まず、ごめんなさい!
思いっきりサボりました。
何が火曜投稿ですかね…(次の日曜なう)
ええっと…第六話です。
引き続きゴア表現がありますので
苦手な方は回れ右を推奨します。
では本編スタートです!
「…また妖怪退治の依頼かよ」
今は秋も暮れだ、
冬に備えて妖獣系統が活発になるのは
いつものことだが…今の状況は異常だ。
今月妖獣に襲われて死亡した例が4件、
怪我の例が18件…
なくなった人の中には里を守る兵士もいた。
妖獣は訓練した者ならば簡単…とはいかないが
そこまで苦戦せずとも倒せる。
今まで妖獣による兵の死亡例はなく、
兵士の死亡例は全て中級妖怪の侵攻によるものだ。
つまり何が言いたいかと言うと…
妖獣…もとい妖怪が強力かつ
凶暴化している可能性がある。
風の噂だが、あの西行妖の桜の花が
咲き始めたと言うし…
「ちっ…何が原因かわからないな」
生憎私にはそこまでいい
頭がないから分からないが…
さっさと原因がわかればいいんだけど。
「ま、あーだこーだ言う前に依頼こなさないと。
…でも全く見当たらないな。
どこに行ったんだか」
人里から博麗神社への道の間に
現れたと言う情報だったが…
もう一往復して人里についてしまう。
嘘の依頼だったのだろうか…
ガァッ....ガルルッ..
「…!!」
獣の声…少し遠いが恐らく妖獣だ…
何かに敵対しているような唸り声。
まずい、誰かが襲われているかもしれない。
急がなければ。
「ガァッ!」
近づいてきた…こっちか!
「…っ!!お前!大丈夫か!?
ちっ…邪魔だ雑魚共!」
『滅罪・正直者の死』
幼獣の姿が見えた瞬間ありったけの
弾幕を打ち込んでやった。
倒れている奴がいたため当たらない留意したが…
「遅かったか…?」
倒れ伏したモノの腕や脚、
首からは筋繊維が見え、
腹からは物が出てしまっている。
人間なら到底生きているとは思えない。
…人間ならの話だが。
「傷がほんの少しだが回復してきてるな
…妖怪か…?」
妖怪だとして、こんなやつは始めて見たな。
新生の妖怪がふらふら歩いてたら襲われたのか?
どちらにしろ放っては置けない。
私は医療系の知識が皆無だ、必要ないから。
慧音に頼むか…
「よいしょっ…と」
とりあえず背負って寺子屋に持ってくことにした。
背中に血が流れる感覚が伝わる。
何回死んでも血が冷たくなっていく
感覚には慣れないな。
すこし歩くと人里の入り口に着いた。
今回の妖獣も随分と人里近くに現れたな…
慧音達に知らせないと危ない。
すこし足を早めて寺子屋に向かう。
今日は授業がない日だったはずだ。
…ん、いたいた。
「慧音、ちょっといいか?」
「うん?どうしたんだもこ…うわっ!?
どうしたんだその血は!?」
めっちゃ驚かれた。そりゃそうか。
依頼行ってくるって言って
血塗れで帰ってきたも私も心配する。
「いや、私の血じゃない。こいつのだ」
「こいつ?…!怪我をしてるのか?」
「あぁ。妖獣に襲われていた。
妖怪だから大丈夫だと思うけど…
一応連れてきた。」
「そ、そうか。こっちに来てくれ。
傷を見なければ…」
言われた通りに横に寝かせる。
出血はほとんど止まりほんの少しだが
傷も回復している。物も納まっている。
…とはいえ全く安全ともいえない状態だ。
噛みちぎられたた肉も引き裂かれた
腹の傷も治っていない人間だったら死んでいる。
「これは…酷いな。
…ほんの少しだが縫合の心得がある。
焼け石に水かもしれないが。
…妹紅、井戸から水を汲んできてくれないか?
あと煮沸消毒もしてくれ」
「縫合…わかった、水だな。待ってろ」
井戸井戸…確か裏手にあったよな。
少し駆け足になっている、
あまりに唐突で実感がないが結構な惨劇だ
無意識のままに焦っているのだろう。
手早く水を汲み上げ、炎を使い沸騰させる。
少し熱を飛ばしたのちに慧音の元へ持っていく。
慧音は妖怪の着ているものを脱がせていた。
「ありがとう。体を拭くのを手伝ってくれないか?」
「あぁ。」
裸になって肌を遮るものがなくなり、
傷がより痛痛しく見える。
全身に血がこびりつき、心地が悪そうだ。
物が出ていたところの傷はまだ出血が止まっていない。
「感染症も怖い。なるべく手早く頼む」
腕、胸、腹、背中、腰、股、脚…
とりあえず縫合に支障の出ない程度まで拭き取れた。
「よし、次は消毒だが…かなり染みるだろう。
名前は知らないが少し耐えてくれ。」
この傷に消毒液…想像したくもない。
しかし消毒しなければ様々な病原菌に
侵される可能性がある。
そうなったらこいつはもっと辛い思いをする。
「…妹紅、一応体を押さえてくれ。
万が一にも動いたら傷が開くかもしれない」
「わかった」
言われた通り手を押さえておく。
…慧音は布に消毒液を染み込ませ
傷にそっと当てる。
「…うぅ…」
流石に痛みを感じたのか妖怪が呻き声を上げる。
大きな傷を全て拭き終え、次は縫合の段階だ。
切り傷は縫合すればなんとかなると思うけど…
「この噛みちぎられたとこはどうするんだ?
首とか結構持ってかれてるぞ…?」
「…包帯を巻いて外気と
あまり触れないようにする。
永遠亭に連れて行けば
何か変わるかもしれないが
生憎今日は出はらっているらしい。
縫合と同時に巻いておいてくれないか?」
「わかった」
慧音は慣れない手つきで針を通していく。
私も包帯を巻かなければ。
まず、一番傷ついたら危ない首に巻くことにする。
傷口から出てくる組織液を布が
吸収して皮膚が乾燥しないよう
柔らかい当て布に薬箱に入ってい保湿剤をつける。
傷薬はどれを使えばいいか分からないから
つけないでおこう。これを傷に当てて…巻く。
呼吸に支障がないよう
且つずれないように慎重に巻き進める。
左腕…右腕…脇腹…下腹部…右太腿…
特に物が出ていた下腹部は損傷が酷かった。
当て布を切らずに二つ折りにし、当てる。
その上からサラシのように巻いて止めておく。
包帯を巻く方は終わった。
しかしこれは…
かなりの頻度で交換する必要がありそうだ。
最後に巻いた下腹部でさえ既に赤く滲んでいる。
さっき気づいたが、傷の修復も止まってしまっている。
妖力が底をついたのか。
「慧音、どうだ?」
「待ってくれ、いま糸を止める所だ…よし。
こっちも終わった。
久々だから不安だったが…失敗がなくてよかった」
「そうか。…次はどうする?このまま放置か?」
「放置って…そうだな、私たちがやれる事はもうやった。
あとはこいつが回復するまで待つだけだ。
妖力が底をついたみたいだから…
2、3日は目を覚まさないだろう。
その間も包帯を巻き直したりしないといけない。
手伝ってくれるか?」
「勿論だ。…何もんなんだろうな、こいつは」
「さぁ…目を覚ましたら諸々聞こうじゃないか」
そうだ、今回の妖獣について伝えなきゃ。
「慧音、今回の妖獣だが…
またここから近い所だった」
「またか…何が起きているんだろうな…」
何かの異変、で済めばいいんだが…
何かそれよりも危険な物な気がしてならない。
杞憂で済めばいいけど…
と、言う事で第六話でした。
一応、本編中の「物」は内臓のことです。
直接書くとなんか生々しかったので…
文章力なくて文末が「〜だ」「〜だろう」とか
繰り返し同じ表現になっちゃうなぁ…
次回もなるべく早くあげられるように
努力しますので。
読んでいただからと嬉しいです!