て御免)

 

>>い、いや、流石にそれは……ちょっと……放っておくわけには。

>>……スマヌ立香。コレも特異点攻略の為である。

 

おのれ康友! 裏切ったなテメェええええええええ! 許さねぇ! 後で覚えとけゴラああああああああっ!

「「(ビクッ)」」

 

>そして任せた結果、立香のいきなりのブチ切れ怒号に、逆にツインオルタが気おされてしまっていた。普通ならそんな若造の激昂程度二人にとっては屁でも無いのだろうが、普段からどっちかと言えば優男調の彼がやるからこそなのだろう。

 

 コワイ!(やめてください……) とはいえ、お二人の対応で此方にはこれまいて。さて、その間にこっちは大人の話をしましょう(仲間を切り捨てるホモの屑)

 

『――それでは、ドレイク船長。改めて状況の整理をお願いしたい』

「ああん?」

『スイマセンお願いします……生きててスイマセン……』

「なーにうにゃうにゃ言ってるんだいアンタ! シャキッとしな! ったく、こういうタイプの男が一番嫌いさね!」

 

>完全にバンカラにタジタジなオタク男子の構図である。怯え切ってる。仕方ないのでその言葉の先は貴方が引き継ぐことにした。

 

>>改めて。海の状況を聞かせて欲しいんだけど。キャプテン。

 

 まぁ、こっちが聞いたのはイアソンくんがヤケ起こして、でイスカンダルも大打撃を受けて、でドレイク船長が完全勝利したってだけですし。また過去の話してる……でそこでポセイドンがクソ雑魚だったって言う事も聞いた。また神の話してる……昔はそれなりにふさふさだったんですよ。また髪の話してる……

 

「――いいだろう。そんくらいしっかりこっちの目を覗き込めるなら上等だ。先ずはこの地図を見な」

 

>そう言って広げたのは……どうやら、この海域の地図の様だ。しかも素人目に見ても恐ろしく正確に描かれている様に見える。通信先のダ・ヴィンチが地図を見た瞬間に一つ口笛を吹いたのも、この地図の価値を裏付けている様に見えた。

 

「ここ、この右下の方にあるのがあたし達の島だ。で、この右上の方の島に、例のデカい柱が陣取っている。ここら辺は、ここらの海賊共にとっちゃ進入禁止の魔の海だって言われてるよ」

 

 えー、海賊島がドレイク船長。でもって地図に記された島が……えっ? そこに目玉野郎が居るんですか!? まって、其処にこの特異点の鍵が二人程いらっしゃるんですが。

 

「でもって、この左の、この辺り……ここ一帯は全部、英霊艦隊のナワバリさ」

 

>英霊艦隊。聞き覚えの無い名前だ。しかし香子たちは違うようで、その名前に、ピクリと反応する者が何人か。

 

「英霊艦隊……確か、ドレイク様を襲っていた船たちも、そう呼ばれていましたが」

「ま、あのイスカンダルの率いる船団だよ。分かりやすく言えばね。あの目玉野郎に半分近く沈められたけど、それでもこの近海を派手に牛耳ってるのは奴らさ。それでも満足しないで何やら色々やってるみたいだけど」

 

 いやそれより広すぎないナワバリ?????? 特異点の半分をナワバリにしてらっしゃいますけど、なんなの? FGORPGの特異点は、全部FGOよりも状況を悪化させないと気が済まないの?

 

「……イスカンダル様の言葉が本当であるなら、恐らく狙いは、呼び出された例の」

 

>貴方もその言葉に同意した。恐らくは、その怪物が聖杯を所有し、未だ特異点を維持しているのだろう。イスカンダル達が聖杯を所持しているのであれば、速攻で特異点を解決して帰っているだろう。

 

「で、その英霊艦隊の規模だけど……正直、アタシ達と比べたら頭痛がしてくるレベルさね。艦隊ってだけあって、文字通り国が所有するレベルの数が揃ってる」

「というと」

「間違いなく百の大台には乗ってるよ。あの船と戦う以前は、間違いなくその倍近くはあったって言うのが、悪夢だよね」

 

 十四万!?(反射的反応) 十四万も船が居たら特異点が丸ごと船で埋まるだろいい加減にしろ! 数字が出たら十四万!?(二撃決殺)というのはホモの悪癖、ハッキリ分かんだね。

 

「凄い数ですね……」

『――しかし、それだけの数の船だ。巨大な生物の動きが鈍重になる様に、肥大化しすぎた軍隊の動きも、鈍くなるものじゃないかい?』

 

>そう言ったのは、やはりグルジアでの軍師経験が光る、ダ・ヴィンチである。彼女曰く『自分の軍師的ステータスは全部B+。基本は何でもできる、万能の天才なのさ』との事である。

 

「……その指摘は間違っちゃいないけど、アイツ等に関してはそれは当て嵌まらないよ」

『ほう?』

「確かに、鈍いっちゃ鈍い。だが気にする程のものじゃないんだ。馬鹿みたいな数の船を動かすだけの……三人の『提督』が揃ってるんだからね」

 

 ダ・ヴィンチちゃんの万能の天才っていうのは実際ヤバイ。軍師的ステータス全部B+って、下手な本業よりも有能まである。それは兎も角、イスカンダル側に味方が増えた様です。三人は、どういう集まりなのかな。提督ゥ……

 

『提督?』

「そうさ。そのうち二人は、コンビの女海賊。確か……アン・ボニーとメアリー・リードだったかね」

『――なんてこった。その名前、海賊としてはトップクラスの名前じゃないか……!』

 

>ロマニが呻いたような声を上げる。曰く――アン・ボニー&メアリー・リード。世界で最も有名なコンビの海賊。そして、最も有名な女海賊。ジョン・ラカムという船長の元で悪名を上げた、カリブに名を馳せる一角である。

 

 そして対マスターガチ捕食勢の一角。あの人たち、他と違ってギャグじゃ通用しないレベルで藤丸君に迫るんですよね……

 

『特異点で、彼女たちを仲間にしたんだ。海に対する専門家を得る為に!』

「なんだ? アンタ等、アイツらを知ってるのかい?」

『厄介な相手、というだけですけれど……』

「はっ、厄介。確かに厄介さね。あの二人は。だけど……三人の提督の中で、一番厄介なのは、別に居る」

 

>そう言って、彼女が地図の上に出したのは、一人の男の似顔絵。黒い髭に、鋭いフック系の爪、大柄な体にコート一枚を羽織った姿は、まさに理想の海賊と言っていい。その似顔絵の上に……彼女はナイフを突き立てた。

 

「黒髭……エドワード・ティーチ。かの英霊艦隊が()()()()サマだよ」

 

 う わ で た。

 来ましたよあの黒髭野郎。まさかこの特異点で提督まで出世しやがるとは、なんだその偉そうな……お前の出世が嬉しかったんだよ!(大胆な黒髭推しはホモの特権)

 お祝いをしつつ、今回は此処までとなります。ご視聴、ありがとうございました。

 




ホモ君→顔とハゲ特化で弄られる。
藤丸君→色んな事で弄られる。

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