FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆さんこんにちは、ノンケ(トリ子)です。個人的には凄い魅力的なのは間違いないんですけども、いやぁ、同じ時期に出て来たガウェ子があんまりにもあんまりだった……彼女がいなければ、多分間違いなくぶっちぎって人気出てたと思いますね。
前回のうらすじぃ(戦力合流) ロマニの絶望……それは、突如として彼の前に現れた謎の羊飼いだった! 後、ケモノ耳ねーちゃんも居ましたけど。で、最大の問題点が一人程……あのぉ、奥様、何故ここに?
>ダビデ――ユダヤ人の王。あの魔術王、ソロモンの父親でもある……というのがまくし立てたロマニの解説だったが……凄いスピードだった。弾丸の様だった。形相は鬼の如しであった。
『「言っとくけどね! そんな良い人物じゃないよ!」とのドクターロマンティックからのお言葉です。なんか荒れてるねぇ』
「ど、ドクターは本当にどうなさったんでしょうか」
『うーん分かんない。怖いよねぇ』
まぁ、FGO既プレイヤーにとってロマニの態度は『あぁ……うん……』っていう物なんですよね。まぁ、色々と持ってる何かがね、大爆発してるんですよ今。声すら出さないって言うのは(鬱憤)サイコガン……!!
「……なんだ、一体」
「同じ猫科としてお主に親近感が!! 分からぬかこのリビドー!!」
「いや……すまん……全くもって私には分からぬのだそのリビドー……」
「そうか。キャットの涙はナイアガラである」
「……あの、なんだ。この娘はどうすればいいのだ」
>ちょっと自由な子なだけで悪い子ではないんですとだけ返しておく。問題は其処の可愛い猫耳コンビではないのだ。問題は……デオンが先ほどから視線を向けている、キャスター、メディア。彼女は彼のアルゴノーツのメンバーなのだ。
そうなんですよねぇ。
アルゴノーツ。人類史の中で英雄が集まる集団はいくつかあります。皆さんご存知クソデカアルトリア感情サークルの円卓や、百八人燕青クラスが存在するとか言う英霊の物量集団梁山泊、あのアストルフォを輩出した変態集団十二勇士。その一つ。
メッチャ分かりやすく言うとヘラクレスの所属してた会社で社長夫人してたのがこの人です。
「……あ、あの……」
「あぁすまない。気にしないでくれ。周辺に気を張っているだけさ」
「そう、なんですか? 気にし過ぎかな……」
気にし過ぎじゃないですよバリッバリに観察してらっしゃいますよデオンくんちゃん。ドレイクの証言では、この海の覇権を握る為にイスカンダルと殴り合った勢力という事でカルデアと協力きつかったすねぇ……ああも今日は、すげえきつかったゾ~、何であんなんきついんすかね~も~。お前(等が目玉の化け物を呼び出したから)じゃい!!
「ふふ、彼女。
「
「即答、か。流石はキャプテン・ドレイク。彼女が気になるだけの情報を掴んでるとは。ただの脳筋海賊とは訳が違うね。やはり、僕らが手を組む相手として君を想定したのは間違ってなかった」
「それは、この先に居るって言う頭目の意見かい?」
>ダビデは、貴方達を『頭目』の元へ案内する、と言った。ユダヤの王ダビデ、純血の狩人、アタランテ。そしてメディア。この四人が従うレベルの頭目。一体、どんな英霊なのだろうか。
「いや、僕らの頭目はそんなのを考えるような性質じゃなくて」
『――待った。この先に反応を見つけた……と、ロマニから報告だよん。コレは凄いね。セプテムのステンノ、そしてエウリュアレと同じ、神霊の反応だ。相当微弱だけども。後なんだろうこの、凄いなんとも言えない微弱なオマケみたいな反応は』
おー神霊。というかオマケみたいな反応で凡そ誰かは想像がつきました。晒してんだよなぁ、あの無残な姿をよぉ!(滂沱)
「えうりゅあれ、とおなじ……めがみ、さま?」
「ふん。どんな女神だって私より可愛くはないわよアステリオス?」
「う?」
>エウリュアレの謎のマウントは、果たしてアステリオスに効果があるのか。それは兎も角、これだけの格の英霊三騎を纏めているのが神霊、というのはなんともしっくりくる。一体どんな相手なのか――
「……はっ、なんか美女との出会いの予感がする!!」
「だーりん?」
「ってしまった墓穴ほったうひぇっ待って待って絞らないでアーッ!?」
>――そんな思考は、突然の悲鳴によってかき消されてしまった。思わずホログラムのダ・ヴィンチと目を合わせ、それから傍らの香子と目を合わせる。香子は『んー……これは駄目じゃないでしょうか』と言うような表情をしていた。
そうでしょうね。ダビデ君もこれには迫真の苦笑い。凄いぜ、ただの会話でここまでの『えぇ……(困惑)』っていう顔させたの黒髭……いやゴメン、黒髭よりは全然マシだと思いましたので今のは撤回させて頂きます……あの、今画面越しでもなんかあっヤバイこれ死ぬわって感じの視線がこっちに突き刺さった気が。うん。ただのオカルトだな!(震え声)
「……オイダビデ」
「いやぁ、言わんといて貰えないかなぁ。大爆笑したい所なんだけど一応お客人の前だから堪えてるだけで」
「大爆笑したいのか」
「いやぁ、あんなアビシャグな奥様いらっしゃってまだ他を求めようとするのがね。それで制裁が加えられるならそりゃあ男としては大爆笑さ」
コレはダビデ過ぎる発言。とはいえ全くもって同じような意見を、二部五章を見た人だったら抱くと思うんですよね。お前はアルテミスと一生添い遂げるんだよ、幸せになるんだよオウあくしろよ(ブーケトス全力)
「――あら? ダビデ、誰か居るの?」
「おやおや、麗しき奥方様、邪魔してしまったかな?」
「大丈夫よ。寧ろ私とダーリンの熱々カップルっぷりを見て欲しいくらい!」
「相変わらずお熱い事で……では、ご紹介しようか」
>そう言って、ダビデが指し示したその先に居たのは……白い髪の女性と、それにめっちゃくちゃにもまれてくちゃくちゃにされる熊のぬいぐるみっぽい何か。
「……えっ、なんこれ」
『あ、そのクマの人形からだ。微弱な魔力反応が出てるの』
「と、というか。あのお人形、呻いてはいませんか? もみくちゃにされる度に」
「ジャパニーズお手製呪いの人形。オプションで毛が伸びたり、自動おしゃべり機能も付けられるが如何なものか?」
「えっ、日本ってそんな神秘に塗れた悍ましいサービスをやってたのかい……?」
そんな訳がない(激怒) でもノッブとかの弾けっぷりを見てるとやってそうなのが否定できない日本人のHENTAI性。そんなんやから日本系の怪談やらオカルトがやはりヤバイ(確信) 外国のも色々アレですけど、なんというか、ニチニチしてますよね日本のそう言う系。嫌だねぇ……
「まぁ呪われた人形というのは間違ってないかもしれないけどね。それは兎も角として此方の美女こそが、僕らの頭目……アルテミス様だ」
>――思わず全員の表情が『は?』と言った感じになった。エウリュアレは勿論、無表情で気難しそうなのがデフォルトなセイバーですら、少し口を開けて呆けている。全く動じて居ないのは、何も分かってなさそうなアステリオス位である。
「やっほー。あ、こっちはダーリンよ! 私の愛しい愛しい旦那様! どうどう? ビックリするくらいイケメンでしょう!」
「……どうも、ご紹介にあずかりましたダーリンでございます。イケクマです」
出、出ー。Fate界隈一の純愛カップル奴ー。はい。このサーヴァント界隈でも一番に変態的な成り立ちを誇るサーヴァント。綺麗な奥方が主体のサーヴァントではあるんですがそのオマケのクマの人形が重要ではない訳ではありません。
「まぁ、こっちのクマは後で紹介するとして」
「オイコラ」
「結構なネームバリューだろう? 流石にこの海の実力者が皆サーヴァントって言うならアルテミスって言う名前に怯んでくれると思って。正直、
「……」
>先ほどからキャットに絡まれていたアタランテが、全く声を出さなくなっていると思えば……アルテミスの方を向いて、そっと膝をついている。
「知っているだろう? 彼女はアルテミスの信者……と言うか、まぁそう言う系でね。彼女が居るとなれば、そのもとに馳せ参じるのが基本ってことさ」
「……うむ」
その辺りの複雑な事情は後で話すとして恐らくはダビデは例の厄ネタに関する事だと思います。で、もう一つ、なんですけど……
「要するに、アルテミス、っていうデカイ名前に集まった寄せ集めって訳かい。成程ね。なら、もう一人、アンタはなんでここに居る?」
「……」
「そうだろう? アルゴノーツのメンバー様よ」
>――腹の底を見透かす様なドレイクの視線が、メディアへと突き刺さった。
ドレイク船長がバチバチしている所で、今回はここまで。
次回は……メディアさんにかつ丼だして事情聴取からです。ご視聴、ありがとうございました。
そういえば、なんで事情聴取と言えばかつ丼なんですかね。
追記:軽く修正しました。