戦姫絶唱BLACK SHADOW   作:ロヒシ&かづ えい子しょうゆ味

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今回でビルゲニア編が完結となります。
書いている時は6000文字くらい書いてるつもりだったんですけど、いざ文字数を見てみるとまさかここまで少なかったとは思いもよりませんでした。


さて、ここで一つお知らせがあります。
リアルの方が少し忙しくなり、ブラシャドの投稿を月末までお休みとさせていただきます。
今作品を楽しみにされている方々にはご迷惑をおかけいたします。


第16話 鮮烈!ビルゲニアの死

「仮面ライダー、BLACKッ‼︎」

 

俺は力強く名乗り、ビルゲニアに構えを取った。

奴によって変身機能を奪われ、みんなが俺を蔑む幻を見せられた。だけど、みんなの声が俺を元に戻し、仮面ライダーに変身する力を取り戻させてくれたんだ。

俺は、この世界でも一人じゃない!みんなが俺と一緒に戦い、力を与えてくれるんだ!

 

「おのれぇ……だが、このサタンサーベルの前では貴様など敵ではない!くらえっ、サタンクロスッ‼︎」

 

ビルゲニアが2つの剣を交差させる。重なりあった剣からエネルギー波がみんなに向かって放たれた。俺はエネルギー波からみんなを守るようにして立ち塞がった。

痛みと共に火花が散る。

 

「うわぁぁぁっ!」

 

「仮面ライダー⁉︎」

 

「大丈夫ライダー⁉︎」

 

膝を着く俺に友里さんが駆け寄ってきた。

俺はみんなを不安にさせないように応える。

 

「大丈夫!それよりも危ないからみんなは下がっているんだ!友里さん、みんなをお願いします」

 

俺の言葉に自分達がいては戦いの邪魔になると悟った友里さんがみんなを連れて安全とシェルターの陰に避難する。

それを見届けると、俺は再びビルゲニアに対峙し構えを取った。

 

「今度こそ貴様を倒し、体内のキングストーンを奪ってやる!ハァッ‼︎」

 

ビルゲニアが間合いを詰め、2つを剣を振るう。

俺はそれを躱しながらビルゲニアに拳と蹴りを見舞う。

だけど、やはりビルゲニアには効いていないようで不敵な笑みを浮かべながら再び剣を振るってきた。

 

「貴様の攻撃などこの俺には通用せん!」

 

ならばと、俺は両腕に力を込め、力強く跳ぶ。

 

「ライダーパンチッ‼︎」

 

「バカめ!」

 

その瞬間、ビルゲニアがサタンサーベルを振るうと、反重力光線が放たれた。

光線が俺の身体を拘束し、空中を振り回される。

そして、壁に激突させようと勢いよく剣を振り回したが、俺はその勢いを利用して壁を蹴り、ビルゲニアにキックを放つ。

 

「ライダー反転キックッ‼︎」

 

だがそのキックをビルゲニアは2つの剣を重ねて防いでみせた。

そして、俺が地面に着地するのと同時にサタンサーベルを振るい矢尻状の光弾を放つ。それをジャンプして避けるが、奴が即座に間合いを詰め、俺の身体を斬った。

 

「うわぁっ!」

 

激痛と共に火花が散る。

その痛みに耐えながら、俺はなんとか立ち上がった。

やはり、復活したビルゲニアは一筋縄ではいかないほど強くなっている。だけど、俺は絶対に負けない!

 

「パワーストライプス!」

 

「そうはさせん!サタンクロスッ‼︎」

 

全身にキングストーンの力が行き渡る。

だが、ビルゲニアがそうはさせまいと2本の剣を交差させ、エネルギー波を放ってきた。

 

「死ね、仮面ライダーッ‼︎」

 

エネルギー波を躱した瞬間、ビルゲニアがサタンサーベルを振り下ろしてきた。俺はそれを受け止めると、奴が顔を歪ませながらもビルセイバーで斬り上げようとする。だが俺はそれをも受け止める。

そして、奴の後頭部に向けて思い切り延髄切りをくらわせた。

蹴りを受けてよろめいたところへ再びライダーキックを放つが、またしても2つの剣で防がれてしまった。

やはり、ビルゲニアの手に渡ってしまったサタンサーベルをどうにかしなければ……

その時、俺は思い出した。

以前の世界でサタンサーベルを持つビルゲニアと戦っていた時、復活したシャドームーンがサタンサーベルを奪っていったのを。

サタンサーベルは世紀王の武器だ。だから同じくゴルゴムの世紀王であった俺が呼べば……

 

「クククッ、コレで貴様の最期だ!くらえ、サタンクロスッ‼︎」

 

ビルゲニアが2つの剣を重ねる。

だが、そこからエネルギー波が放たれることはなかった。

いったいどうしたんだ?

すると突然、サタンサーベルから赤いイナズマのような光が発生し、ビルゲニアを襲った。

 

「くっ、何だコレは⁉︎ッ⁉︎」

 

ビルゲニアが驚愕の声を上げていると、サタンサーベルはビルゲニアの手を離れ、俺の手に収まった。

 

「バカな、サタンサーベルが自らの意思で所有者を選んだとでも言うのか⁉︎」

 

「終わりだ、ビルゲニア!」

 

俺はビルゲニアに向かってサタンサーベルを振り下ろす。

それと同時に奴も剣を振るって防ごうとするが、キィンという金属音と共にサタンサーベルがビルゲニアの剣を真っ二つにし、奴の身体をも斬り裂いた。

ビルゲニアが絶叫を上げ、顔を激しく歪ませながら悶え苦しむ。

 

「おのれぇ……俺こそが、俺こそが次期創世王なのだ……この俺こそ……ッ⁉︎」

 

その時だった。

ビルゲニアの胸元に巨大な目玉の様なモノが浮かび上がり、不気味な光を放ち出した。

 

「な、何だ…コレハ⁉︎……オ、オレノカラダガ……アアアアアアアアッ‼︎」

 

不気味な光がビルゲニアの身体を包み込む。

すると、奴の身体が巨大に盛り上がり異形の姿へと変えていく。

顔は魚の怪物のようなものへと変わり、両腕が巨大なハサミのようになっていた。

そして、胸元に浮かび上がった巨大な目玉はそのまま奴の体内へと消えていった。

ビルゲニアの姿が異形のモノへと変わった事で俺は気づいた。

奴の胸元に現れたあの不気味な目玉は、クリスちゃんの身体に取り憑いていた邪眼だ。

まさか、ビルゲニアを復活させたのはあの邪眼の力なのか?

 

「ガァァァァァァァァッ‼︎」

 

ビルゲニアが奇声を上げ、両腕のハサミを振るう。

それを躱すと、轟音と共に地面が抉れた。

 

「ガァァァァァァァァッ‼︎」

 

怪物の顔となったビルゲニアの口が大きく開くと、そこから不気味な光を纏った電撃が放たれる。

なんとか電撃を躱し、クリスちゃんの時と同様にキングストーンフラッシュを浴びせようとするが、その度に奴は電撃を放とうとしてくる。

このままでは、邪眼の力を抑えられない。

その時だった。俺の耳にサタンサーベルの声が聴こえてた気がした。

サタンサーベルは自分にキングストーンの光を纏わせるように言ってきた。

だけど、奴の電撃攻撃でそんなことをしている隙はどこにも……

その時、突然ビルゲニア前に煙が立ち込めた。

 

「今の内よ、仮面ライダー!」

 

友里さんだった。

奴に隙を作るべく、友里さんが煙幕弾を撃ってくれたのだ。

 

「よし、キングストーンフラッシュッ‼︎」

 

俺はサタンサーベルを掲げ、キングストーンの光を纏わせる。

そして、太陽の輝きを放つサタンサーベルを邪眼が現れたビルゲニアの胸元目掛けて突き刺した。

 

「ギャァァァァァァァァァッ‼︎」

 

身体を貫かれ、身体から火花を散らしながら絶叫し苦しむビルゲニア。

すると、奴の胸元にサタンサーベルによって貫かれた邪眼が浮かび上がる。

邪眼が消滅すると、ビルゲニアは元の姿へと戻っていった。

 

「おのれ……か、仮面…ライダー………覚えて…いろ……お、俺は…何度でも蘇る……そして、貴様を倒し…………創世王と…なるのだ……!フハハハハハハッ‼︎」

 

ビルゲニアの身体から剣を引き抜くと、奴は不気味な笑い声を上げて爆散した。

 

「仮面ライダー!」

 

爆発が収まると、みんなが笑顔で駆け寄ってきた。

 

「やったわね仮面ライダー!」

 

「いや、俺一人の力じゃ奴を倒せなかった。友里さんの協力やみんなの声援があったからこそ、俺は奴を倒せたんだ。これはみんなの勝利さ!」

 

「ライダー…」

 

「ふふっ、なんかこの感じ、アニメみたいで凄く決まってるわよねぇ!」

 

「もぅ、すぐに調子に乗るんですから」

 

緊張感から解放されたからかみんなから笑顔が溢れる。

その時だった。突然地面が激しく揺れ出した。

この時、地下にいた俺達は地上で何があったのか知る由もなかった。




次回予告

光太郎と別れ、カ・ディンギル捜索を続けるクリス。
そんな中、フィーネが遂に本性を表し行動を開始する。
危機迫る東京スカイタワー。そして、カ・ディンギルがその姿を現す。
世界滅亡のカウントダウンが迫る中、クリスは命懸けの決断をする。
彼女の歌は世界を救えるのか?

次回、戦姫絶唱BLACK SHADOW
第17話 『絶唱!クリスの死』お楽しみに!

今作のヒロインをどう思いますか?

  • 姉さん女房な友里さんでしょ!
  • いやいや、ツンデレなクリスだ!
  • ここは一つ、ふらわーのオバちゃんで!
  • ヒロイン要らなくね?
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