FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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拠点フェイズ その三

 皆さんこんにちは、ノンケ(仁王立ち僧兵)です。

 前回はロマニに検査してもらって、それで特異点終了後一日目の自由行動は終わりました。トレーニングと検査で一日が終るというのは、色々どうなんでしょうか。後はマイルームに戻って休息、なんですけど、マイルームに反応があります。

 

>――貴方がマイルームの扉を開くと、そこには一人でベッドに腰掛ける人影が。何時のも格好と違い、眼鏡をかけて。そしてその手には……文庫本らしきものが。

 

「あ、マスター。お帰りなさい。すみません、勝手にお邪魔してしまって」

 

>>香子さん?

 

 香子さん!? 何やってんですか!? マズいですよ!(定型文) それは置いておくとしてなんでここにいるんでしょうか。え、マジでエッチな看病してくれるんですかね。そんな訳ないじゃん(冷徹)

 

「あの、漸くダ・ヴィンチ様とのお話が終って、マスターにご報告しようかと……あの、マスターがおっしゃっていた、本の件で」

 

>先ほどの件はそうだったのか。しかし、貴方は一つ、思い出す。ダ・ヴィンチは確か設計図と言っていた。本を見るだけなのに、何故設計図と言う話になるのか。こんな遅くになったのと関係があるのか。

 

「じ、実は……せっかくやるのだから、大規模にやろう、と言う話になってしまって。ダ・ヴィンチ様がカルデアの空きスペースを使って、本と一緒に、折角だから図書館を設置しないか、と」

 

 あ、やっぱりその話でしたか。まぁだろうとは思ってました。カルデア大図書館、設置までこれで秒読みですね。

 

「私も、拙いながら陰陽道を用いて協力する事になりまして。ダ・ヴィンチ様の引いた設計図通りなら相当な規模となります。沢山の本が! ものすごい数の本が! いろんな種類の本が! おかれる事に!」

 

 めっちゃ血色が良いっすね香子さん。興奮しすぎて若干加速しているようにも見えます。クロックアップかな?(仮面ライダー的疑問) フリーズでしょ(ワーム的結論)

 

「ロマニ様にも許可は頂いております。本の方はカルデアに存在している全ての本のデータを使っても構わない、と。カルデア職員の慰安にも使えるような良い施設になる、という事で……」

 

>話が相当大事になっているのに驚いたが、香子が楽しそうに話している方が喜ばしいので余計な水は差さず、貴方は香子の話に相槌を打っていることにした。

 

「そして完成した暁には、私そこで司書をする事になりました。まだ完成には時間がかかりそうですが、完成した際には、是非マスターもご利用いただければと!」

 

 香子さんが笑顔でフンスフンスして喜んでる+114514364364点。こんな表情を見せてくれただけで答えは得たんだよなぁ……(正義の味方並感) イシュタル神を召喚しなきゃですね。

 

>出来上がったその時は、真っ先に利用しに向かう、と貴方は言った。聞く限り相当な規模で中々の数の本が揃えられると思われる。司書をやっている香子を見に行くためにも、純粋に図書館を楽しむ為にも、向かわない選択肢は無かった。

 

「は、はい! お待ちしております!」

 

>そして香子はこの後、どういった本が揃えられるのか、雰囲気はどんな感じなのか、司書をする際に司書のスペースをどのようにするか、等々こだわり的な物を怒涛の勢いで語りに語って……小一時間してから我に返り、怒涛の謝罪タイムに突入した

 

 カワイイ!(BRLY) 香子さんって、綺麗っていうより可愛いが似合う。それ一番言われてるから。好きな物には熱い所とか凄い愛せますよね。

 

>そして、謝罪タイムを抜けた後……少し息を整えた香子は、改めて口を開いた。

 

「えっと……それだけではなくてですね、ダ・ヴィンチ様もこの図書館設立と同時にご自分で何やら始めるとの事で。マスターにお伝えするように、と」

 

 おっ、そして大図書館と、もう一つ。私が待っていたもう一つの施設も動き始めたようですね。早ければ、次の特異点終了後には稼働してくれるでしょうか。

 

>ダ・ヴィンチが何かを始める。香子は自分のサーヴァントであり、一応発端は自分の発言でもあるので、図書館の連絡が来るのは分かるのだが……ダ・ヴィンチが独自に何かを始めるのに自分に連絡する必要は無い。

 

「お二人にご利用して欲しいとの事で、藤丸様にもご連絡は行くそうなのですが……なんでも、ダ・ヴィンチ様曰く、我が叡智が君達の道を照らすような場所になるから楽しみにしていたまえ、と」

 

 あーいぃっすねぇ……!(覚醒の兆し) 来ました来ました。FGORPG、戦闘系マスターが必ずお世話になる施設、ダ・ヴィンチちゃん工房です。余程恵まれた生まれでも無ければ、殴り合いなんてマトモに出来ない(例:ホモ君)このゲームですから。この施設の稼働如何によって大きく結末は変わります。ありとあらゆる手段を使って何時かはサーヴァントと殴り合ってやるからなぁ!?(不退転の覚悟)

 それにこのダ・ヴィンチちゃん工房で作れる装備は結構千差万別、ピエロが履いてる靴みたいなのから聖剣『月』まで何でも作れる……ん? 今、何でも作れるって言ったよね? という事で、折角なのでホモ君にピッタリの装備を作りたいですね。

 

「一体どの様な施設になるのか、楽しみですね」

 

>万能の天才と名高い、ダ・ヴィンチがそこまで言っているのだ。決して中途半端なものは作らないだろう、とは想像できた。

 

「ただ……工房の方に関しては、ロマニ様は微妙な顔をなさっていたのですが、一体なぜなのでしょう。あのダ・ヴィンチ様が手掛けるのですから、きっと悪い事にはならないと思うのですけれど」

 

 まぁダ・ヴィンチちゃんだし、しょうがないね(諦観) 万能の天才と言うアドバンテージの代わりで自重と言うブレーキがこんな緩いんかよ! 笑っちゃうぜ!? もうちょっと締めて、どうぞ。

 

>その時だった。貴方の端末に、何か連絡が入る。件のロマニからだった。解析の結果は明日のこの時間には出る、と書いてあって……その文面を、香子が覗き込んでいるのに貴方は気が付かなかった。

 

 あっ(察し)

 

「……マスター、検査というのは。やはり、あの時の……?」

 

>心配そうに、香子が此方を見つめている……そろそろ、こちらとも向き合うべきなのだろうかと、貴方は思案する。特異点Fでも、オルレアンでも。彼女は、何かを知って居そうなそぶりを見せていた。

 

>>香子さん、聞いて良いかな。

>>俺の異変について、心当たりがある?

 

 まぁここは直接聞きたいから下だよね(男は真っすぐ直線) 実況をご覧の皆さまは凡そこの後の展開は読めませんかぁ~? 読めますよねぇ?

 

「……無い、といえば嘘になります。マスターの額から生えていた角は、見覚えがある物でしたから。マスターは……お聞きに、なりたいのですか?」

 

>>当然。

>>いや、そこまで。

 

 (そこでヘタレるの)なんで?(威圧) 上だ上だ上だ(選択) オルレアンを突破した記念に、ホモ君の素性にもちょっとずつ触れていくのは当たり前だよなぁ?

 

「……そうですよね。ご自分の事ですものね。それに……たとえ私から何を聞いても、マスターはマスター、そうですね?」

 

>そう言って、心配そうな顔を微笑みに変えた香子。大丈夫だ、と貴方は強く頷いた。それを聞きたいのは、自分のルーツに興味がある、だとか、自分の事で知らない事があるのが気味が悪い、だとかそういう他愛のない理由だ。自分が揺らぐことは、欠片も無い。

 

「流石、と言うべきでしょうか。分かりました。私の知る範囲で、ですが。貴方様の内に眠る力について、お話しさせていただきたく存じます」

 

 香子さん、というか恐らく平安鯖とホモ君の生まれが揃わないと見られないレアなイベントだと思われます。ここからはノーカ……ットォ!(BRLY)でお送りしたしまさしすせそ。

 

「――あの角。あの形を、私は覚えております。お山の怪。源頼光様と、四天王の御歴々が討ち取った、怖い怖い童子たち……鬼の、証の角」

 

>鬼。日本の怪異の中でも、相当にポピュラーな存在だろう。角を持ち、大酒を飲み、怪力を振るって人を攫う。畏れられる物としては最上位に当たる物。貴方の認識としてはそんな物だった。

 

「少なくとも、マスター。貴方様の力は、それに類するものである、と言うのは間違いないかと思われます」

 

 な、なんだってー(棒読み) はい。ホモ君には漸くネタバレ、プレイヤーははじめっからネタバレされてるので特にいう事はありませんねぇ! 逆に目新しかったらこの実況見流してるってことなんでちゃんと見てきて、どうぞ(露骨なステマ)

 

>――特異点の時の事を併せて考えるなら、自分はその角が生えた時だけ、鬼のような力を発揮できるのだろうか。貴方は、そう香子に考えを告げてみる。

 

「どうなのでしょう……私も、鬼の事について特別詳しいという訳では。判別する為の特徴程度であれば分かりますが、それ以上は。ただ……」

 

>香子が、真剣な瞳をこちらに向ける。

 

「体が人である、という事なら。マスターは鬼そのものであるのではなく、鬼との混血の家系に生を受けた、という事なのかもしれません」

 

 ――今回はここまでとなります。ご視聴、ありがとうございました。

 




香子さんはカワイイ……いいね?

追記:一部記述を修正しました。

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