あるモノのお話   作:赫い月

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編集済)
ちょっと書き方変えた。
スマホからだから改行変かもです。
ていうか変です。



序章
はじまり


心地の良い日差しと小鳥の鳴き声が私を目覚めさせる。

 

「んん…ふぁぁ…朝…」

 

今日もよく晴れている。ここ数日で暑さも和らぎ、代わりに少し肌寒くなってきた。 

 

「…ううっ。寒くなってきたなぁ。そろそろ雨風凌げる家が欲しいなぁ」

 

私はつい一年ほど前に生まれた妖怪だ。まだ定住できる家を持っていない。近くに川があるのでいつもはここら辺で適当に寝ている。人間の住む人里とやらに行けば家がいっぱいあるらしいけど…。この土地の地理に強くない。どこに何があるかわからない。頼れる友がいればよかったけど…生まれてこの方人も他の妖怪も見たことない。

 

「…自分で作ってみるかなぁ」

 

もちろん建築の知識なんてあるはずないが。

 

「よし、やってみよう!まずは材料集めだよね。」

 

私が持っている家の形では…木がいっぱい必要だ。あと…うーん?ないか。とりあえず木を切ろう。

 

「…いやいやいや、どうやって。刃物も何もないよ。素手…は流石に無理か。」

 

早速手詰まり。妖怪だけどそんなに力ないし。

 

「…そういえばお腹すいた。なんか食べよ」

確か昨日取ったキノコの残りが…あったあった。あとはこの塩をまぶして焼いて食べよう。火を起こして…地味に大変だよね、これ。

 

「魚取れなかったからなぁ。

 今更だけど毒とかないよね」

 

茶色単色のキノコ。毒々しい見た目もしてないし。多分大丈夫だよね。

「ま、ダメだったらダメだった、って事で」

 

いざ、投入。

 

「あー!ちょっと待ったぁ」

 

「うひゃぁ!?」

 

急に声をかけられた。背後から急に声をかけるとか…

 

「それ!そのキノコ見せてくれ!」

 

「こ、これ?…ど、どうぞ…」

 

人間…?初めて人を見たのもそうだけど、そういう感情じゃなくて勢いというか…怖い。

 

「やっぱそうだ!おいお前!これ私にくれ!」

 

「へ?…いいけど。私のご飯が…」

 

キノココレクターかな?そのキノコどこにでもありそうだけど。それはそうと朝ごはんがなくなった。

 

「こりゃいいもらいもんだ!研究が進められるぜ。おっと、自己紹介してなかったな。私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ☆お前の名前は?」

 

「私…」

 

なまえ…名前か。そういえば人間にはそんなのがあるんだった。いや、妖怪にもあるか。…名前かぁ。

 

「私、まだ名前ないです。生まれてまだ一年なので」

 

「一年?…あぁ、お前妖怪かぁ!随分大人しいから気づかなかったぜ!そうだなぁ。妖怪なら霊夢んとこ行った方がいいぜ」

 

「れいむ?なんで?」

 

「霊夢は妖怪退治とかやってるからな。悪い妖怪じゃないよーって言っとかないといつ退治されてもおかしくないぞ」

 

「え、退治?」

 

そんな無差別に退治するの?人間ってこわいなぁ。…まだ死にたくはないし挨拶に行っておこう。

 

「その…博麗神社ってどこにあるの?」

 

「ん?あぁ、そうか。こっからだとかなりあるからな…おまえ、空飛べるか?」

 

「空?飛べるわけないでしょ」

 

鳥じゃあるまいし…妖怪は飛べるものなのかな?

 

「そうか。じゃ、私が連れて行ってやるよ。後ろに乗れ」

 

そういって魔理沙は箒にまたがった。え?何してるのこの人は。まさかこれで飛ぶとか言わないよね?

 

「早くしろ!それとも歩いて行くか?こっからだと日が暮れるぞ?」

 

「わ、わかったよ。」

 

流石に半日歩き倒すのは嫌だ。ここはひとつ乗ってみよう。

 

「飛ばされないようしっかり掴まれよ〜?それじゃ、行くぜ☆」ドシユッ

 

え?…え?空?なんで?地面が…って!

 

「まってまって!」

 

ほんとに飛ぶなんて…違うそれよりも落ちる!落ちる!

 

「飛ばすぜ!」バシュゥゥゥ

 

「おちるぅぅぅぅぅ」

 

もうやだ。

 

 

 

 

 

 

 

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