《鉄哲と切島が回復してる間に次の試合を始めるぜ!》
《第1回戦最後の第8試合!中学からちょっとした有名人!堅気の顔じゃねぇ!ヒーロー科爆豪勝己!》
《VS俺こっち応援したい。ヒーロー科麗日お茶子!》
「緑谷くん。先ほど麗日くんに言おうとした爆豪くん対策とは何だったんだい?」
「かっちゃんは強い。本気の近接戦闘はほとんど隙なしで動けば動くほど汗をかいて爆破の個性が強力になっていく。爆破を利用して空中移動もできるけど触れて浮かせちゃえば主導権を握れる。だから最初に麗日さんが選択するとしたら…」
《第8試合スタート!》
「速攻!」
開始と同時に低姿勢で麗日が爆豪に突っ込む。
「爆豪くん的には麗日くんに間合いを詰められたくないはず」
「だからかっちゃん的には回避じゃなくて迎撃!」
右の大振りで爆破を起こす。
何かが見えたのかもう一度爆破を起こした。爆豪の背後に麗日が現れる。中に着ている服だけの状態になっていた。
上の服を囮に使ったのか
しかし爆豪は反応し爆破を起こす。麗日が飛ぶ。麗日が立ち上がり煙幕が晴れてまた低姿勢で突っ込むが爆豪の爆破を受けてしまう。
飛ばされても麗日は爆豪にくらいつく。
《麗日休むことなく突撃を続けるが…これは…》
また爆豪の爆破を受けてしまう。
うん?あれは…
「おいそれでもヒーロー志望かよ!そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ!」
「女の子いたぶって遊んでんじゃねえ!」
観客席のプロヒーローからそんな声が聞こえてくる。
気づいてないのか?
《一部からブーイングが。しかし正直俺もそう思》
《肘ッ!?何すん!?》
相澤先生が肘でプレゼントマイク先生を殴ったようだ。
《今遊んでるっつったのプロか?何年目だ?》
《シラフで言ってんならもう見る意味ねえから帰れ!帰って転職サイトでも見てろ!》
《爆豪はここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してんだろう。本気で勝とうとしてるからこそ手加減も油断もできねえんだろうが》
低姿勢で突っ込むことで爆豪の打点を下に集中させ続け個性を使って武器を上に蓄え、そして絶え間ない突進と爆煙で相手の視野を狭めるか
麗日が両指を合わる。個性が解除され上にあった瓦礫が落ちて来る。
《流星群!?》
《気づけよ》
爆豪は手を上に向ける。
何をする気だ
麗日は突っ込もうとするが爆豪が上に向かって放った爆破により後ろに飛ばされてしまう。
《爆豪会心の爆撃!麗日の秘策を堂々正面突破ー!》
爆豪と麗日が向かい合い突っ込もうとしたが
《麗日ダウーン!!》
そこで倒れるが這いずって前に進もうとする。
ミッドナイト先生が乗っていた台から降りて麗日に触る。
「麗日さん行動不能。2回戦進出爆豪くん!」
《1回戦第8試合…あぁ麗日…うん爆豪1回戦突破》
《ちゃんとやれよやるなら》
《1回戦第7試合で引き分けだった切島と鉄哲のォ!2回戦進出をかけた腕相撲の結果はー!?》
互角だったが鉄哲の一瞬隙が生まれ切島が鉄哲の手を叩きつけた。
「っしゃ~!!」
《キップを勝ち取ったのは切島だああああ!》
悔しそうにしている鉄哲に切島は手を差し出し握手した。
《さあこれで2回戦の進出者が出揃った!つうわけでそろそろ始めようかァ!》
「2人まだ始まっとらん?」
「うら…らぁ!?」
⁈
「見ねば」
「目をつぶされたのか!?早くリカバリーガールの元へ!」
目が真っ赤に腫れていた。
泣いただろうな、悔しくないわけないだろうからな
「行ったよ。コレはアレ、違う」
「違うのか!」
「それはそうとさっきは悔しかったな…」
「今は悔恨よりこの戦いを己の糧とすべきだ」
「うん」
「タシカニ」