フラワーナイトガール短編妄想集   作:イッチー団長

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もう冬ですね。
今回はコンボルちゃんとこたつでまったりするお話です。
(そもそも春庭にこたつってありましたっけ?)


コンボルブルスとこたつ

 最近めっきり冷え込んできた。冷たい指に白い息を吹きかける。

 花騎士たちも寒い日は苦手なようで、用事がない時は部屋に籠りがちになるようだ。

 人気の少ない城内は、シーンとした空気が漂っている。

 

 そんな中、訓練場から声が聞こえた。見に行ってみると、コンボルブルスがそこにいた。

「ふっ! はっ!」

 身の丈よりも大きな槍を軽々と振り回している。しかも動きに無駄がない。

 今まで数々の優秀な花騎士を見てきたが、その私でも唸る程、彼女の身のこなしは洗練されていた。

 

「はぁっ! ふぅ……あれ、団長さんいたの?」

 構えを解き、汗を拭ったところで、私の存在に気付いたようだ。

 

 寒い中、随分と精が出るなと彼女に話しかける。

「うん。寒くても我慢しないと。ソリダゴやあなたを守るために、怠けてなんていられないから」

 何人かの花騎士にも聞いて欲しい言葉だ。

 

 それにしても、今日は本当に冷える。もう訓練は終わりにして、部屋に行かないかと誘う。

「う~ん……もうちょっと続けたい気もするけど……」

 そんなに根を詰める必要はない。コンボルブルスはいつも頑張っているのだから、たまには休息も必要だ。

 そう言って彼女の頭を撫でた。

「えへへ……団長さんの手、おっきくて暖かいね。団長さんがそう言うんなら、今日の訓練はもう終わりにする」

 彼女の手を見ると、指先がかじかんで赤くなっている。

 そんな小さな手を私の手で包み込み、二人並んで歩き出した。

 コンボルブルスがトテトテと小さな歩幅で歩く様子が、とても可愛らしかった。

 

 

 

「んんぅ♡ 団長さん、気持ちいいよぉ……♡」

 コンボルブルスが甘い声を発する。先程まで真面目に訓練に励んでいたのが嘘のように、普段は凛々しい顔もとろけきっている。

「団長さん、入ってきて……中で暖まって♡」

 お言葉に甘えて、私も挿入していく。

 確かに中は暖かく、気持ちがいい。下半身の疲れが癒されていくようだ。

 

「ふぁ~……こたつってこんなに気持ちいいんだ。初めて知った」

 だらけきった声でコンボルブルスが呟いた。

 丸くなった小さな身体が、まるで小動物のようで可愛らしい。

 

 気に入ったのなら、自室にも置いたらどうだ。

「ん~……ダメ。こんなのあったら怠けちゃうもん」

 確かに、こたつに一度入ったら中々抜け出せないものだ。まるで魔法にでもかかったように。

「うん。これは絶対危険」

 

 

 

 コンボルブルスにお茶とお菓子を差し出す。

 確か彼女は甘いものが好きだと言っていたから、そういったお菓子をストックしておいたのだった。

「えへへ……覚えててくれたんだ……嬉しい。ありがとう、団長さん」

 

 コンボルブルスとの時間はまったりと流れていく。

 彼女は無口な方だが、それが良いのかも知れない。何も話さなくても安心する空気感が、私と彼女の中には生まれくる。

 

「団長さん、みかんの皮剥けたよ。はい、あ~ん」

 コンボルブルスは世話焼きのつもりでやっているのだろうが、これは中々に恥ずかしい。

 彼女の細い指からみかんを受け取るが、恥ずかしくて味が分からない。

「団長さん、顔赤いよ。風邪引いちゃった?」

 大丈夫だ。それより、コンボルブルスにもみかんを食べさせてあげよう。

「い、いいよ、そんな……あ、あ~ん……」

 もぐもぐとみかんを頬張るコンボルブルスだが、その顔は真っ赤に染まっている。

「これ……すごく恥ずかしいね……」

 顔を赤くしたまま二人で微笑み合う。いつもはキリッとしているコンボルブルスが、私といる時は頬を緩ませてくれるのが何だか嬉しい。

 

 

 

 窓の外が薄暗くなってきた。冬の夕暮れ時はとても静かだ。

 

 そろそろ眠ってしまう時間じゃないのか、と彼女に尋ねる。

「う~ん……そろそろかも……」

 それなら帰る支度をした方がいいんじゃないか。それとも泊っていくか。

「うん。もうちょっとしたら、支度する」

 そうは言うが、こたつから離れようとしない。さすがのコンボルブルスもこたつの魔力には勝てないか。

「そ、そんなことない……あとちょっとだけ……」

 コンボルブルスの顔が机の上に突っ伏す。指で突っついてみても、顔が上がってこない。

 

 こたつで寝ると風邪を引くぞと言って身体を揺さぶるが、何も返事がない。

「……」

 どうやら眠ってしまったらしい。こうなったコンボルブルスは何をしても起きることはない。

 仕方がないなと呟いて、彼女を抱っこし、ベッドの上に寝かせた。

 

 コンボルブルスがすぅすぅと静かな寝息を立てている。

 その様子を見ているだけで、疲れが癒されていくようだ。

 

 添い寝しようと思ったが、彼女の許可を得ていないし、今日は床に布団を敷いて眠るとしよう。

 彼女の綺麗なおでこにキスをして、私も眠りに就いていった。

 

 

 

 しんしんと冷えた空気が身体に覆いかぶさり、私の目を覚まさせる。

 ベッドの上を見ると、コンボルブルスもゆっくりと目を開き始めた。

「……う~ん……団長さん……?」

 おはよう。そう言って彼女の額を撫でると、彼女は顔を赤くした。

 

「ね、寝ちゃったんだ。ごめんね、団長さん……私のこと、失望した?」

 断じてそんなことはない。寧ろ、可愛い一面が見られて良かったよ。

 その言葉で、彼女は耳まで真っ赤になる。コンボルブルスは中々いじり甲斐があって楽しい。

「もう、からかわないでよ……」

 

 

 

 その後はコンボルブルスの訓練に付き合うことにした。

「昨日はたくさん休んだし、今日はその分訓練する。もうこたつなんかに負けないから」

 コンボルブルスにとって、思わぬ強敵出現となったようだ。




いつも真面目に頑張ってるコンボルちゃんですが、たまには休んで欲しいと思いまして、今回のお話を書かせて貰いました。

あと二ヶ月もすれば人気投票です。それに向けた布教もしていかねばなりませんが、私はニューカマー枠でコンボルちゃんに投票しようかなと思っています。
エキザカムちゃんを始め、好きなキャラはたくさんいて、彼女たちに投票できないのは残念ですが。

というわけで、年末年始はクコとコンボルちゃんの布教に特に力を入れますよ~
(もちろん他のキャラも書いていきますが)

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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