FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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嘗ての大戦から その一

 皆さんこんにちは、ノンケ(曲がれ……)です。いよいよここに乗せるサーヴァントが思いつかなくなってきたので、ネタが尽きた場合の、新たなるアイサツが欲しい所ではあります。ところでふじのんって和風美人の式とはある意味対極に位置するタイプの美人な気がしないでも無いです。でも欧州系って訳でもない、『和風欧州美人』って感じなんですよね。第三再臨の和装? なんのこったよ(すっとぼけ)

 前回のうらすじ(形式強行) うしくんに挑む哀れな一般兵士が居た。黒セイバーさんに吹っ飛ばされる哀れな一般兵士が居た。キャットに弾かれた哀れな一般兵士が居た。しかし一番哀れなのは海賊の皆さんに蜂の巣にされた一般兵士だと思った。

 

>ボンベがドレイクに差し出したのは……紙片だった。それを持ったドレイクは……一気に顔を顰めた。

 

「……読めん!」

「へい! 俺も読めません! ですからなんか、特別な奴らなのかと!」

「馬鹿かお前は! 相手と国が違ったら文字が違って読めなくても当たり前だろうが、もうちょっと考えないと脳味噌がスカスカになるよ!」

「酷いっ!?」

 

>何という酷い罵倒で沈んだボンベは放っておいて、ドレイクは此方に向けて振り向いたそして、その口から出た名前は……立香や、ここに居るカルデアのメンバーでは無く、まさかの。

 

「おい、ロマニ! 聞いてるか!」

『……うん、うん? うぇぇっ!? ぼ、僕ですか!? あっ、はい! 聞いてます!』

 

 ドクター! 君の出番だ! 少々荒っぽい手段を持ってお孫さんを半殺しにする位戦いながら檻から出しそう。でもそのポジションだと暗黒空間に塵となってばら撒かれるんですがそれは。まぁ終局特異点が暗黒空間みたいなもんやし……

 

「アンタ、確か医者だけど、学者崩れだともか言ってたね」

『え、えぇ一応ですけど、一応研究者でもありますはい』

「じゃあコレ、読めるかい?」

『えっ、と。読めはしませんけど解読は出来ます、はい』

「なんだハッキリしない! 読めるか読めないかで返事するんだよ!」

『何とか読めると思いますハイ!』

 

>そのロマニの返事に、ヨシ、と一言呟いて、その紙をホログラムのロマニの前に堂々と差し出した。

 

「読んで内容を教えな」

『はい喜んでっ! ダ・ヴィンチ! キャプテンのオーダーだ! 超特急で行くよ!』

『私は例の一件の解析に忙しいからそっちはそっちで頑張ってねぇん』

『えっ?』

 

 はえ~……めっちゃ梯子外されて草も生えない。

 

『後、それ一見する限り大分()()だとか()()()()()()()()()とか混ざったタイプの古い言語だから解読するのちょっと苦労するかもしれないけど、私はこっちで手いっぱいだから』

『……おのれレオナルドぉおおおおおお!!! チクショウ! ぼくひとりだってできるもんね! やっちゃうもんね!』

 

 ロマニが壊れちゃった……ホモガキみたい(無礼千万) ロマニのホモガキ化は需要ありそう(偏見) メスガキ化はもっと需要ありそう(世界の歪み) 俺はガンダムだって名乗る不審者に両断されそう(三重そう)

 とはいえね。まぁカルデアは優秀ですから。そんな昔の言語位あっさりと解読してくれると思うので、お茶でも飲んで待って――

 

終 わ っ た よ ! ! !』(クソデカボイス)

 

 ウォビックリした!? 鼓膜なくなるからやめて~(震え声) というかあの、アステリオス君がびっくりしてるんですけど。毛がバリッバリ逆立ってなんかフカフカ具合が十倍くらいになってるの笑う。

 ……と言うか笑わないとコワイ。アステリオスがビックリした時点で、エウリュアレさんの目が一瞬で険しくなったんですがそれは……

 

「お、おう。お疲れ。早かったね?」

『怒りに任せたら大分早く出来ましたよ! 今表示できるようにしますんでね! もう少々お待ちいただければ幸いですよえぇ!』

「そうかい。あー、なんだ。まだ待ってないからそんな焦らなくても大丈夫だよ」

『お気遣いなくー!!』

 

>かのドレイクが気圧される程のロマニの勢い。貴方の側に表示されているダ・ヴィンチは涼しい顔をしている辺りが若干物悲しい。完全に空回っているようにしか見えない。ダ・ヴィンチも仕事をしているのだから、仕方ないと言えば仕方ないのだが。

 

『こちらです!』

「おうご苦労さん。有効に使わせてもらうよ」

『是非! 具体的には其処の人の心の分からない天才が嫉妬するくらいにガッツリ有効活用して頂ければと!』

「そ、それは約束できないけど」

 

 でもって、ロマニが画面に表示した解読内容ですが……『巡回海域内で例の反抗勢力を発見。追撃したいが船員の疲労も限界なので、一旦陸に上がって疲労をどうにかしてからになる』と言ったような内容が書かれてますね。反抗勢力とは(哲学風)

 

「……私達、の事でしょうか」

「恐らくは違います。マシュ様。この方々が巡回する海……すなわち、イスカンダルの領域の何処か。私達がここに入って来たのは、ここ数日です」

「例の、と言うには些か時間が足りんな」

「――成程ね。向こうが戦力を分散してんのは、したいからそうしてる訳じゃなくてそうせざるを得なかったって事かい」

 

>ドレイク曰く。向こうはその反抗勢力を見つける為に、四方八方に戦力を派遣した。その結果として、自分の勢力圏を持つ事になったのだろうとの事。計画的な行動に見えなかったのは、実際に計画してやっていた訳ではないと考えればストンと腑に落ちる。

 

「だとすりゃあやっぱりこっちに来たのは間違いじゃなかったね」

「どういう事でしょう」

「敵の敵は味方ってね。アイツ等が敵として探してる奴らを、こっちの味方として引きこめりゃあ上等だ。各個撃破がよりやりやすくなる」

 

 ちな敵の敵は味方理論は別に明確な根拠がないガバ理論なんだぜ! 皆は用法用量を守って正しく使おうね! 因みにドレイク船長が言えばどんな理論でも状況に埒を開ける為のカギになるからドレイク船長だけは用法用量を守らずドバーッと限界突破しても許されるからそこは勘違いしないようにな!

 まぁそれは兎も角として、その敵勢力に関して、私二つの心当たりがあるんですけどもね。問題はドッチモドッチモ……結構、クセが強い事なんだよね。うん。

 

「良くやったよロマニ! コレは解読してよかった!」

『そう言って頂けると幸いだよ』

「――でもって、そのお嬢さんに関しては私は特にサポートはしないからあんた自身で解決しなよ」

 

>えっ、と言ったその直後だ。ロマニのホログラムの前に立ったのは……間違いなく額に怒りのマークを浮かべた女神様である。何が有ったのか、と言いたくなるほどの鋭い視線だ。貴方は思わず一歩退いて、ダ・ヴィンチに話しかけた。

 

>>……しばらくちょっと、ロマニの代わりを頼む。

>>ロマニは暫くダウンするかもしれない。ダ・ヴィンチちゃんおねがいします。

 

 あっ、ふーん……ロマニはもうダメみたいですね……

 

『はいはーい。全くロマニも迂闊なもんだ。腹が立ってもちゃんと周りを見ないと』

「――ちょっとアンタ、いきなりあんな声量で怒鳴るとか、どういう積り? 私の耳を潰す積りなの? ねぇ。迷惑、って言葉を知らないのかしら?」

『えっ、いや、あの、そう言う訳では』

「どうしたのそのなっさけ無い声。さっきの声量は何処へ行ったのかしら?」

 

>――ここからしばし、ロマニはしっかりと絞られる事になるだろう事は想像に容易かった。自分に対しての無礼に怒っている、と言うように見えなくもないが、アステリオスがビックリした瞬間に表情が一変したのを見れば一目瞭然である。

 

『あっ、あのっ……そ、そのですね……』

「怒りで我を忘れていた、なんて言い訳をする積り? それが通ると思って居るなら本当に愚かね。コレで医術を嗜んでる者、なんて名乗ってるの? おこがましいと思わない? どこぞの医神に恥ずかしいと思わないのかしら?」

『……すみません……』

「謝る声が小さいわね。もっと全員に聞こえる様に、さっきみたくはっきり言いなさいなドクター? ねぇ?」

 

>コレは触らぬ神に祟りなし。立香はマシュと楽しそうに話ながら自然とロマニから離れているので、貴方もそれに倣うべきかと思う。

 

 美人に怒られるのって一番怖いよね! まぁそんなロマニは置いておいてですね……今はホモ君がやる事も無いので、さて、近くに居たキャットを捕まえて耳でもモフりながらこの特異点に来てからの素材回収状況でも確認してみましょう(癒し成分補給)

 

「んん? 何だご主人? にゃおっ!?」

 

ヨシ!(確認完了) 確保。最近はね、エンジョイ成分が不足している、と思って居たので、ここらで補充を、と。敵をキッチリ倒してるので集まりは悪くないですねぇ!

 

「……あのマスター」

「ご、ご主人。いきなり積極的なのはキャットとしては♡高鳴るエクスタシー、されどは、話の流れからしていきなりぶった切りでキャラがブレているのだな?」

 

>良いのである。良いのである。と諭しながら、キャットのさらさらとした髪の感触やモフモフとした耳を少し嗜みながら出来る限り意識を逸らす。後で土下座でも何でもする覚悟なので、今は力を貸してほしかった。

 

良いんだよ別にエンジョイプレイだぞ(言い訳) エウリュアレさん怖いやめてください……(本音)

 

「ほら、もっとしっかりと言いなさい? 言い訳でも良いわよ? じっくり聞いてあげるから。今日は機嫌が良いのよ」

『はっ……はぁっ……!』

『――はいはい、女神エウリュアレ、そこまで。此方の周辺探知に反応アリだ』

「――姉御ぉおおおお! 旗です! 黒髭の旗が見えます!」

 

>そんなどうにも締まらない空気を切り裂いて、征服王のお膝元に近づいた事を改めて確かめさせるように、それは再び現れた。

 

「メトメガアウー瞬間BBAだと気づいた! リベンジマッチでござるの鉄火巻!」

 

>黒髭、再びの惨状である。

 

 うわぁ、イベントがハチャメチャに押し寄せてきてなんだか大変な事になっちゃったぞ。

 そんなイベントを捌くのもプレイヤーの腕だと思うので、次回はキッチリ黒髭君を絞めていきたいと思います。ご視聴、ありがとうございました。

 




ロマニの辺りで悪乗りして、収拾がつかなくなって、黒髭君の搭乗で無理矢理に〆てもらいました(正直)

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