天華百剣での二次創作。
とある人とのTwitterの会話で思い付いた内容です。

とりあえず、設定的にゆきちゃんは幼馴染みで一歳年下で普通の女の子で現代にいたら?的な発想です。

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【天華百剣-斬-】もしも、巫剣が学生で存在してたら(不動行光編)

最近、思う事があるんですよー。

なんで私の事をちゃんと見てくれないんですか~?って。

 

「ふう、今日も授業が終わったな~」

「せ~んぱい!」

「うお!?なんだゆきか。どうかしたのか?」

彼は私の一つ上の幼馴染みで瑠璃先輩。

名前が女みたいなので、昔は男っぽい女の人で頼れる人と思ってました。

後で本当に男の人って聞いて吃驚したのは内緒です。

「いやー。普通にお願いがあるんですけど…」

「ん?なんだ言いにくそうに…」

「ちょっとこの前のテストで赤点ギリギリだったんですよ。だから先輩の力を借りたいんですよ」

勿論口実だ。私は普通に色々と普通に一緒に居て、そして普通に過ごせる先輩と一緒にお話ができる。そんな今が好きだから、こうして口実を作って遊んだりできるように誘っているのだ。

「とか言って、前回メッチャ遊んだじゃねーか」

「あはは、そのせいで今回ヤバイかも知れないんで。なんでしたら、勉強代は私の身体でお支払しますよー?」

「はいはい。そう言うのは少しでも脈有りそうな奴にやろうなー。」

先輩は性格が硬いせいでこうやって誘うと普通に遊びと思って返してしまう。わりと本気で思ってるんですけど…上手く伝わらないんですよね。

 

この後、先輩はなんだかんだと私の家で勉強も見てくれます。それに勉強が終わった後も遊びに誘う事もできます。

そんな楽しい時間がずっと続いて、いつか二人は恋人に…なんて夢を少し見てました。

 

「ねぇ?ゆきっちの幼馴染みの先輩っているじゃん?」

「うん。どうしたの?」

「ちょっとさっきなんやけど、靴箱から手紙が出てきたのを見てな。もしかしたら告られんちゃうかなーと思って…ほら、ゆきっちってホの字って言ってたやん。やからこのまんまやと盗られちゃんちゃうかな…って」

それを友達から聞いた瞬間、私はちょっと嫌な…いえ、かなり嫌な思いが過りました。

もしかしたら、私のこの思いが片想いで終わってしまうかも知れないって…そんな思いが。

私はどうするか悩みました。

そして、その日の放課後に先輩に会わずに帰りました。

もしかしたら告白に成功した私以外の誰かと一緒に仲良くしてるかも知れない。そんな悲しい思いのまま暫く過ごして居ました。

 

そんなある日の事です。

偶然お昼に屋上でのんびりご飯を食べながらいると、誰かが登ってくる気配がしました。私は咄嗟に隠れて様子を見てみると驚きました…。

(えっ!?先輩!!なんで屋上なんかに…)

そう思って隠れながら様子を見ていると、別の誰かの気配が登ってくるのを感じました。

扉を開けて出てきたのは女の人でした。

「嬉しいです。また待っていてくれるなんて…」

「一応手紙での呼び出しだからな、てかそろそろ諦めてくれないかな?」

「いやです!私はあなたに一目惚れしました。だから私のモノになってくれるまでは何度でも告白させて貰います!!」

(先輩に手紙を書いた人か…。でも何度も告白されてるのなら、なんで先輩はOKしないんだろう?)

そう思った時だ。

「だから、俺は好きな奴がいるんだって!!」

それを聞いて私は驚きました。あの先輩が手紙の人以外に誰か好きな人がいる事に。私以外の女の子って先輩にあんまり近づかないんですけどね…なんか「男に女の魅力が負けるなんて…」とか「男の癖にヒロイン力高すぎなのよ!!」とか。そんな思いのせいでうちひしがれる人が多いらしいです。

それは置いといて。

(先輩、誰が好きなんだろう)

そう思って盗み聞きをしていると、

「俺は不動が好きだから。だから諦めてくれよ」

その瞬間、私の顔が茹で上がったように熱くなった。

(えっ?先輩が好きな人?だれ?わ、わ私!?えっ?ええ!?)

「…わかりました。もう諦めます」

「おっ、おう」

女の子が去っていくと、先輩も去ろうとしてる気配がしました。なので私は大きな声で、先輩に聞こえるように声を出しました。

「わ、私も先輩の事が、す、好きです!!」

先輩は驚いたように慌てて隠れていた私の近くまで来ました。

「え、えへへ?」

先輩は顔を真っ赤にしていましたが、おそらく私の顔も真っ赤でしょう。だってかなり熱いんですから。


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