FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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騎剣強襲 その一

 皆さんこんにちは。ノンケ(スーリヤの子)です。

 前回はジャンヌオルタと衝突中にマリーさんと合流、見事戦線から離脱してきたところ迄です。可愛さならもう向こうの比じゃないくらい戦力が揃いました。イケメン度数だとヴラド公やまだ見ぬイケメンが居る分まだまだ勝負は分かりませんが、こっから巻き返していきます……何の話をしてるんですかね。

 

『――以上の状況分析から、僕はまず、発見した霊脈にサークルを確立するのを優先するべきだと思うよ』

 

 そんなバカみたいな話を私がしている間に、ドクターが方針を示してくれました。霊脈のある森へ向かうみたいっすね。

 

「ではえっと、マリーさん? もそれで宜しいでしょうか……」

「マリーさん! ですって!」

「あ、あのすいません! 何かお気に障るようなことを……」

「とても可愛らしいわ! 羊さんみたい! ぜひそう呼んでくださいな!」

「は、はぃい」

 

 めっちゃマシュちゃんが追い詰められててかわいい……可愛くない? 美少女の絡みってのはそれだけでも心が癒される。ハッキリ分かるんだよなぁ。名誉フランス市民でありマシュのファンでもあるから癒しは更に加速する。

 

「おいおいマリア。あんまり興奮してその子を困らせちゃいけないよ」

「あ、あらゴメンなさい……私、つい舞い上がってしまって」

「いえ、大丈夫です。ちょっとびっくりしましたけど」

 

>マリー・アントワネット。史実から抱いたイメージとは少し違う、少女のような天真爛漫さに、先程の戦闘の緊張感が薄れていくのを感じる。

 

「そして、そちらが……ジャンヌ。ジャンヌ・ダルク。我がフランスを守らんと立ち上がった聖女。生前より、お会いしたかったわ」

「ど、どうも。マリー・アントワネット王妃。えっと、私は聖女ではなくて……」

「マリーさん」

「え?」

「マリーさん、又はマリーと呼んで。そうじゃないと返事しないわ」

「は、はぁ……じゃあ、マリー」

「えぇ、宜しく! ジャンヌ!」

 

 あぁ^~! くそッ! 尊いッ! 尊いッ! 尊いッ! 尊いッ!(JOJO) こんなに尊い行動して、誇らしくないのかよ? え? 唯話してるだけ? 私の耐性がないだけ? 否定はしません(その時意外に素直)

 

「それにそちらのマスターさん二人も。こんにちは!」

「あ、こんにちは。えっと、藤丸立香、です」

 

>>本造院康友だ。宜しく、マリーさん

>>本造院さんと呼びたまえ、レディ。

 

 だから上だっつってんだろ(激ギレ) なんだってそうテメェはANSNINさんに対して執着しかねぇんだ。もしかしてあの子の事、好きなのか?

 

「立香に、康友ね。よろしくお願いするわ!」

「……はい、よろしく!」

 

>ちょっと緊張したように見えた立香だが、それでも少しすればそんな素振りを一切見せない。つくづくコミュニケーション能力が高いな、と貴方は思う。

 

 藤丸君一番のスキルだと思います正直。コミュ力は。どんな相手にもズケズケ物言えるのは一種どころかハリケーンな才能なんだよなぁ……

 

「それにそちらの方々は」

「レオニダスと申します! クラスはランサー! よろしくお願いいたします、マリー・アントワネット王妃!」

「紫式部、と申します。クラスはキャスター。どうぞ、よしなに」

 

>サーヴァント達が名乗った時、レオニダスの名に反応したのはマリー、紫式部の名にはアマデウスが反応した。

 

「まぁ、まぁまぁ! あのスパルタの硬き王、レオニダス一世! お噂はかねがね!」

「ほう、我が名をご存知でしたか!」

「当然ですわ。私、本を読むのも好きで。ペルシャの大勢を僅か三百人で押し返した大物食い(ジャイアントキリング)、男の子でなくても、心が躍りました」

「そう言って頂けると何より!」

 

>レオニダスをキラキラとした瞳で見つめるマリア。それに対し、アマデウスが香子に示した反応は、実に紳士な物だった。

 

「……ふふ、なんとまぁ。こうして死んだ後に、世界最古の小説を描いた大文豪と、こんな奇妙な場所で出会う事になるとは。汚泥の如き人間の中で、なれど美しきものを生み出す事を諦めなかった人。はじめまして、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトだ」

「そ、そんな! 頭をお上げくださいモーツァルト様! あ、貴方様の大偉業に比べれば私のやった事なんて大したことでは……!」

 

 誰だコイツ(困惑) あれ? マーリンとグランドクソ野郎の椅子を奪い合うようなロクデナシ、モーツァルトは何処へ行った。もしかして芸術系サーヴァントには比較的アタリが弱いとか?

 

『流石にこんなちょっとした事で手折れそうな、めっちゃ感受性の高そうなマダムに普段のペースで対処はしない。それくらいの常識はある。他の芸術家系よりもそれなりに配慮が出来る男だからな僕は、とモーツァルトは嘆息した』

 

 ……ヌッ(絶命) 最悪のタイミングで、最悪の技がさく裂しました。あぁ式部さんも思わず顔を覆っています。えっと……反応的に見えてるのはホモ君とマリーさんだけみたいですね。

 

「……アマデウス? 貴方、そんな技、何処で身に着けたのかしら?」

「ん? 何のことだい?」

「とぼけてもダメよ。だってそこにモゴモゴ」

 

>速攻で香子がマリーにとびかかり、その口を封じる。申し訳ありませんと凄い勢いで頭を下げながら、香子は下がっていった。流石にそれを放っておく気にもなれず、貴方も二人を追う事にした。

 

 えーっとですね。さっきのアレですが。めっちゃ分かりやすく言うと香子さんの第三宝具ですね(大嘘) 真面目に言うと『制御の利かない心の暴露能力』です。一発で分かるこの恐ろしさよ。

 

「えっと、つまりあれは」

「……申し訳ありません……本当に……申し訳ありません」

 

 香子さんが真っ赤です。可愛い(小並感)

 

>>なんて恐ろしい能力だ……

>>俺の思考も見た事ある? もしかして。

 

 ……あっ。下なんだよなぁ(かつての疑問) そういえば香子さんと初めてじっくり話した時、そんな感じの反応してましたよねぇ(ねっとり)

 

「ほ、本当に……申し訳ありませ~ん!」

 

>貴方は、自分の顔が少し赤くなったのが分かった。思考が読まれる、というのはこういう気持ちなのか。知りたくもあり知りたくもない、なんともいえない気持ちだった。

 

 まぁ香子さんを仲間にしてるとこういう事もあるって感じです。まぁ特に問題がある訳でも無い(大嘘)能力なので、気にしないで行きましょう(寛大)

 アマデウスが不思議そうな顔してるのもスルー。で、もう一人自己紹介していない方が居ますけど(余計なお世話)

 

「あの、それでそちらの美しい髪の方は」

「ライダーです。それでは……」

「あの」

 

 うーん此方の反応は結構クール。でもライダーさんって割とかわいい系の美少女好みなのだった気がするのですが、あまり反応は芳しくありません……まぁ、後々仲良くしてくれたら嬉しいですねぇ!

 

 さて取り合えず近場の見所さんは終わったのでカ……ットォ!(BRLY)します。長い長い、もう夜なんだよなぁ……とりあえずその間にあった重要なポイントとしては『マリーやアマデウスみたいな野良サーヴァントが特異点解決する為に呼ばれてるから探してもいいかも?』、位です。

 

「サークルの設置は終わりましたし、皆さんの自己紹介も終わりました。そうしたら」

『次は向こうのサーヴァントへの対策だね。正直、一筋縄じゃ行かないぞぅ』

「僕も同意見だね。頭数じゃこっちが勝ってるかもしれないけど、正直それでもアレ等との差を埋められたとは思えないなぁ」

 

 さて初っ端から悲観的な言葉が飛んできましたが問題ありません(大嘘) なんとかしたいねぇ……

 

「広い範囲に杭を展開する、男性サーヴァント。巨大な拷問器具を利用する女性サーヴァント、どっちも強敵。特に男性の方の杭は、マシュとレオニダスの二人がかりじゃないと止められなかったと思う」

 

 あ、因みに 【悲報】こちらはヴラド公、カーミラさんの真名を知らず【無知】

 一騎打ちじゃなくて乱戦だったからね、仕方ないね(意気消沈)

 

「そしてあのセイバーと思われるサーヴァントは、マリーさんに過剰な反応を示していました。生前のお知合いですか?」

「……えぇ、恐らくは。彼はデオン。シュヴァリエ・デオンよ」

『デオン・ド・ボーモン卿か! ルイ十五世が設立した諜報機関で活躍したスパイにして竜騎兵、こりゃあとんでもない大物だ』

 

 という事で、こちらが現状所有しているのはデオン君ちゃんの情報だけです。情報戦が弱すぎる(直球)

 

「それに……あと一人」

「――あの女性のサーヴァント。それに関してなのですが……」

 

>>メドゥーサ、何かある?

>>もしかして、同じライダーだったり?

 

 上だよね(伝統芸能)

 

「はい。恐らく、アレは私と同じライダーではないかと思います」

「分かるのですか?」

「えぇ。戦場で適当に暴れていたあの巨獣。アレは、あまり積極的には暴れず、あの女性の周りを守っていたように見えました」

「……彼女がその巨獣を従えている、という事ですかな? メドゥーサ殿」

「可能性は高いかと。そしてあの巨獣は、個人的には、相当な脅威ではないかと思います」

 

 メドゥーサさん有能っすね……(感心) まぁ初代から戦闘も頭脳もどっちも優秀ですからねメドゥーサさん。こういう序盤では凄い助かります。終盤でも凄い助かります。つまり凄い助かります。

 

『その仮称ライダー、確かに気になるね……良し、先ずはそのライダーに関して、現状持っている情報から、対策と予測を――』

「いや……そうしている余裕はなさそうだな。ゲロでも吐きそうな、闘争の音がする」

 

 おや?

 

「――いい耳を持ってる奴がいるじゃない」

 

 こ、この声はっ!

 一体だれが来たのか、次回に続くという事で今回はここまでです。ご視聴、ありがとうございました。

 




レオニダス王の活躍はマリー様の活躍した時代には本になっていると……思うんですけど、どうなんですかね(無知)

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