FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆様こんにちは、ノンケ(活発な私)です。
前回は、ライダー枠にマルタさんが参戦し、早速戦闘に入りました。展開が早いのはイベント特異点の特徴ですね。油断して被弾しないようにしたいです。後、なんかマルタさんが若干元気になってたのが気になると言えば気になります。普通にマシュの突撃を杖で抑えつけてたんですよねぇ……っていうか女番長とは……
「……なんて?」
「あら、聞こえなかった? 頭がサッパリして無い方のマスター。格闘家よ格闘家」
「お、格闘家、ですか……? え、えっとそれは……」
>あまりの一言だった。全員が止まっていた。呆然と自らを見ている他の全員を見つつも、マルタは床に落ちた杖を蹴りの一つで回収する事は忘れない。
>>あ、頭のサッパリした……!?
>>遠回しにハゲっていわれてる……
ホモ君だけ全然別の事でショックを受けていて草も生えない。ハゲ弄り出ないなーとか思ってたら、油断したところに抉り込んできました。
「……何よ、何か問題ある?」
「い、いや問題は、無いと思われますが……えっと?」
「君としてはそれでいいのかい? その、そういう風に扱われるのは」
ほんへでそんなこと言おうもんなら一瞬でマルタさんに捻り潰して磨り潰されて終わりだと思うんですけど(超偏見) 邪ンヌさん良く召喚した瞬間に捻り潰されませんでしたね……
「まぁ、納得いくかって言えば……正直微妙な所だとは思うんだけど。まぁでも、そういうのに抱いてる憧憬をさぁ……容赦なくぶち壊すのも、あれじゃない?」
「ど、憧憬なんですか!?」
>思わず、といった風に香子が問いかける。そりゃあ、女番長、というのは誉め言葉というにはあまりにも、荒々しすぎるというか。女性に使うべき言葉なのか、と言われれば。
全然違うわよねぇ? というかそれを『仕方ない』で許すこのマルタさんの懐がデカすぎる。ホモも懐はデカい。マルタさんはホモ(概念)だった……!? 流石に失礼なので(そんな仮説は)止してくれ。
「まぁ、一応彼女の理想を形にしたのが私達な訳だし、応えるしかないわよね!」
>マルタが床を蹴って、狙ったのはマシュ。振り下ろした杖、続いて拳がが盾を激しく打ち付ける。その音の激しさに違わず、マシュの体を僅かとはいえ後ろに押し返して見せた。
「くっ!」
「普通の私なら、出来ないような事も! 気兼ねなく、出来るんだからねぇ!」
ヒエッ……実際、普段のマルタさんなら、もうちょっと、技っぽくというか、お淑やかに杖を振るうんですけど。いや、一切技術が無い、とは言いませんけどね。まるで野獣染みた荒々しさが混ざっているというか。
「お、オルレアンのマルタさんてあんな感じだったっけ!?」
「あの時の様にバーサーク化させられている……という訳でも無さそうですが!」
ここでレオニダス王も突撃、マルタさんを盾で押し出しましたね。流石は盾サーヴァントの大先輩。そのままマルタさんと槍、盾で打ち合ってますが、互角なのか……(困惑)
「へぇ、やるじゃない! ノって来たわよ!」
「貴女こそ、見事な杖捌き! 接近されてなお、こうも強いとは、見誤っていました!」
「う……れ、レオニダス王! 私も!」
>呼吸を整えて、再びマシュがレオニダスの隣に立つ。盾を振るい、体ごと突っ込み、杖を防御に回させ、決してマルタからの反撃を許さない……だが。
「あぁ、それと勘違いしてるかもしれないけど……アレ、遠距離じゃないと出来ない訳じゃないから」
「っ!?」
「なにっ!?」
>突如として、接近してマルタを抑えていた二人が吹き飛ばされた。マルタの空間攻撃が至近距離で炸裂したのだ。ダメージが大きい、という訳ではなさそうだが、しかしそれでも抑えを引き剥がす事には成功してる。
接近戦でそれ使うのは無しでしょう?! そこは大人しく杖で殴っておいて?(懇願)
「甘いわよ。こっちも、結構本気でやってるんだから、貰った!」
>マルタが杖を振り上げ、今度は立香の方向へと一気に距離を詰めてくる。とっさに立香も横に飛んで逃げだしたが……間に合わない。咄嗟に走り出そうとした貴方を、白い手が制しそして、もう片方の腕が、マルタへ向けて黒い三本の光条を打ち放つ。
「っ!? ちぃっ」
「お二人共! 今の内に藤丸様を!」
香子さんナイスゥ! ナイスゥ! いや、それ以前にマルタさん容赦なさすぎぃ!? 速攻でマスター狙いとかオルレアンの時の凶暴さを醸し出してますね間違いない……とか言ってる場合じゃない。
「マスターはやらせません!」
「本造院殿、合わせて下され! マスターをあの技で狙われては、危険です! その前に素早く仕留めねば!」
よっしゃ! 任せとき! デオン君ちゃん足止めお願いしナス! あんまり時間かけると良くないですから、ここは一瞬でも隙を作ってから叩き潰すのが基本だよね(笑顔)
「分かった!」
>デオンがマルタの元へ向けて走る。その動きを察したマルタは器用にその突きを杖でいなしてみせた。とはいえ、流石にデオン相手に接近戦をするのは厳しいのか、彼の見事な体捌きと突きで完全に動きを制されていた。
「くっ、流石に……セイバー相手に、接近戦は、厳しいかしらね!」
「悪いけど、マスターに命じられたものでね! 逃がしはしないよ!」
すげぇ、一応接近戦のスキルならあのベオさんにも認められた実力派を、ここまで見事に封殺するとは……やっぱ強いんすねぇ(感嘆) あ、足止めたそこが隙ですよ? 藤丸さんやっておしまいなさい!
「マシュ! レオニダス! デオンが動きを止めている今の内だ!」
「はいっ!」
「承知っ!」
コレがカルデア式、必殺の袋叩きよ。残念ながら、もう逃がしやしない。確実に仕留めさせてもらおう! 香子さん、援護お願いします!
「承知しましたマスター! 申し訳ありませんが……仕留めさせていただきます!」
「――っちぃ!? 流石に、この数を相手じゃ……!」
>焦ったように四方を見回したマルタだが、時すでに遅い。一手に全てを込めての連携攻撃。マシュと、レオニダスの、二人の影が交差したその一瞬に、符と扇が二の線を引いて……直後、マルタが膝を付いて、崩れた。
「……ったく、結構暴れ散らしてみたけど、ダメだったか」
「やった、か」
「やったわよ……ったく、容赦なくやってくれちゃって」
っしゃぁー……! 勝ちましたぁ! けど女性を集団でボコす絵面がやば……やば……アカン無いね……(絵面を気にする投降者の鏡) 流石に、ちょっと集団でボコすのは自重したい所さんです。え? ほんへでもそんな感じ? じゃあやるしかねぇなぁ!(豹変)
「ねぇ、アンタ達。あの子の所に向かうんでしょ」
「……あの子、というのはこの特異点を創り上げた、竜の魔女の事でしょうか」
「そうよ。まぁ分かりやすいメッセージ残してったっていうから、分かるか」
>マルタは、その視線を壁の絵に向けた。そこには、飾られている様々な長閑な風景を描いた絵画とは違い、そこには雄々しい……拳を天に掲げ、民衆を導く、マルタの姿が描かれていた。杖も、旗も持っていない、拳一つで民衆を率いるその姿は、実に凛々しい。
「アーチャーと私、結局勝てなかったか。ったく、残りの
「……贋作?」
「言っとくけど、私は七人の中ではそこまで強く無い方よ。油断はしない様に進みなさいな。カルデアのマスター達」
さて、漸くここでここのサーヴァント達の確信に迫る発言がようやく出て来ましたね。イベントでは最初の辺りで豪快にばらす予定の筈の事だったんですけれど、まぁキャスターが完全に此方の術を封じて来てるとここまでかかっても……しょうがないね(寛容)
「それじゃ、失礼するわね。思いっきり暴れるのは、割と楽しかったわよ」
>そうして晴れ晴れとした笑みを浮かべ、マルタは黄金の光となって消えていった。負けたとは思えない、あまりにも堂々とした退場だった。
「……ライダー、マルタ。消滅しました」
「贋作、とはいったい何の事だったんでしょうか」
『分からない。けど、何か重要な事かもしれないし。ビリー・ザ・キッドが言ってた、霊基の補強っていうのに関連しているのかもしれないね』
そこも気になりますねぇ……大体、ほんへでは絵で補強してる、とかいう要素なかったですし。そんなことしなくても贋作英霊を成立させられてましたし。
「……しかし、それを調べようにも、こうして妨害されていては」
『やはり妨害を行っていると思われるキャスターを撃破するのは、最優先になるだろうね。此方でも解析が行えるようになれば、出来る事も広がるはずだ』
>しかし、キャスターはこの階には居なかった。となれば……キャスターが居るのは、三階の何れかのエリアだろうか。貴方は、天井へと……その先の、三階のエリアに、視線を向けた。
という事で、今回はここまでです。ご視聴、ありがとうございました。
どうして私の書くマルタさんはどうしてこう、姉御っぽくなってしまうんだろう……