FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
皆様こんにちは、ノンケ(鋼の看護婦)です。
前回は、遂にキャスターと開戦です。正直初っ端から此方との格を見せつけてくれても~無理~……ああも今から、すげえきついゾ~……拠点持ちのキャスターの厄介さをここで見せつけてくれるでしょう……
「さぁ、僕の精一杯のお持て成し、受け取ってくれたまえ!」
「レオニダス、マシュ!」
>魔法陣が輝きを増していく……直撃を食らえば、どうなるか。想像も出来ない。立香の声で前に出た二人の盾の後ろに、咄嗟に全員が滑り込む。そして。
「「――っ!」」
>雷電の如き七条の輝きが、二人を襲った。堅牢な守りに阻まれ、その光は此方には届いてはいないが……分かる。二人が間に居なければ、間違いなく、自分たちマスター二人は確実に消滅していたであろう。バーサーカーといいライダーと良い、マスターの心臓に悪い相手が多すぎる。
バーサーカー君に関しては此処でなくてもずっとあんなレベルで強いから……このサーヴァントおかしい……(小声) まぁイスカンダルとタメ張れるサーヴァントだし多少はね?
>何も決めないで戦える相手ではない。立香と貴方は、自分のサーヴァント達に指令を下す。
>>マシュ、レオニダスを中心に持久戦。
>>香子を除いた全員での速攻戦。
ここは当然速攻戦ですね。元の間取りのままなら遮蔽物とか利用できたかもしれませんけど、ガッツリ広がってしまってそれも無理です。なによりも問題はここがキャスターの完全なホームという事。そんな所でマトモにじっくり戦ってても、確実に工事完了されて終わりです。
>貴方が立香に声をかける。香子に援護を任せ、全戦力で一気に攻め落とす。時間をかければかける程、キャスターは確実に有利になる、と。
「っし! なら速攻で叩くに限るな。キャスター相手なら、俺でも役に立つだろ! レオニダスとの特訓の成果……は、まだ出てないだろうど、やってやる!」
>立香は近場にあった金属の手すりを……蹴りでぶち壊して、まるで杖の様に、くるんと回し、構えた。その姿が妙に様になって居る。
っしゃあっ!(TH) ここはホモ君も参戦しようじゃありませんか。香子さん援護おなしゃ……アレッ? 香子さんが、なんか、目が笑ってない、物凄い迫力の笑顔を……ど、どうなされたんでしょうか?
「マスターはここで私の警護を……藤丸様もです。宜しいですね?」
「あ、で、でもさ……流石に、この場は全力を」
「宜しいですね?」
>立香は黙って香子の傍に立った。貴方は目を逸らし、そっと離れようとしたが、その動きを冷静に腕を掴まれて制された。後ろを振り向くと、静かに笑みを浮かべた香子が此方を向いていた。怖かった。何ならちょっと瞳のハイライトが消えている気がした。
「マ・ス・ター?」
はい。大人しくしてます。あ、一応武器へのエンチャはしてくれるんですね。すいませんお世話になりまーす……香子さん、逞しくなったね。
「マシュ様! 此方は私が! 全力で向かってください!」
「ごめんなさい、式部さん! 先輩をお願いします!」
>保護者同士の様な会話が為され、マシュを先頭にキャスターの元へと四人が向かう。特に二人、示し合わせて居る訳でも無いし、第一特異点でも連携をあまりしていた訳でも無いというのに……至極不思議に感じるしかなかった。
「と、兎に角式部さんの警護、キッチリやろう!」
>>お、応!
どうして尻に敷かれているんですか(電話猫) (ホモ君の立場)こんな弱いんかよ、信じらんねぇ! 笑っちゃうぜ!
「四対一だ、悪いが……」
「これも戦、卑怯とは言わせませんぞ!」
それは兎も角、さっそくデオン君ちゃんとレオニダス王が突撃仕掛けてますね。しかしコレをオケキャスさん、空中浮遊する事で華麗に回避。そして杖と魔法陣から……一斉放射! ですがマシュちゃんがこれにインターセプトして防御。上手いですねぇ!
「――メドゥーサさん!」
「キャスター相手にどこまで通じるかは分かりませんが……」
この隙にメドゥーサさんが背後に回って……魔眼準備! メドゥーサさんのお得意ですね。初見殺しとしての力は失われましたけど、発動するだけでも十分な脅威です。いいよ! 来いよ! 瞳に捉えて瞳に!
「――甘いよ」
「な……っ!?」
>その時だった。背後を取ったメドゥーサに向けて、ほぼ間髪入れず暴風が迫る。まるで背後に回るのを予期していたかのようにその杖を振るって、くるりと一回転してから、メドゥーサの方に体を向ける。余裕が溢れるキャスターに対し、メドゥーサの表情は険しい。
「僕は、彼の大英雄に出航の助言すらしたんだぜ? それなりに頭脳も切れるのさ」
「読まれていた……!?」
「作戦の立案とかはあんまり、軍師じゃあないからね? でも読み合いならそれなりに出来るとも。あんまり大魔女を馬鹿にしてると、火傷するよ……名前も無き島の女怪クン?」
「――ッ!」
……ばかぁ!(恐怖) 叔母様そんなキャラとちゃうでしょ! キャラ守って! やくめでしょ! あーでもカッコいいです叔母様! いけませんいけませんやめてはいけません!(矛盾) ずっとそのキャラだったら間違いなく全国のマスター君骨抜きだと思うんですけど(凡推理)
まぁでも弱点のある女性の方が可愛いっていいますし。多少は、ね?
「であれば!」
「力づくで!」
今度は一度下がったレオニダス王、デオン君ちゃんが再度突撃! こじ開けるんだよ(守りを)三六〇度! 全てはチャンス!(レ)
「――まだまだ若いね、君達」
「「んなっ!?」」
とか思ってたら叔母様の足元から何か……タコ足!? あ、あれは! 知っているのか、雷電! ダレダヨ
タコ足と言えばキルケ―の逸話に名高い、怪物スキュラでは!? いつの間にか足元に召喚陣が敷かれてますけど……何時の間に書いてたんですかねぇ!? 手回しが早すぎる、訴訟。
「くっ!」
「この、足は」
「丸々一匹、そのまま戦わせるなら、それなりに時間をかけて陣を敷く……けれど、ここは私の工房で、僅かな時間君達を足止めできればいいから、足だけでも十分だろう」
>メドゥーサ、そしてマシュに向けて光を降り注がせながら、キャスターはなんて事の無い様に、謡うように告げる。
「なら、本当に単純な陣で良いのさ。くるんと、回るくらいの時間で書けるものでも、ね?」
「「――っ!」」
そ、そういえばさっきメドゥーサさんを迎撃する時にくるんと一回転、してましたけど……!? そんな一瞬の動きであの二人を止めるとか、叔母様マズいですよ!? 正直舐めてました……申し訳ナス!
「さて、時間は稼いだ。全力射撃をもう一度お見舞いして上げようじゃないか!」
「「「「っ!?」」」」
やべぇよ、やべぇよ……! 直撃こそしてませんけど、サーヴァントが四人集まってたった一人の魔力砲撃に追われてるって、強いよ、強すぎるよ叔母様。怪文書のキャスターなんてもう二度と言えねぇよ。これは偉大なる鷹の魔女ですね(確信) しとる場合かぁー!
「ぬん!」
「く、うぅ……!」
「マシュ! レオニダス! ちっ!」
「全く、厄介なサーヴァントですね……!」
レオニダス王、マシュが防御で耐え、メドゥーサさん、デオン君ちゃんが回避重点。ホモ君と藤丸君のサーヴァントで綺麗に特徴が分かれてますねー……じゃなくて! ヤバいですねコレは。状況は一方的に呑まれて相手のペースで一方通行。最悪です。ここは香子さんにも援護を加速していただかねば……
「ふふ、どうしたのかな? そんな状態じゃ――援護をしている、後衛を直接狙ってしまうよ? 君達」
>直後、貴方達、マスター二人より少し離れた場所に浮かび上がる魔法陣と……その中から姿を現す竜牙兵。数はそれなりを遥かに超えている。コレだけの数が殺到すれば、香子は間違いなく討ち取られてしまう。貴方と立香はそれぞれの獲物を構えて、相手と相対する。
待ってくれ、そんな軽率に後衛を狙ってはいけない(戒め) そ、そりゃあこのフィールド全体が工房なんでしょうけども……だからってこんな、こんなぁ!
「マスターっ!」
「おっと、君達の相手は僕だよ? 折角のお持て成しを袖にするのは、寂しいからやめて欲しいなぁ?」
こうなれば香子さんを守れるのはホモ君達だけです。藤丸、ホモ君! 竜牙兵にジェットストリームアタックを仕掛けるぞ! お前はダレダヨ。
状況は最悪、援護のサーヴァント無しで、あの叔母さまが生み出した竜牙兵の大群を相手にせねばなりません。プレイヤーの腕がなりますねぇ!(震え声)
>目の前に向かってくる危険を前に……貴方と立香は笑っている。相手がサーヴァントレベルの強敵であれば、最早笑う事すら出来ないだろう、だが……たかが強敵であれば、野山で野生児の如く、互いに殴り合っていた二人にとっては、怯えるには値しない!
「久しぶりだなぁ、俺達二人だけで暴れるのは……なぁ! 康友ォ!」
>>あぁ、やってやろうぜ立香!
>>お山一番の悪ガキコンビ、いざ、推して参る!
ここは気持ちで負けていてはいけません。ノリ良く、下で行きましょうか。無数の竜牙兵に向けて立ち向かう青少年コンビって燃えるよなぁ!?(独自路線) 全部骨粉にして畑に撒いてやるよ(マイクラ並感) 容赦ゼロでイクイク……ヌッ!
と言った所で今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。
実際叔母様これくらいは出来るスペック持ってるんですよね……なんで逆キャラに甘んじているのか、コレガワカラナイ。