最初の種目は50m走
「位置ニツイテヨーイ」バンッ
俺はヒエドリの姿になり飛んだ
「3.60秒」
眼鏡をかけた少年の記録を越せなかった。
次の種目は握力
俺は鬼の姿になり握力計を握る。
バギッ
と嫌な音がし握力計が壊れた。
その次の種目は立ち幅跳び
羽を出す。跳ぶのと同時に羽を広げる。グラウンド一周して元の場所に帰ってくる。相澤先生から「何時間維持出来るんだ」と聞かれた。「体力を使わないので、何時間でも飛んでられると思います」
と言うと相澤先生は手元の液晶に何かを入力する。それを見せる。そこには無限(♾)と書かれていた。
その次の種目は反復横跳び
個性は使わなかった。55回
次の種目はハンドボール投げ
茶髪の少女が無限を出していた。
どうやったボールを飛ばそうか、大砲で飛ばしてみるか
俺は円の中に入る円の中で大砲を出しボールを撃ち出す。
6km飛んだ。
最大射程距離6kmのガルバリン砲で最大距離を飛んだ。もっと飛ばすには最大射程距離がガルバリン砲より長い大砲でなければいけないがパリ砲は重く大きいから円から出る。カノン砲を思い出す。カノン砲を出しボールを撃ち出す。
12km飛んだ。
1球目の距離2倍か、もっと遠くに飛ぶと思ったんだがな
「46m」
緑色の縮毛の少年だった。相澤先生に何か言われているようだった。
そしてその少年はニ球目を投げた。大きな炸裂音と共にボールが飛んでいった。
見ると少年の指が痛々しかった。相澤先生に向かって痛々しい指の手を握り笑ったような顔で何かを言っっていた。
「どういうことだ!訳を言えデクてめェ!」
爆豪と呼ばれていた少年が彼に飛びかかったが相澤先生が首に巻いている布に抑えられる。
「俺はドライアイなんだ」
「時間がもったいない。次準備しろ」
そう言い相澤先生は布を自身の首に戻した。
黒髪ポニーテールの少女が俺と同じように大砲を作りボールを撃ち出していた。彼女の方が遠くに飛んでいた。
物を創る個性か、物を創り出す仕組みが俺とは違う個性だな
次の種目は上体起こし
個性を使わなかった。33回
黒髪ポニーテールの少女はバネを肘と背中に創り出していた。
身体に付けた状態でやればよかったのか
次の種目は長座体前屈
体の筋肉を柔らかくする。77cm
「んじゃパパッと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ」
俺は2位か
「ちなみに除籍はウソな。君らの個性を最大限引き出す合理的虚偽」
嘘か、そんな感じなかったんだがな
「あんなの嘘に決まってるじゃない。ちょっと考えれば分かりますわ」
と黒髪ポニーテールの少女が言う。
「これにて終わりだ。教室にカリキュラムなどの書類あるから目ぇ通しとけ」
と言うと相澤先生はグラウンドを出ていく。
ヒエドリ=ヒヨドリ