FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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贋作逆襲画廊 ルーブル その八

 皆さんこんにちは。ノンケ(授かり)です。

 前回は……あまりにも酷い不意打ちが決まり、速攻でビリー君が無効化されました。熱い熱い戦いが繰り広げられるって期待してたんだよなぁ!? どうしてくれんだよぉ、高かったんだよなぁ、撮れ高ぁ!

 

「……僕が言うのもなんだけど、初見殺し過ぎないかい?」

「此方を使うのも多少は疲弊するので、それに見合った能力なだけですよ。下手にバラす位なら、これくらい豪快に使って、最大の効果を発揮した方が良いでしょう」

 

>どこか悲し気なアーチャーが、苦笑い、というか。それに近い表情で言うのに、メドゥーサが淡々と返している。確かに無慈悲な最速の不意打ちではあったが、それでも、敵将を捕獲できたという戦果は余りにも大きい。

 

「あ、あの……敵の私が言うのもなんですけど、大丈夫ですか」

「うん。ゴメンね。心配かけちゃって……自慢の腕が振るえないのは、ちょっと悲しいかな」

 

 マシュちゃんにまで心配されて草ぁ! でも納得できるレベルで容赦は無かったと思いました(小並感) ビリー君、第五特異点では頑張ろう!

 

『……えっと、気を取り直して聞くけど……君達の目的を、教えて貰えないかな』

「んー? まぁ、流石にそれは教えられないかな。僕としても、流石に主に義理も返せないままに消えるのは、ちょっと。戦えなかったし、せめてここ位は、ね」

『あの、アーチャー、変に取り繕わない方が良いと思うんだ僕は……そうじゃないと、僕らとしても、容赦なく最終手段を投入する事になってしまうから』

 

>そう言って、映像のロマニが見つめる先には……香子。何をするのか、一瞬で全員が察して、立香の顔が引きつり、レオニダスが視線を逸らし、マシュが顔を手で覆い……メドゥーサだけが、平然としている。デオンは何の話だか、サッパリと言った感じだった。

 

 おぉ、もう……(顔を覆う) ビリー君が一体何をしたというんでしょうか。というかよく考えたらホモ君のこのメンツ、足止めから捕縛、そして尋問要らずで情報を引き出せる、まぁまぁ鬼みたいな編成してますよね。い、いやまだだ。カルデアの善意がまだ仕事をするかもしれない。

 

「あ、あのロマニ様。流石に、それは」

『んー、私としてもやりたくはないんだけどねー……ああいう宣戦布告をされちゃうと、ちょっと。カルデア迄侵入して、何をしたかったのか聞かないと。後、その術式はどんな感じか純粋に気になるし』

『……ごめん、紫式部さん。気が進まないとは思うけど……本当に、申し訳ない』

 

 カルデアの善意が死にそうな顔をしながらお願いをしている……!(戦慄) 尚、ダ・ヴィンチちゃんはとてもわくわくした表情をしてらっしゃいます。うーんこれはエミヤにロクデナシ呼ばわりされるダ・ヴィンチちゃん。

 

「あ、あの……! ですが……!」

 

>若干半泣きになっている香子の肩を、ポンポンと貴方は叩く。責任はすべて自分が負う。気は進まないだろうが、頑張って貰えないだろうか。貴方はそう言ってから、頭を九十度直角に下げた。

 

「……わ、分かりました……申し訳ありません、アーチャー様」

 

 さぁ皆さまお待たせしました。只今よりビリー君より情報を抜くだけ抜き取る、鬼の泰山解説祭祭りの開催です。あぁ^~センチメンタルぅ^~(悲しみの慟哭)

 

「ん? こちらの奥様が僕の尋問担当? 出来るのかい? 優しそうな人だけど」

『この人がどんな拷問をしようが、主の目的を知らない以上は何も話しようは無いけどもと、ブラフが決まっていると思ったビリー・ザ・キッドであった』

 

 はい。早速一つ抜きましたね。どうやらビリー君は邪ンヌの目的を知らないようです。となると他のサーヴァント達もしっているかは微妙ですね間違いない。

 

「……先輩、こんなの、こんなのって……」

「マシュ、俺達の罪を。しっかりと瞳に刻みつけよう」

「……なんなの? どうしたの? なんで僕、憐みの眼で見られてるのかな。なんか、哀れな家畜でも見てるみたいな、そんな」

 

 君が哀しい事になっているからだよ……(慈悲の眼) そしてデオン君ちゃんが遅ればせながら事態を察して、口元を抑えて青ざめています。そうですよねぇ、エゲツナイですよねコレ。ほんへで香子さん出せない理由がコレですよ。だからこんなんじゃストーリーに成んねーんだよ(迫真)

 

「いえ、何でもありません……続きを、紫式部殿」

「は、はい……えっと、アーチャー様。この特異点について、何か知ってることはないでしょうか」

「いや、だから教えられないって」

『この特異点がキャスターの特別な魔術によって構成されていて、理由は良く分からないが自分達の存在を周りの絵画が()()()()()()らしい、という事は絶対言わないと決めたビリー・ザ・キッドだった』

 

 もうやめてやれよぉ!(号泣) こんなのって……こんなのってないよ! 酷過ぎるよ! あんまりだよ! こんなグロテスクな真似しちゃだめでしょ! 終わりっ! 閉廷! 以上! チェイテ解散!(風評被害)

 

『絵画が補強……?』

「あ、あの。ダ・ヴィンチ様……これ以上は、やめておいた方が」

 

>>ダ・ヴィンチちゃん! 俺からも頼む、もうストップだ!

>>香子さんにも、ビリーにも……残酷だよ!

 

 実際残酷だと思うので下を選択しておきます……ダ・ヴィンチちゃんに届けこの、この切実な思いよ……!

 

「……あれっ? なんで僕の名前バレてるの? 言ってないよね?」

「「「あっ」」」

 

 ビリー君に届いちゃったよ! しかも届いちゃいけない部分が!

 

「あ、あいえ、それは、ですな……!」

「せ、先輩……私、もう、耐えられません」

「いいや、マシュ。言うんであれば、マスターの俺達が……責を……!」

 

 おかしい。一応尋問の筈なのに、されてる本人は全く平気そうで、こっちは全員疲労困憊阿鼻叫喚です。特に香子さんが。

 

『うーん、これ以上やるとこっちのメンバーが罪悪感で全滅しそうだし、やめとこうか』

『……そうしてくれ……もう、皆限界だよ』

 

>画面越しのロマニさえ疲れ果てる、カルデアの最終手段。もうこれは、滅多な事では使えないだろう……そう、全員が確信していた。そしてあまりにもエゲツナイこの尋問を終わらせるために、香子が口元を抑えて、立ち上がった。

 

「……ありがとうございました。アーチャー様」

「え? 終わったの? なんだったんだ一体……まぁ終わりならいいけどさ。じゃあ僕はもう退場しても良いかな。流石に、アレだけ完璧に負けたなら潔く敗退したいからね」

 

 香子さんお疲れ様……ふ、ふら付いてやがる。抱き留めなきゃ(使命感) 分かる。感触は感じないけど、今必ずホモ君は香子さんの柔らかな感触を感じて居る筈……!(童貞特有の悍ましい集中力)

 

「まぁ、勝者へのヒントを一つだけ上げるとしよう……ちょっと見てなよ」

 

>貴方が香子を支えている内に、立ち上がったビリーは壁へと向かって……その壁にかかっていた絵を掴んで……外した。その瞬間だった。

 

「……!?」

「び、ビリーさん、体が……!?」

「まぁ、ビックリするよね。こうやって、ここに飾られている絵によって、僕は……というかこの美術館のサーヴァントは補強されているのさ」

 

 あ、うん。それはもう聞きました。だからってこんなアッサリ消滅するとかは思ってはないですけれど。

 

「そして、その補強している絵を外せば、この通り……一つ、忠告しておこう。さっきみたいな不意打ちはもう通じないから、覚悟しておいた方がいいよ」

 

>最後に、そう言い残し。ビリー・ザ・キッドは黄金の光になって消えていった。

 

 はい。という事でアーチャー、見事撃破……撃破? 出来ました。撃破っていえるかどうか相当微妙な勝ち方だとは思いますけども。まぁ、メドゥーサさんの技が嵌ったのは、色々条件が嵌ったからだし……ノーカン、ノーカン。NOカウントなんだ!

 

「……敵アーチャー、消滅しました」

「この罪を、決して俺達は忘れないと誓うよ」

「……本当に、本当に……申し訳ありません……!」

 

>>あぁ。コレは許されざる罪だと思うよ。

>>いつかまた会った時、謝罪できたらいいなぁ……

 

 良かったな。第五特異点で会えるで(容赦ゼロ) バラしたら間違いなく致命的な溝が生じるかもしれないからどうすればいいのか、今から対策を練っておきたいです(RTA風)

 

『――はいはーい。エマージェンシーエマージェンシー。こちらルーブル美術館を取り仕切る大魔女から、残る六騎のサーヴァントにお知らせだ』

 

>皆が罪悪感に打ちひしがれている時、突如美術館の中に響く、甘やかな声。

 

『アーチャーが敵サーヴァントからのエゲツナイ不意打ちで敗退したようだ。敵の紫髪のライダーの魔眼の奇襲に気を付け給え。個人的な見解だけども、距離を取る事をお勧めしよう』

 

 今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 




香子さんの泰山解説祭って、暴発する、とは明言されてますが、任意に発動できないとは明言されてないんですよね。つまり……そういう事だ。

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