戦姫絶唱BLACK SHADOW 作:ロヒシ&かづ えい子しょうゆ味
今回はいよいよフィーネとの最終決戦になります。
少し原作とは違う流れもあるかもしれませんが御容赦ください。
今作品もクライマックスに差し掛かり、個人的に思ったのが、「キングストーンフラッシュ使いすぎじゃね?」でした(笑)
BLACKって原作多分ここまでキングストーンフラッシュ使ってる事ないと思うんですよね。
便利に使いすぎたのは反省すべき点かなと思っています。
「逆サ鱗ニ触レタノダ。相応ノ覚悟ハデキテイルンダロウナ?」
リディアンの地下から現れた巨大な龍のような怪物。それは、ソロモンの杖を使って大量のノイズを取り込んだフィーネの姿だった。
龍の腹部が開くと、そこにはデュランダルを手にしたフィーネの姿があった。
ネフシュタンの鎧、ソロモンの杖、そしてデュランダルまで手にし巨大化したフィーネに俺達は対抗できるのだろうか?
「アニキ!」
と、そこへクリスちゃん達がやって来た。3人とも額に冷や汗を流し、不安気な表情を浮かべている。
「みんな、フィーネはあの邪眼に操られているんだ!」
そう言ってフィーネの額に浮かんだ邪眼を指す。
今回の一連の事件、クリスちゃんやビルゲニアに取り憑いていた謎の邪眼、アレはいったい何なんだ?いや、今はそんな事よりもフィーネを倒すことの方が先決だ。
「なら、一気にぶっ飛ばしてやる!」
新しいギアの力で飛行ユニットを展開したクリスちゃんがフィーネに向かってレーザー砲を一斉照射する。
だが、フィーネは腹部の部分を閉ざし攻撃を防いでしまう。オマケに直撃した部分の穴が再生していく。
翼ちゃんも響ちゃんも同時に攻撃するが、同じように破損箇所が瞬く間に再生していった。アレはきっとネフシュタンの能力だ。
ならばと、俺はサタンサーベルを掲げ、キングストーンの光を頭身に纏わせて斬りかかる。
しかし、さっきの戦いでネフシュタンの再生能力を上回っていたサタンサーベルで斬り裂いた部分は、響ちゃん達の攻撃を受けた部分と同じように瞬く間に再生していった。
「ハハハハハッ!無駄ダ無駄ダ!ソノ剣ガ如何ニ強大デモ無限ノエネルギーヲ持ツコノデュランダルノ敵デハナイ!」
フィーネが高笑いを上げる。
そうか、奴はサタンサーベルに対抗するためにデュランダルを取り込んだのか。
苦虫を噛み潰していると次の瞬間、龍の頭の部分が光ったかと思うと街が轟音と共に爆発した。
何て威力なんだ。このままじゃ、街が跡形もなく吹き飛んでしまう。
何か…何か弱点は無いのか?
俺はマルチアイでフィーネの身体をスキャンする。
すると、奴の手に持つデュランダルから膨大なエネルギーが全体に流れていくのが見えた。
そうか、つまりあのデュランダルを奴から引き剥がせば……!
と、同じ事を思ったのか、翼ちゃんとクリスちゃんと視線が重なりコクリと頷いてきた。
フィーネに気取られずに上手く合わせるしかない。
そして、最後の切り札は……
みんなが響ちゃんに視線を向ける。
響ちゃんは暴走こそしたが一度あのデュランダルを起動させて使いこなしている。おそらくこの中では彼女にしかデュランダルを扱えないだろう。
また暴走してしまう可能性はあるが、俺達は響ちゃんなら乗り越えられると信じている。
「いくぞ!」
「ハァァァァァァッ‼︎」
翼ちゃんが剣を巨大化させて腹部に穴を開ける。
そして、飛行ユニットに乗った俺とクリスちゃんが穴が閉じる前に内部に侵入した。
そして、その中でクリスちゃんが一斉砲火する。
爆煙が上がり、煙を逃すためにフィーネが閉じた腹部を開放する。
その瞬間、爆煙に紛れて俺はフィーネに向かって跳び、サタンサーベルでデュランダルを持つ腕を斬り飛ばした。
「チッ、貴様ッ!」
デュランダルを奪われたフィーネが顔を激しく歪ませ、俺を衝撃波で吹き飛ばす。
「クリスちゃん!」
「ちょっせぇ!」
地面に叩きつけられながらも俺はクリスちゃんに向かって叫ぶ。
そして、クリスちゃんが響ちゃんに向かって小型銃でデュランダルを撃つ。
「勝機を溢すな!掴み取れ!」
みんなの想いを乗せ、響ちゃんがデュランダルを掴み取る。
その瞬間、ドス黒いオーラが彼女の全身を包み込む。暴走の破壊衝動が勝つか、響ちゃんの意思が勝つか……いや、そんな心配は必要ないだって……
「屈するな立花。お前が掲げた胸の覚悟、私に見せてくれ」
「お前を信じ、お前に全部懸けてんだ。お前が自分を信じないでどうすんだよ!」
必死に破壊衝動に抗おうとする響ちゃんの手をにぎりながら、翼ちゃんとクリスちゃんが声をかける。
いや、彼女達だけじゃない。
「正念場だ!踏ん張りどころだろうが!」
「強く自分を意識してください!」
「昨日までの自分を!」
「これからなりたい自分を!」
「貴女のおせっかいを!」
「あんたの人助けを!」
「今日は私達が!」
「響ーッ‼︎」
「がんばれー、おねーちゃーん‼︎」
いつの間にか地上に出てきた未来ちゃん達も響ちゃんに向かって声をかける。
そうだ、響ちゃん。君は今までずっと誰かの為にと頑張ってきた。この声援は君がしてきた事が紡いだ見えない絆だ。以前の世界で、俺が戦いの中で紡いできたモノと同じように……
「姦シイ!黙ラセテヤルッ‼︎」
激昂するフィーネが、龍の身体から触手を伸ばして響ちゃん達を攻撃しようとする。
その時、響ちゃん達の周りを緑の淡い光が包み込み。彼女達を触手攻撃から防いだ。
「ッ⁉︎バカナ!コノ光ハ、マサカ……!」
その時、俺の耳に謎の声が聴こえてきた。
『南 光太郎。キングストーンの光をデュランダルに!』
何者かは分からない。だが、不思議と安心する…そう。何年も連れ添ってきた友のような、そんな温かな声……
「みんなの想いを、歌を、心を一つに束ねろデュランダル!キングストーンフラッシュッ‼︎」
ベルトのキングストーンが今までにない程の強い輝きを放つ。
キングストーンの光を浴びた響ちゃんの身体からドス黒いオーラが消え、デュランダルがより一層強い輝きを放つ。
「ソノチカラ…キングストーンノチカラダケデハナイ⁉︎何ヲ、何ヲ束ネタトイウノダ⁉︎」
「響合うみんなの歌声がくれたシンフォギアだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
デュランダルの光の刃が龍となったフィーネの身体を斬り裂く。
デュランダルを失い、再生能力が著しく低下したフィーネの身体は奴の断末魔と共に大爆発を起こした。
€€€€€€
最後の戦闘が行われた場所から少し離れた所で一人の男の姿があった。
ローブを纏い、顔を隠した男は、膝をつき、呼吸も荒く苦しそうに胸を抑えながらも戦いの決着を見届け、息を一つ吐いた。
その時、男の持つ携帯端末が鳴った。
『私です。いったいどういうつもりですか?……待ちなさい。貴方まさか……』
「心配、するな……少し休めば良くなる」
そう言って男は深く息を吐くが、通信機越しの相手は声を荒げる。
『何を言ってるのですか!貴方の身体は……いえ、今はそんな話をしているのではありません。何を考えているのですか?突然日本に行くと言って勝手に姿を消して、おまけに折角手に入れた
「すまないな。エキスはもう使ってしまった」
『何という事を……!アレは
「お説教なら帰ってからいくらでも聞くさ。それよりも、フィーネが倒された」
『ッ⁉︎分かりました。貴方が帰ってきたらこれからの事を話し合いましょう。マリアや調、切歌が貴方が帰って来ないので心配しています。』
「そうか」
『それから、口では帰ってこなくて良いと言っていますが、あの子も貴方のことを心配していますよ』
「ほぅ…なら、嫌がらせのために早く帰らないとな」
そう言って口元を緩めると男は携帯端末を切った。
「光太郎……」
背後に見えるリディアンの地を見ながら男は名前を呟く。
次回予告
フィーネを倒し、戦いに決着をつけたライダーと響達。
だがその時、地球に破滅をもたらす厄災が訪れる。
人々を、そして世界の平和を守る為彼女達は光と共に歌を紡ぐ。
次回、戦姫絶唱BLACK SHADOW
最終回 『光の流れ星』お楽しみに!
今作のヒロインをどう思いますか?
-
姉さん女房な友里さんでしょ!
-
いやいや、ツンデレなクリスだ!
-
ここは一つ、ふらわーのオバちゃんで!
-
ヒロイン要らなくね?