戦姫絶唱BLACK SHADOW   作:ロヒシ&かづ えい子しょうゆ味

36 / 41
お気に入り登録、コメントありがとうございます!ロヒシです。

今回は久しぶりに光太郎視点でのお話になります。
前回、調の台詞にツッコミを入れたかったかもしれませんが我慢してください(笑)我々もコメントいただいてから初めて気付きました(笑)
先のストーリーはもう決まってる筈なんですけど、今日何故か途中に海兵隊長や諜報参謀、金色の将軍様が出てきて『何でこの人達急に出てきちゃったの⁉︎』ってなってました(笑)

コメントなどいただけたら嬉しいです。


第12話 決闘!カ・ディンギル跡地

「マリア・カデンツァヴナ・イヴの纏う黒いガングニールは、響君の物と寸分違わぬということか……」

 

モニターに映し出された結果を見て、風鳴さんが重い口調で言葉を発した。

 

今日、俺達がリディアンの学園祭を回っていた最中、ノイズが出現したらしい。だけど、すぐに消滅したらしく、二課の人達が現場に駆けつけた時にはそこはもぬけの殻だったそうだ。

戦闘があったと思しき痕跡と、ノイズ被災者と思われる炭の塊が大量に発見された。

そして、その戦闘を目撃していた子供達もいたらしい。

その子達の証言によれば、杖を持った男がノイズを召喚していたという。つまり、ウェル博士だ。

だけど、そのノイズを仮面ライダーがやっつけてくれたと、子供達は目を輝かせて言ったそうだ。

俺はリディアンにいたから、その子達を助けた仮面ライダーは俺ではない。つまり、シャドームーンということになる。

ということは、この戦闘はF.I.S.によるものなのか?だとしたら、奴らと戦っていたのは誰なんだろ?

それに、シャドームーンが子供達を助けたというのも気になる。

信彦がゴルゴムの世紀王だった時、シャドームーンは子供でも容赦なく殺そうとしていた。そのシャドームーンが子供の命を救った。

信彦……お前はいったい何を考えているんだ?

 

学園祭の勝ち抜きステージに調ちゃんと切歌ちゃんの2人が現れ、クリスちゃんに勝負を挑んだ。

けど、その途中で何故か彼女達は逃げ出し、俺達に決闘を申し込んできた。

その時に風鳴さんから連絡を受け、一連の騒動の話を受けていた後に、マリアの纏う黒いガングニールの結果が報告された。

その結果を受けて、司令室に思い空気が流れる。

 

「考えられるとするなら、米国政府と通じていた了子さんが、ガングニールの欠片を持ち出して作られたってことか…」

 

「だけど妙だな。米国政府の連中は、フィーネの研究を狙っていた。F.I.S.なんて機関があって、シンフォギアまで作っていたのならその必要はなかったはず…」

 

「政府の管理から離れ暴走しているという現状から察するに、F.I.S.は聖遺物に関する技術や情報を独占し、独自判断で動いているとみて間違いないと思う」

 

「自国の政府まで敵に回して、いったい何を企んでいるというんだ……それに、シャドームーン。南君と同じく体内にキングストーンを宿したもう1人の仮面ライダー。彼が何故F.I.S.と行動を共にしているのも謎だな」

 

みんなで唸り声を上げながら考え込んでいると、あおいさんがちょっと気になる事があると言った。

 

「シャドームーンって、ライダー…いえ、ブラックサンと同じ世紀王の1人なのよね?」

 

「はい、そうですけど…」

 

「ライダーのポテンシャルは、シンフォギアよりも上だった。シャドームーンも同等の力を持っていると考えたらF.I.S.に協力しているっていうのが変だなって。だって、光太郎君の世界ではゴルゴムのトップで率先して指揮を取ってたわけでしょ?それなのに、裏で支援しているだけっていうのが引っかかって…」

 

確かにそうだ。

あの時シャドームーンは、F.I.S.に力を貸していると言っていた。

もしも、以前のシャドームーンならそんな事はせず、F.I.S.を自分のものにして指揮を取っているはずだ。

 

「それに、死んだはずのシャドームーンがどうやって復活したのかも気になってたの。ほら、ビルゲニアはあの邪眼の力で蘇っていたでしょ?でもシャドームーンは…」

 

「ッ⁉︎そういや、ライダーのキングストーンフラッシュを喰らってもなんともなかった!」

 

「じゃあ、今回の事に邪眼は関係ないってことなのかな?」

 

「それは分からんが、とにかく今は連中の言う決闘の合図を……」

 

その時、けたたましい警報音が鳴った。どうやらノイズが現れたらしい。

コレが彼女達の言っていた決闘の合図か?

 

「位置特定。ッ⁉︎ここは!」

 

「どうした⁉︎」

 

「東京番外地、特別指定封鎖区域…」

 

「カ・ディンギル跡地だと⁉︎」

 

藤尭さんの報告に息を呑んだ。

カ・ディンギル跡地。俺達がフィーネと決着をつけたあの場所……

向こうにどういう思惑があるのかわからないまま、俺達は現場に向かった。

 

 

 

満月が崩壊したカ・ディンギルを照らす中、ソロモンの杖を持ったウェル博士とゲドリアンが、不敵な笑みを浮かべて俺達を待っていた。

 

「調ちゃんと切歌ちゃんは?」

 

「あの2人は謹慎中です。余計な事をされてもたまりませんからね。装者達は僕が相手をします。君はライダーを」

 

「言われるまでもねぇ。仮面ライダー、今度こそお前をブッ殺してやる!」

 

ウェル博士がソロモンの杖を振るいノイズを召喚し、ゲドリアンが飛びかかってきた。

 

それを皮切りに響ちゃん達は聖詠を唱え、俺は変身する。

 

「ヒャヒャヒャヒャッ‼︎」

 

ゲドリアンの攻撃を躱し攻撃を放つが、ゲドリアンもそれを難なく躱す。

 

「シャーッ‼︎」

 

「ライダーパンチッ‼︎」

 

俺とゲドリアンの拳が激しくぶつかり合い、その衝撃でお互い後ろに吹き飛ばされた。

 

「チッ、ちょっとは強くなったみたいだなぁ。だが、オレ様の敵じゃ……」

 

カシャン、カシャン……

 

その時、ゲドリアンの背後から聞き覚えのある金属音が聴こえてきた。

そこに立っていたのは、月の光に照らされて銀色の輝きを放つシャドームーンだった。

 

「シャドームーン!テメェ、黙って見てろって言っただろうが!」

 

「手出しはしない。お前がブラックサンを倒すと言うからそれを見届けてやろうと思っただけだ」

 

「チッ、嫌味な野郎だぜ!」

 

「シャドームーン、お前達はいったい何を企んでいるんだ⁉︎ゴルゴムの時のように、また世界を征服しようとしているのか⁉︎」

 

「世界征服ぅ?ヒャーッヒャヒャヒャッ!違うぜ仮面ライダー。俺達がやってるのはなぁ〜人類の救済ってやつさ」

 

「人類の…救済?」

 

「そうさ。アレが何か分かるか?」

 

そう言ってゲドリアンが宙を指した。その先にあるのは…まさか!

 

「そう!そのまさかさ!お前らの戦いで欠けちまったあの月が地球に落っこちてくるんだよ!」

 

「バカな⁉︎もしそれが本当ならもっと大騒ぎに…」

 

「言うわけねぇだろ!月が地球と激突する〜なんて話になったら暴動が起きて収まりがつかねぇからなぁ」

 

でも、たとえ世間には公表できなかったとしても、月の落下に対処するために政府機関が裏で対策会議をするはず。

けど、風鳴さん達からはそれらしい話を一切聞いたことがなかった。

ということは……

 

「そういう事だブラックサン。人間、それも特権階級の者は問題ない対処するのではなく、自分達だけがいかにして助かるかしか考えていないのだ」

 

「じゃあ、お前達の目的は…」

 

「オレ達は、その極大災害から人類をできる限り救ってやろうって行動してるだけさ」

 

「なら、こんな事している場合はないハズだ!本当にそんな事になってるなら、戦うんじゃなくて、力を合わせて…」

 

「うるせぇんだよ!オレはなぁ、ホントなら人類がどうなろうが知ったこっちゃねぇ。マム達がやってるから協力してるだけだ。オレはなぁ、テメェが憎いんだよ。オメェさえいなきゃ、オレはこんな身体にならずにすんだんだ!」

 

激しい憎しみの感情を俺にぶつけてくるゲドリアン。

しかし、俺はゲドリアンの言葉の意味がわからなかった。いったい何があったというんだ?

だが、俺がゲドリアンそれを訊く前に襲いかかってきた。

 

「仮面ライダー、テメェをオレ様の爪で引き裂いてやるぜぇぇ‼︎」




次回予告

カ・ディンギル跡地で激突するライダーとゲドリアン。
ゲドリアンの鋭い爪と牙がライダーを襲う。
今こそ、特訓の成果を見せる時だ!
変身、仮面ライダー!

次回、戦姫絶唱BLACK SHADOW G
第13話 『炸裂、新必殺技!』お楽しみに!

現時点でのヒロインは?

  • そりゃあ、あおいさんでしょ!
  • 何を言う、クリスに決まってる!
  • だからふらわーのおばちゃんだって!
  • 他の人はヒロインに昇格しないの?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。