FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

80 / 271
贋作逆襲画廊 ルーブル その七

 皆さんこんにちは、ノンケ(ウーリの狩人)です。ロビンと狩人勝負して欲しかった……

 前回はバーサーカーの軍勢相手にビビって逃げたらあっさり見逃して貰えました。慈悲な訳が無いので、それがどうしてなのかはこれからジックリ探っていきたい所さんです。さて、その理由を探るために……何しようかな!

 

 さて、暖かい触れ合いを見て心が浄化されたところで二階です。今までの戦力が戦力だったので、正直残りが怖すぎるというのが正直な所です。マジでどんなサーヴァントが居るのかバッチェ肝が冷えてますよ……(ビビり)

 

>――シュリ―翼、二階。奇襲を警戒していたメドゥーサの視線に、特に敵が写る事は無かった。この階のシュリ―翼にも敵は居ないようだ。そして、壁にかかっているのは、やはり絵。どれもこれも、何処かで見た事のある名画ばかり。

 

『ふむ、やっぱりこれも贋作だねぇ』

「やはり、このルーブル美術館にある物全てが、贋作、という事でしょうか」

「特異点そのものが贋作の様なものだ。だとしても不思議ではないが……これが、竜の魔女の手書きだ、という可能性があるのを考えるとね」

 

>数が増える度に、彼女の執念の凄まじさに背筋が冷える。こんな特異点を作り出し、贋作を並べ、彼女は一体何をするつもりなのだろうか。

 

 ほんへだと自分がジャンヌを超える為に……っていう建前で乙女的な思考を叶える為に色々やってたんですけれども(弩失礼)今回のサーヴァントは乙女ゲーム的なキャラクターでも無い……まぁ、アサシンはあり得ますけど、バーサーカーさんみたいなキャラが出ていらっしゃる乙女ゲームとかあまりにもニッチ過ぎると思うんですよね。

 

「……ここは特に何もない、となれば向かうべきは」

「ドゥノン翼、ですね。マスター、皆さん、警戒していきましょう」

「おーけー……そういや康友、バットもう一本持ってない?」

 

 無いですねぇ! 藤丸君もそろそろ専用の獲物が欲しい所さんです。強化藤丸君は雑魚処理に十分運用ができるので。

 

「マスター、マスターは戦う必要はありません。なので、武器は必要ないかと思います」

「い、いやでも俺だって居るだけ、っていうのはちょっと、なんというか」

必 要 無 い か と 思 い ま す

 

>マシュに圧されてたじたじとしている立香は置いておいて、貴方は改めて二階のドゥノン翼の方面に向き直る。その傍に、香子がそっと立った。

 

「参りましょうか」

 

>>危険な美術館巡りだが、香子さんと一緒なら楽しめそうだ。

>>おう。いざとなれば腹いせにここの贋作打ち壊してくれる。

 

 ヤバン!(NINJAスレイヤー) とはいえ上の選択肢も若干クサイ感じがするんですよねぇ……まぁ某風の精霊(GLGL)もこれくらいの臭さなら見逃してくれるでしょうと信じて上で。

 

「はいっ」

「では、引き続き私が先頭を」

「次は僕が行くよ。藤丸、マシュ、夫婦喧嘩も程々にして、着いて来てくれ」

 

 あっ……藤丸君とマシュが真っ赤になっちゃいました。すっげぇカエンダケみてぇだなお前の顔。お互いを意識していないとそんな表情にならないってそれ一番言われてるから。というか、マシュちゃん照れるようになるの早いっすね……とてもとてもいい事だ(ニッコリ)

 これはワンチャン封印されし『人理救済中にも関わらず超ドスケベぐだマシュルート』も見えてくる……?(邪推) だが残念、この動画は全年齢対象なんだよなぁ。

 

「……初心だなぁ。微笑ましくて、ちょっと、なんだろう」

「えぇ。ああいう可愛らしいものというのは、男女関係なく、良いものですね」

「あの二人を見てると、こう……とても、胸が熱くなります……! メモ、メモをしておかないと!」

 

>反応は三者三様だが、見守る様な暖かさは共通している。尚、貴方は完全にこの空気に乗り遅れてしまって、少し照れ臭くなってしまっていて。三人を置いて先にドゥノン翼へと踏み出した。

 

 ホモ君照れてんぜ~?(弄り) やっぱり若いんですねぇ! で、そのドゥノン翼ですけども……絵の感じがガラリと変わった気がしますね。こういうのって抽象画っていうんですかね。そればっかり並んでます。あ、アレはちびノブの抽象画!? ゲーム制作班なんてものを作っているんだ……(畏怖)

 

「……ここの絵は、変わったモノが多いね」

『見る限り、アメリカ発祥の抽象画が中心かな? しかし、コレの贋作って……作る方が大変なレベルだと思うんだけど。レオナルド、君なら……出来るかい?』

『無理……とは言いたくないけど、うんやっぱり……無理! こんな一期一会みたいな絵を完璧に再現するとか気が狂う位には難易度高いよ?』

 

 調べてみたらマジで絵の具を叩き付けたような絵とかあったゾ……こんなもん再現するとか邪ンヌ頭おかしい……(誉め言葉) 

 

「――っとぉ? お客さん? やー、暇だったからねぇ。丁度良かったよ」

 

>その踏み出した足の先で、帽子を被った男性が一騎。その手の内でくるりと回る拳銃が一丁……貴方に向けられて、構えられていた。

 

 そして、二階ドゥノン翼にも当然ながらサーヴァントが居るようですね。あの姿は……やっぱりこの特異点では見かけなかった人。

 

「――マスター、下がって」

 

>瞬間、メドゥーサが貴方とその男性……否、少年との間に割って入った。鎖を構えたその姿を、少年は笑って見つめている。この特異点で、まるで当たり前のようにこの場に陣取っている相手だ、当然この少年も……サーヴァント。

 

「ようこそ、カルデアのマスター。僕の事はアーチャー、又は『西部最速の早打ちガンマン』って呼んで欲しいな」

 

 あー、やっぱりここの人もそういう感じの呼び名があるんですね。というか、ギャルゲーっぽくはないテーマというか……マジで何をメインテーマに贋作英霊を組み上げたのか、コレガワカラナイ(本音) あ、藤丸君達も追いついてきましたね。

 

「いやぁ、下でのドタバタは見てたよ。バーサーカーと最初に当たったのは運が悪かったね」

『アーチャー!? 武器ガッツリ拳銃なんだけど? マグナムなんだけど!? 弓は!?』

「いやぁそこは気にしないでよ。どうせやり合うなら関係ないじゃない? 弓だろうと、銃だろうと。」

 

>そう言って、構えていたその銃を、ホルスターに収めるアーチャー。全員が臨戦態勢に入ったその時。貴方の前にメドゥーサが掌を翳した。

 

「ここは、私に」

 

 お、ここはメドゥーサさんとアーチャーの一騎打ちでしょうか。相手アーチャーは、ほんへでも早打ちが相当フィーチャーされたサーヴァント。一方メドゥーサさんの武器は能力ではなく……アレ? そういえばビリー君の魔力って……メドゥーサさんが、眼帯外してビリー君の前に進み出てます。大体、四メートルくらいですね二人の距離は……これは。

 

「お姉さん一人で相手するの? 纏めてかかってきても良いんだけど……」

「いいえ、私一人で十分……というか、私が一番相性がいいでしょう」

「そう? じゃあ遠慮なく、一対一だ。とはいえ、貴方が一歩踏み出した時点で……僕は一発撃ち込むけどね」

 

>瞬間だった。メドゥーサがその瞳を……向けた。アーチャーに向けて。全員が、という暇も無く。アーチャーの体は、瞬く間に停止した。

 

「……ん?」

「早打ち、と言っていましたが……それは私が貴方を()()よりも早く、出来るものなのでしょうか。アーチャー」

 

 ……おっp……おっぱげた……!。魔力による抵抗が無い事を良い事に速攻でアーチャーの動きを封じた。確かにアーチャー……いやもうビリー君で良いですね。確かに彼の早打ちよりは尋常じゃありませんけど、メドゥーサさんの魔眼はこの距離ならマジで見ただけで即座に停止。よく考えてみればこういう美術館みたいな広々とはしてない空間って、メドゥーサさんの独壇場やん!?

 

「近代の英霊とお見受けしましたので、先ず抵抗は無いものだと予想しました。安心してください。体が動かないだけですから」

 

>動かなくなった体に巻き付く鉄の鎖。もはや、拳銃を抜く事は愚か、体を動かす事すらマトモに敵わないだろう。

 

「ですが、勝敗はつきましたね。アーチャー」

「……キャスター、こういう時の対策もして欲しかったなぁ。まったく、こんな天敵が居るなんて思わないじゃないか」

 

 あ、これはもう、ワンチャンスの反撃も封じられましたね……なんて初見殺し。メドゥーサさんて大当たりのサーヴァントなんだなぁ……(今更)

 

>強敵出現か。そう思われた矢先の瞬間的な決着。思わず呆然とする貴方達に、メドゥーサは振り返らずに行った。

 

「私が彼を抑えていますので、事情を聴いては如何でしょうか」

 

 ……こ、今回はここまでです。ビリー君、ドンマイ……本当にドンマイ……む゛う゛う゛ん…(男泣き)

 




最強の初見ハメ殺し

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。