俺の彼女が何人もいるのだが。   作:月島柊

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名前決定しました。小説の中に数回出てきますので楽しみに!


第3話 妹

咲希の家を出た俺は、咲良を救うため一旦駅前へバスで向かう。百合花の家にバイクを取りに行かないといけないからだ。

 

駅に着いた俺は百合花の家まで歩こうとする。バス停から少し歩くと、後ろから俺を呼ぶ声がした。

「柊くん!」

百合花だ。ふりかえると、俺のバイクにまたがって乗っていた。

「百合花、バイク乗れるのか」

「免許はあるし。キー掛けっぱなしだったからね。それより、早く行ったら。妹救いに」

「あぁ。行ってくる」

ヘルメットを被り、駅を出ていく。バックミラーに手を振る百合花が見えた。絶対、救ってちゃんと紹介する。そう俺は決めた。

 

自分の家に着くと、弟の暁依(あきより)を呼ぶ。

「暁依!行くぞ」

「柊、何で行くんだ」

「バイクでいいだろ。2人乗り用だし」

場所は車で15分。バイクでも15分だろう。

場所は数年前に閉院した病院だった。辺りからは苔も生えていて、今にも崩れそうだった。

「ここにいるんだな」

「姉ちゃんを救う、そうだろ」

暁依が自信を持った声で言った。

「よし、行くぞ」

1歩中に踏み入れると、湿った空気が出迎えた。どこかに水があるんだろう。

「2階行ってみようか」

1階はほとんど壊されている。階段もないため周りの岩などから2階に昇る。

「咲良・・・どこにいるんだ」

「柊!あれ!」

暁依が指を指す。指した先を見てみると男1人と咲良の姿があった。

「ん?なんだあれ」

何か細長いレバーのついた物体があった。近づいてみてみると、それは・・・

「爆弾か!?」

「自分も犠牲に吹っ飛ぶ気か!」

レバーはゆっくり開いている。完全に開き切ったら爆発だ。

「咲良の縄をほどこう」

「分かった。暁依は爆発解除を狙ってくれ」

俺は咲良のところへ走る。

「咲良、もう大丈夫だからな」

「どうして、助けるの。ずっと会ってないのに」

何言ってるんだ。妹は俺のものだ。

「会ってないとか関係ないだろ。妹は妹だ。俺だけの」

「・・・妹・・・」

「そうだ。2年、5年会ってなくても妹だ」

話ながら縄を切ろうとしているが、中々切れずにいた。このままじゃ間に合わない。

「柊!この爆弾解除出来ない!」

「だったらこっち来い!切るの手伝え!」

2人がかりで縄を切る。ほんの少しずつ削れていってるが全く切れそうにない。

「暁依、避けて」

俺は内側にナイフを当て、力ずくで縄を切る。

「切れた!」

カチッ

爆弾のレバーが開き切ってしまった音がした。

「暁依!先逃げろ!」

「柊は」

「咲良を守る!早く逃げろ!」

暁依が逃げると俺は咲良を抱き寄せる。

「このまま逃げるぞ」

「うっ、うん」

ゆっくり逃げていると、ついに・・・

ドンッ!

爆発した。もろに浴びることはなかったが、爆風で飛ばされる。俺は咲良を内側にして、床に咲良を打ち付けないようにする。

「ぐっ」

俺が代わりに打ち付けられた。

「お兄ちゃん!」

「咲良、大丈夫だったか」

「私は平気。お兄ちゃんは」

「俺も少し痛いだけだ。ほら、外出るぞ」

暁依が外にいるはずだ。俺は手を繋ぎ、2人で外に向かう。

「柊、遅いぞ」

「すまん。バイクは誰が乗ってく」

「柊と姉ちゃんで乗ってけばいいだろ。」

「けどそれだと暁依が歩いて帰る羽目になるぞ」

家まで歩いて1時間はかかる。

「大丈夫。姉ちゃんと帰っとけって」

「お兄ちゃん、嫌?」

「嫌じゃない。じゃあ帰ろうか」

俺はバイクから1つのヘルメットを出す。

「そのヘルメット・・・」

「あぁ。お前のだよ。咲良」

咲良はヘルメットを持って俺を見つめている。

「なんだよ、咲良」

「なんでもないっ」

そう言ってヘルメットを被る。俺はバイクにまたがり、後ろに咲良を乗せる。

「しっかり掴まってろよ」

「うん」

俺はバイクを走らせる。家へ向かって60キロで走っていく。

 

家についた俺たちはテーブルを囲んで2人で話していた。

「大学は俺が通ってたところだったらいいってよ」

「うん。ありがとう、お兄ちゃん」

大学までは電車で20分。そこまで遠くはないが、結構疲れる。

「明日からだったはずだから、頑張れよ」

「はーい」

 

もうそろそろ出るか。

俺はバイクを走らせる。今日はちょっと遠出だ。どこに行くかって?それは咲良の大学だ。一応俺も卒業生ではあるけど。

大学に着くと正門の柱で咲良を待つ。1人の女子大生が一瞬俺を見て、すぐに仲へ戻っていく。何が起きたんだ?まぁいいか。

 

【月島咲良視点】

 

私の友達がもう一回戻ってきて私に言った。

「咲良ちゃん、あそこに男の人いるんだけど、もしかして・・・」

「?」

男の人?私特に知らないんだけどな。お兄ちゃんが来るはずないし。って、

「えぇっ!?」

「よ、咲良。迎えに来た」

後ろで女子たちがキャーキャー言ってるけどなんか期待を裏切りそう。

「咲良ちゃん咲良ちゃん、この人誰?」

ワクワクした声で言ってくる。裏切りそうだけどしょうがないよね。

「あぁ、彼氏とかじゃなくて、お兄ちゃん・・・」

「お兄さん!?って、よく見たら・・・」

「な、何ですか」

お兄ちゃんが戸惑った感じでいる。

「ちょっと、やめてよ――」

「月島柊さんですか!」

何で知ってるの?と思いながら私は聞いていた。

「はい。そうですけど」

「校内にポスター貼ってありますよ!4人の女子に狙われてるって」

「あぁ、確かにそうだな。君の名前は」

「葉月彩芽です。」

自己紹介まで済ませてもう仲良くなったの?早くない?

「あとでまた会おうな。咲良、乗れ」

「あっ、う、うん!」

「それじゃあ、月島さん、また」

 

 

 

 




軽く登場人物紹介
月島柊
月島咲良
月島暁依
西宮紗由理
姫宮結菜
白水百合花
西条有希
葉月彩芽
以上8人でした。

この小説2期やった方がいい?

  • いや、やめといた方が・・・
  • 是非やって!
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