FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆さんこんにちは、ノンケ(恐竜姐さん)です。アレで第六天魔王の関係者とか、これには思わずノッブも大混乱。どっちかと言えば、ケツァル姐さんの関係者な気がする。恐竜的な関係で。
さぁて混乱する状況深まる前回、直接ドレイク船長の船に乗り込んで来ての殴り愛だったんですけども。しかし状況が一変しましたどうやら向こうさんにとってはその白兵戦こそが囮だったようで……
「――やってくれるね」
「賭けでござったけども、BBAがアッサリと乗ってくれて助かったって奴ゥ? いやー拙者もこういうのはあんまり好きじゃないんですけお~?」
「せ、船長……! どうします!?」
「撃つんじゃじゃないよ! 撃ったら向こうも撃ち返して来る! 頭数で負けてる以上、今は勝ち目はない!」
>――四方には、黒髭の配置した船が近寄って来ていた。乗り込んでの直接の始末かと思えば、狙いはこの船の包囲。目先の戦闘に、気を取られていて、完全に貴方と立香、カルデアのメンバーは油断していた。ドレイクも、悔し気にその手の拳銃を腰の辺りに収めた。
テメェら! 頭数で攻め立てるとか卑怯だぞ! 相手より圧倒的に多いサーヴァントぶつけておいてそのセリフは小物が過ぎやしませんかね……(一転守勢) そう言う事もあると思って諦めて、どうぞ。
「いやぁ、BBA。頭数で負けてるから、勝ち目のある白兵戦に持ち込もうと、
「……はっ、お見通しって訳かい。中々に、賢しい」
「拙者、腐っても提督様なわけですし? クレバーに抱き締めてやる必要も出てくるわけでゴザル~、ドゥフフフフフフwwww」
いやしかし、流石黒髭。ふざけている様に見えて、マシュちゃんへの射撃が合図になってるとか。シリアスモードの此奴って終始強敵なんですよね。孔明並みに頭が切れて、しかもライダーの中じゃ白兵戦が強い方で。ぶっちゃけアキレウス君とかよりも厄介っちゃ厄介です。
「はいはい、全員武器構えないで―。下ろすだけでいいからね。下手に武器置かれて、そこから油断突かれる方が面倒だし。それに……抑えるなら、マスター二人の方が楽だしなんでね」
>石突の先で貴方を、穂先で立香を狙いつつ、敵方のランサーが他のサーヴァント達を牽制する。黒髭が甲板上を制している、その僅かな間にするりとサーヴァントの間を抜けてマスター二人を穿てる位置に立っていた。
「――調子に乗ってくれる」
「なんとでも。この位置からなら、何があろうとどっちかは確実に潰せるんでね。まぁ悪いけど、コレで詰みってやつだ」
なんだこのランサー!? 他人の間合いに勝手に、不法侵入ですよ不法侵入! 間合いには不法侵入するのがデフォだと思うんですけど(常識感) 笑顔でやってる事が脅しのそれです。そんなんだからヤクザパロの常連なんやぞこのオジサン。因みに常連のお仲間はオルタニキとビリーが多い気がします。偶にいぞーさん。
ってそんな事はどうでも良いんだ! 普通にマスターの命握られちゃってるよヤバイヤバイ……こ、ここはカルデアの裏をかけるメンバー筆頭、デオン君ちゃんに戦って頂かないといけない。デオン君ちゃん! キツイ一発頼みます!
「ウゥゥゥウウウウッ……!」
「あー……そこのバーサーカーさんはそのままでいいよ」
>デオンはバーサーカーに抑えられ、黒髭の背の向こうにセイバーオルタとキャット。此方には最低限のサーヴァントしかおらず、香子はいつ目覚めるか分からない。状況は最悪である。
あっ……(震え声) そうでした。デオン君ちゃんのお陰であの凶悪バーサーカーを抑えられている事に気が付きました。コレだからホモの記憶領域は8bitとか言われるんですよねホントに。
「さて船長。取り敢えず制圧したから、仕事してくださいな」
「あいあいっ! 黒髭、いっきまーす!」
お前何処のニュータイプ?
「――という事で、BBA!」
「なんだい?」
「聖杯返してちょ!」
「そう言われて返すバカが居ると思うかい、髭」
「――この状況で良くその啖呵切れますなぁ。逆に感心するまである。まぁ真似したくはねーけどなー、ハハッ……おいBBA」
>ガチャリ。その音を起点に、先ほどまでの緩んだ表情から一転……黒髭の表情が変わった。ガッと目を開き、相手を威圧する、厳しい、鋭い表情に。ドレイクの目の前に差し出されたのは……黒髭の拳銃。
「流石に調子に乗り過ぎじゃないでつ?」
「はっ、自分達が有利な状況で調子に乗る馬鹿に従う程、私は物分かり良くないんだ。合図一つで、私の船を沈められるのがそんなに楽しみかい?」
姉御!? その顔面に拳銃突きつけられた状況でそのセリフ吐けるのは凄いですけど、状況考えましょう!? 下手すると全滅しますぜ! もうちょっと、こう『調子に乗って居ていて実に滑稽であそばせますわ(脳味噌溶解お嬢様口調)』的な感じで。あれもしかしてこっちの方が煽り性能高いまである?
「それにね……」
「んー?」
「アタシは、不利にも不利、そんな状況から逆転するのは嫌いじゃないのさ。覚えておきな『
>少し、小馬鹿にしたように黒髭を笑いながら、腰に手を当てるドレイク。そんなドレイクに……黒髭は激昂する事も無く、真っすぐな瞳で見つめ、呟いた。
「――俺を坊や呼ばわりか、はっ、流石にキャプテン・ドレイク」
「そうさ。アンタの海賊ぶりなんて、アタシに比べりゃ、まだまだだよ……アタシはキックじゃ済まないからね」
……ところで、今ドレイク船長がお手手を当てている辺り、さっき、其処に拳銃収納してませんでしたっけ。そんな所に手を当てて、何が目的だ!?(恐怖) ンモノか!? 金か!?(海賊流)
「――まずっ」
「遅いっ!」
>直後、自らの服をぶち抜いて、先に撃鉄を下ろしたのはドレイクの銃。その弾丸の向かう先は、なんと黒髭でも、エイリークでも、『ランサー』でも無く……未だ構えられたままの、マシュの盾! 弾かれた弾丸の向かう先は……一点、黒髭の頭蓋!
跳弾での不意打ちとはやりますねぇ! そして黒ひーも流石にこの状況で一切の動揺も無く自分の引き金を引くのが遅れた模様。しかし、この不意打ちは
「ったく、危ないなオイ! ったくこの状況で――」
「くっちゃべってる暇なんて無いだろうが! おらっ! 鉛玉のプレゼントだよ!」
「おわっ!?」
>その一発は、辛うじて黒髭の傍に戻ったランサーが凌いだ、がそんな事関係ないとばかり更に銃をブチかます。今度はランサーに向けてと、黒髭に向けてもう一発ずつ。それもランサーが見事に弾くが……
「――良いぜBBA。海賊ってのはそうでなくっちゃなぁ!? しゃあ! こうなったら海賊らしく、この船沈める勢いで、マシュちゃん神作家ちゃん、略奪品としてこの胸の中に抱き締めて頂いていっちゃお~かな~ふひひwww あ、序に聖杯も――」
「――ほう、大きく出たな髭」
「ご主人が解放され、キャットは檻から解き放たれた。残念無念また来週」
「あっ(察し)」
>だがランサーが庇った黒髭の、その更に後ろには……ずっとセイバーとキャットが居たのだ。完全にランサーを釘付けにした状況下、咄嗟に手に持っていた拳銃で、装甲の薄そうなキャットの動きを阻害は出来たが、もう片方は、もうどうにもならない。
黒髭=サン、ウカツ! ワズカの油断で、一発自摸アンブッシュ! イヤーッ! 黒髭=サンはしめやかに一刀両断!(一刀両断とは言っていない) あからさまに重傷なのである!
「グ、グワーッ! セイバー=サングワーッ!?」
「先ず貴様だ。小賢しいマネをしてくれた礼に、全力で屠ってやる」
「いやだこれ黒髭ちゃん死ぬパターン? だがしかし、黒髭は生き汚いってのが良い子の常識! つーわけで……次オマエッ!」
>背後からの致命傷。それでも黒髭は、その視線をあえてセイバーから外した。狙いは貴方。その手に持っていた拳銃を、今度は思い切り投げつける。普通なら弾くのも簡単だろうが、やったのがサーヴァントならとんでもない脅威。
流石に拳銃くらいなら弾けるでしょ(適当) とか思ってましたけど、コレもムービー銃なのか(諦め) 投げつけるムービー銃とは一体……?
「させぬっ!」
>キャットがカバーに入ってくれて助かった……と思ったが、それは同時に、黒髭に逃げ場を与える場所を与える事になる。セイバーの横をすり抜け、自分の船へと転身しようとする黒髭……だが。
「――逃がすと思うかい?」
「はぁい、チェックメイトよ!」
「総員、撃てぇぇえええええっ!」
>その黒髭の足元に、ドレイクの号令と共に、弾丸が突き刺さり……直後、轟音と共に両脇の大砲が火を噴いて、同時に、黒髭の船と反対の位置の船から焔が上がる。それは、状況が逆転した事を、これ以上なく示していた。
や っ た ぜ 投稿者、チンピラハゲマスター。
完全勝利UCへ雪崩れ込みそうな所で、今回はここまでとなります。ご視聴、ありがとうございました。
ぬぅわぁぁぁああん難産だったもぉぉおおおん!!
あっ、そうだ(唐突)
明日から、またお休みを頂きます。次回投稿は、七月一日からとなります。宜しければ、楽しみにして頂ければ、幸いです。