一人のサルカズ   作:ネコの化身

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モンハン、とうとうミラボレアスが来るということで胸熱

とりあえずタイトル通りの女が出ます、




爆弾女

ラップランドと殺し合いまでに発展した日から四日、特にいつもの変わり映えのない毎日を送っていた、本職でもある生霊退治も協力してくれるワイフーと共にこなしながら彼女に稽古みたいなものをつけたりして龍門での生活を楽しんでいる。

 

 

そして今日は自分の住んでるところに来客がくるので軽めに掃除した後に家に来たワイフーと談笑しながら来るまでの時間を潰していた

 

「カイルさんの上司にあたる人が今日こちらに来るんですか?」

 

「まぁ、来てほしくないけど来るんだよね…」

 

溜息を吐きながら心底来てほしくないという思いが胸の内でいっぱいいっぱいになる、ワイフーは私の上司にあたる人について興味津々な目を向けてくる、

 

「どんな方なんですか?」

 

「んー…まぁアホだけど、私より強いんだよね悔しいし腹立たしいことなんだけど」

 

「カイルさんでも勝てないほどですか。」

 

「私だけじゃなくこの世界で勝てる奴はいないんじゃないかな」

 

「え?…そんなに…?」

 

「うん、その代わり性格はくそだな、まぁ私的にはもう一人の私の先生を君に会わせたいよ、この子の主人だしね。」

 

そういいながらカイルはテーブルの上で丸くなって寝ている影猫の頭を撫でてやると気持ちいいのかごろごろと喉を鳴らしている

 

「この子。最初見た時は気味悪かったですけど可愛いものですね!」

 

「まぁこれ、生き物じゃなくて術によって作った物だけの物なんだよ。」

 

「えっと…じゃあこれは」

 

「影が猫の形をしてるだけ、先生の術は影を媒介した召喚術って感じ影さえあれば無尽に生み出すことができるんだ」

 

「…やばくないですか?」

 

「まぁ二人とも規格外ってことさ、私はこの人たちの組織に入ってるけど強さにランキングつけるなら私は三番目に強い順位さ、上の二人とは天と地の差があるレベル」

 

身内話で盛り上がり楽しくなってる矢先、家のインターホンが鳴り一気にカイルの心はスンッと沈み込み始める、あぁ…来てしまったか、と居留守も使うわけにもいかないので出なくてはと玄関に向かうがいつもとは違ったところがあったいつもなら子供じみた感じで鳴らし続ける癖に今に限ってはおとなしいからだ、違和感を感じながら扉を開ける

 

 

「やぁ、カイル会いに来たよ」

 

扉の向こうには本来の客ではなく、イレギュラーな存在が満面の笑顔で挨拶してくるラップランドの姿だった、

 

え?なんで、どうしてここが、いやそれよりも  予想外の来客に一瞬で思考が混乱してるさなかラップランドはカイルの顔の前で手をひらひらしながら覗き込んでくる

 

「どうしたのかな?、固まって、そんなにボクとの再会が嬉しすぎたのかな?」

 

「…なんでお前が、いやそもそも何故ここに…」

 

「そんなに怖い顔しないでよ、あんなにあの夜お互いを貪りあったじゃないか?」

 

「そんなことはしてない、お前が勝手に喧嘩を吹っ掛けたんだろ」

 

「悲しいねぇ、まぁいいや続きをしよっかァ!!」

 

そう叫ぶと同時に剣を振りその切っ先が迷いなくカイルの首めがけて斬りこもうとする

ギリギリのところで間一髪避けるが二撃三撃と間も明けず部屋の中で振り回してくる

 

「おまっ!?ふざけるな!ここ一応借家なんだぞ!?」

 

「関係ないねぇ!ボクとキミとの営みはどんなものも邪魔することはできないよ!」

 

「支離滅裂すぎる!?」

 

「カイルさんどうしました!うぇぇええ!?!」

 

玄関の騒ぎを聞きつけ駆け付けて来たワイフーはその現状を目の当たりにし、驚愕の声を上げていた

 

「ちょっちょっと!いったい何が!?」

 

「ワイフーさん!、危ないから離れて!!」

 

「誰だぁい!その女は!ボク以外とも殺りあう子がいるなんて浮気性だねぇ!カイルは!!」

 

「ヤ、ヤる!?」

 

「この子はそうじゃねぇよ!?」

 

ラップランドの発言の意味は完全に違う意味だったがワイフーはそれを聞いて顔を赤らめながら恥ずかしがっている

 

「邪魔な女…!まずはキミからだ。」

 

そう言い放ちながらワイフーにとびかかったラップランドを後ろから抑え込み頭を床に叩きつける、ついでに武器も部屋の隅に弾き完全に無力化することができた

 

「ど、どうしますか?近衛局に連絡を?!」

 

「そうだな、おねが…いやいやいやちょっと待ってそれは待って!」

 

「どうしてですか!?」

 

近衛局に連絡はまずいと思った、何せ偽造書類で龍門に入った身だし、もし事情聴取されてなんやかんやあって素性が明かされたらなんかもうやばい、かといってこのイカれた奴をほっとくのもやばい、もうどうすれば―

 

どうすればと逡巡してる時玄関の扉が勝手に開かれた

 

「やぁおまたー!君の頼れる大人シキさん到着ぅ!」

 

そういいながら長身のフェリーンでサングラスをかけた男がピースしながら上機嫌とした感じで部屋に入ってきた。

 

「シキさん!?」

 

「え、どなたです!」

 

「やぁやぁ待たせた、かな…?」

 

シキは紡ごうとした言葉をやめて目の前の状況を凝視していた、自分の部下であるカイルがラップランドを押さえてる横で佇むワイフー、その様子を見ながら何かを理解していった。

 

「なるほどね…なるほど…よぉ―くわかったよ」

 

「シキ!…さんちょっと今たすk」

 

「修羅場ってやつだね☆」

 

「そうそう修羅場…ってちげぇよこの馬鹿!!!」

 

見当違いの理解をしてるシキに対してこの日一番の怒号を飛ばしたカイルであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んで、なーんでこんな状況なん?部下の不始末で僕に責任問題出たら大変すぎるんだけど」

 

ジュースをストローで飲みながらリラックスした状態のシキ、ちなみにラップランドは縄でぐるぐる巻きに縛り上げて口に猿轡みたいにして塞いである、今は部屋の隅に放置されてるがこちらをじっと見てきているが今は無視

 

 

「不始末でもなんでもないわ、あっちが一方的にふっかけてきてるんですよ」

 

「そうなの?ほんとトラブルに巻き込まれるの一種の才能じゃない?で、この僕と同じフェリーンの女性は?」

 

「一言余計だわ、この子はワイフーさんたまたま助けたらなんかご指導くださいって頼まれて無下にもできないから生霊駆除も手伝ってもらいながら色々と」

 

「は、初めましてワイフーって言います、カイルさんにお世話になってます!」

 

「おぉこりゃご丁寧に僕はシキ・スメラギ、カイルの上司さ!」

 

フレンドリーに握手を求めるシキにワイフーはおずおずとした感じで握手に応じる、まぁこの人の距離感の詰め方がちょっと変だけど次第に慣れるだろうと思う

 

「んで、なんで龍門に来たんだよ、あと先生は?」

 

「ん、あぁトルチェは極東の方に行ってるよ、それと龍門に来た理由を話す前に君にサプライズゲストがいるのさ!」

 

てへぺろと煽り性能高い顔をしながら言うシキを見てぶん殴ったら気持ちいいだろうな、と考えたが無駄だし止めた

 

「…ゲストって事は客ってことですね?、てかここにいないですよね?」

 

「ワイフーちゃん、話が早くて助かるね!その客は玄関外で待機してます!」

 

「…可哀そうにこんな茶番に付き合わされて。」

 

「ヘイ!客人入ってどうぞ!」

 

そう叫ぶと玄関のドアが開いた音が聞こえ足音がリビングに近づいてきてリビングの扉が開き客の姿が見える、黒のジャケットと赤と黒を基調にしたスカート、てか服が赤と黒の色しかない、好きなのかな?…特徴的な二本の赤い角がある女性だった。そいつは私を見ると笑顔で会釈してきた

 

「さぁーて!この子が君に対してのサプライズゲストぉ!サルカズのWちゃんでーす!この角とおんなじ二本の赤い毛アホ毛みたいで面白いよね!」

 

そういいつつ二本の赤い毛をつまみ触覚みたいに勝手に動かすシキにカイルとワイフーは笑いそうになったがやめた、なにせWと呼ばれた女性は笑顔ではいるが絶対キレてる

 

「さて、本題に入るとこの子君に用があるらしいよ?てかカイルにとって他のサルカズ見るの初めて?久しぶり?じゃないゆっくり話しなよ、ワイフーちゃんと邪魔しないように向こうでテレビ見てるからさ!」

 

「…わかった…」

 

「ささっワイフーちゃん同族水入らずとさせようじゃないか!」

 

「あっはい!。」

 

ワイフーとシキはすぐさまテレビとソファがある場所に移動していき、カイルはテーブルにWと向かい合わせになるように座る。

 

 

「えっと…どうも、カイルですけど、私に用ってのはどういうもので」

 

「……意外に噂とちがってあんた、普通なのね」

 

「まぁ普通ですけど、噂とは…」

 

「あら、自分の事なのにわからないなんてね、そうね十年前にウルサスとドンパチしたサルカズ…あんたの事でしょ」

 

「何の事だ?…まったく覚えがないんだけど」

 

「あら、敬語だったくせにこの話題を出したら急に敬語止めたわね、図星だったかしら」

 

Wはにやにやとしながらホントの事なんだろ?というばかりの眼差しを向けてくる、噂…あれはそんな風になってたのか…確かに自分の事だがあんまり思い出したくもない

 

「逆にそれが私だったとしたらなんだ、お前には関係ない話だが、」

 

「頑固なのかしら、まぁいいわ本題に入りましょ。話は簡単よ、私たちの傭兵団に来ないかしら?歓迎するわよ」

 

「はっ、わざわざここまで来て勧誘か、傭兵なんざなるつもりはない」

 

正直拍子抜けした、ここまできての話なら重要な何かだと感じたが心底どうでもいいことだった

明確な断りの意思を提示すると途端にWは笑顔になる

 

 

「そう、じゃあもういいわ、死んでちょうだい」

 

その言葉を聞いた瞬間目の前が光と爆音と炎が立ち上がる

 

 

 

 

 

「ッ!!」

 

いきなりの衝撃に外に吹き飛ばされ不快な浮遊感を味わうがすぐさま着地の体制を取る

地面に降り立つと同時に先ほどまでいた自分の家を見ると煙を上げている、シキやワイフーあとストーカーの事を考えたが大丈夫だろうと安心がある、シキがいるのだから

 

 

「あら、今ので死ななかったのね、でもお仲間は死んだと思うけど」

 

「断ったからってキレんなよ」

 

「ここにくる以前にあのシキって男にもイライラしてたからね、すっきりしたわ」

 

「それだけは同情するよ」

 

「あら、それは嬉しいわ」

 

Wは腰にあったランチャーをこちらに向かって撃ち放つ、当たれば爆発を引き起こしただでは済まない、しかしカイルはその弾に向かって真っ向から突っ込んでいく、当たる直前に弾の横を無理やり掴みそのまま上に放り投げ突っ込むときに拾った石をそれに投げ誘爆させる、ここは市街地、周りに被害は与えたくないこの危険極まりない女をすぐにでも無力化しなければならない

 

そのまま掴みかかろうとした時Wは大振りのナイフを取り出し斬りかかってくるのを見てこちらも刃物を取り出しその刃を受ける

 

「ものすごく強いと聞いてたから相手してみれば…、ほんとにウルサス相手にやったサルカズかしら?だとしたら腑抜けね…」

 

「は?お前が先に―

 

「あんたも腑抜けなら姉の方も腑抜けだったのかしらねぇ」

 

その言葉にナイフを操る手が止まる、思考が止まる、

 

「隙あり♪」

 

Wはナイフをカイルの腹に深く突き刺す

 

「うぁッ…!」

 

思考停止した頭を再起動するかのように痛みを知覚し、膝をついて蹲る

 

「ほんとは貴方じゃなくてもよかったのだけれどもお姉さんは死んじゃってる感じだし、でも今ならわかるわ、腑抜けだから死んだのでしょうね」

 

 

 

「えぇ…君それ言っちゃうんだ」

 

 

 

後方から唐突声をかけられ振り向くとそこには先ほど確実に爆破させたであろうシキと買い物バッグを持つかのようにラップランド(ぐるぐる巻き)がいた

 

「くたばってなかったのね…どうしてかしら?」

 

「いやいや、そんなことよりもWちゃん地雷を踏んだようなものよ?」

 

「?  何言ってるのかしらぁッブぁ!?!?」

 

Wは自分の右わき腹に何かが当たったことは理解できただがすぐさまそれは振り消すように視点が360度回転する、一瞬の浮遊感も建物の壁にぶつかる

 

「いったぁ…い、まのは…」

 

何が起きたのか、ずきずきと痛むわき腹を押さえながら顔を上げた瞬自身の首に手をかけられそのまま再度壁に叩きつけられ顔に拳を叩きこまれ身体にも嵐のようなやまぬ打撃が何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も襲い掛かってきた

 

 

どのくらい殴られたかわからなくなり、意識も途切れそうになった時その乱撃は止まる。わずかな残りの意識で相手の姿をとらえる、先程確実な手ごたえを持った刺突をお見舞いしてやったカイルがこの世の物とは思えぬ憤怒に染まる表情を浮かべていた、その顔にWは確実に殺される…と

 

「…お前は…私の姉を…」

 

終始無言で攻撃し続けていたカイルがおもむろに口を開く

 

「何がわかるって言うんだふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるな」

 

淡々と同じ言葉を壊れた機械のよう吐き続けるカイルにWは恐怖する

 

                     「もう死ね」

 

最後の言葉を言い放ちトドメの一撃をWの顔面に向かって放つ、とっさに無意味だが少しでもあがこうと生きようとするかのように手を顔の前にかざし防御をとる

 

 

「はい、そこまで」

 

トドメの一撃をシキによって止められる、邪魔をされたことに怒りを覚えるがシキは意に介さずにいる

 

「もういいっしょこの子もう負けだよ負け、ほら」

 

そういいつつWを見やるとその顔は涙や血といったものでぐしょぐしょになっており歯をカチカチと鳴らしながら震えていた。

 

「僕は君の気持はわかるけど、この子もちょーっとした悪口だと思うから許してやろうぜ」

 

「…分かりました…」

 

「助かるね☆、てかこの子強そうだし手伝ってもらおうかなって、てかお腹大丈夫?めちゃくちゃ刺さっててウケる」

 

「これぐらい平気なのシキさん知ってるでしょうが…」

 

Wの首を掴んでた手を離すとそのまま横に倒れる、ギリギリ保ってた意識がついに限界を迎え気絶したらしい

 

「女の子にここまでするなんて容赦なさすぎじゃね?」

 

「…こいつが悪いんですよ…」

 

「ひっど、まぁでもさぁ久しぶりに見れると思ったから少しワクワクしてたんだよねぇ。あ、あとわワイフーちゃんは先に避難して帰ってもらってるよ」

 

そういいつつシキは持ってたラップランド(何度も言うけどぐるぐる巻き)のラップランドを渡してくる、心なしかその顔は恍惚の表情とも見て取れる

 

「とりあえず近衛局来ちゃうから君たちはここから離れないとねー」

 

「君たちはって貴方はどうするんですか?」

 

「んー、ちょっと用事あるから近衛局に連れてってもらおうかと」

 

「図々しすぎる…まぁとりあえず私達は離れます」

 

そういいながら気絶してるWとついでのラップランドを抱えながらその場から離れていくのと同じタイミングで近衛局がちかづ近づいてくるのが見える

 

「動くな龍門近衛局だ、武器を捨てろ」

 

「動いてもないしどう見ても丸腰だろ」

 

「…確かにそのようだな」

 

近衛局員の間を通りながらチェンがシキのそばまで歩いてくる。

 

「やぁ隊長さんだね、えーっと名前は…チュン?…だめだ覚えてないね、前にも会ったけど会話してないからなぁ」

 

「チェンだ…シキ・スメラギ、長官が貴方にお会いしたいそうだ、ご同行願おう」

 

「言われなくても行くつもりだわ、ほーんとあの爺ムカつくもんだよ、さぁ行こう行こう」

 

何故か先導し始めるシキにチェンはふざけてる奴だな…と思いながらシキを追いかけていく

 

 

 

 

 

 

 

龍門総督府  室内

 

 

「来てやったのにあの爺は待たせるなんて失礼だな、いやわざとか僕を怒らせたいんかね」

 

ソファに深く座りながらテーブルに足をのせてリラックスしてるシキ、その後ろではチェンともう一人、フェリーンのスワイヤーが待機してる、はたから見れば態度がでかすぎるシキだがそれを注意する気はなかった、いやしたとしたら命がないと思えてしまった。スワイヤーは目の前にいる男の底知れぬ雰囲気に緊迫感と感じてしまっている、チェンもここに来るまでの間にそれを薄々感じてたがここに着いた瞬間それは間違いではなかったと思える、この男は強いいや強いという言葉では足りなさすぎる

 

「シキ様、態度が悪いですよ、長官はいま来ますから」

 

着物で着飾り頭には派手な装飾品をつけてる女性、フミヅキが笑顔でそのシキの態度をたしなめる

 

「フミヅキさんか、待たせるあいつが悪いんだっつーの、てか近衛局といいレベル低すぎない?」

 

「それはシキ様のお仲間様と比べるとそれは可哀そうなものでしょう?」

 

「おっわかってんねぇ!そりゃあ僕みたいに優秀なのが上なら当たり前だけど」

 

けらけらと笑うシキに反してチェンとスワイヤーは睨みつけていた、こんな奴にそこまで言われると流石にプライドが許すことなどできなかったかだ、しかしそんなことはつゆ知らずにフミヅキとの会話を続けていた

 

 

「やぁ、シキ君待たせたね、そして久しぶりだ。確か三年ぶりかな?」

 

扉を開け開口一番、再開を喜ぶかのように挨拶を交わしながらウェイが入ってくる。

 

「僕はお前と会うのは嬉しくはないけどな。」

 

「つれないことを言うな、君と私の仲じゃないか?」

 

「寒気がするよ、そんなことを言われると」

 

「さて、呼んだ理由は今の近況が聞きたくてね、聞いたところさらに仲間を増やしたのだとか。」

 

「地獄耳かよ、どっから知ったし」

 

シキはさげずむような目を向けるがウェイは意に介さず話を続ける

 

「君の仲間は君と同じようにウルサスと敵対してるサルカズの少年、確か君より先に龍門に来てたな、もう一人はラテラーノの追われている片翼の堕天使そして最後は自称バウンティハンターの男…なかなかの曲者揃いだと思うがね」

 

「結構知ってんな、なんかムカつくわ、つーかだから何だってんだよ」

 

「君だけでもどの国は厄介と感じてるのにそれが仲間を増やし始めたのが恐ろしいことなのだよ、龍門も同じでね」

 

「どの国もビビりすぎだろ、あんたも僕の事を知ってんなら多少はわかってるはず、僕達は国を興すわけでも戦争を仕掛けるわけでもねぇ、この世界を守護するのが目的なんだからな」

 

「ふふっ、そういいながら君はウルサスと敵対してるじゃないか?」

 

「ちげーよ、あれは仕事で向かった時になにもしてねぇのにしてくる向こうが悪いわ、」

 

「だからと言って痛い目に合わせたと?まるで子供の癇癪だな」

 

「……喧嘩売ってんなら買ってやろうか?全力でな」

 

そういった瞬間に空気がピりつき始める、その空気感にチェンとスワイヤーは警戒心をマックスにして自分たちが持つ武器に手をかけるしかし、それはウェイを守る為にかけたのではなく自分達の身を守る為の行動だった、シキよりも先に動かなければダメだと、彼は自分たちに死を錯覚させた

 

「やめてくれよ、冗談じゃないかそれに部下が怯えている」

 

この状況でも飄々とした態度でシキをなだめるウェイ

 

「ふん…んでもういいか?いい加減ここいたくもないんだけど」

 

「あぁそうだね、最後に君の部下をここに来させたことはあの生霊が出たからってことでいいのかな?」

 

「じゃなきゃ寄越さねぇよ、ただカイルはここにきて頑張ってくれたからたくさん減ってるし…ただ…」

 

「ただ?」

 

「最近色々ときなくせぇし、こっちも気を付けるがあんたも気をつけろよ」

 

「ほぉ…優しいな君にしては」

 

「はっ面倒ごと受けたくもないし大事な部下にもやらせたくはないからな。じゃあ帰るわ」

 

足早に退出していくシキ、チェン、スワイヤー、フミヅキにも出て行ってもらった後、ウェイはゆっくりと息を吐きながら先ほどシキが言っていた言葉を思い出しおもわず笑みがこぼれる

 

「大事な部下か、君も大分変ったじゃないか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…重かった…」

 

いまだ気絶してるWをベッドに寝かしつけ影猫を殴打して腫れてる箇所につけて治療し始める、ここはホテルの一室シキといったん離れた後にメールで自分が泊まる予定の場所に行ってて~と送られていた、着いたときにホテルの支配人みたいな人にシキの名前を出したらすぐに入れてくれた…あの人の影響力は一体…と多分考えても答えが見つからんよな考えを振り払い一息つくとりあえずワイフーさんにお詫びの連絡をつけようとする、しかし

 

 

「ねぇ!ねぇ!カイル!次はボクとやろ!!お願い!」

 

そういいながらそのまま床に転がしてたぐるぐる巻きのラップランドがどう抜け出したのかわからないが縄をほどき座っているカイルに向かってとびかかり乗っかってきた

 

「うるせぇぇぇぇぇ!はーなーれーろー!!やらんわ!」

 

「なんだい!ボクだけお預けかい!?あの女にはあんなにしたのにひどいじゃないか!?」

 

「お前の発言は誤解が多すぎる!やめろおおおおおおおお!」

 

ぎゃあぎゃあと揉めながらの攻防が勃発する、ある程度たった時にシキが戻ってきてまた誤解されカイルの虚しい叫びがホテル内に木霊する

 




カイル君の角は6本

今のところのキャラの現状

カイル→ストーカー(ラップランド)とWという家族侮辱女に絡まれて最悪

ワイフー→唐突の爆発で驚いたがシキさんが助けてくれてそのまま家に帰された

ラップランド→超絶ストーカー カイルと戦えれば退屈しないで済むからつけ纏う   なんかついでに助けた byシキ

Wちゃん→噂を聞きつけて勧誘しに来たが散々顔面集中的にボロボロにされた挙句泣いてる哀れ(笑)byシキ

シキ・スメラギ→人をムカつかせるのが天才かもしれない、最強化け物

トルチェ・スメラギ→カイルの先生 影の術 出張中 シキの妹

チェン→迎えに行かされた挙句そいつはとんでもない化け物だと認識した

スワイヤー→とばっちりでやばい化け物を見た

ウェイ→くそ嫌いbyシキ

フミヅキ→まぁまぁいい人byシキ

片翼の堕天使→、カイルに懐いている

自称バウンティハンター→カイルのマブダチだってbyシキ

カイルの年齢は20歳、シキは31歳です出張中のトルチェはそれの一つ下です
それにしてもひどい目に合わせるのは楽しい(作者の悪意100%)
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