FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆様こんにちは、ノンケ(妖精王オベロン)です。彼に関してはちょけらんねぇ。本当に最後までオベロンは、六章の俺らの保護者だった……ティターニア、見つけてやりたかったなぁ……無力な俺を許してくれ……絶対にオマエをカルデアに招待するから……六周年絶対に実装されるんだぞ……!(懇願)
前回のぉ、あらまし(類義語) 香子と海を見つめるデート回。偶にはほのぼの、のんびりと、海眺めるだけでも良いよね! とか思ったら緑のアビシャグ野郎が突然の割り込み。コイツ『ガッ、ガイアッッッ!!!!!』されねぇかなぁマジで……とか思ってたらまさかの方向からぶん殴られてしまいました。
「へ? 私、ですか?」
「そうそう。疑問に思ったら直ぐ解決、と思ってさ」
『……なんでこの人が連れて来てるのかは分からないけども。まぁメディアさんに意見を求めるのは間違いないとは思う。という事ですみませんお願いします』
>急に押しかけられて、とんでもないレベルで迷惑全力だったろうが、しかしもうそう言う流れなので、もうここは覚悟決めて頂くしかないのである。取り敢えず、全部をぶちまけるのは時間がかかるので、ある程度概要を話したのである。
実際、あの流れでメディアさんに『マスターの謎の角の事について教えてくださーい』ってなるのはもう事故だと思えるレベルの急速話題展開だとは思います。グッピーが大量死しているのを横目に、取り敢えず、オナシャス!
「……成程、未だに正体が分からぬ。ですが」
「その特徴から、恐らくは鬼、それに類する物なのではないか、とは私達も想像しているのですが……様々な検査でも、全く成果が上がらず」
『折角だし、神代の魔術師からの見解もお聞きしたいな、と』
>そう言われ、メディアは一つ考え込んでから……首を振ってから申し訳ない、と一つ謝った。
「私も、皆さまと同じ結論を出すのが精一杯です」
「そうですか……」
「ただ、なのですが。私の師匠はそう言った怪物にはある程度詳しい方でして」
えっ!? 同じ値段でキュケオーンを!? それは兎も角。まぁ、オケキャスちゃんは人を怪物に変える薬を作ったり、怪物に変えたりと色々やってはいるんですよ。で、そう言う事をする為にはそう言う類の存在には当然ながら詳しくないと、そんな事は出来ない訳でして……
「混血の存在についても。師匠が言うにはそう言った者は内なる獣性に常に悩ませることが多い、と。しかし……話を聞いた限りではそうではない」
「というと?」
「内なる獣性、というのは往々にして言葉にし難い手当たり次第の渇望、のような事が多いのですが。貴方のそれは指向性を持っている様な……理性を剝がすのではなく、理性諸共が、纏めて引き込まれる……感情、の類の様な気がしました」
>――思い返してみれば。セプテムのあの時、自分は怪物の様に、暴れ、狂っていただろうか。否、違う。間違いなく、冷静に、確実に。敵を葬っていた、らしい。それは確かに彼女の言う通り、混血のそれとは少し違う気がする。
『な、成程……そんな視点から。成程なぁ』
「お役に立てたでしょうか」
『本当に! あと、序に其処のセクハラオヤジに、女性に近寄れなくなる護符とか作って頂ければ本当にありがたいのですが!』
「いや、幾ら彼女が凄いキャスターだからってそんな……」
「あ、そう言った薬、無い訳では無いですよ」
「ちょっと用事を思い出したからここらで失礼するよ!」
おらっ! 逃げるなっ! 姦淫の罪の象徴出せ! 女性問題に悩まないように丁寧に塗り込んであげるね♡ 絶望しろ。エルサレム。
まぁ、それは兎も角として……しかし、予想だにしないタイミングで予想もしない所から予想もしない発言が飛び出して、しかも一つ主人公について進行するって言う。てぇめぇ!(ダビデ) なぁにしてんだぁー!?(誉め言葉)
>――ダビデが脅威から逃げるようにスタスタと砂浜を立ち去って。メディアも『負傷した人が出ていないか見てくるのでコレで』と離れて行って。残されたのは、香子と貴方とロマニ。取り敢えずメディアに言われた事について、ロマニがもう一度口を開いた。
『うーん……混血である可能性は捨てきれないけど、メディアさんが言った通りそれ以外の可能性も考えた方が良いのかなぁ』
「……感情」
『ん? どうしたの式部さん』
>何か、『感情』と言う言葉に思う所あり……と言った表情の所に、そうロマニに問われた香子は、一つ間を置いてから、彼女は呟いた。
「ああいえ。メディア様の感情、と言う言葉に、少し思う所が」
『ふむ。何かしら思いついたのかな』
「以前のマスターの豹変、人の感情がまるで別人の如く変わる、と一点に置いて、世界各国にてもっとも有名な現象の一つが有るのは、ロマニ様もご存知かと」
『……そうか! 憑依現象か!』
>>憑依現象?
>>つまりこの本造院康友はシャーマンの王になる器だった……?
オーバーソウルは型月世界の魔術師卒倒必死の技術だと思います。魂を実体化させるとか実際サーヴァントの領域なんですよね……封印指定不可避。封印指定できるかも怪しいかもしれないっていうwww
あ、選択肢は当然上で。
『簡単に説明すれば、体を誰か……この場合は人間以外の何かに乗っ取られる事だね』
「以前悪魔などが主に行う行為として説明されていましたのを、思い出して」
『そうなんだよ。憑依した悪魔などを引っぺがす為の職業もある位、メジャーな心霊現象。前に悪魔と一緒に説明しておけばよかったね』
>逆にこの憑依現象を利用し、精霊や果ては神を人間に降ろし、交信し知識を乞う、その憑依した者の力を大いに振るう、と言った類の事もしていたとロマニは語った。これは魔術世界では、降霊術と呼ばれる体系に連なる術の一つとして認識されているのだという。
『まぁメジャー過ぎて、若干陳腐過ぎる、という揶揄する人も居ないではないけど』
「確かサーヴァントの召喚術も、降霊術に属する物、でしたっけ」
『厳密には違うんだけど、まぁ似たようなものだよ。死者を呼び出すって言う点においては……って、話がズレたね』
因みにものっそいネタバレをすると、実際サーヴァント召喚は元は降霊術の一つだったのは間違いありません。具体的にはどんな術だったかって? 俺に伝えてどうすんだよそんなこと!!(詳しくはFGOをプレイして確かめてみてくれよな!)
『で、憑依現象は西洋においてはこんな感じだけど。式部さんが気になってるのは』
「はい。日本の憑依の類でございます」
『日本においても、神を他人に降ろす、というのは共通していたのは記憶しているけど』
「しかし日本に悪魔という概念は有りませんので。人に取り付き乗っ取る、という悪行を働くのは……」
>――
「そう言った輩に体を乗っ取られた人が尋常ならざる力を操る事もあるのは、やはり西洋と同じで。そして、怨霊の類に取り付かれた方の変わり果てた形相を指して、『まるで鬼の様だ』と表現する事もあります」
『……成程、言われてみれば本造院君の症状にそっくりだ』
鬼の様な形相、って言うか普通に角生えてますけど(困惑) いや、ホモ君の顔は普通にチンピラチックで怖いですし、彼の顔が怖いのはそう言う魔術的な原因だった可能性が微レ存……?
『普通憑依された人間、というのは特別何かしらの力を有してる訳ではない』
「血から反応が出ないのに、マスターが力を発揮していたのは」
『本造院君の体に何者かが取り付いていた可能性がある……、正直ゾッとしない話ではあるね』
>少しロマニは考えるそぶりを見せて……それから、彼は貴方の方を向いて、少し険しい顔をしながら告げた。
『……血に由来する、自らの力で制御可能な物であれば。僕らも、非情に心苦しいけど緊急の事態だ。頼る事も考えられた。けど……』
『――誰かに憑依されていた、となれば話は別だね』
ふぁっ!? 何だお前(素)
『ってレオナルド!? 聞いていたのかい!?』
『そりゃあ彼の症状を調べているのは君かも知れないけど、彼のモニタリングを主に行っているのは主に私だからね。彼の話が出るとなればそりゃあ口も出すよ』
>曰く。貴方の通信を主にダ・ヴィンチが受けていたのは、彼女の万能の天才としての才能をフルに生かし、自分にもしもの事が無いよう、しっかりとバイタル等を確認しておくためだったらしい。
『ロマニに二人分、しかも一人は普段よりしっかりと注視しなくちゃいけない、そんな負担はちょっと荷が重すぎるって事でね』
『僕が情けないみたいな言い方はやめてくれないかな』
『事実だろ?』
ダ・ヴィンチちゃんの言葉のナイフがロマニの臓物を抉りだす。哀しそうなロマニのダメージはさらに加速した! ロマニ泣かないで。どうか逝かないで(遥か未来への布石) あ、皆劇場版FGOソロモン見ようね(唐突で謙虚な宣伝)
『それは兎も角、そう言った可能性が出てきた以上、本造院君にその力を使わせるのはNGを出すしかない。緊急事態だから、と言って君に負わせてしまうリスクの許容、それを遥かに上回っているからね』
――うせやろ(言語崩壊)
と言った所で……今回は……ねぇやだ! 小生(力の制限)やだ! 自由を! 自由を! ホモハゲに自由を!
くう疲
さて、今日を持ちまして、九月一日までお休みを取らせて頂きます。いつものです。
ただ九月以降は予定がちょっと詰まっていて、毎日投稿が出来るかは分かりません。出来る限り頑張って戻ってきたいとは思って居ますので、期待しないで、戻ってきたら『おっ、暇つぶしに丁度良いのがまたきてるやんけ』程度に喜んでいただければ幸いでございます。
それでは皆様。良い夏を。