俺の彼女が何人もいるのだが。   作:月島柊

1 / 9
第1話 写真

「はぁ・・・」

大学を卒業した当日。何でため息をついてるかって?それは・・・

「柊くんっ♪」

「帰ろ。今日はどの家いく」

「わっ、私の家でもいいのよ!」

「柊!僕の家じゃないのか!」

最後の奴だけ特徴的なのはおいといて、全員女子。正確には、俺の彼女、だ。

「別に誰の家だっていいだろ・・・」

俺の名前は月島柊。傍から見ればハーレム状態だが、俺からしたら悩み事だ。おっと、こいつらの紹介がまだだった。

最初に言ったのは西宮紗由理。

つぎに言ったのは姫宮結菜、

さらに言ったのは白水百合花、

最後に言ったのは西条咲希。

合計4人。それぞれ順番にデレデレ、おっとり、ツンデレ、僕っ子。実際西条に言うと「子供じゃない!」って言われるが。

呼び方は紗由理、結菜、百合花、西条。名前で呼んだり苗字で呼ぶ奴もいる。

さて、「誰の家にいく」のところだが、大学の時から4人の誰かの家に泊まっていた。週4で誰かの家に、週3で自分の家。自分の家の方が少なかったのはともかく、今日は土曜日。前までなら自分の家にいたが、今は1人で暮らしのため土曜日でも誰かの家に泊まることになっている。

「それで、誰の家にするの」

百合花だ。まずそこから始まる。百合花の家は結構マシだ。そんなに気まずくないし、1人暮らしだから。心配ってのもあるし。

「百合花のとこかな。明日は西条の家でも行くか」

「そっかー。じゃ、明日な」

西条はそんなにショックを受けない。以外と天然だし。

 

百合花の家に着いた俺はいつもの百合花の部屋へ案内される。

「ん?」

いつも棚です見ないのだが、見てみると百合花と誰かが写った写真が飾られていた。ちゃんとフレームに収めてある。

「これって・・・」

「っ!」

百合花が慌てて隠す。すると棚に百合花の足が当たってその写真が落ちてくる。

「百合花!危ない!」

俺が写真が落ちないように持つと、ちょうど表になって持っていた。

それは百合花と俺で行った遊園地の写真だった。俺たちが高校2年の時に行った遊園地だった。もう5年前なのにきれいに飾っていた。このときは、まだ・・・

 

【白水百合花視点】

私が写真を取り返そうとすると、柊くんが写真を見たまま目から水を流していた。それは目薬でもなく、涙だった。

「・・・柊くん?泣いてるの?」

「えっ、」

気付いてなかったのか柊くんは目に手を当てる。

「・・・本当だ・・・なんで、俺、泣いてんだ」

「・・・・・・」

私は何で泣いてるのか分かった。4年前、高校3年の時、私と柊くんはある人に引き剥がされた。高校も別にされ、全く縁がなくなってしまった。それのちょうど1年前・・・

「百合花・・・」

「柊くん!」

私は抱きしめた。

「大丈夫。今はちゃんといるから。安心して」

「百合花っ!」

こうしたのは8年ぶりだろうか。最後に抱き合ったのは。これも、全部あの女のせい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 




新しく始めたシリーズです。完全オリジナルで、二次創作ではないです。

この小説2期やった方がいい?

  • いや、やめといた方が・・・
  • 是非やって!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。