FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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嘗ての大戦から その二

 皆様こんにちはノンケ(バニ王)です。薄い本出張率が余りにも高すぎるモンスターだと思います。言い方は若干アレですけど、一から三まで、再臨がどれもこれも凄い可愛いのが悪い。そしてどのウス=異本も股間に宜しくないんですよね……

 前回のうらすじ(海賊上等) ボンベ君がドレイク船長によって沈められ、ドクターが大爆発を引き起こし、それに怯えたアステリオス君が大分フカフカになりました。そしてドクターがエウリュアレ氏に怒られている最中……まさかの黒髭氏登場。お前さてはオルレアンのデオン君ポジションだな?

 

『サーヴァント反応は……二騎! 黒髭と、傍らに居た未だ正体不明のランサー。それに他の生体反応に関しても今までの船よりも多い。結構本腰入れて来たねぇ』

「ふん、今度は随分とデカい船で来たじゃないか……全員! 準備しなぁ! 前回はいきなり乗り込んで来られたからね、次はそうはいかない。こっちの大筒、出来るだけぶち込んでやるってんだ!」

 

>ドレイクの号令に応え、船員が準備を始める……既に、ゴールデンハインド号の持つ破壊力は良く分かっている。先の戦闘で、やって来た船は三隻。その内の一隻は、最初の砲弾の撃ち合いで、ゴールデンハインド号の正確な射撃を持って海の藻屑と化した。

 

 しかし、黒髭の奴、相変わらず自分の船じゃないですよねぇ。見た目がウニみたいな船なんで見れば分かるんですけど……さては舐めプか? コレは舐めプですね間違いない良し、そんなうんこ野郎には正義の鉄槌でオシオキをしなければいけないんだ(確信)

 

「……黒髭……きやがったかぁ……!」

 

 ほら、藤丸君もこんなに元気に! ニッコニコですよホラぁ!

 サーヴァントに人間は敵わない? 関係ない関係ない、いっぺんぶちのめして皆に捕まえて貰って跪かせて、悠々と股間を引き千切れば良いんだよ上等だろ。それをしたらこっち側が悪党!! (倫理観が)壊れるなぁ……

 

「――待ちな。乗り込んでぶちのめしたいのは分かるけど、先ずはアタシらの仕事さね」

「姉御ォ! 弾込め、終わりましたぁ! 何時でも行けますぜ!」

 

>その声に頷いて、ドレイクがその視線を黒髭の船に向ける。鋭い視線は彼の船を鋭く射抜き、最早視線のみで沈められそうなほどに。その迫力に、船員全員の表情も自然と引き締まった。

 

「先ずは船首砲門! もうここで沈める積りで良く狙いな!」

「――おー、やっちゃう!? やっちゃいます!? この前は火薬のにおいがちょっと足りなかったですからなぁ! あ、準備は出来てまつか? 宜しぃ!」

「そのドタマ、吹っ飛ばしてやるよ!」

「「ブチかませえ!」」

 

>――互いの船首からブチかまされた砲弾はしかし、何方にも直撃することは無かったのである。此方に飛んで来た凶弾は、香子の陰陽道が。そして、向こうに飛んでいった此方の一撃はなんと……

 

「いや、ダメでしょ冷静に考えて。そんな事させちゃ」

 

>船の側面に突き刺さった自らの槍の上に立った、ランサーの蹴りによって、綺麗に彼方まで蹴っ飛ばされたのである。

 

 何気に強いですね……(畏怖) 槍の上に立って砲弾蹴り飛ばすとか、お前は何を言っているんだ(何か言ったとは言っていない) しかも全力で、とかじゃなくてホント軽くサッカーボール蹴飛ばす位の感じですよ。頭おかしい……(誉め言葉)

 

「ウホ、コレは良いディフェンス。先生、サッカーとか興味ありません?」

「おじさんGKが向いてると思うんだよなー……じゃなくて。船長、あんまりおじさんに無茶させないで貰いたいんだけど? おじさん守るのが得意ってったって、あんまり曲芸染みた事させるのは勘弁してくれ」

「んもぅ! 先生ったら謙虚なんだからぁん! でもでもぉ、くろひーとせんせいゎ、ズッ友だょ……これからもガンガン酷使無双するからね!」

「勘弁してくれ」

 

 でも投降者がおじさん手に入れたらおいらも防御面全部任せる。酷使無双する。だれだってそーする。俺だってそ―する。いやぁーデオン君ちゃんは防御タイプだけど、どっちかと言うと防諜だとかそっち方面が特に強いからなぁ……防衛戦術ってなるとやっぱりおじさんなんだよなぁ!? おじさんしか勝たん!

 

「――な、なんだあのオッサン。あんなところで砲弾を蹴っ飛ばすとか」

「ビビんな! あの程度は奴らにとっては普通だよ!」

「あーそうだよなぁ……」

「……期待させて申し訳ないのですが、私達はああいった事は出来ないと思います」

 

>一瞬、期待を抱いたボンベの顔色が絶望に再び叩き落された。凄いスピードの顔色の変遷も仕方あるまい。あのランサーのサーヴァント、恐らく単純な体術ならば此方に居るサーヴァントで対抗できるのは、ケモノの敏捷性を誇る、キャットだけではないだろうか。

 

『あ、あのサーヴァントの身の軽さ……もしかしてクー・フーリンか!? アイルランドの光の御子にして、クランの猛犬!』

『あの身のこなしを見るとねー、そう見えなくもないけど多分違う。それに、クー・フーリンがあんなに長生きしたって伝承は聞かないし』

『あっ、そうかぁ……』

 

 ロマニはMUR大先輩だった……? いや、別にそんなアホ面晒してはいませんけどドクターは。とはいえランサークラスで有名なのとなると限られますし、ヒントが無いんですよねー、このランサーに関してはマジで。

 

「……なに、あの汚いの」

 

>>えっと、まぁ。敵です。はい。

>>分かりやすく言えば俺が全力で始末しようと決めた男。

>>立香と共に、急所を引き千切るという誓いを立てた。アイツの。

 

 下の選択肢以外何も見えない……! あーっ……見えないっ……聞こえない……つまり選択肢は一つしか存在しないっ……!

 

「おや、おやおやおやおや!? 甲板に見えるは……ひゃっはぁああああああ真正ロリ八犬伝! お宝も増えて黒髭氏大歓喜! 野郎共! 奪え奪えぇええええ!」

「提督! まだ距離が遠いです! 無理です!」

「うるせぇ! 大砲に詰めてでも飛ぶんだよお前ら! 気合入れろォ!」

「そんな事したら汚い髭のハンバーグが出来上がるだけです! 御考え直し下さい!」

「あぁん!? はんば……えっ? 拙者がまず飛ぶ前提なの……?」

 

>……黒髭の船はどうやら提督に厳しい模様である。そしてそんなやり取りをしている間にも、此方が向こうを叩き潰す準備は整ってきている。それすなわち接近されるよりも先に一気呵成に叩き潰す事。

 

「セイバー! 魔力放出使って魔力固めてぶっぱなして! 船速攻で沈めて!」

「ふっ……なんだ、私のマスターらしくなって来たではないか。その容赦の無さ、嫌いではないぞ。寧ろ気に入った」

「ジャンヌは接近してきた黒髭を焼け! 逃がさないでね!」

「……良いけど、アンタ性格変わり過ぎじゃないちょっと」

「真正ロリ発言をした時点でマシュに悪影響は確定。近寄らせはせん!」

 

 藤丸君さぁ……(〇ANIMA) 表情がホモ君寄りになって来てるよ? 混沌悪はホモ君だけで良いんです。お願いですから君まで混沌悪に走らないでください。許して。誰か藤丸君を癒してあげて。

 

「――という事だ。一瞬で船を両断して終わりにしてやる。慈悲は無い」

「あれー!? なんか海賊のロマンの乗り込み略奪を一刀両断する勢いなんですけどあの黒い剣士のお嬢ちゃん!?」

「死ね」

 

>解き放たれる黒い波動が、初手必殺とばかり海を引き裂いて迫る。船を一刀両断するが如くだ。コレが直撃すればジャンヌが此方に近寄って来る敵を焼き尽くすだけで良くなってしまうのだが……まぁそれでいいか、と貴方の思考も若干物騒になっていた、しかし。

 

「うわっちょ来た来た来た来た、何というデュエッは先行有利の法則!? 」

「ったく仕方ないねぇ……船長が碌な事言わないからそう言う事になるんだけどぉ!」

 

 それは全くもってそう。まぁ藤丸君が物騒になったのは、凡そホモ君が吹き込んだ諸々の所為なんですけどね、初見さん。

 

>そんな黒い波動の前に、やはり立ち塞がるのは未だ船の横、突き刺さった槍の上に立つランサーである。彼はなんと……槍を引き抜いた続けざまに、船の側面を足場にして()()()、弾丸の如く。その黒い波動目掛けて。

 

「ったく……おじさんは曲芸師じゃねぇってのに!」

 

>――衝突。黒い波動に穂先を叩き付け、僅か一瞬の拮抗を持って……ランサーはその黒い波動を払い除け、そしてその反動を活かし、まるで軽業師の如く、船の上に飛び、戻っていったのである。

 

「――嘘だろ。オルタの斬撃を!」

『は、払い除けた……アーサー王の斬撃を!? しかも、空中で!? 待ってくれ、あのサーヴァント、もしかして、もしかしてだけど……黒髭より、向こうの方が厄介だったりしない!?』

 

>貴方達の視線の先、天に輝く太陽の元、金色の穂先が、まるで此方を威嚇するかのギラギラと輝いているのが、見えた。

 

 お、おじさんカッコ良すぎませんかね。オルタの魔力の波動を空中で往なすとか、もうそれは神話の住人なんよ……神話の住人だったわ(池沼)

 と言った所で今回はここまでとなります。次回は、その神話の住人おじさんとバトルする事になると思います……いやだねぇ(震え声)

 




前回はあんまり活躍させてあげられなかったんで、今回はおじさん回です。

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