FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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傷付いた雷光 その三

 皆さんこんにちは、ノンケ(謎のヒロインZ)です。このマイナーチェンジキャラ、まさか後に霊衣と言う形で出てくるとは思わず……だからこそ霊衣と言うシステムに心底感謝した俺氏です。一番好きな霊衣はネロちゃまの体操服です。

 前回は、本来エイリーク氏が居たであろう島に、まさかのエウリュアレ様が上陸。ホモ君と藤丸君を狙いました。そのまま下僕になっても良かったんですけど、しかしながら人理修復が出来ないので頑張って耐え抜きまして……牛くん!?(唐突)

 

 う、牛くんがヘラクレスに出会ってもいないのに散々たる有様に……誰が一体こんな事を! いや、やった犯人は凡そ分かるんですけども。

 

「こ、これは……」

「……アステリオスは、私を庇ってこうなったのよ。霊核にこそダメージは入ってないけど重症な事には変わりないの……本当に……馬鹿な子よ」

 

>そこに横たわっていた巨大な男……アステリオス、と呼ばれた彼は、酷い火傷を負っていた。サーヴァントであれば、魔力があれば回復するのだろうが、野良のサーヴァントでは回復もままならないのだろうか。

 

「私を庇った、って?」

「……そもそも私達は、元々は別の島に居たのよ。けど、ある時、可笑しな目玉の塊みたいな化け物が現れて……無差別に島中を破壊してきて、そこからこの子と一緒に逃げ出そうとして……けど、逃げきれなかった私を……アステリオスが……」

 

 やっぱりな♂ やっぱり許しちゃいけないなあのクソッたれ目玉野郎(素直な暴言) しかし、そこでアステリオスがやられたとすれば、ここに来るなんてまず無理だったと思うんですけど、どうやって……

 

「……それでも、アステリオスは……必死になって、泳いで、私を、乗せて……傷に怪異水は染みるでしょうに……つらく……ない……なんて……わかり、やすい……うそをっ」

 

>そう言って泣き崩れるエウリュアレは、ステンノとはそっくりの格好をしていても、全く違う少女なのだという印象を貴方に抱かせる。必死になって、彼を守っていた理由もコレで分かった。

 

>>――ドクター、カルデアの礼装の回復でこの傷は癒せるかい。

>>最悪香子さんの宝具を使うしかないか……ドクター?

 

 最悪でもなんでも治せるなら何でもするに決まってるんだよなぁ!? おう来いやホモ共、今だったら全て受け止めてやるぞ(なんでも受け止めるとは言っていない)

 

『――大丈夫だ。二人の礼装を重ね掛けすれば行ける。霊核に至ってない傷ならね。安心してくれ女神エウリュアレ。彼は、必ず僕たちの手で癒す』

「……ホントでしょうね」

『女神に嘘は吐かないとも。二人共、準備を』

 

>貴方と立香は頷いて、アステリオスの傍に近寄った。礼装の回復機能を起動させれば体中にあった火傷の跡が、あっと言う間に薄れ、消えていく。カルデアの技術の結晶は伊達ではない。そして、傷が塞がった所為か、その眼が、薄く開いたのが分かった。

 

「……う」

「アステリオス! 大丈夫!?」

「えう……りゅあれ……?」

「もう! 馬鹿なんだから! 無茶して! もう! このっ! このこのっ! 二度とあんな事するんじゃないわよ! 次やったらホント! オシオキよっ!」

 

 メッチャ嬉しそう(小並感) 後アステリオスの巨体にポカポカ両手をぶつけてるエウリュアレちゃんがクッソ可愛いのでもう少し見つめて居たいと思います。

 

「……姉御、話聞かなくていいんですかね」

「野暮な事言ってんじゃない。今は、そっとしておいてやんな」

「んー、まぁ、そうですね。流石にコレに水差す程、俺らも人でなしじゃないですし」

「――で? マスター、話聞いた方が良いんじゃない?」

「「人でなしが居たぁっ!?」」

 

 うーん(棒読み) 邪ンヌちゃんさぁ……まぁ、確かに話が進まないから、突破口を開くのは良い事かも知れないけど、それにしたって流れのぶった切りの勢いよ。もう一刀両断とかそのレベルじゃないでしょ。

 

「い、いやぁ、まぁそうなんだけど……」

「ったく、なに遠慮してんのアンタ。元々からそいつ等を引き入れられるかどうかを確かめる為に来たんでしょうに」

「……もう少しくらいあのままにしておいてあげたら、と思わないでも無いんだけど」

「何言ってんのよ。面倒はさっさと済ませて、後は二人きり、って方がいいでしょうよバーサーク・セイバー」

 

>……驚くほどの正論に、場が微妙な空気になるが……しかし、そこから勇気をもって先ずマシュが切り出した。

 

「あの、お二人共。お邪魔して大変に申し訳ないのですが、少しばかり、お時間を頂けないでしょうか」

「……そこの黒いの、嫌いよ。全く……まぁ良いわ」

「くっ……!? だっ、誰が黒いのですってぇ!? このガキぃ!」

「ふっ、くくくっ、落ち着けそこの黒いの。図星だからと言って余り威圧してやるなよ」

「アンタもよ」

「……!?」

 

 何だこのコント!? さっきまで凄い威圧感を放っていたセイバーオルタ迄完全オチ要因に! こ、これがFGOの魔力というものなのか……! 違います(断言) そんなクソみたいな魔力持って……いや持ってるな大分。ギャグ落ちの魔力とか言う悪夢。多分カニファン以来の悪夢なんだよなぁ……そしてそっからさらにパワーアップしたグラカニとかいう核爆弾。たのしかった(脳死)

 

>一つ、溜息を吐いてから、改めてエウリュアレはマシュに向き直る。先ほどアステリオスに泣きついていたのが嘘だったのではないか、と思われる程に余裕のある表情で此方を見つめている。

 

「要するに私達に協力しろっていうんでしょ? 嫌よ」

「そ、そこを何とか!」

「ふん、アステリオスを治したからって、あっさりと協力して貰える、と思って居るのが本当に浅はかね。まぁ、少なくとも、話を聞くだけはしてあげるけど」

「――えうりゅあれ、だいじょうぶ、……? けがとか、してない」

 

>しかし、そんな彼女の態度を一変させたのは、コレは交渉決裂か……っという会話にスルっと割り込んで来たアステリオスである。その若干おぼつかない声を聞いた途端にエウリュアレは、ピタリと停止した。

 

 おやどうなされましたエウリュアレ様? 止まるんじゃない! 犬の様に(ry! 近くに居るのは牛くんだけどね(大爆笑) なんだよぉ、アステリオスに対してクソ雑魚ナメクジじゃねぇかお前ん女神ぃ!

 

「……あー、大丈夫よアステリオス。あの、今はこっちの奴らとちょっと話をしてるからもうちょっと待ってくれないかしら?」

「だいじょうぶ、ほんとう、に? あぁ、よか、った」

「うんうん。あの、大丈夫だから、そんなギュってしなくてもいいから」

 

>……恐らくは、此方に舐められない様に、女神としての威厳を見せようとしたのだろうとは思う。ステンノも、プライドの高い女神ではあった。しかしエウリュアレの場合はアステリオスが傍にいた。

 

「それ、で。そこの、ひとたち、は?」

「あー、アナタを、治したやつら。別に気にしなくていいわよ。そいつらが勝手に治したんだもの……で! 話を戻しましょうか。私はそもそも戦える訳じゃないし、この子は病み上がり。そんな二人を戦わせようっていう……」

「――たすけて、くれたのか。ぼくを。えうりゅ、あれ。おれい、いわなきゃ」

「あぁうんそうね取り敢えずお礼は後で良いから」

「で、でも。ぼく、おれい、なんていうの……はじめて、だ。なんて、いうんだっけ。えうりゅあれ、は。もうおれい、いったんだもんね。ぼくも、ちゃんと……」

だぁあああああもうありがとうって言うのよ良いわよ良いわよ協力してやるっての何よ私がバカみたいじゃないのもう!」

 

>彼を相手に、エウリュアレは全く、女神らしい態度を保てていない。まるで無垢な弟にたじろぐ、姉の如くである。

 

 何だこのコント!?(二天一流) ほ、ほんへよりエウリュアレちゃんがアステリオスに甘い……!! まぁ命がけで守って、頑張って海を渡って、起きて尚、エウリュアレちゃんを気に掛ける小さい(概念)ナイトさんだからね。ぽっかぽかだ! 一気にあったまるぜ、これ!(ハートフルFGO)

 

うぅぅぅぅあすてりおすのばかぁああああああ

「? えうりゅあれ、どうしたの? おれ、なにかした?」

「あーいや、えっと……アステリオス、で良いのかな。君は何もしてないと思うから大丈夫だと思う。ただ、そっとしておいてあげて」

「???」

 

>どうにも特異点とは思えぬ程に、緩んだ空気が、木々の間、彼が寝ころんでいた寝床には漂っているのである。

 

 小首を傾げる牛くんが可愛い所で、今回は此処までとなります。エウリュアレちゃんと牛くんを味方に付けられて、狂いそう……!(歓喜に咽ぶホモ)

 




Q:サーヴァントって傷位直ぐに治るんじゃないの?
A:だったら回復宝具なんて必要ないだルルォオン!?

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