あるモノのお話   作:赫い月

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二話目の投稿です
会話文の前に名前入れないようにしました。
こっちの方が見やすい気がするので…
引き続き変なところで改行してます。


名前とすぺるかーどと能力と

「…ふぅ、掃除完了っと。随分と暖かくなってきたわね」

 

うわぁぁぁぁぁぁ…

 

「…?何かしら、叫び声?」

 

「落ちる!落ちる!!」

 

不味い!本当に不味いよ!?あぁ…もうダメだぁ。握力が…。一年の妖生楽しかったなぁ…

 

「大丈夫だって。ほら、ついたぜ」

 

た、助かった…急に飛ぶとか頭ないのかな?

 

「霊夢ー遊びにきたぜ〜」

 

「いらっしゃい…新入り?」

 

「ああ。そうだぜ」

 

なんか二人で話始めちゃった、少し休憩と。すごい立派な建物だなぁ、神社…っていうんだっけ?神様の住む場所だよね、妖怪の私が入っていいのかな。

 

「なるほどね。生まれて一年と名前ないのは不便ねぇ…」

 

「ならいま決めちまおうぜ」

 

「そうね。どうしようかしら」

 

なんか勝手に決める流れになった。名前はあった方がいいからまぁいいか。

 

「あなた、何か好きなものある?」

 

「好きなもの?」

 

好きなもの、ねぇ…。花…に興味ないし、食べ物も茸と魚ぐらいしか知らない。うーん。

 

「あっ、月」

 

「なんだ?」

 

「寝る前に見えるまん丸の、月って言うんだよね」

 

あれは綺麗だと思う。

 

「そうね。…月、か。それだけだと味気ないわね」

 

「そうだな…紅月なんてどうだ?」

 

「紅月?…あぁ、目の色ね」

 

目?私の目は赤いのか、初めて知った。

 

「どうだ?紅月ってのは」

 

「紅月…うん。紅月。」ニコッ

 

名前、なんか嬉しいな。紅月、私の名前は紅月。

 

「うれしそうで何よりだわ。さて、本題に入るわね」

 

「うん。」

 

「この世界にはルールがあってね、戦うときはスペルカードルールっていうのを守らないといけないの」

 

「すぺるかーど?なにそれ」

 

「…うーん。説明が難しいわね。」

 

「百聞は一見に如かずだ!霊夢、やって見せようぜ」

 

「えぇ?…まぁ仕方ないか。ちょっと離れてなさい」

 

「うん」

 

数歩下がっておく。なにかなすぺるかーどって、…なんか戦うとか言ってたな、物騒なものだったりして。

 

「説明用だからスペカ見せ合う程度でいいか」

 

「そうだな。じゃ、行くぜ!」

 

なんか構えた。すぺるかーど…どんなのだろうか

 

「『夢符・封魔陣』」

 

「『魔符・ミルキーウェイ』」

 

瞬間、私はその光景に呑まれた。赤や青、黄色や緑。とにかく沢山の色の玉が空中で様々な形を成して動いている 綺麗だ。まるで夜の星のよう。

 

「綺麗…」

 

思わず声に出してしまった。ほんの数分ののち、二人は降りてきた、霊夢も空飛べるんだね

 

「今のがスペルカード。飛ばしてた弾丸みたいなものは霊力とか妖力とかを固めたもので当たっても多少痛いくらい。殺傷能力はほぼないわ」

 

「今のやつの枚数を決めて決闘するのがルールだ。喧嘩とかに使うな」

 

喧嘩って…まぁ人間と妖怪でも対等かそれはいいと思う。

 

「その…私にも出来るかな?妖力とか霊力とか扱ったことないから」

 

「ちょっと練習すればね」

 

「数日で出来ると思うぜ」

 

数日にでも?簡単なんだ。…やってみたいな。

 

「どうやればいいの?」

 

「まず妖力を把握しないと駄目ね。目を閉じて」

 

「うん」

 

言われた通りに目を閉じる。

 

「自分の思う妖力をイメージして。強くイメージしないとダメよ」

 

イメージ?抽象的な…妖力…妖力…。思い通りに動かせて、形とか硬さとかも好きに変えられる。目に見えない空気みたいなの。

 

「難しかったら自分が妖力を使うのを想像してみて」

 

私が妖力を…なにに使ってるかな。刀とか作ってみたいな。もちろんすぺるかーども。

 

「!紅月、できてるわ」

 

「すげぇな!こんな早く出来る奴見たことないぜ!」

 

「…??何にも…」

 

何にもできてなくない?さっきみたいな球も浮いてないし。空飛んでるわけでもないし。

 

「ほら、腰のそれ。 あなたが作ったんでしょう?」

 

「腰?…あっ」

 

腰にさっきまでなかった刀があった。私が作ったんだ、想像してたのと同じ。試しに刀を抜き、葉を切ってみる

 

「…すごい、ちゃんと切れる」

 

切られた葉は2つに分かれ地面に落ちた。

 

「まだ慣れないかもしれないけど、使ううちに慣れるわ。…あっ、もう一つ説明しないとね。幻想郷の住民は能力を持ってるの。私は『空を飛ぶ程度の能力」、魔理沙は『魔法を使う程度の能力」みたいな感じでね。」

 

「へぇ…私にもあるってこと?」

 

「多分な。たまーにない奴もいるけど」

 

ない方が普通な気もするが。能力か、魔法を使えたりしたら楽しそう。

 

「どうやったらわかるの?」

 

「まってね。それ専用の札があるから」

 

そんな便利なお札があるんだ。

 

「えーっと?…これか。はい、これに妖力を注いで」

 

早速妖力使うんだね、こんな感じかな?

 

「んっ」

 

おぉ。なんか文字が出てきた。

 

〜精神的干渉を受けない程度の能力〜

 

「精神的な干渉を?」

 

「また珍しい能力ね」

 

「精神的干渉ねぇ。あんま戦闘には使わなそうだな」

精神的干渉かぁ。洗脳とかされない的な感じ?そんな状況こない方がいいけど。…まぁそれよりすぺるかーどだ。帰ったら練習しよう。自分であれが作れたら楽しいな。

 

「見た感じ平和的な妖怪ね。一年人と関わらず生きてきたから、人を襲う心配もないだろうし。見た目は…まぁまぁ大人だけど精神は子どもっぽいし。」

 

「そうだな。すぐ顔に出てて面白い」

 

「貴方、どこに住んでるの?」

 

「住んでる場所?川沿い」

 

「そうか、地名とか知らないか」

 

「さっきあった場所か?」

 

「うん。あそこらへんに住んでる」

 

「家は?」

 

「ない」

 

「ないのか?」

 

「うん」

欲しいけどね。作るに作れないし仕方なし。あ、でもこの刀で木は切れるかな?…流石に無理かな?

 

「…霊夢、居候させてやれば?」

 

「…別にいいけどその分働いてもらうわよ」

 

「いそうろう?」

 

いそうろう…なんだっけ。

 

「ま、要するにこの神社に住むってことだ」

 

「ここに?いいの?」

 

家ができるのは凄く嬉しい、けど迷惑ではないのか。

 

「まぁ広いし別にいいわよ。けど掃除とか洗濯とか手伝ってね?」

 

「ありがとう。なんでもするよ!」

 

「先にいろいろ見てきたらどうだ?私達は他に話すことがあるからな」

 

「わかった!」

 

家かぁ。これで冬も寒くないし、雨で濡れないし…お布団もある!霊夢と魔理沙には感謝しないとだね。

 

 

ーーー

ーーーーーー

 

 

「…どう思う?魔理沙」

 

「パッと温和な中級妖怪だが…妖力の量が異常だ。そういう種族なのか?」

 

「種族ねぇ…」

 

「ま、そんな気にする必要ないだろ。あんな感じだしな」

 

「そう…でもなんか嫌な予感がするのよね」

 

「出た、霊夢の100%予感、今回に至ってはハズレだな」

 

「…そうだといいけどね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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