語られなかった者たちの饗宴   作:ゆくゆく

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久しぶりに書いたせいで駄文が生成されましたァ!


難易度いんふぃにてぃ

 「……ほぁぁ……」

 

 「……」

 

 「ふぅ……」

 

 「…………」

 

 「ぁー……」

 

 ……最近我が妹の様子がおかしい。気だるげに床に転がっていたかと思えば急に精力的に動き出したりと制御システムに致命的なバグが発生しているんじゃないかと言うレベルである。

 

 なんだ? 俺が何かしたか? 誕生日はまだ先、特に瑠美の服を汚したりした覚えもない。というかそんなことをしたら今頃俺のゲーム達は世界流通の中にある。

 

 「……ねぇ、お兄ちゃん。ちょっと相談があるんだけど」

 

 「お、おう! なんだ……? 」

 

 「何でそんなにキョドってるのよ……まあいいや。お兄ちゃんってさぁ」

 

 いや、何でってこんな瑠美初めて見たか「好きな人とかできた経験ある? 」ほわあああああああ!?!?

 

 いやいや、待て待て待て! 最近瑠美の様子がおかしいのはつまり()()()()ことなのか!? だ、誰だ?クラスの男子か? くっ、お兄ちゃん認めませんよ! 瑠美と付き合いたいなら俺を倒してからに……!

 

 「……何か変なこと考えてない? 」

 

 「ソンナコトナイデスヨ」

 

 「はぁ、やっぱりお兄ちゃんに相談しても無駄かぁ……行ってきまーす」

 

 「ちょ、待てどこ行くんだ」

 

 「紅音の家でべんきょーかい。夕方くらいには帰ってくるよー」

 

 「えぇ……」

 

 お兄ちゃん、さっきの話気になるんですけど……あ、もう行きやがった。ちくしょう、気になるな……鉛筆の野郎何か知ってねーかな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆

 

 「……あれ、居ないのかな」

 

 呼び鈴を押しても反応はない。今日は親は居ないって言ってたけど……買い物にでも行ってるのかな? にしても……

 

 「……はぁ」

 

 最近私の心はある人物によってかき乱されている。

 

 「あ、瑠美ちゃん! ごめんね、待たせちゃった? 」

 

 「ああ、紅音。大丈夫だよ、今来たとこ」

 

 紅音……隠岐紅音。私の同級生にして親友。そして私の心をかき乱す要因。

 

 いつからだろうか、彼女の事を単なる友人として見られなくなったのは。……恋愛対象として見るようになったのは。いや、そんなことは今はどうでもいい。それよりも重要なのは、

 

 「えへへ、じゃあ入ろっか! 」

 

 「んきゅ……う、うん」

 

 スキンシップが過剰すぎるんだよ、この子!! 単なる友人だった頃は単純に嬉しかったけど今は簡単に喜べなぁい!!

 

 ……そう、私の心がかき乱されているのは同性に恋愛感情を抱いているからでも、親友のことを恋愛対象として見ているからでもない。このスキンシップのせいなのだ……うう、今日は紅音の親も居ないらしいし……我慢できるかなぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何も……無かった……!

 

 いや、そりゃあ勉強会ですし紅音からしたら私は単なる友人な訳で何かが起こるわけもないんだけど。

 

 「あっ、そうそう。天音永遠さんの雑誌買ったよ! 凄いよねぇ、この写真とかすごく綺麗……」

 

 んみゅぅ……これもまた最近のお悩みの1つ。紅音がトワ様に興味を持ってくれてるのは非常に喜ばしいことなんだけど……トワ様に嫉妬してしまうのだ。

 

 だぁって! トワ様の写真を見ている時の紅音の顔と言ったらとても可愛らしくてつい襲……んん"……そういう顔を私にも向けて欲しいなと思ってしまうのだ。

 

 ……正直嫌になる。紅音は大切な友人だしトワ様は尊敬する人。そんな人達にこんな独りよがりの感情を向けていることが。でもだからといってどうこう出来るものでもないし……

 

 「……はぁ」

 

 「……ねぇ、瑠美ちゃん。最近ちょっと様子変だよ? なんか疲れてるみたいって言うか……何か私に出来ることがあったら言ってね」

 

 「……ん、大丈夫大丈夫。ごめんね心配かけっ……!? 」

 

 「瑠美ちゃん……友達だから何でも言って、なんて言う気は無いけど。それでも何か私に思ってることがあるなら言って欲しい。瑠美ちゃんとは言いたいことを正直に言えないような関係に……成りたくない」

 

 「……」

 

 ……本当に、本当にこの子はどこまで純粋で美しいんだろうか。至近距離で紅音の顔を見上げながら思う。きっとこの子なら私の恋情を台無しにするようなことはしない。そんな気はしている。だけど……だけれども

 

 「ごめんね、ちょっとまだ言えないかも」

 

 「……そっ、か。うん、瑠美ちゃんがそう言うなら無理強いはしないよ」

 

 「でも、でもね! いつか必ず言うから……その時まで待っててくれる……? 」

 

 「うん! もちろん!! 」

 

 満面の笑みと共に強く体に回される腕。その笑顔は私に彼女を好きになってよかったと改めて実感させてくれる……うん? 体に回された腕?

 

 ……

 

 …………

 

 

 ………………

 

 

 「きゅう」

 

 「え!? 瑠美ちゃん!? 瑠美ちゃああああん!!! 」

 

 紅音が必死に呼びかけてくるが……私の意識は幸せの海に沈んでいるんだぁ……そんなことを思いながら私は意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 ◆  【鉛筆騎士王】

 

 サンラク: なぁおい

 

 サンラク: ちょっとばかし聞きたいことがあるんだが

 

 鉛筆騎士王: どしたの? 特に今のところ鉄砲玉の仕事は無いよ?

 

 サンラク: お前はいつから鉄砲玉用ハロワに就職したんだ

 

 サンラク: いや、そうじゃなくてだな

 

 サンラク: 瑠美の好きなやつとか知ってたりするか?

 

 鉛筆騎士王: 瑠美ちゃんの? 私じゃなくて?

 

 サンラク: いや、それならまだいいんだが……かくかくしかじかで

 

 

 

 

 鉛筆騎士王: マジ!? 瑠美ちゃんに好きな人が!?

 

 鉛筆騎士王: え、どうしよう。姑の気分になりそう

 

 鉛筆騎士王: とりあえずこっちでもそれとなく聞いては見るからサンラクくんも何か進展あったら教えてね!

 

 サンラク: ああ、頼むぞ。

 




続く可能性はあるかも知れないし無いかもしれない。多分ない。
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