FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆さんこんにちは、ノンケ(若フェルグス)です。あんなに良い子がどうして育ったら型月界のスーパー性豪おじさんになってしまうのか。時の流れと言うのは余りにも残酷ですねぇ……それを言ったら他にも色々いるんですけど。
前回のうらすじ(希臘無双) どうやら今回主に活躍するのがおじさんって事は分かった。後、黒髭氏マジで自重……しかし、後エイリーク氏が居なかったのはなんでなのかと小一時間……
「ええい! お前たち! こうなったらこっちから乗り込んでぶっ飛ばすわよぉん! やぁっておしまう準備をなさい!」
「「「承知!!!」」」
「うーんノリが悪い。どうにかなりませんかね先生」
「どうにもならないでしょ。後、一つアドバイスさせてもらえば……」
>――目の前に、黒髭の船が迫ってきている。最初の砲撃戦は分けで終わった。ならば次は一気に接近して叩く……セイバーの攻撃が終わった直後のドレイクの迅速な判断は正に電の様で、真っ先に風を捕まえ、ゴールデンハインド号は敵船の懐に入っていた。
「……もう来てますよ」
「早ッ!? どういう判断力!?」
馬鹿じゃねぇ!? ここまで近づいてしまえば、サーヴァントの皆だけでもしっかり乗り込めるってもんです。さぁ行こうぜ。あ、うしくんは船でお留守番オナシャス! センセンシャル!
>アステリオス達を残した、残りのサーヴァントとマスター二人。そしてドレイクの計九人がハインド号の甲板を蹴って飛ぶ。貴方が香子を抱え、最後に飛び乗った時には……大量の兵士が、甲板の上で剣と木の板の様な盾を構えて立っていた
「はっ、随分と派手な歓迎じゃないかい。ヒゲ」
「そりゃあかわいこちゃん達が大挙して押し寄せてくるんですから、全力も出さないといけないってもデュフフフフフ……アレッ? 女神の様な真正ロリは? 拙者の夢の体現者は?」
「アレだけの変態発言をしておいて、連れてくると思ってんのか」
「お言葉を聞きたいかい? 『あんな悍ましい物に近寄りたくも無い』ってよ」
ああっ!? 黒髭氏が死んだ!? この人でなし!
甲板に滂沱の涙を流しながら蹲る黒髭氏の姿の余りにも情けない事、これにはヘクトール氏も思わず反吐を吐きそうな面。
「そ、そんな……拙者の……拙者のドリーム……」
「あー、何だ。ここに蹲ってる船長とは思えぬ物体は放っておいてくれ」
>一応、船長の筈なのだが、物体とか呼ばれている。貴方も立香も、めっちゃ残念だけではない恐ろしい人物である事は分かっている―その金玉をぶっ潰さないとは言ってない―のだが、とてもそうには見えない。
謎の黒い物体Kがなっさけない唸り声を上げてらっしゃいます。暫くお待ちください。野太い男の汚い男泣きが、BGMとして響いております。えー、若干鼻水を啜る音も響いております。
「……ねぇ、もう焼いて良いかしらアレ」
「良いんじゃないかい? そこに居る奴をステーキにしてやんな」
「いやーんBBA容赦なさスギィ!? 怖すぎィ! 拙者もうね、逃げる」
「はっ、ここがお前の船だろう……何処に逃げるってんだい?」
「えっ、何処ってそりゃあ、当然のように先生の後ろでございますが」
>そう言って黒髭はランサーの後ろにその身を隠す。いや、隠すというよりはその後ろに陣取る、と言った方が正しいか。周辺の兵隊が脇を固め、これ以上の侵入をさせるまいと剣を構えている。
「はっ、そんな雑兵でどうにか出来ると思ってんのかい?」
「ま、なるとは思うよ? 今まで戦ってきたとは、別物の活躍してくれると、おじさんは期待してるね」
「なら……アタシも、ウチのお客様も、舐められたもんだ!」
ここでドレイク船長が小銃をぶっぱなす! 挨拶代わりですねぇ!! はい、という事でね、敵船制圧RTA、よーいスタート(棒読み)因みに弾丸は当然の様におじさんに弾き飛ばされていました。
「蹴散らしてくれる」
「先手必勝ってね!」
>ドレイクの一発と共に前に出たのはやはり現カルデアの誇る二大前衛オルタズ。セイバーの一撃がまず、敵の兵隊の前衛を薙ぎ払わんと剣を腰だめに構えて迫り……
「――ようし、兵士の皆さん、
「っなに!?」
>――その剣が……凌がれた。サーヴァントの攻撃が。なんと、セイバーの体勢がアッサリと崩されてしまったのである。
……なんだあのデッカイ壁♂ と、と言うかどっから生えたそんなもん!? セイバーさんを弾き飛ばすとか、どういうからくり!? あ、いや待って、そういや盾を持ってましたね(鎮火)
>剣を持っていた筈の兵隊たちが号令に合わせ剣を捨て、盾を構え、シールドバッシュを行った。まるで壁が迫るかのように揃えられて。剣の衝突のタイミング、そして、踏ん張る位置をずらされ……力を発揮出来ないまま押し返されてしまう。
「……ッ、小癪な」
「そんでお嬢さんも隙だらけってねっ!」
「つぁっ……!?」
>その崩れた体勢にランサーが付けこんで、長い柄を叩きつける。流石に直撃は無かったがそのまま一気に押し返される。ならばとジャンヌが続いて突っ込もうとしたがその足元を弾丸が打ち抜く……黒髭の援護射撃だ。
「っ! ヒゲェ!」
「だってそちらのお嬢ちゃん好きにさせてたらお船が燃えちゃうし……」
「今から燃やしてやってもいいんだけど!」
「いやだからやめろってんだい! バースデーケーキになっちゃうでしょ! ダメよ邪ンヌちゃん、めっ!」
いやその怒り方はおかしい。まぁでも、実際この戦場で邪ンヌって凄いジョーカーになり得えます。通常攻撃、及び設定からして炎を撒き散らす彼女は木造船をアッツゥィさせるので、足場を破壊する……因みにそれをしたらホモ君達も水底ですけど。馬鹿な、浸水だと……!?
「ちぃっ……! 此奴ら……っ!」
「ほいじゃあ投げ槍部隊、やっちゃって!」
>その直後、船の後方より、山なりに飛び来るのは……なんと投げ槍。船の上で!?と驚く暇も無く、貴方と立香、そして香子の事をマシュとデオンが守る。キャットは身軽な動きで何と言う事も無く躱していた。
あっぶえ! ふ、船の上で投げ槍を!? やってらぁ!(半ギレ) 文字通りの質量の雨でゴリ圧すとかおじさんお前頭ダインスレイブかよぉ!? というか、ご自身の船に風穴が空きまくってますけどそれはどうなんですかね。
「マスターっ!?」
「残念。隙だらけですよー」
「っ、調子乗んな! ランサァァアア!」
>更に、一瞬後ろに気が取られたジャンヌに、続いてランサーが柄での一撃、しかし打たれて崩されてばかりではない、と旗でコレに応戦し、一瞬ランサーの動きを抑え込む。そこに割り込む……セイバーの黒い剣。
「其方に気を取られているのが命取りだ。散れ」
「――いや案外そうでもないっすよっとぉ!」
>しかしその直前、一歩大きく下がったランサーが剣を受け、流す。そしてそこから槍を横向きに構え、突撃するように押し込んだ。一歩前線に出ていたセイバーと、その後ろのジャンヌを纏めて突き飛ばしてしまう。
「っ、ちょっと……冷血女。コイツ」
「容易くは抜けんか。どうやら、守りに関しては、此方より明らかに上の様だな」
「いやぁ、ギリッギリで耐え凌ぐのが得意なだけなんで、そんなねぇ?」
ジャンヌとセイバーの攻撃を凌いで、しかも押し返すとかしといて、『ただ』耐え凌ぐのが得意……? 謙虚すぎるのもうんこ野郎っていう言葉を知らないのかな? 知る訳ないだろホモカス(自虐)
『――やっぱり、彼の強さはあの身体能力じゃないみたいだね』
「っと! うわっと! な、何が!?」
『軍師視点で言わせてもらうと、彼の強さは、守りの強さと……
――と言った所で、今回はここまでとなります。
ご視聴、ありがとうございました。
Q:槍投げまくって船に穴開くでしょ普通
A:どうせ黒髭君本人の船じゃないし……