FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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ただいま(気さくな挨拶)


イベント特異点
拠点フェイズ その一


 皆さんこんにちは。ノンケ(影の国の女王)です。

 前回、いよいよオルレアンをクリアし……カルデアでの自由行動フェイズです。さて何をしようか、と言った所ですね。後夢の中で『空気になってんだよなぁお前のせいでよぉ(倒置法)なぁ』とフォウ君に怒られたので、彼の出番を頑張って増やそうと思いました。

 

 でも先ずはホモ君藤丸君の成長チェックから(裏切り) スマヌ……スマヌ……

 

 取り敢えず、藤丸君からですが。ファブニールにとどめ刺してたり、色々行動していたようで順調に直感等のスキルが成長しています。クリティカル番長への道は順調ですね。後は天性の肉体のレベルの上昇で、ステータスもガンガン伸びています。怖いねぇ……

 

 一方のホモ君は、何方かと言えば鬼種の魔の方に特異点で手に入れたポイントを振ってみました。予想より早めに覚醒迄持っていけたのですが、イベントによる覚醒の影響か覚醒した割にスキルレベルが貧弱すぎる。成長させて、ちゃんと戦えるようにしなきゃ(使命感)

 

 と言った感じですね。藤丸君は順当に、ホモ君はトリッキーに成長してます。

 さてそんな所で画面のホモ君ですが、カルデアを歩き回って貰っています。施設内を犬のように駆け巡るんだ!

 

>――廊下を歩いていると、貴方は立香とレオニダスを発見した。

 

 おや? どうしたんでしょうお二人さん。なんか上半身インナーだけの立香君の腕だとか足とか、レオニダス王がバシバシ叩いて確認してますけど。……はっ! お~、そういう……関係だったのか(解析)

 

「――どんな感じ?」

「うーむ、確かに鍛え上げられてますな……良い筋肉です! しかしながら! 鍛える余地はまだまだありますな! いや、寧ろコレだけ下地があるからこそ、鍛え甲斐がある!」

「そっか……良し! 貴方がそう言うなら、やってみようかな!」

 

>そんな二人に貴方は声をかける。

 

>>どうした二人共?

>>筋肉の話題なら、このボディービル評論家の俺を放って貰っては困るな。

 

 いやそんなトンチキな趣味はホモ君にはないです。と言うか何なんでしょうかそのピンポイントにすぎるシュミ。もうちょっとマトモな趣味にしておいて欲しいんですが。止めたくなりますよ……選択肢は当然、上だよね。

 

「お、康友」

「どうも本造院殿! そういえばマスター、この筋肉は本造院殿との鍛錬で身に付いた、とおっしゃっていましたが!」

「鍛錬っていうより山遊びですけどね。まぁそうです」

「なるほどなるほど……本造院殿、少し、お体失礼しても構わないですかな?」

 

>意味は分からなかったが、断る理由も無い。頷くと、近づいてきたレオニダスに幾つか体の筋肉をチェックされた。腕から始まり、足、背中。全身くまなく。

 

「ふむ、こちらも中々! これは二人共、になりますかな!」

 

 なんのこったよ(疑問)

 

「先の特異点、お二人はとても元は一般人とは思えぬ動きを見せました。とはいえ! まだまだ成長する余地は存在していると私は見ました! この先、激化するであろう特異点での戦いに備える為に、この休息の間にトレーニングを、とマスターに提案していました!」

「それで、折角レオニダスほどの英雄に鍛えて貰えるなら、って」

「本造院殿も、如何ですかな!」

 

>彼のスパルタ王に鍛えて貰えるなら、それは確かに貴重な経験だろう。誘ってもらえるというのであれば、断る理由はない。

 

>>それじゃあ、お願いします。

>>黒光りする立派な筋肉を作ろうぜ。

 

 黒光りに限定する理由なんてないでしょ。黒光りは追突されて一転攻勢される運命背負っちゃうからね、申し訳ないがそんな運命はキャンセルだ。

 

「宜しい! ではお二人共! 早速向かいましょうか!」

「向かうって……どこに?」

「トレーニングルームに、です! 位置は既に確認し、ロマニ殿にも使用の許可は貰っています! さぁ! 始めましょうか!」

 

>そう言って歩き出すレオニダスの後に続く。マントを纏っておらず、その背筋の筋肉の盛り上がりと密度は凄まじいものだ。もしや、あそこ迄鍛えるのかと若干の期待と若干の不安が貴方を満たす。少し軽率だったかもしれない。とも思ってしまった。

 

 まるでアルプス山脈みたいだぁ……(誉め言葉) こんなんにビシバシ鍛えられたら漢の子になっちゃう!(マッスル) なれ(完走への飽くなき欲望からの豹変) この先、様々なエネミーなどと戦う時にどれだけ筋肉があっても足りませんからね。ここはガッツリ鍛えていただいて。

 

~カ……ットォ!~

 

「さて! 先ずはお二人がどの程度出来るかを示していただきましょうか!」

「はいっ! 教官!」

 

 さて終わるまではレオニダス王の事を教官、と呼ぶ事になったトレーニングですが全く特訓器具等は見られません。つまりこれは……

 

「その為に、私と組み手です!」

「はいっ! ……えっ」

 

 で す よ ね(絶望) こんな聳え立つマッスルと組み手とか自殺行為かな? そもそもサーヴァント相手に喧嘩売るとか基本的に無謀だろいい加減にしろ! 喧嘩じゃなくてトレーニングとか、いや、それはもう、関係ないし。

 

「人を計るのに一番やりやすいやり方です! 組み手、というよりお二方が好きに仕掛けて私が捌く! その時の手応えで、何処から始め、どのように鍛えるかを見極めますので遠慮なく!」

 

>バシン、と胸の筋肉を叩く音が凄まじく重たい。レオニダスの力強さが、まるで真正面から押し付けられているようだ。

 

「えっと、じゃあ……どっちから行く?」

 

>>ならば先手は頂き!

>>調子を整えたいから先手は譲る。

 

 うーん、どっちにしてもやり合うのに変わりはないなら、ここはちょっと先に行かせてもらいましょうか。ちょっとレオニダス王と組み手するの楽しみですし。

 

「――良し、分かった。お手本見せてくれ」

 

>頷いて、先にレオニダスの前へ貴方は出る。貴方が前に出てくると同時、ゴキリ、と首を鳴らし、少し低く体を落とす。まるでプロレスラーの様な姿勢だ。

 

「さぁ、どこからでも構いませんよ! 存分に拳を振るってみましょう!」

 

 オッスお願いしま~す(挨拶) じゃあ最初は王道を征く……正拳突きですかね。打ち込んでいきますんで、お覚悟、どうぞ。オォン!(掛け声)

 

「――はい! 良い拳です! 腰も入って、相手を打ち倒す、と言う意思に満ちている! ですがこれだけではまだまだ! さぁ遠慮なく、どんどん打ち込んでいきましょう!」

 

 片手で軽く受けられてて草生えますよ。とはいえ相手は正規のサーヴァント、ホモ君のパンチなんてひで並の威力しかないでしょう。寧ろ鼻で笑う通り越して慈悲の笑みを浮かべられるレベル。お言葉通り全力で打ち込んでいきましょう、卍解~(全力操作)

 

「いいですね! そうです! 自分の中の全てを惜しむことなく叩き込むのです! もう少し、まだいけます! そう! その頭狙いのハイキックは実に良い!」

 

 何処狙いで打ち込んでも全部防御完璧防御。信じらんねぇ! 前後前後左右左右、色んな所に振り分けても全く突破できません。これじゃ、(プレイヤースキルが)全然足りないんじゃないですか?

 

「さぁ、ラストスパート! 全てを絞り出すように! 最後のラッシュ!」

 

 寧ろレオニダス王に応援されてるじゃないか(呆れ) 恥ずかしくないのかよ? もっと太いシーチキン打ち込んでやるからボイテーロ……! 

 イクイクイクイクイク!いくよお!イク!(ラッシュ+フィニッシュ)

 

「――はい! 最後の一撃、一番魂の籠ったモノでしたね! お見事!」

 

 チコリータ……(疲労困憊)

 今までで一番の強敵とやりあって、もう指がボドボドダァ! もうちょっと手加減してくれよな―頼むよー……

 

「す、すげぇ……一発も入んなかった」

「我が配下、三百人のスパルタの兵士たちの先頭に立つという事は、彼らの何れよりも強くあらねばなりませんので。しかし! 本造院殿は実に見事! もし私の生きていた時代にスパルタで出会っていれば、是非スカウトさせて頂きたかった程です!」

 

>そう言われ、嬉しかったのは間違いないにせよ、最早貴方の体力は底を突き、立っている事すらままならない状態だ。スパルタ国の壁は、あまりにも高かった。

 

「よーし! 次は俺だ! 胸、借りますよ!」

「宜しい! 何処からでもどうぞ!」

 

>――その後、貴方と同程度は善戦したが、結局は体力の尽きた藤丸が、隣に無事に倒れ伏したのだった。

 

 俺みたいな三流プレイやーの操作じゃもう無念(な結果ばかり)だ。何であんなんきついんすかね~も~(無能) もうちょっとくらいプレイヤースキル磨きなおしてくっかなぁ~俺もな~

 

「――お二人共! お見事! これならスパルタ式訓練、準上級者編から始めても問題は無いでしょう! 明日にでもトレーニングを開始しますので、お二人共、楽しみにしていてください!」

 

>貴方達は、はい、とか細く声を出すので精一杯だった。

 

 と言った所で今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 




スゲェ、見ろよあの肉体。まるで鋼みたいだ……!

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