FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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行け、聖女よ その三

 皆さんこんにちは。ノンケ(ギョロメ元帥)です。

 前回はまさかの人海戦術に出てきた向こうさんに対し、こっちも人海戦術を取る時が来た! と言った感じでフランス軍が殴り込んできました。完璧なタイミングで、すいませへぇぇ~ん!アッアッアッ、アツェ!アツェ!アッー、熱いっす!熱いっす!ーアッ! 熱いっす!熱いっす!

 

「ジャンヌ! 皆様! 後ろに! ここは我らフランス軍が道を切り開きましょう!」

 

>銀の男――ジル、という人物の声に、立香と貴方は自分達のサーヴァントへ向けて同時に指示を放つ。彼らと協力してこの状況を打開せよ、と。

 

「分かりました! マスター!」

「承知いたしました!」

 

 香子さん! マシュさん! 一つ、思い知らせてあげなさい! その場合黄門様は藤丸君とホモ君の二人いる事になるんですがそれは……黄門が二つ、ちょっと待って!?(高速反応ホモ) こんな汚いのええん!?

 

「――ジル。どうして」

「私は、ジャンヌ、貴女と共に在り、戦うと決めております。そして、今度こそは最後までお供するとも……今度こそ! フランスは貴女を裏切らず! 貴女と共に!」

 

>ジルが、剣を号令と共に振り下ろす。その直後、揃えられた大砲が次々と火を噴いて眼前の海魔を弾き飛ばす。殲滅力だけなら、先程の貴方達を大きく上回るそれに……遂に海魔達は城内への道を開けたのだ。

 

「今更ながら、虫のいい話と、思うでしょう……それでもどうか、もう一度、もう一度だけ」

「いいえ、信じます……我が祖国を。フランスを。貴方達を。私は、何時でも」

 

 ジル君が男泣きしてる……気持ちは分かるデデンネ……(もらい泣き) あこがれた人に信じるって言って貰えるのは漢の誉れ、ハッキリ分かんだね。

 

「ありがたきお言葉、痛み入ります……フランスの勇壮なる兵よ、突貫せよ! ジャンヌ達の道を開け!」

 

>その号令に応え、フランス軍が雄たけびを上げて海魔へと突っ込んでいく。倒すのではない、槍をつっかえ棒にし、海魔を押し込んで、無理矢理に城内への道を押し広げる。

 

「今の内に! 行け、聖女よ!」

「――何時も、貴方のお陰で私は……迷わずに戦うことが出来ますね。ありがとう、ジル。お陰で道が見えました」

「……っ! はい!」

 

 こんだけガバガバなら、どんな太いシーチキンだって通るってもんだぜ! 今こそジャンヌに続いて城内へ突入しましょう。ジルさんありがとナス! しゃあっ! 不法侵入ですよ不法侵入!(颯爽) あ、マリーさんが編成から外れてる。まぁ清姫ちゃん動けないからね、仕方ないね。取り敢えず問題は、この先の

 

「内部からやはりあの生物は湧いて来るようですが、先程と比べれば……マスター!」

「あぁ、マシュ! 一気に押し通してくれ!」

 

>ジャンヌに代わって、最前衛に躍り出たマシュの大盾が、触手の化け物達を奥へ向けて押し込む。そのままフランス兵を背にし、貴方達は廊下を駆け抜けていく。

 

 押せっ……押せっ……!(応援) 流石マシュ、人間ブルドーザーですね。触手野郎を津波を割る様に。ただ、『ビチッ』だの『ゴリュ』だの生々しい触手共の抵抗の環境音が非常に不快で、非常に気持ち悪い(直球) もう抵抗しても無駄だからなぁ!? ジッとしてろお前!

 

『そのまま真っすぐ! その怪物達の反応の大本は、その先にいる!』

「――えぇ、見えました」

 

>そして……ジャンヌの視線が、何かを捉えたらしい。彼女の視線の先……廊下の半ばであるそこに、一人奇妙な格好をした男が、本を携え立っているのが見えた。

 

「そうでしょう。この奥に、『ジャンヌ・ダルク』が居るのであれば、貴方も当然いるのでしょうね……ジル」

 

>ジル。その言葉に思わず貴方は目を見開き、奥に見える男性をもう一度見つめなおす。鎧は来ておらず、珍妙な服に身を包み。そしてギョロリと目を飛び出させた顔まで見えてきて。先ほどの人物とはまるで似ても似つかない様に見える。

 

 ホモ君が完全に正論で草生える。まじで剣ジルと術ジルって別人と言われても仕方ないぐらいに共通点が無いというか。

 

「……やはり、来てしまわれましたか、ジャンヌ」

「えぇ。私は、この国を見捨てる事なんて出来ませんから。貴方達を、止めに来ました」

「貴女はやはり、そういうのでしょう。えぇ。分かっておりましたとも」

 

>あの触手の怪物は、もう湧いていない。呼び出していたのは、目の前のジル……と呼ばれている男らしい。しかし、先程の男も、ジルと呼ばれていたが。

 

『彼らは、同一人物だよ。ジャンヌ・ダルクに付き従ったフランス軍の元帥、ジル・ド・レェ。童話、青髭のモチーフとなった猟奇殺人犯。そして、先程のジル元帥はこの特異点に生きる人物……向こうは、サーヴァントだと思われる』

 

 ロマニ兄貴解説ありがとナス! あの海魔、そしてデオン君ちゃんに改造手術を施したのも彼でしょう。つまりデオン君ちゃんの尊厳破壊と難易度上げを行った張本人でもあります。あったまきた……(灼熱) 青豚ぁ! もう許さねぇからなぁ!(怒りの奔流)

 

「であれば、私は貴女を通すわけには参りません……彼女の元へは、決して」

「ジル・ド・レェ。その事について……一つだけ。彼女は本当に、私なのですか?」

 

>――そう問われたジル・ド・レェの反応は劇的だった。眉を顰め、顔を歪め、怒りとも悲しみともつかない、奇妙な表情へと。

 

「……何と。何と何と何と許せぬ暴言! 聖女とて怒りを抱きましょう、聖女とて絶望しましょう! アレは確かに紛れも無い!」

「――いいや、違うね」

 

>その形を変えて……一瞬で無表情へと、変わった。

 

 ファッ!? ちょ、藤丸さん、何言ってんすか!? マズいですよ!?

 

「――今何と?」

「彼女は絶対に()()()()()()()()って言ったんだ。もしかして聞こえなかったのか、ジル・ド・レェ」

 

>>全くもって同意見だ。

>>聞こえなかったとすれば、ただの案山子ですな。全くお笑いだ。

 

 プレラーティが居れば、奴も笑うでしょう(選択肢下) というかこの選択肢は色々危なくない? でもノリがいいのでこっちを選んじゃうんだなぁコレがぁ! この発言が本当に大丈夫なのかは度外視してます。物凄い顔色になってますからねジル。

 

「……貴様等ぁ!」

「マスター! その、不用意に挑発を行うのは、その、どうなんでしょう!」

 

 マシュにまで心配されてて草。

 

「挑発じゃない。事実だ」

 

>貴方もうんうんと首を縦に振る。何故か隣の香子から『どうして』と言う視線を向けられているのだが、それが何故かは分からない。

 

「えっと、藤丸。そのですね、私は何もそこまでは……」

「――この匹夫共……宜しい、そんなに殺して欲しければ、貴方達から始末して差し上げようではないか! そこを動くなぁ!

 

 完全にブチ切れてて草が枯れた。どうしてそんなに煽ったの二人共……(半泣き) もう起きてしまった事は仕方ありませんが、ちょっと選択肢で性格強制した方が良いんでしょうか……? そこまで『彼女はジャンヌではない』と強調する事も無いと思うんですけど。無言の腹パンしそう(小並感)

 

「このまま、カルデアのマスター達がここに居ると、ジル・ド・レェは間違いなく際限なくヒートアップするな……」

「えぇ……マスター達の発言は、些か計算外でした……!」

 

>散々な言われようである、と若干不満に思ったが、とはいえ自分達の言葉で向こうを最大限着火させたのは間違いないようなので、ここは黙っていることにする。

 

「となれば……ジャンヌ・ダルク、マシュ、シキブ」

「「「え?」」」

「ここは任せて先へ。我々四人でここを引き受けましょう。ご武運を」

 

 ジルとの戦闘も覚悟していましたが、ここはサーヴァント達が引き受けてくれる模様ですね。ジークさん、ゲオルさん、メドゥーサさん、レオニダス王……あれ? 大海魔出てこようと瞬殺ではこのメンバー?

 

「マスターを任せましたよ。勝ってきてください」

「わ、分かりました! 必ず!」

 

>そのやり取りを背に、貴方は走り出す。隣を共に走る立香と共に向かう先には、目の前には凄まじい表情で此方を睨みつけるジル・ド・レェ。

 

「逃がすとでも……!」

「――すまないが、ここは通させてもらうぞ」

「っちぃ!?」

 

>そこに、ジークフリートの大剣の一撃が振り下ろされた。怪物を盾に、その一撃を辛くも躱したジル・ド・レェの真横をすり抜け、貴方達は奥へと走り抜ける……その後ろに、メドゥーサが降り立って道を塞いだ。

 

 後ろは心配ありません。後は、我々が大ボスの元に辿り着くだけです。

 今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 




なお藤丸君ホモ君に挑発しているだとか、誹謗中傷して居る積りはいっさいありません。ただ言葉通りの事を言ってるだけです。
作者も邪ンヌは大好きなので、藤丸君ホモ君を通して貶しているだとか、そう言う事は一切ない、という事をここで明言させていただきます。それは兎も角として夏イベ邪ンヌ登場してクッソ嬉しかった(小並感)

追記:ホモ君の案山子対象が分かりにくかったので修正しました。申し訳ナス!

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