FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆さんこんにちは、ノンケ(銀河一の流星スカウト)です。彼女が登場した直後、私の胸に、こう、言い表せない「ときめき」が宿った気がしました。アメリカン。ボンキュッボン。カウガール……分かるだろう? 君達。
前回は、ドレイク脅迫! ゴールデンハインド包囲の裏技! クイーンアンズリベンジ号の船長、黒髭から申し渡された、示談の条件とは……!? なお姉御の機転で、一発でぶち壊されましたけどね。
……それにしても。
「やってくれますなぁ!?」
「あーっ、この子達は良い子ちゃん達、ではあったけど……船長さんの方の悪辣さは見誤ってたねぇ。まさか、味方に一切の躊躇なく銃弾ブチかますって」
>一瞬の機転で、二隻に砲弾が直撃、一隻は、オルタが放った焔で今も後ろで着々と燃え盛っている。ニヤリと笑うドレイクの、その後ろ姿が、初めて会った時よりも大きく見えるのは、決して気のせいでは無いだろう。
「味方じゃないさ。味方の武器。アンタ等と違うんだ、嫁入り前の女の体に傷付けるわけがないだろうアホウ共」
船長かっけええええええええええッ! かっこよすぎる! 文句なし! マシュの盾に跳弾させて黒髭を狙い、その一瞬で状況を打開、黒髭に合図させるまでも無く三隻を沈めるっていう。初めから狙ってたんすねぇ(感心)
「ふっ、甘いぞBBA……拙者達にはまだエイリーク氏が」
「――僕とキャットで制圧したよ」
「流石に前後から嬲られ犯罪行為、いかに強力なサーヴァントでもなすすべ無しにダウンさ~」
「■■■■■■……!」
「オォオオオオオンおったまげ~!? まるで悪党の様なやられ方!」
超スピード!?(困惑) あ、あの……エイリークの活躍どこ……バーサーカーっぽい大暴れどこ……ここ……?(無念の声) た、確かにドレイク船長が凄い大暴れしてる方にイベントカメラは向いてましたけど、だからって全カットとかこれマジ? 扱い雑過ぎるだろ……(静かなる憤怒)
「いやー……ダメだ。やられましたね。コレ。どうします船長?」
「はっ、たかがお付きの船が三隻沈められただけでぇ~? ノリが良くないな~先生。もっとここはヒットアップして、リビドーを穴と言う穴からドバーッ! っと!」
「――いいや、
>しかし、形勢逆転したこの状況。彼女は戦うでも無く、彼らを捕まえるでもなく。彼女は、ここで『分けで終わらせる』と言う選択肢を選んだ。
「こっちはそっちの船三隻沈めた。それで十分。これ以上勝ったら、
「ほーん?」
「これから先の事を考えたら、勝ち方ってものを考えなくちゃいけないからね」
コレはカッコイイ悪党。十年後には天下とってそう(小並感) 結局初代では若干小物化した訳ですけども……実際狂犬の兄さん手に入れたんだから十年後には天下とれたと思うんですけど、なんでダメだったのか。風間さんが有能だったんでしょ(当然の指摘)
「アンタの所相手にあんまりド派手な勝利飾ると、それこそ戦争の火ぶた切ったって事になりかねないからね。私だって馬鹿じゃない」
「なになにBBA、もしかしてびびってんの?」
「勝つにしても、段取りが居るって話だよ。ただ考え無しに突っ込んで勝てる程、アンタ等を甘く見ちゃいない――アンタも、そっちの方が都合がいいだろう? 自分の体引きちぎってでも、命かけてでもアタシとやり合いたいってなら、止めないけど?」
あっ(察し) あ、姉御ッッッッッ! その挑発はマズいですよ! く、黒髭が本気になっちゃうヤバイヤバイ……あぁぁぁ目が、黒髭君の目が! キマってる! 目が! 目が大変な事になってる! ドレイク姉さんをめっちゃ見てる! 黒髭君はオタク性と凶暴性で一直線になってるようなバーサーカーなんだから!
「――どうする?」
「へへへ……BBAったらお誘い上手じゃないの! 思わず黒髭おじさん、ロリじゃないのに反応しそうになっちゃったZE☆ もうっ、そんなに拙者とデートしたいのでつか?」
「ジョークは良い。やるかやらないかを決めな」
>自らのノリを一閃するドレイクに、黒髭はその口を閉ざし、そして、彼女を真顔のまま見つめ……一つ、ニヤリと笑った。だが、笑っているのは口元だけで、その瞳が笑っていないのは、誰が見ても明らか。
「んー、今回はNOセンキューで。拙者もこんなかわゆいおにゃのこと出会って速攻死んでお別れとかテンション駄々下がりですし? べっ、別にBBAの情けに甘んじた訳じゃないんだからねっ!? 勘違いしないでよねっ!?」
「喧しい。やらないならさっさと失せな。アンタの船は沈めてないんだから」
「あーそんな怒らないでBBA。更年期でちゅか?」
>しかし、それ以上に目が笑っていないのは……煽られているドレイクだった。その黒髭の煩い口を、最早何も言わずにこめかみに拳銃を押し付ける……否、押し付けるというかゴリッと銃口を擦り付ける事で黙らせた。
ひえっ……ドレイク姉御のこんな無表情初めて見たゾ……コレに比べたら黒髭なんてナオキですよナオキ! でもこの圧力に耐えられてる黒髭君も凄いと思った(小並) 実際自分がこうなったら涙流してションベン漏らし、命乞いをするしか出来ないと思うので。
なんなら姉御を下から睨み返してる黒髭君の度胸がお太い! でもドレイク姉御の怒りの表情もお太い!(カッコ良さ) お太い双璧に挟まれてオッパゲドン!(限界化)
「へいへい。仕方ない、先生。引き上げるでござるよー……エイリーク氏は任せた」
「いやぁ、助かるねー。こっちの船長さんと違って話の分かる船長さんなのは。こっちはマジで頭のネジが弾け飛んでるからねぇ」
>そう言って、跪いた状態から立ち上がる黒髭、そしてランサー。未だ警戒する剣を下ろさぬセイバーに対し、立香が軽く手で合図を出せば、不承不承と言った様子でセイバーがゆっくりと彼らの退路を開ける。
「――いいの?」
「船長がこう言ってるんだ。寧ろ逃がさないと船長の顔を潰す事になる。だからその炎仕舞ってくれない、オルタ」
「ま、そんなクソみたいに甘々のマスターちゃんがどうしてもって言うなら? ハッ、私も従いますけど。私としては、ここで全力で潰しておいた方が楽だと思うわよ? 直ぐにでもねぇ」
そもそもここで黒髭と某防衛線おじさんを薪にしたら、間違いなくドレイク船長の引火しちゃうからね。それこそドレイク船長がムカチャッカファイアーウィッカーマンとして倒壊して来ますので。
「おぉこわ……全員が物分かり良い訳じゃなさそうだねこりゃ……はいはい、言われなくてもさっさとおさらばしますから」
「――っと、そういえば。おい髭。ちょっと待ちな」
姉御?(反応の敏捷なる事隼の如し)
「ひょ?」
「忘れてたよ。海賊が海賊に勝利したってんだから、戦利品の一つでもないとカッコつかないからねぇ。その腕にしてる高そうなやつ、アタシに寄こしな」
「……」
「何時でもこうやって見逃される、と思ってナメられても困るからね」
姉御?(二刀流) あの、そんなくろひー挑発しちゃったらあの、くろひー嬉しがっちゃいますよ? 覚醒しちゃいますよ!? 牙剥いちゃいますよ?
えっと、さっきからなんでこんな投降者が慌ててるかと言えば……まぁこの特異点のかなり重要な(大嘘)ネタバレになりますけど……あの、黒髭って、その、姉御の海賊としての側面とかもう大好物な姉御フリークなんすよ。それがどの程度か、っていうのはまぁ後程って感じですけども……ダメダメダメダメ……(魂の懇願)
>ドレイクが指差した先。黒髭の腕には三つほど腕輪が嵌っている。それとドレイクの間で何度か視線を往復させた後、やけに素直にその腕輪の一つを取って、ドレイクに投げ渡した。
「いやぁBBAとはいえ海賊のマナーくらいは覚えていたようで! くろひーめっちゃ安心しちゃったんだけど~、マジアンジーでゴザル超えてギザル、ギザル退化してギザに付け加えて拙者の股間がピラミッド覚醒!」
「おう黙ってさっさと帰れ。強調するんじゃない。一個減らすぞ」
「ひえっ……おじさんのきんのたまが……」
あ、皆さんコレジョークの類だと思ってるでしょ? コイツマジでエレクチオンさせててもおかしくないレベルだから。この特異点に関しては、この黒髭君の行動指針を理解してないとマジでピンチまであります。
テストプレイで『黒髭とドレイクが特異点で手を組んだ挙句、もう既に特異点を解決するレベルで大暴れしていてどうすればいいか困った』とか言う事もあれば『黒髭君がドレイクとの邪魔されないように真っ先にイアソンやらポセイドンを始末して、聖杯所持者同士の地獄みたいな大抗争を繰り広げ続けた跡地』やらもあって……オタクの海賊がどれくらい厄介なのかを悟りました。
「……」
>――結局最後まで、おどけた態度を崩さなかった黒髭だが……貴方は。それが全てでない事を容易に理解できていた。黒髭を見つつ、貴方が同時に視界に入れていたのは、自分のサーヴァントのデオンだ。
「――ふぅ」
>漸く一息を吐いた彼は……バーサーカーを打ち倒してからというもの、、ただ一人だけに対してその鋭い視線を向け続けて決して剣を収める事をしていなかった。謎のランサーを含め、では無く。黒髭ただ一人に対して、その警戒心を全力で注ぎこんでいた。
全然どうでもいいですけど黒髭を警戒して睨んでる凛々しいデオン君ちゃんのカッコいい事この上なくない?(同調圧力) 可愛いんだけど、でもキリッとするとあっと言う間に凛として華かなって言うレベルのカッコ良さ好き(語彙全滅) もう罪(方針転換) 可愛カッコいいとか重罪だよ?(ホモコップ出勤) もう俺のマイルームで拘留確定だわ(キモさ1000%シャッチョ)
「マスター、平気かい? ケガとかは?」
>>全然平気。デオンこそ大丈夫かい?
>>うむ。麻呂は無事である。そこもとこそ、その美貌に傷でも付いておらぬか。
おっ? 古典かぶれかな?(指摘全一) というか君の古語擬き知識ともなってないよね君の発言(厄介勢) これは……今からお前に、古典を教える……そんな暇ないやろお前んプレイィ!(選択肢上) 今できる事を全力でやって勝つために盤面をととのえるんだよ! (とくさんか?)
「大丈夫だよ。それよりも……僕としては、とんでもない無茶をしたマスターに色々言いたい所はあるけどね」
何の事かな……?(アミバ) いやぁ前回の暴挙はちょっとね……あの、ホモ君に全面的な責任があるので何も言えないと申しますか……うん。デオン君ちゃんのジト目は可愛いから甘んじて受け入れよう(変態紳士) だって……あの、ジト目がアレなんだもん。美遊ちゃん的なデフォルメ目なんだもん。そりゃあ可愛いよ……
「ちょーそこ! いちゃついてるんじゃないDETH! きゃわゆい王子様系男の娘のジト目とかご褒美貰ってこの禿ぇ!!」
「おーい船長?」
「はっ!? つい……あーなんだ。このままで済むと思うなよぉーっ!?」
>……そのジト目は即座に黒髭に向けられたが。その視線に若干身悶えしつつ「ほぉひぃん! ご、ご褒美頂いちゃいました……!」とかしながら撤退してる辺り、本当にヤバいのか普通にロクでもないオヤジなのか……分からなくなってしまう貴方だった。
「……本当に、最後までアレだったね、あの海賊」
否定は出来ないのでござる……済まぬ黒髭氏……許しておくれ……
と言った所で、今回は此処までとなります。黒髭氏が終止不穏な気がしないでも無いですけども、まぁ取り敢えず先送りに出来たという事で、一つ。ご視聴、ありがとうございました。
皆様、お待たせいたしました。出来うる限り毎日投稿。再開です。
果たして作者のやる気は持つのか。疾走しない事をお祈り頂ければ。