FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

58 / 271
悪竜騎士 その三

 皆さんこんにちは、ノンケ(騎士オォン! ZERO)です。

 前回はデオン君ちゃんが無双するさらなる下地を見せてくれました……ふざけんな!(豹変) あんな滅茶苦茶な強化ねぇよ……竜属性通じない悪竜現象とはいったい何なのか、デオン君ちゃんにめっちゃ問いただしたいです。

 

 とはいえ答えてくれる訳もないので、そのマジックのタネを地道に解いて行くとしましょう……とか思ってたら、更なる強化内容を見せてくれまして(半ギレ) テメェー! 何してんだぁ!?(詰問)

 

「炎の、剣……!?」

「どうだい? 面白い芸だろう? さぁここからは少し本気で行こうじゃないか!」

 

 ステチェックステチェック! さっき確認できなかった部分を……あっ(戦慄) なんか全ての攻撃に火傷付与状態を付与、とかいうトンデモナイ能力が備わってますね。火傷はほんへと同じくスリップダメージを引き起こします。その上、当然ながら重ね掛け可能となっております。FGORPGでも当然ながら凶悪なダメージソースですので、重ね掛けなんぞされたら死ねます。

 

>そう言った直後、振られたデオンの剣の切っ先が地面を擦る。巻き起こったのは焔。唸り、捩じれたそれは、蛇のように此方へと突き進む。

 

「っ! 散って!」

 

>ゲオルギウスの声に、一瞬遅れてだが皆が四方へ撤退しようとするが……一歩、戦い慣れていない香子の反応が遅れてしまった。

 

 ヤバいって(焦り) 生きてぇなぁ、生きましょうよ!(レスキュー開始) ……ちょっと焦げましたけど救出には成功したので問題はありません(似非RTA奏者並感) 体力の消費は予想より全然少ないですね。

 

「――マスター……!? 大丈夫ですか、お怪我は!?」

 

 ヘーキヘーキ、ヘーキだから(余裕のホモ)

 

「ごめんなさい……お手数を、おかけしました」

 

 まぁ当たっても大して痛くない、と言うのが判明しただけでも儲けもんです。ん? でも本気を出してるって、言ってないよね?(不安の種)

 

「――そこだっ!」

「っ!?」

 

>その直後に、デオンが狙ったのはゲオルギウスだった。散開したその時を狙った一撃。辛うじて受け止めたゲオルギウスだが、拮抗しているようには見えない、押されている。

 

「どうしたのかな……? 相手は竜だよ? 竜殺しの力を見せつけたらどうだい!」

「っく! 先ほど、嫌と言う程、その力が通じないという事を見せつけておきながら、良くぞ言ったものです!」

 

 完全にゲオルさん押されてて草も生えない。やっぱ一対一じゃ絶望的に不利。必ず二対一ないしは三対一で与するべきですね。よーし、僕もカッコいい所見せてやるぞ!(参戦)

 

「マスターは下がって香子の護衛を。アレを直接相手するのは私とゲオルギウスが」

 

 ヌケニン……(防御専門) 実際デオン君ちゃんにホモ君の攻撃は欠片も通用しないし、コレは仕方ありませんね。とはいえ二人がかりでも勝てるかどうかは結構微妙な所さんですから油断はしないようにしないと(義務感)

 

「――サーヴァントを三人相手取って、全く引けを取らない……恐ろしい方」

 

>香子の言う通り。相手の力を侮っていたというのは間違いないだろう。とはいえ決して攻略できない、という事も無い。攻撃が一切通じない、という事も無い。最初に放った香子の一撃も、痛がっている様子を見せていた。

 

>>……あれ?

>>……香子さん、俺……この戦いが終ったら、貴方に言いたい事があるんだ。

 

 上だよぉ!(緊急事態) 強大な相手を打ち破ろうと覚悟を決め、その直後にフラグ染みたセリフ言わせるとか間接的に死ねって言ってるようなもんだと思うんですが。まぁそれは兎も角。

 

「どうか、なされましたか?」

 

>ふと気が付く。香子の一撃が通じている、というより……最初の香子の一撃以外殆ど彼に痛みを与えられている者は居ない気がするのだ。

 

「いえ! まさかそんな……お二方共に、私など比べ物にならない程に強さも何もかも格上の方。そんな方々の一撃が、まるで通じないというのに」

『――そうでもないかもしれないよ?』

 

 お? ここでドクターが御帰還。解析に集中する、とか言ってましたけど何かわかったんでしょうかね。

 

「ロマニ様! 何かお分かりになったのですか!?」

『まぁ、一応。ずっと計測していてわかったんだけど、本造院君の言う通り。ドラグーン・セイバーのバロメーターに僅かでも異常が発生したのは、最初の紫式部さんの攻撃が直撃したその前後だ。それ以外の攻撃じゃ、まるで彼に影響を及ぼしていない。貴女の存在は、何かのカギになるかもしれない』

 

 はえ^~凄い解析能力……しかし、香子さんの攻撃だけしか通用してないっていうのは奇妙ですよねぇ。ゲオルさんの攻撃だけ通用しない、っていうなら竜殺し対策だけして来たって事で分かりやすい(理由は不明)で分かるんですけど。

 

『で、もう一つ。役に立つかは分からないけど……ドラグーン・セイバーのデータをファブニールのそれと比較してみた。確かにデータはファブニールに近いものだとは分かったけど、そのデータよりももっと、今のセイバーに近いデータがあった』

「近い、データ?」

『本造院君。君が()()()()()()()()()()()()()()()()()。共通点がより多いのは、そちらの方だったよ』

 

 ホモ君の反応が!?(重要) 近くて……?(困惑)

 

『それがどうしてかは分からないけど、参考にしてみて欲しい。って藤丸君も結構危ないな! 向こうのサポートに行くから、一旦これで!』

 

>ロマニの通信が切れる。と共に隣の香子と顔を見合わせた。自分が異常な反応を叩き出した時、となると。あのランサーとの戦いの時か。

 

「……もしかしたら」

 

 おや? 香子さんには何か考えがおありで? って待って待ってゲオルさんとメドゥーサさん纏めて相手してるはずなのにデオン君ちゃんがこっち向いてる、これは……死じゃな?(高次元予測)

 

「あの、マスターってキャッ!?」

 

 炎がお体に障りそうですよ……?(危機察知) 逃げなきゃ(使命感) っていうかお二人の相手をしてるんですからこっちに意識向けてないでそちらに集中して、どうぞ。

 

「あ、ありがとうございます……」

 

>どうやら二人と戦っていても此方への攻撃の手を緩めるつもりは無いらしい。時間の余裕はない。手に抱いた香子へ問いかける。何か知っているなら教えて欲しいと。

 

 っていうか何気に姫抱きなの笑う。ホモ君女の子の扱い心得てそうな顔してないのに。寧ろ女の子泣かせるようなお顔してらっしゃるのに。人は見た目に寄らない、なんだこのオッサン!? でも滅茶苦茶紳士って事なんざ幾らでもありますねぇ!

 

「その……あくまで、思い付き、ですけど。あの方は、()()()()を纏っているのかも、しれません」

 

>魔性? と貴方は問い返す。

 

「それが、もし本当なら……私の力なら、多少は通じる、というのも理解できます。魔性の類への備えなら多少は、覚えもありますので」

 

 あぁ、そういえば香子さんのスキルに魔性特攻ありましたね。成程、それが通ってたのかなるほどなるほど……なんで?!(困惑) デオン君ちゃん竜種の力を手に入れたんじゃないの!? どうして魔性の力手に入れちゃってるの!?

 

>なら、香子ならこの状況を打開できるのかと問うたが……香子の表情は、思わしくない。俯いて、活路を見出したようには見えない

 

「けど、私のそれは、あくまで本当に、備え、程度の物です。史実にて怪異を討ち果たした坂田金時様、源頼光様などに比べれば……考えが当たっているかも疑わしいですし、もし、この考えが合っていても、どこまで通じるか……それ、に……」

 

>貴方の方を見た、香子の瞳が潤んでいる。それが何故か、怯えをも含んでいる気がした。どうしてかは、貴方には分からない。分からないが……言うべき言葉は、もう決まっていた。

 

>>大丈夫。俺と香子さんなら、何とかなる!

 

 絶対、大丈夫なんだよなぁ。俺のサーヴァントは最強、ハッキリ分かんだね(信頼)

 

「マスター」

 

>香子の瞳を見つめながら、もう一度、この人と一緒なら大丈夫と心の中で繰り返した。自分を、鼓舞するように。一瞬、香子の目が見開かれた後、潤んでいた瞳はしっかりとした輝きを取り戻し、口元は凛々しく引き締まる。

 

「――私の力が通じると、信じていただけるのであれば、お願いします。マスター。私が最大の威力を叩き込むだけの時間を稼いで頂けませんか。あの、館の時の様に」

 

>香子が真剣な表情で此方を見る。であるならば。貴方が言う言葉などたった一つしかないだろう。マスターとして。

 

>>――分かった。お願い、香子さん。

 

 この状況を打開できるのであれば。幾らでも時間位稼ぎに行きますよ~イクイク。ヌッ!(覚悟完了) っていうかロマニの情報からの香子さんの『魔性特攻なら通じんじゃね?』 っていうのが唯一の突破口ですから、実行せざるを得ないというか。

 

「お任せくださいマスター。必ずや、セイバーを討ち果たして見せましょう」

 

 香子さんと一緒に覚悟完了! した所で今回はここまでとなります。ご視聴、ありがとうございました。

 




まるでラスボスの如き暴れっぷりですが、多分オルレアンで一番苦戦(作者的に)してる相手ですが、中ボスです。後、一応デオン君ちゃんの竜対策は、この特異点の要素で出来る範囲でやっている積りです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。