なんか特に改行しなくて良さそう?
どっちがみやすいのかな…
キャラがイメージと違うこともあると思います。
あらかじめご理解ください。
霊夢の家に住んでから数日が経った。
その間は特に何もすることもなく
のんびりと過ごしていた。
箸はまだうまく使えないままだ。
さて…今日は弾幕ごっこの練習をするそうだ。
現状、私はまだ弾幕を3つ程度しか出せないし、
動かすなんてもってのほかだ。
もちろんすぺるかーども一枚も持っていない。
まぁ二枚案は出してみたけど…
上手く作動したことがない。
「紅月ー。始めるから外に出なさい」
呼ばれた。
そういえば練習って何をするんだろう。
瞑想とかが始めはいいって魔理沙が言ってたけど。
「何するの?」
「そうねぇ…何しようかしら。」
考えてないのかい。
…それもそうか。霊夢はもうすぺるかーどとか
持ってるし、始めなんて忘れてて当たり前だ。
「…ま、習うより慣れろってことね。
スペカは二枚でいい?」
「…ん?」
「いいわね?…じゃあ、始め!」
「ちょっ…」
いきなり実戦なの?絶対負けだよね?
しかも私空飛べないし。
「まずは小手調べね。」
そういうと霊夢は視界いっぱいに
光弾を放ってきた。私目掛け飛んでくるのもいくつか
絶対小手調べの量じゃないよね…
適当に飛ばしてくる玉に当たらないように気をつけ
追尾弾を躱していく。…これでもかなり辛い。
すぺるかーどを使われたら被弾確定だな…
「あら、かなり筋はありそうね。
…でも避けるだけでは辛いでしょう?
自分で弾幕展開して相殺したり道具で
打ち払ったりしないとダメよ」
「…道具?例えば?」
「そうねぇ。私はこのお祓い棒とか…
そういえば貴方刀作れたでしょう?
それとかね」
「なるほど」
道具使っても良かったんだ。
じゃあ私も刀使ってみようかな。
…よいしょっと。う…意外と重いな。
もうちょっと刀身を短くしよう。
「準備はできたかしら?じゃあいくわよ…」
『夢符・封魔陣』
きた、すぺるかーど。
やっぱりさっき以上に弾幕が展開されている…
霊夢を中心に同心円状に飛んできている弾。
あれを避けるのは簡単そうだ。軌道が読みやすい
ランダムに飛ばされるお札は厄介だな
まぁ避けられるけどこれのせいで動きが制限されてしまう。
しかも霊夢は通常弾幕を狙って打ってきてる。
それを避けるのは相当な技術がいると思う。
ていうか飛べない私は絶対避けられない
霊夢に言われたように刀を使ってみる。
「…はぁ!」
一振り。自分でも驚いた。
振った刀からなんか出た。
…振った刀からなんか出たよ?
「へぇ…刀から弾幕を打ったのね、
なかなか考えたじゃない」
刀から弾幕を?そんなことできるんだ。
無意識にでもできるもんだね。
…そういえば強く思えば妖力は
その思い通り動くんだっけか。
飛べたり…するかな?物は試し、やってみよう。
ギリギリで弾幕を避けつつ飛ぶ想像をする。
飛ぶ時ってどんな感じなのかな。
歩いたりするのと一緒だったり…
「なかなかやるわね。私のスペカを
集中せずとも避けられるなんて。」
何か言ってるけど聞き取れなかった。
まぁいいや、飛ぶ。私は飛べる。
…うん??なんか浮遊感。
「…おぉ!飛べてる!」
すごい、本当に飛べた。
なんで飛べなかったのが不思議なくらい。
「っと、危ない危ない」
飛べたことに感動して被弾しそうだった。
避ける空間が広がったから避けやすい。
「へぇ…飛べるようになったのね。
じゃ、私も少し本気になるわ」
本気じゃなかった…遊びだったの?
うっわ弾幕の密度すごいことになったんだけど
避けられるの?これは。
「避けられそうにない時はスペカ使うのも手よ?
相殺されて避けやすくなるから」
だから私はすぺるかーど持ってないんだってば。
もう辛い。刀で防ぐのにも限界があるし…
ダメ元でやってみる?
やらなくてもどうせ被弾するし
やってみよう。
「…じゃあ私もすぺるかーど使うね」
私が最初に考えついたすぺるかーど
うまく使えるかわからないけど…
『月光・新月』
すぺるかーどを宣言してみる。
私の考えた通りに動けば…
「…!へぇ…やるわね、紅月。
相手を無理やりブレイクさせるなんて」
…お?うまくいった?
おおお。すごい、想像した通りになっている。
さっきのすぺるかーどの効果は
宣言した時点で発生している弾幕を
「一時的」に消滅させる、って言うもの。
最初は相殺しようと思ってたけど、まだ弾幕を
上手く扱えないために妖力が足りなかったから
一時的な効力にしてみたんだけど…
意外とそれで良かったみたい。
「全く…底が知れないわね。二枚目行くわよ。」
『霊符・夢想封印』
でた、魔理沙とやってる時に使ったやつ。
一回見たからある程度は軌道わかるけど…
わかったからと言って避けられるわけではない。
何回か被弾してしまう。
お札だから妖怪には効果抜群だ、凄く痛い。
さっきのすぺるかーどが使えて自信が出てきた
もう一枚も使ってみよう。
すぺるかーどの効果が全面に出るように
弾幕を避けつつ霊夢に近づく。
やっぱり近いと避けづらい…
なんとか二十尺ほどまで近づけた。
これで準備万端だ。
「なら私も…二枚目!」
『月光・満月』
その瞬間、さっき消した弾幕が
私を基準として再び出現した。
よし!成功した。
新月で消した弾幕を満月で出現させる。
満月と新月は二つで一つのようなものだ。
片方がなければもう片方は使えない。
本当は新月で完結させたかったけど…
妖力的にもあんまり長く消滅させられないから
満月も作ることにしたんだ。
霊夢は少し驚いた顔をしたが
難なく弾幕を避けてしまった。
「…これは予想外だわ
でもまだまだ甘いわね。これで終わりよ」
成功した…けど霊夢には効果なかったみたい。
一際大きい陰陽玉を放ってきた。
うーん…これは手詰まりかなぁ?
すぺるかーど二枚使っちゃったし
私の負けだね。
私はなす術なく陰陽玉に飲み込まれた。
ーーーーーーーーー
「負けた。」
ちょっと悔しいな。
ちゃんと負けた感じがして。
「まぁ最初にしては上出来よ。
まさかあんなスペカ使うなんて」
そんなにすごい技だったのか。
「…そうね、飛べるようにもなったし
今度人里に行ってみましょうか。
寺子屋に挨拶も行きたいし」
おお、寺子屋。
飛べないといけなかったのか。
楽しみが増えた。
「随分汚れちゃったわね。
先にお風呂入ってきなさい」
「はーい」
結構動いたから疲れた。
お風呂はいってお昼まで寝よう。
寝てばっかだなぁ、私。
ーーー
ーー
ー
「…やっぱり悪い予感がするわ。加えてあの才能…」
一見ただの妖怪。
しかし初陣にしてあの身のこなし
私でも防げない強制ブレイク。
ただの弱小妖怪ではないことは明らかである。
見た目と精神が一致しない事も気にかかる。
強すぎる力が故に封印され、力を抑えられている
可能性がある。ルーミアのように。
「今度こっそり調べてみましょう。」
…杞憂になってくれればいいのだけど。