FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆様こんにちは、ノンケ(巌窟王セレクト)です。水着霊衣のなかでは多分一番好きですよ……とか思ってたんですけど、その次にエミヤと蘭陵王の霊衣が来ちゃってね。上位争いですよ今の所。でも上半身裸でもカッコいいのは反則だよ巌窟王。
前回のうらすじ(形式変更) エウリュアレとアステリオス君が、仲間になった! しかし仲間になるまでは、カルデアの誇る最強クラス初期礼装が活躍したり、エウリュアレがカッコつけようとしてアステリオスのお陰でどうにもならなかったり、色々、ね。
「――じゃあやっぱり。アンタ等は、この地図の島から来たと。間違いないね」
「えぇ。元々はこの子……アステリオスが住んでいた迷宮があって、そこで私は保護して貰っていたのよ。あの島、色々元から危ない奴とかもいたから」
「で、目玉の化け物が現れた時に逃げ出して来たと」
「そうよ……暫くは、アイツの攻撃も凌いでたけど、最終的には追い出されて。ったくアステリオスの迷宮諸共ぶちこわしてくるとか、何なのよあの目玉!」
>彼……アステリオスの別名は、ミノタウロス。伝説の迷宮の怪物という事だったのだがしかし、先のエウリュアレとの対応と、元々メドゥーサと言う神話の女怪が存在するカルデアである、なんてこたぁ無かった。
「しかし、あの伝説のミノタウロスの迷宮も吹っ飛ばすなんざ……もう驚き過ぎて何も感じなくなって来ましたよ、俺は」
『……僕たちとしては、サーヴァントの宝具ぶち壊しの事実にひっくり返りそうだ』
『宝具はね、伊達じゃないんだ……あの目玉の柱は相当だってのが確定だよ』
出会う前に確認する柱の目玉の能力。アイツ等、真面目な話サーヴァント以上の神秘持ちのぶっといモノ♂ですからね。直径何メートルあるんだあのぶっといモノ♂……
「だ、ダ・ヴィンチちゃん。ドクター、大丈夫ですか?」
『……うん。大丈夫大丈夫。ちょっと常識が揺らいだだけだから。しかし、それ程のレベルの神秘を持つとなると……本当に限られてくるね。そう言った存在が』
『それこそ神か悪魔か、なんちゃって』
『レオナルド、冗談はやめてしっかり考察しよう』
間違ってはいないんだけどなぁ。神か悪魔か……成程、すなわち神にも悪魔にでもなれるマジンガーだな(確信) ZかZEROによって規模が違いますが、まぁ人理焼却程度ですしZでしょう。ZEROが出張ってきちゃったら人理修復どころか初手人理定礎完全改変でどうしようもなくなってしまってしまいますからねぇ!
「それで、その目玉野郎が大暴れしてた時、船で大挙して押し寄せて来た奴らは居なかったかい?」
「いたわよ。馬鹿みたいな数の船でどんどんどんどん。なんか、二人組の女が来ててなんか海賊っぽい恰好で。沢山の兵士が、そいつらの周りでなんか歓声上げてたけど……でも何日前かの事なんて分からないし、今どうなってるかは分からないわよ」
「……二人組の女海賊、それは間違いないかい」
「えぇ、真っ先に島に降り立ってたし」
>二人組の女海賊、と言うのはアン・ボニーとメアリー・リードの海賊コンビだろう。その事を聞いたセイバーとドレイクの反応は、実に劇的だった。
「――成程ね。コイツぁ最高だ」
『何かわかったのかい、キャプテン』
「フン。これで分からない方がどうにかしている。どうやらイスカンダルは最適解を選んで攻勢を仕掛けた様だな」
どういう事だ?(KRYUちゃん)
「……アンタ等だけ理解してないで、説明なさい。マスターちゃん達もポカンとしてるでしょうよ」
「確かに。お前は兎も角、他を置き去りにするのは些か宜しくないか」
「おい、私は兎も角ってどういう意味だ。燃やすわよ」
>今、再びのオルタバトルが開始される前に、先手を打って口を開いたのはドレイクであった。彼女は、オルタ達の激突を遮る様に、彼女たちの間に態々進み出ると立香の方を向いた。
「話を聞く限り、どうやらその島で指揮を執っているのは、女海賊二人の様だ。それだけの化け物を、総大将自ら率いず、部下に任せて自分は来ていない……それは何故か、と言う話だ」
「奴らは勝った後、ここら辺で幅を利かせ始めた。化け物を追撃しつつ、周りにも手を出す必要があった。それが何でかは分からないけど、総大将自らが指揮を執ってやってるんだろう。だが、コレはラッキーだ」
>>……各個撃破のチャンス、って事?
>>総大将が孤立してる……討ち取る絶好の機会って事か。
うーん、コレはどっちが正解なのか……間違えたらセイバーさんに滅っ(魔力放出)されちゃ居そうなんで、丁寧に吟味をdヒャア我慢できねぇ首置いてけ! 大将首だろうお前!?(選択肢下)
「間違ってはいない、が。それよりも各個撃破の機会と考えるべきだろうな」
「そもそも前提として、アタシはこうなるとは想定していなかった。この地図の島に、向こうさんの総大将が率いて、あの目玉の化け物を叩き潰しに来てると思ってた。それだったらアレも叩き潰されてる可能性もあったと思うけど、どうやらそうじゃない」
「イスカンダルは、ヤバい奴を叩ける時に叩かず、どころかそれ以外にも視線を向けている。そしてこの広い場所をカバーする為に、戦力を分けているのが伺える。黒髭が戦力を率いて此方に来たのも、コレで説明がつく」
>戦力を分散して、イスカンダルは各地に放っている。
「黒髭はさっきここら辺に居た、女海賊共は目玉の睨み、総大将も別の場所。そんな頭がバラバラになってる状態……絶好だ」
「我々が何処で暴れて居ようと、三者、又は二者が同時にやって来る事は先ずない」
「雑魚を始末して逃げ出して、雑魚を始末して逃げ出してを繰り返しても、逃げ出せる公算が高まる。島の状況を見て、どうするか決める積りだったけど、もうそんな必要も無いって訳だ!」
戦力の逐次投入とむやみやたらな分散は愚策って、それ一番言われてるから。あの戦上手のイスカンダルがそんな事するなんて想像も出来なかったけど……弘法もナントカのナントカ(ふいんき)って言うし。
「じゃあ、行き先は変更?」
「まぁそうだね。例の島の近くは通るけど、狙いは奴らのナワバリの方に変更だ。シマを荒らして、やって来た奴らを順繰りに潰す。何時までも通じるもんじゃないと思うが、それでも今は攻めるチャンスだ……異論はあるかい?」
>ドレイクが指し示したのは、地図に描かれた島とは反対方向にある、広大なエリア。征服王、イスカンダルが支配するエリアだった。
『僕らとしては、その目玉の正体も知りたい所だけど……』
『まぁキャプテンの方針に異論はないさ。第二特異点での借りを返すって言う意味でも悪い事ではないと思う』
「――という事で、此方にも異論ありませんキャプテン」
この辺にぃ……ガードの甘い、敵本拠地があるんですけどぉ……行きませんか!? あっ、行きてぇなぁ(自己肯定)……行きましょうよもう(半ギレ) 行こう、行こう。そう言う事になった。
征服王の脇が甘いとか、絶好のチャンス過ぎるんでここはブッコミ一択。えっ? 罠である可能性? ヘーキヘーキ、ヘーキだから(コレが油断と、YOU揉んだ……)
「よーし! 野郎共! 次の行き先は決まった! となれば今夜中に船の補修を済ませるんだよ! 明朝、奴らのナワバリに出発だ! シマを荒らして、略奪し放題だよ! 気合入れなぁ!」
「「「ゥオォオオオオオオオ!!!」」」
>ドレイクの号令にて、海賊達が気勢を上げる。そんな中で、少し所在なさげにしていたアステリオスと……その上に乗って話を聞いていたエウリュアレの元に、改めてドレイクは近寄った。
「んで、アンタ等はどうする?」
「どうするって。協力はしたわよ、私達」
「そうじゃなくて。アタシ達の船に乗らないか、って言う話さ」
「……はぁ!?」
協力する(船に乗るとは言っていない)でしたからね……ここで船に乗るって言ってくれるとありがたいんだけどな―俺もなー。
「なんでアタシたちが」
「なんだい、協力してくれたんだから、その序で乗ってくれたっていいじゃないか。そいつらの話を聞いたら、アンタ、そんなナリでも女神なんだろう?」
「誰がそんなナリよ! 喧嘩売ってんの!?」
「ははっ、悪い悪い。まぁ、アレだ。女神を乗せた船、なんてちょっと縁起がいいじゃあないかい。アタシ達はアンタを守る、アンタは船の縁起を担いで、序に、興が乗ったらちょいと助けてくれりゃあいい。それに、後ろのアステリオスも、大歓迎さ」
>そう言われたアステリオスは、不思議そうに首を傾げた。
「ぼく、も」
「そうだ。迷宮の雄牛、伝説通りなら、良い体持ってんだろ? 水夫としても戦力としても上等じゃないか、えぇ? アステリオス! アタシとしては、どっちも欲しい逸材だよ」
うるせぇ! 行こう!(先行入力)
「……」
「ふん。いかにも海賊らしい、品の無い誘い方ね。そんなんで女神を誘うなんて――」
「――ぼく、いってみたい。えうりゅあれ」
「ちょっ!? アステリオス!?」
>振り向いたエウリュアレの視線の先、アステリオスは、不思議な表情をしている。大層困惑してはいるが、しかし僅かに、その中には笑みが見えた。
「たすけて、もらって。それに……こんなふうに、さそわれたの、はじめて、だった」
「あのね。そんなんでホイホイついて言ったらアンタ」
「えうりゅあれは、いや、なの」
「あーっ……あぁぁもぉおおおおおおお!!」
>――その後、若干癇癪を起こしながらも巨牛に自らを肩車させた女神が『良い、女神を乗せるなんて感涙にむせび泣くのね!』などと言いつつ、船に乗る事を承知したのは、言う迄も無かった。
アステリオスに甘いでちゅねぇ!?(煽り)
と言った所で、今回はここまでとなります。ご視聴、ありがとうございました。
バトルを省いただけで、こんなにスムーズに仲間にする流れに持って行けるなんて。やっぱり平和が一番! ラブ&ピース!