FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆さんこんにちは、ノンケ(自称幸運Aサーヴァント)です。
前回:迫真オルレアン部、ファブニール強襲の裏技。とか思ってたらやっかいなサーヴァントお二人も一緒に連れてきました。カルデア壊るる~カルデアが壊れるねんそんな事されたら! 勝てば官軍なんだよ常套だろって? お、そうだな(納得)
さて、只今高所を飛ぶファブニールから男子自由落下をかまして見せた黒い騎士。何気にオルレアン最強クラスの怪物だったりします。
「……っ!」
「ジークフリート殿!? 何を」
「ゲオルギウス! レオニダス! ワイバーンの相手を頼む! あのサーヴァントは……尋常ではない!」
>黒い影に向けて走るサーヴァント……ジークフリートの顔は、相当真剣なモノだ。あの落下して来る男を、それ程に脅威と見ているのだろうか。
そりゃあ脅威よ。なにせ……というかあんな高所から降りて大丈夫なんですかね彼。カッコつけて降りた挙句、マ゚ッ!(断末魔)とか、それじゃあ商品になんないよ~。いやないですよね、流石に(不安)
>黒い影は、彗星の如く地面へと落下し大きな土煙を上げる。死んだか。いや、どうしてかはそうは思えない。あのランサー、ヴラド三世と真っ向から相対したからか。あれと同質の存在が、地面に落下した程度で、死ぬかと。
「■■■■■■■■■■■ーーー!!」
>その予想に応えるように……魔力の放出と共に張れた土煙のその中心、黒煙を纏った影が立っている。姿は良く見えないがしかし。その咆哮一つで、赤く輝く兜の目元で、気圧されてしまう。
あ、ふっつうに大丈夫でしたね。しかも物凄いカッコいい登場の仕方しちゃって……恥ずかしくないの?
姿が見えない黒い騎士。さぁ皆さんお立合い。Fate/Zeroにて大暴れしたバーサーカー。オルレアン狂気の三大巨頭サーヴァントの一角にして、多分オルレアン敵陣営最強クラスのサーヴァント……その名をサーッ!(迫真) ランスロット卿です!(激寒ギャグ)
>そして続く様に飛んできた無数の矢が、全ての者に防御の選択肢を強制的に取らせた。その唯一の例外、防御せずそのバーサーカーに対応できたのはジークフリートのみ。
「狙いは俺かっ」
「■■■■■■ーーー!」
彼はオルレアンでは聖女絶対コロスマンと化していたのですが……今回はジャンヌを無視した辺り、ジークフリートさん一人を狙うように指示をされているらしいですね。
「――しまっ!?」
「ジークフリート殿!」
>相手の攻撃を受けようと構えていたジークフリート。しかし黒い騎士が行ったのは直接の斬撃ではなく……剣に纏った魔力を地面に叩き付けての爆発。不意打ちの威力とその勢いに圧され、大きく吹き飛ばされてしまう。その後を追って、黒い騎士が駆ける。
いやそんなバーサーカーなのに、セイバーのアロンダイトみたいな手の込んだ芸当しなくていいから……(恐怖心) ん? ちょっと待って(発見) ジークフリートさんを引き離したって事は?
「よくやったわバーサーカー! これで……
>その瞬間だった。天に留まっていたファブニールが此方へと向けて降下を始めたのだ。やられた、と全員が思っただろう。ファブニールに対する切り札のジークフリートを、こんな力業で封じてくるとは。
「く、最初の矢も……この為でしたか! ジャンヌ殿! マシュ殿、ここの守りはお任せします!」
「いえ、私も前に出ます! 藤丸君達は森の守りを!」
「ジークフリート殿には劣りますが、この身も竜殺し。好き勝手には……!」
ジークさんが飛ばされたのは痛いですね……コレは痛い。スイッチするようにレオニダス王とジャンヌがゲオルさんと並びました。取り敢えずこれで何とかジークさんが戻ってくるまで時間稼ぎを……あれ? さっきより硬くなってないか?(困惑)
「無駄よ、幾らアンタが竜殺しでも、ファブニールを討ち果たせるのは……今吹き飛んでいったジークフリートだけ!」
>ファブニールと共に降り立った、黒いジャンヌ。そして、その竜の背から飛び出してくる二つの影。片方は、以前襲撃を仕掛けて来たアサシンだが……もう片方に覚えはない。獣の如き耳を生やした、翠の色の女性。
「ジークフリートさえいなければ、ファブニールとワイバーン共、バーサーク・アサシン、バーサーク・アーチャーだけで十分始末できる……サーヴァントが居る今、この前の様には行かないわよ」
片方は集団得意のアタランテ姐さん。もう片方は吸血鬼の馬力を持つアサシンさん。どっちも普通に強敵なんだよなぁ……
>荒い息を吐き出すファブニールが、此方を睨みつけている。ワイバーンの応援が続々と駆け付ける中、それを従えるように二騎のサーヴァントが黒いジャンヌの傍に控える。状況はかなり苦しい。
とは言ったものの、あの三人がいるだけでどうにかなりそうな気もしますが、ほんへとRPGは違うのできついのはきついっすけど。しかし……それだけじゃ後ろが……後ろが……(最大の苦難)
「……藤丸。正直此方は手負い、状況も劣勢。撤退も視野に入れねばならないのでは」
「ダメだ! ジークフリートさんを置いていけない!」
藤丸君の言う通り撤退してジークフリートさん置いて行くと、先ずファブニールに勝てなくなりますし、何より見捨てて逃げるとか調子こいてんじゃねーぞ、エンジョイプレイ失格。分かる? この罪の重さ。
「……そうですね。ジークフリートさんは私たちの為に、傷ついた体のままでも戦おうとしてくださいました。そんな方を見捨ててオーダーを成し遂げても」
『――ジークフリートは、戦力としても大きい。彼をここで失うのは正直痛手以外の何者でもない。撤退するにしても、彼を確保してからじゃないと』
>マシュが、ロマニが、立香が。彼らがそこまで信用する相手を置いて行く、という選択肢は貴方の中から消え失せた。まだ話しても居ないが、ジークフリートはきっと良い人だ。それなら、自分も助けたいと思った。
よう言うた。それでこそカルデアや! 誰かを助ける為にエンジン全開! カルデアの面々は良き人々だってハッキリ分かんだね。
「……私だって置いて逃げる、とは言っていないのですが」
「「あ、いやそういうつもりでは……ご、ごめんなさい」」
あ、メドゥーサさんゴメン……凄い二人共焦ってメドゥーサさん慰めてて草生えますよ。ちゃんと人の話は聞こう!(提案ゆうさく)
「しかし実際問題、ジークフリートを回収して逃げる、となると相当難しいかと」
「それは……」
「コレだけの数のワイバーン、それに……っ来ます! 散って!」
>メドゥーサが叫び、咄嗟に全員が四方へ散った直後……蒼い焔が津波の様に押し寄せる。ファブニールが猛っている。竜の魔女の怒りに同調するように。貴方は空から、メドゥーサと共にガラス状に変質した大地を眺めていた。
「――ご覧になったように向こうにはファブニールが居ます。アレの攻撃をすり抜けつつジークフリートだけをかっさらうと言うのは、至難の業かと」
焼けたかな?(一目瞭然) 少なくともアレを貰ったらホモ君は乙ると思います。すっげえ死体になってる、はっきり分かんだね(死体以下)
>状況を打開しようにも、メドゥーサと完全なお荷物の貴方の二人だけではどうにもならない。寧ろ貴方が居る分、彼女の全力が発揮できないという可能性すらある。かといって誰かと連携しようにも、今の一撃で散り散りにされてしまった。
「ジークフリートを引き離した上で、我々を散り散りにする。初めに連携を取られた事、ジークフリートの存在、その辺りをしっかりと考えて戦いに臨んでいますね……作戦が練られている」
こんな作戦考えられる奴なんてジャンヌ・オルタ陣営に居たかと思いましたが、そう言えばジルって腐っても元帥なんですよね。情報が揃えばこれくらいの作戦は考えついても不思議ではないと思います。
「このままでは各個撃破で終わる可能性も……」
>ファブニールを初めて見た貴方でも分かる。あの竜は強大だ。連携を取らずして太刀打ちできるような相手ではないだろう。そう思って見ていたファブニールと、視線が合う。それだけでも震えが来そうだったが……その時に、ふと気づいた。
>>……ファブニール、こっちに注目しているような。
>>ファブニールって、禿が好みなのか?
ハゲな好きなファブニールとかあまりにも悲しすぎると思うので上を選択。でもジーク君に慕われていると考えたら悪くないかもしれない(狂人)
「そう言われてみれば……以前、散々ぱら邪魔をし、コケにしたのを覚えているのかもしれませんね。賢いのでしょうか」
>……貴方は、直感的にある事を思いつく。ファブニールがこの場に居るから危険だ。であればこの場から引き離してしまえばいい。その為には。
「……はい?」
>貴方は、メドゥーサにある作戦を提案した。
何かホモ君が思いついたようですが、今回は時間的にここまでです。
ご視聴、ありがとうございました。
メドゥーサさんがしょんぼりしたところを慰めたいだけの人生だった……