戦姫絶唱いない<Infinite Dendrogram> 作:haneさん
プロローグ 第一次騎鋼戦争(前編)
□2045年1月 【大君主】防人
この国の一大事に出遅れた。
言い訳はしない。戦場に遅参したとクソ親父に知られたら大目玉だが、あの者達に出し抜かれたのは事実だ。
「団長閣下! 見えました、既に開戦しています!」
「……やっぱり間に合わなかったか」
ドライフ皇国と私が所属するアルター王国の戦争。
それは、<Infinite Dendrogram>のサービスが開始されてから初めての<戦争結界>を使用して行われる対外戦争。
一般ユーザーにとっては初の戦争イベントの為、<Infinite Dendrogram>内だけでなくリアルでもネット掲示板、SNSなどで話題沸騰となり<Infinite Dendrogram>ユーザーであれば知らぬ者などいない一大イベントとなった。<防人>ロールしている身としては、報酬の有無にかかわらず参戦するつもりだった。
そう、参戦する『つもり』だったのだ。
「レジェンダリアの連中、やっぱり裏で繋がっていると思います?」
索敵役として連れてきた<マスター>にして我がクランのメンバー、ボレルが遠くに見える戦場を監視しながら話しかけてくる。
「指名手配されている連中だから裏で繋がっていても不思議じゃないさ」
「一応アルター王国とは同盟関係なんですがね」
「あの国は<マスター>の指名手配が一番多い国でもあるから」
戦争に参戦する為の準備は順調だった。
王国クランランキング二位のクランとして、参戦しない選択肢は存在しない。特にランキング一位の<月世の会>とアルター王国の交渉が決裂した以上、我々の参戦はマストだった。
「仕方ありません、アレを対処しない選択はありませんでした」
「静」
自分の選択に悩んでいると、<Infinite Dendrogram>内で私の副官を務めている<マスター>静が話しかけてきた。
彼女の名前の由来は静御前から来ており、彼女のリアルの立場を知るクランメンバーからは愛人ポジションと馬鹿にされている。
主に私が、だが。
「【魔王】も動いているという報告もありました。治安維持の為にも<超級>に対応出来る戦力は残しておく必要があります」
「わかっている。結局はただの愚痴だ」
レジェンダリアとの国境を国王陛下から任されている以上、陽動と分かっていても<マスター>のテロを野放しには出来ない。
だからこそ、戦力の大部分を残し少数精鋭で戦場へ向かっているのだ。
「焦りは禁物ですよ、坊っちゃん」
「坊っちゃんは止めろ」
操舵室から焦る私を諫めるフランク・ディ・ジェモン。
彼は我々が移動に使用している<エンブリオ>の<マスター>だ。
「リアルの年齢そんなに違わないだろ」
「まあ、それでも坊っちゃんは坊っちゃんですから」
フランク・ディ・ジェモンのリアルでの父親は長年我が家のお抱え運転手をしている。
その関係で彼は父親を真似て私を坊っちゃんと呼ぶが、彼と我が家の間に父親のような雇用関係は無い。
「デンドロでは坊っちゃんのお抱え運転手みたいなもんじゃないですか」
フランク・ディ・ジェモンの<エンブリオ>はTYPE:ギアのカローンだ。
当初はバイク型の<エンブリオ>であったが進化を重ねる毎に姿を変え、<上級エンブリオ>に進化してからはクルーザー型、到達形態:Ⅴの現在は飛空艇型の<エンブリオ>に進化している。
クルーザー型から進化したからか、現代的な白い船が空を飛んでいるのが少しシュールだと個人的には思っている。
どうせなら日本の某有名RPGのように帆船型の飛空艇に進化すれば良かったのに。
「貴方の<エンブリオ>が運ぶ事に特化しているのが悪いのです」
「だからと言って人をパシリ扱いしないでくださいよ、副官殿」
「便利なのだから良いではないですか」
静が言うように、カローンは人を運ぶ事に特化しているのでパーティの足に最適なのだ。特に我がクランの拠点は王国南部、レジェンダリア国境付近の街なので王都への足として定期的にお世話になっている。
「便利な足ですが、監視は必須なんですからサボらないでくださいよ」
「ほら、副官殿。ボレルにだけ監視を任せちゃ可哀そうですよ。お仕事、お仕事」
「……私の目視での監視よりボレルの<エンブリオ>の方が優秀だと思うのですが」
カローンは人を運ぶ事に特化した<エンブリオ>なので、この飛空艇はパーティ六人分の住居スペースが用意されている。速度も巡航速度で時速130キロは出るし、<エンブリオ>の固有スキルを使えば数十分だが亜音速は出る。
しかし、欠点もある。
あくまで乗り物の<エンブリオ>なので操縦は必要だし、<K&R>に所属する<マスター>の<エンブリオ>のようにオートで障害物を避けてくれないし、ステルス性能ゼロなので普通にモンスターに襲われもする。
「今気が付いたんだけど、私と静が戦場に降りた後どうしようか? この船完全に無防備だよね」
現在カローンに乗っているのは4人。私に静、ボレル、フランク・ディ・ジェモンだけだ。
この4人の中で私と静の2人は戦場で船を降りる予定なので、船に残るのは船員系統上級職【船長】のフランク・ディ・ジェモン、斥候系統と諜報系統の上級職を取得しているボレルの2人しかいない。
「一応自分の監視網があるので逃げ回りますよ」
ボレルの<エンブリオ>、ジョブは情報を取得する事を得意としている。諜報系統は東方で言えば隠密系統にあたるジョブで、【隠密】とは違い機械系のアイテムを使用するスタイルとなっている。
簡単に言えば、世間一般的な忍者とスパイの違いである。
「それじゃ、それで」
「軽いですね団長閣下」
「<マスター>にとって、ここはゲームだからね」
少なくとも普通の人間にとっては<Infinite Dendrogram>はゲームだろう。リアルでの少々特殊な生い立ちから、ある程度この<Infinite Dendrogram>の事情を知っている私もゲームとしてこの世界を遊んでいる。
もっとも、ゲームだとしても防人ロールである以上は真剣だし、ゲームだからこそ真剣に国盗りロールも同時に行っている。真剣だからこそ面白いのだ。
「あ、戦場の様子を捉えました」
ボレルの<エンブリオ>はTYPE:レギオン・カリキュレーター。無数の子機を飛ばし、子機が収集した映像、音、温度、湿度、風速、磁気などの情報をボレルが持つ親機に集約、親機で情報処理を行うエンブリオだ。
演算能力はカルディナの超級【撃墜王】が持つ<超級エンブリオ>の下位互換だが、ボレルの<エンブリオ>が勝る点もある。
あちらは自身の周囲で起こる危険しか把握出来ないが、ボレルの<エンブリオ>は子機さえ飛ばせば<Infinite Dendrogram>内の何処でも観測する事が出来る。
ちなみに子機は<エンブリオ>だが機械であり、ボレルは自身が使用する機械系アイテムを隠蔽する能力を持つ諜報系統の力を使い、子機に強力な隠蔽能力を持たせる事が出来る。
その為、変態と呼ばれるレジェンダリアの<マスター>達のように、我がクランメンバーからは”覗屋”ボレルと呼ばれている。何を覗いて”覗屋”と呼ばれているかは本人の名誉の為にも秘密である。
「どんな状況?」
「やっぱり王国が押されていますね。<マスター>の数が圧倒的に違います」
「戦争イベントとしては、明確に報酬を用意したドライフ皇国の対応が正しかった事が証明されたか」
今回の戦争において、参戦した<マスター>に報酬を提示したドライフ皇国に対し、我らがアルター王国は<マスター>に報酬を提示していない。
その為、<マスター>の参戦数に差が出るのは事前に予測出来ていた。
「しかし、王国側も当初の予測以上の<マスター>が参戦しています。報酬は提示されていませんが、戦功をあげて団長閣下の二番煎じを狙う層が一定数いるようです」
「私は奇特な例だから、よっぽどの戦功をあげないと無理だと思うけど」
私は重要な役職に就く事が出来ない<マスター>ではあるが、アルター王国において重要な地位に付いている。公的な立場としては<月夜の会>の【女教皇】以上の権限と権力を持っているのだ。
「戦況は?」
「細かい動きは無視すると、戦場は大きく三つに分かれています。一つは国王陛下と近衛騎士達が<叡智の三角>のオーナーとサブオーナーと対峙、その他にも【天騎士】と【魔将軍】が、【大賢者】と【獣王】がそれぞれ対峙しています。どの戦場も王国側が劣勢です」
名前が挙がったドライフ皇国の<マスター>はランカーだ。それも各ランキングのトップに君臨する最上位の<マスター>達である。
「……【大賢者】はあきらめよう。一手足りない」
「見捨てるんですか?」
「助けようにも”物理最強”の【獣王】が相手では無理だ」
これが”技巧最強”なら手の打ちようはある。リアルで学んだ武術で”技巧最強”と呼ばれているが、それはこちらも同じ。リアルでの決闘で勝っているので問題ない。ステータスに差が無い以上、リアルでの決闘と同じ結果になるだろう。
しかし、ステータスが圧倒的に上回る”物理最強”はどうしようも無い。攻撃を当てられてもHPを削れなければ<Infinite Dendrogram>の世界では意味が無いのだ。
「でも団長閣下の<エンブリオ>なら」
「アレなら”物理最強”の防御を抜く自信はあるけど、HPを全損させられる確信が無いし、単発スキルだから」
ボレルの信頼は嬉しいが、私が”物理最強”と戦って勝てる確率は限りなく低い。
身内からは”騎士王”と通り名で呼ばれ、敵からは”一発屋”と呼ばれる程度の実力はある。
しかし、仮に圧倒的ステータスを背景にした防御力を抜いたとしても、”物理最強”の2000万近いHPが次の壁となる。頭部や心臓を破壊して即死させる手もあるが、それは”物理最強”も分かっている。
「レベル制MMOの悲しい所だよ。リアルなら何とかなるんだけど」
「……普通ならリアルでのダイレクトアタックって意味なんでしょうけど、団長閣下は違う意味なんでしょうね」
「開幕、アダム直伝の黄金錬成からの弦十郎兄貴直伝の拳でフルボッコ」
本当にもどかしい。リアルであれば”物理最強”【獣王】にも勝てる自信がある。
しかし、ここは<Infinite Dendrogram>の中であり、この身はただの<マスター>だ。そして残念な事に、私はまだココの法則を超えられる程の力をまだ持っていない。
「リアルチート過ぎてゲームのキャラよりリアルの方が強いって、ちょっとチート過ぎません?」
「本当のリアルチートは<Infinite Dendrogram>出来ないから私は普通です」
まあ、そこまでのリアルチートは先生以外、あの【破壊王】の姉しか会った事無いけど。
「それで、私と閣下。どちらがどちらを担当します?」
「静が【魔将軍】、私が<叡智の三角>を相手にしよう」
【魔将軍】は<超級>、<叡智の三角>のオーナーとサブオーナーはどちらも準<超級>。
どちらも一癖も二癖もある相手である事は間違いない。
「承知しました」
【魔将軍】との相性を考慮すれば、私よりも静の方が適任だろう。神話級悪魔単体なら私でも対応出来るが、物量で押されると流石にキツイ。
「あっさり決まりましたけど、ホントに【大賢者】は見捨てて良いんですか?」
「助けようにも助ける手段が無い。それに、自業自得ではある」
「【大賢者】がこの戦争を画策した確固たる証拠はありませんがね」
「歴代フラグマンの”化身”に対する執念を考慮すれば、黒に近い灰色ってところか。でも、<エンブリオ>を持つ<マスター>を忌み嫌う姿勢を考えれば間違いないだろう」
私は王国の国境を預かる身であるので、国王陛下や王国上層部との交流は王国所属の<マスター>の中では随一だろう。
だからこそ、本人は隠しているであろう<マスター>への嫌悪を察する事が出来る。
「【大賢者】と立場になって考えれば、侵略者である”化身”と”化身”の力を持つ<マスター>の戦力調査は必須だ」
この身は”防人”にして”剣”。国を、そこに生きる人々の暮らしを守る事は我が家の生業。
だからこそ、侵略者との闘いを諦めていない【大賢者】の執念は理解出来る。
逆の立場であれば、恐らく私も同じ事を考えたに違いない。
「それに、【大賢者】は元”魔法最強”。もしかすると”物理最強”に勝てるかもしれない」
「……本気で思ってます?」
「まあ、無理だろう。けど【破壊王】も言っていたけど、小数点の彼方だろうと可能性はゼロじゃない」
もっとも【大賢者】の、フラグマンの特性を考えれば、恐らくこの戦争では勝ちを狙わないだろう。
フラグマンは【大賢者】であると同時に煌玉獣シリーズの産みの親であり、対”化身”用決戦兵器の開発者だ。歴史に埋もれた決戦兵器が残っている可能性もあるし、本人が健在である以上は何処かで最新の対”化身”用決戦兵器を開発している可能性もある。
「積極的に勝ちを狙わない場合は、何処かで対”化身”用決戦兵器を開発中の可能性が高いか」
この戦争で”物理最強”の力を見極め、その情報を対”化身”用決戦兵器に反映させる。
勝てないなら、勝てる兵器を作る。それが出来るのがフラグマンの強みだ。
「旦那様、考え込むのも良いですが、そろそろ」
「ああ、そろそろ戦争の時間か」
【大賢者】の思惑、ドライフ皇国の思惑、ちょっかいをかけてきたレジェンダリアの思惑。
色々と考えるべき事は多いが、まずは目の前の戦争だ。
あと、静は私を旦那様と呼ぶが、彼女とはそのような関係では無い。リアルにおいて肉親以外で一番親しい女性の一人ではあるのだが、今の所は健全な関係だ。
「相変わらず団長閣下と静さんは怪しい関係ですね」
「私と旦那様は特別な関係ですから」
彼女は私の乳母の娘、物心つく頃から実の妹のように育った間柄だ。
あと、自慢では無いが私の実家は歴史、格式、財産、権力、おまけに頭の固い親族が大量にいる名家である。その為、周りの親族から静は私の妾として見られているし、本人も自身がそのように見られている事を承知している。
しかし、リアルの静はあくまでも私を兄として慕うが、旦那様、とはけして呼ばない。そう呼ぶのは<Infinite Dendrogram>内だけだ。
静御前を由来としたプレイヤーネームと合わせ、それが彼女のロールプレイらしい。
「それはそうと彼女達は?」
「船室で歌っていたので声をかけてきました」
「彼女は本当に歌が好きだね」
「……本当に私の<エンブリオ>なのか自信が無くなります」
私と静の<エンブリオ>はメイデンだ。
<Infinite Dendrogram>を始めるにあたり本気でゲームを楽しむと決め、防人ロールでゲームを始めたら<エンブリオ>がメイデンとして孵化したのだ。
「<エンブリオ>は<マスター>のパーソナルに応じて進化するって言うね」
「私にとっての”歌”は、ただの手段で道具です」
「でも、私は<マスター>の”歌”が大好きです!」
突然会話に入ってくるアイドルのステージ衣装のような服を着た元気っ子。
この元気っ子が静の<エンブリオ>、ガングニールだ。
「……私は大嫌い。何も掴めなかった”歌”だもの」
「身共も静殿の”歌”は好きじゃよ」
ガングニールに続き、カローンの船室から出てくる我が<エンブリオ>。
こちらは和服姿でお淑やかな雰囲気だが、私のパーソナルに影響されているのか戦闘狂の気質を持ち合わせていた。
自分は脳筋なのかと悩んだ事もあるが、あの親の子なので仕方ないと最近はあきらめている。
「それにこやつと違って上手いしの」
「? うん、<マスター>の”歌”って綺麗だよね」
サラッと嫌味を言う我がエンブリオ。彼女は誰に似たのかサラッと毒を吐く事がある。
ガングニールは静と違い、”歌”は好きなのだが技術などは反比例してしまっている。
誤解を招く言い方になるかもしれないが、某ネコ型ロボットアニメに登場するガキ大将と同レベルなのだ。
「……身共はガングニール殿の”歌”も元気があって好きですよ」
「ありがと! ムラクモちゃん」
苦しい。大変苦しいお世辞だ。
それしか褒める点が無いと言っても良い。
歌唱力はあるが”歌”が嫌いな<マスター>と、歌唱力は無いが”歌”が好きな<エンブリオ>。
お互い長所同士が合わされば最強なのだが。
「さて、戦場も近い。さっさと終わらせよう」
この和気あいあいとした雰囲気も好きだが、そろそろ戦争の時間だ。
リアルで実戦は経験済みだが、戦争は未体験。防人として鞘走らずにいられない。
「それに今日は姉さんのライブがあるから、早めにログアウトしないと」
「ああ、ツヴァイウィングのライブ今日でしたっけ」
「フランク、お前そんな無関心な事言っていると姉さんにぶん殴られるぞ」
「使用人には優しい方なので大丈夫ですよ。それに活動拠点をロンドンに移してからは情報が入ってこないので」
「フランクさんがアンテナ張ってないだけですよ」
ボレルとフランク・ディ・ジェモンの言い合いを見ていると、ここまで来たんだという感慨深い気持ちになる。
<Infinite Dendrogram>で遊べる世界に転生したのに、この世界は色々と問題がある世界だった。
問題解決の為に奔走しなければ、2043年7月の<Infinite Dendrogram>サービス開始も危うかっただろう。
何しろ、私の世界はサービス開始一か月前にルナアタックが起こる世界だったのだから。
「……天羽奏」
「やっぱり意識しちゃう?」
「選ばれなかった身なので」
ツヴァイウィングで盛り上がる男二人と違って静の顔は暗い。
適合者になれなかった、それが静の劣等感の根っこ。
特に天羽奏は制御薬「LiNKER」を過剰投与することにより後天的に適合者になった事から、同じく適合係数が低かった静には思うところがあるようだ。
それに、ガングニールの適合者は多いからな。
「……先に行きます。ガングニール」
「はーい! 行きましょう<マスター>!」
居た堪れないのか静は顔を伏せ船首へと足を進める。
そして<マスター>の声に反応したガングニールの姿が人型から変化する。人型から変化した姿はペンダント。
これが静の<エンブリオ>のカタチ。多くの<マスター>は戦場で槍を振るう静を目撃している為、このペンダントを<エンブリオ>の第一形態だと思っているが、それは違う。
静の<エンブリオ>の形態はメイデンとしての人型と、このペンダント型の二つしかない。
「ある程度手の内が分かっているとは言え、相手は超級だ。気をつけて」
だが、見る者が見れば理解する。静の<エンブリオ>はシンフォギア型の<エンブリオ>だと。
かつて、静がリアルで求めた力がシンフォギア。聖遺物の欠片から生み出された力であり、使用する為には適合係数という資質が必要になる力であった。
「……はい」
消えそうな声で答えた静は、そのままカローンの船首から身を投げた。
……<エンブリオ>があるので大丈夫なのだが、リアルのシンフォギアを真似て出撃しなくても良いのに。
彼女の無事を知らせるように彼方から聞こえてくる静の”歌”、シンフォギアの力を発動する為の聖詠が聞こえてくる。
ちょちょこ書いていたのですが、折角なので投稿してみました。
原動力になるので面白かったら評価宜しくお願いします。